オープンデータで世界唯一のサービスを手がける新興企業がある。全国6500カ所を超える公立図書館や大学図書館の蔵書や、米アマゾン・ドットコムなどの書誌データベースを一挙に検索できるカーリルだ。 政府や地方自治体などが保有するデータを商用目的も含めて二次利用できるようにするオープンデータ。カーリルが開発したサイトやアプリでは複数の図書館の蔵書を一度に検索したり、図書館にない本の情報も調べられる。 カーリルは2014年9月に、スマホの屋内位置を測定するビーコンデバイスを利用して、検索した本が図書館のどの本棚にあるかをスマートフォンに表示するアプリ「カーリル図書館マップ」で実証実験を始めた。図書館にどの所蔵資料が多く貸し出されているかというデータを試験提供もしている。 岐阜県中津川市にある本社で吉本龍司代表にオープンデータ活用ビジネスの舞台裏を聞いた(写真1)。
千葉県の市川市中央図書館(市川市鬼高)は1日から、利用者がスマートフォン(スマホ)を使ってお目当ての本を簡単に検索できるサービスを始めた。 書棚に貼られた作家名のQRコードをスマホで読み取ると、その作家の所蔵作品、所蔵数、貸し出し状況などが表示される。職員が独自に作った仕組みで、県内の図書館では初めての試みという。 1日現在用意されたQRコードは赤川次郎、重松清、宮部みゆき、村上春樹といった人気作家27人。試しに「小池真理子」のQRコードを読み込むと、327件のリストが表示された。作品タイトルごとに出版社、出版年、所蔵数、予約数などが調べられる。作品タイトル「怪談」を開くと、著者や内容の紹介、書籍の位置がわかる配架図なども見ることができる。今後、対象作家を増やすとともに、関連情報なども見られるようにする。 現在、公共図書館のほとんどが蔵書の情報をサーバーで管理。利用者の求めに応じて職員が端
(しばらくディスカバリーディスカバリーとぶつぶつ言うはめになっています。) こないだある方から「次世代OPACとディスカバリーサービスの違いがわかりづらい」と言われました。結論から言うと「同じでいいんじゃね?」と考えています。当初「次世代OPAC」と呼ばれていたプロダクトが、しだいに「ディスカバリーインタフェース」や「ディスカバリーサービス」と呼ばれるようになったという意味において、ですが。 ただまあ、世の中に「次世代OPAC ディスカバリー 違い」でヒットするようなブログ記事がひとつくらいあってもいいかもと思い、世間(主に日本語圏)でどのように言われてるかをまとめてみました。いかがでしょ。 ◯片岡さん@九大 CA1727 - 動向レビュー:ディスカバリ・インターフェース(次世代OPAC)の実装と今後の展望 / 片岡 真 http://current.ndl.go.jp/ca1727 「1
2013年3月8日にサービス終了した国立情報学研究所(NII)の“Webcat”のインタフェースを模した“CiNiiBooksLite”が有志によって公開されています。CiNii BooksのAPIを利用したものです。 ※追記 Project Next-Lの田辺浩介氏が“We6cat”を公開しています。 CiNiiBooksLite http://cibookslite.appspot.com/ We6cat http://we6cat.next-l.jp/ 参考: 国立情報学研究所(NII)の“Webcat”がサービス終了 http://current.ndl.go.jp/node/23041
【ネットオリジナル】〈デジタルアーカイブ あの日 あの時〉重文指定100年、修復終え拝観再開(大日寺の阿弥陀如来坐像、2022年)修復・精抜き法要、300年ぶり公開(満正寺の釈迦拈華微笑坐像など3体、2000年)倉吉市
株式会社カーリルは11月27日(火)、図書館蔵書検索サイト「カーリル」のWindows ストア アプリ版をリリースしました。タッチインターフェースに最適化されたWindows 8向けアプリの開発から申請までの話と、「カーリル」というWebサービス全体について、開発者の吉本龍司さんと出口賢さんにうかがいました。記事の終わりには「カーリル」グッズ詰め合わせやWindows 8搭載レッツノートのプレゼントのお知らせもあります。 (※この記事は日本マイクロソフト株式会社によるPR記事です) ▽ カーリル | 日本最大の図書館蔵書検索サイト | カーリル ▽ Microsoft Apps ―― 本日は、Windows ストア アプリ版「カーリル」をリリースされた、株式会社カーリルのおふたりにお越しいただきました。よろしくお願いします! 株式会社カーリルの吉本さん(左)と出口さん(右) 吉本 株式会社
2012年10月10日、熊本大学附属図書館が統合検索“OPAC+”を公開しました。 従来のOPACの検索対象である図書・雑誌・電子書籍・電子ジャーナルに加えて、同大学の機関リポジトリに登載された論文も検索できるようになっており、さらに、絞り込み機能の強化や類似資料の表示、ソーシャル連携などの新機能が追加されています。従来のOPACについても、当面の間は運用を続けるとしています。 九州大学、福岡大学、金沢大学と同様、eXtensible Catalog(XC)を採用したシステムのようです。 熊本大学附属図書館統合検索OPAC+ http://opsearch.lib.kumamoto-u.ac.jp/ 熊本大学蔵書検索の新バージョン「OPAC+」を公開しました!(熊本大学附属図書館 2012/10/10付けニュース) http://www.lib.kumamoto-u.ac.jp/news/
日本最大の図書館蔵書検索