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ブックマーク / book.asahi.com (10)

  • 本の記事 : 名著復刊、1人で挑む 東京・吉祥寺の夏葉社 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    たった1人で出版社を営む。元フリーター、36歳。自らが惚(ほ)れこんだ、埋もれた作品の復刊が主だ。夏葉社の島田潤一郎さんは、営業だって自分の足で全国を飛び回る。吉祥寺(武蔵野市)で起業して丸3年。一歩ずつ、そしてしっかりと愛好家の心をつかんでいる。 島田さんが読書にのめり込んだのは、大学生のころ。卒業後は小説家を志し、アルバイトを転々としたほどだ。ただ、一読者として、新刊は洪水のように出版されるのに、読み継ぐべきがどんどん絶版になっていく現状を憂えていた。 32歳のときに職を探すも、50社受けて全滅。親友だったいとこが急死したことも重なり、何かが吹っ切れた。「自分でいいをつくって、多くの人に届ければいい」。自らの貯金をもとに2009年9月、夏葉社を立ち上げた。 出版や編集の経験はもちろんゼロ。吉祥寺を選んだのは、書店が多く、よく遊びにきていた街だったから。駅前に借りた6畳のワンルームマ

    本の記事 : 名著復刊、1人で挑む 東京・吉祥寺の夏葉社 | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • asahi.com(朝日新聞社):「電子書籍、紙の本と共存」ハーバード大・ダーントン教授 - ひと・流行・話題 - BOOK

    電子書籍、紙のと共存」ハーバード大・ダーントン教授2011年3月7日ロバート・ダーントン教授著者:ロバート ダーントン  出版社:岩波書店 価格:¥ 1,260 発行が急増している電子書籍。私たちととの関係を変えるのだろうか。未来の姿を歴史に求め、書物史の世界的権威であるハーバード大のロバート・ダーントン教授を訪ねた。 ◇ ――電子書籍は「」の定義や読書の方法を変えると考えますか。 15世紀にグーテンベルクが活版印刷を発明したことに匹敵する変化を、私たちはいま体験している。スクリーン上での読書は、肉体的には新しい経験だ。とはいえ、すべてが新しいわけではない。 ――電子書籍は綴(と)じられた一冊のを通読するだけでなく、から別のやウェブへと、断片をたどるようにも読まれています。 印刷の世界にも、小冊子など綴じられていないさまざまな形態がある。断片化した情報は昔から愛されていた。1

  • asahi.com(朝日新聞社):コラムニスト・中野翠さん〈4〉 落語の味わい伝える貴重な本 - on reading 本を開けば - BOOK

    コラムニスト・中野翠さん〈4〉 落語の味わい伝える貴重な[掲載]2010年12月19日後ろに見えるのが勝鬨(かちどき)橋=鈴木好之撮影著者:三遊亭 円生  出版社:青蛙房 価格:¥ 3,675 一カ月ほど前の新聞の訃報(ふほう)欄で岡経一(きょういち)さん一〇一歳の死を知り、ハッとされた落語ファンも少なからずいたに違いない。 岡経一さんは作家・岡綺堂の養子で、出版社「青蛙房(せいあぼう)」の創業者である。「青蛙房」と言えば、江戸・明治の風俗や芸能を中心に落語関係の文献を多数出版してきた。 私にとってとりわけ貴重に思われるのは、異常なまでに記憶力がよく著述も好きだった三遊亭圓生(六代目)の『寄席育ち』『明治の寄席芸人』『寄席楽屋帳』『寄席切絵図』――。決して安いではないが、往時の寄席文化のディテールが詳細に具体的に語られているのが何とも面白く、ポツポツと買い集めてきた。 私事だけれ

  • asahi.com(朝日新聞社):情報で人と人、地域と地域を結ぶ まちとしょテラソ館長・花井裕一郎さん - 挑む 変化のときに - BOOK

    情報で人と人、地域と地域を結ぶ まちとしょテラソ館長・花井裕一郎さん[文]浜田奈美[掲載]2010年12月5日はない・ゆういちろう(48) 1962年生まれ。テレビ番組などの映像ディレクターを経て、映像作家。2000年、東京から小布施町に移住。07年12月から小布施町立図書館(まちとしょテラソ)館長。=浜田奈美撮影 ■図書館の可能性広げる 長野県小布施町の図書館「まちとしょテラソ」は、一見、真新しい美術館のようなたたずまいだ。中に入ると確かにそこは図書館なのだが、約千平方メートルの平屋建ての建物には壁やしきりがなく、空間の真ん中に書棚が並び、周りを利用者が思い思いに使えるテーブルやソファが囲む。ドーム形の高い天井を支える木の枝を模した柱もあいまって、大空に広々と枝をのばす大木の下で人々がや新聞を読み、静かに談笑する風景を思わせる。公募により2007年、館長に就任した花井裕一郎さん(48)

  • asahi.com(朝日新聞社):〈本の舞台裏〉「彷書月刊」惜しむ声 - 出版ニュース - BOOK

    の舞台裏〉「彷書月刊」惜しむ声[掲載]2010年10月17日彷書月刊 「古との接し方が広がる私にとっての参考書」「貴誌を通じ、たくさんの人に出会えました」。休刊が決まった古書情報誌「彷書(ほうしょ)月刊」(彷徨〈ほうこう〉舎)を惜しむ声が同誌10月号に多数、掲載されている。 同誌は、古書店主らが1985年に立ち上げた月刊の小雑誌だ。9月号と10月号に総目次が掲載されており、第1号の特集は「伝記文学」。評論家の松健一さん、英文学者由良君美さんら、そうそうたる顔ぶれが執筆している。以来25年、「日のシュルレアリスム」「明治の地方官」「貸マンガの時代」など毎号異なる意欲的な特集と、に関するさまざまな筆者の連載、古書の即売会情報と目録を掲載してきた。 雑誌の売り上げと古書目録の掲載料がおもな収入だったが、インターネット上に目録を掲載する古書店が増えたことや、創刊以来の編集長である田村

  • asahi.com(朝日新聞社):〈本の舞台裏〉「品切れ」の救世主? - 出版ニュース - BOOK

    の舞台裏〉「品切れ」の救世主?[掲載]2010年9月26日 目の前で欲しいを作れる機械が、東京・神保町の三省堂書店に12月にも登場する。米オンデマンドブックス社が販売、コーヒーショップの待ち時間程度で完成することから「エスプレッソ・ブック・マシーン」と呼ばれる。導入は日初だ。 機械の体部分は幅約1メートル、高さ約1.4メートル。ほしいをリストから選ぶと、5分ほどで印刷・製・裁断が行われ、カラー表紙つきのペーパーバックが出てくる。を選んだりスタッフが機械を操作したりする時間を含めても10分ほど。側面が透けているので、ができていく様子を見て楽しむことができる。 印刷できるのは、グーグルが電子化した約200万冊のほか、海外の学術書など約100万冊で、いずれも洋書。現在国内の出版社とも交渉中で、データの提供を受けられれば、日語のも作ることができるようになる。まずは品切れなど手

  • 【レビュー・書評】天地明察 [著]冲方丁(うぶかた・とう) - 売れてる本 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    天地明察 [著]冲方丁(うぶかた・とう)[掲載]2010年1月31日[評者]斎藤環(精神科医)■キャラ全開 堂々時代小説 冲方丁といえば2003年に『マルドゥック・スクランブル』で第24回日SF大賞を受賞した新進気鋭だ。漫画原作やゲームライトノベルの書き方指南も手がけるメディアミックス展開も、SF者なら納得がいく。それだけにこの新作には完全に意表を突かれた。なんと時代物である。 これが実に堂々たる時代小説で、しかも圧倒的に面白い。474頁(ページ)にも及ぶ長編を、引きこまれるように一気に読んでしまった。 主人公の渋川春海は、江戸時代前期に実在した人物で、囲碁の名人にして算術に長(た)け、天文暦を専門としつつ神道にも通ずるという、大変な才人だ。それまで日で採用されていた「宣明暦」の不正確さを指摘し、その生涯を賭して初の国産暦である「大和暦」(のちの「貞享暦」)を作り上げた。 正確な暦を

    sinngetu
    sinngetu 2010/02/04
    "本作における渋川のキャラクターは(中略)内気で天然の愛されキャラだ。そこに絡むのは荒木家の息女「えん」と囲碁のライバルである本因坊道策という二大最強ツンデレに、完璧超人・関孝和"
  • asahi.com(朝日新聞社):「英語青年」休刊へ 110年の歴史に幕 - 出版ニュース - BOOK

    英語青年」休刊へ 110年の歴史に幕2008年12月16日 1898年創刊の英語・英文学研究誌「英語青年」(研究社発行)が、来年の3月号(通算1921号)で休刊する。英語・英文学会の告知などの情報や連載は、研究社のウェブサイトで続けるという。 英語独学の専門誌としてスタートし、戦時中も発行を続けた。50年代には英語学者でエッセイストの外山滋比古・お茶の水女子大名誉教授が編集長を務めた。大学の英語・英文学の研究室の大半が購読し、「英語青年」に論文が載ることが権威だった時期もあるが、大学の学部再編の流れで英文科が減ったことなどから、最近の実売部数は3千程度になっていた。 「英語青年」編集人の星野龍さんは「ウェブに移行してコストは10分の1ほどになります。連載や学会情報などもできるだけ引き継ぎ、英語・英文学会の情報発信機能を守りたい」と話す。(加藤修)

    sinngetu
    sinngetu 2008/12/19
    ほへー
  • asahi.com: Amazon.co.jp(和書総合、05月01日〜05月07日) - BOOK

    TVアニメ『涼宮ハルヒの憂』放映開始以来、人気の続く「涼宮ハルヒ」シリーズがTOP10に6冊もランクイン。1位は、5月17日発売『ハリー・ポッターと謎のプリンス』。その他、『ダ・ヴィンチ・コード』も5月映画公開を前にますます人気を集めている。

    sinngetu
    sinngetu 2006/05/15
    ベスト10なのに3種類しかない
  • asahi.com: 図書館予算増額など国・自治体に求める 文芸団体が声明?-?BOOK

    文芸家協会など文芸関連5団体が、国や地方公共団体に対し、公共図書館の予算増額などを求める声明を出した。 5団体は同協会のほか日児童文学者協会、日児童文芸家協会、日推理作家協会、日ペンクラブ。声明で(1)図書館予算の増額(2)専門知識をもつ図書館司書の増員(3)国家または公的機関による著作者等への補償制度の確立を主張した。 作家側は従来、図書館が人気のを多数購入し、貸すこと(複問題)で、が売れなくなっていると批判してきただけに、「共闘」へ路線変更したともとれる。 きっかけは04年3月に最終報告がまとまった日図書館協会と日書籍出版協会の共同調査だ。複問題も確認されたが、日翻訳文化賞、日翻訳出版文化賞、サントリー学芸賞の受賞作品は合計でも、政令指定都市の図書館で1館平均0.2冊しかないなど少部数の「良書」の所蔵が少ない傾向が浮かび上がったという。 そこで、予算増額と鑑

    sinngetu
    sinngetu 2005/11/16
    共闘?同調?
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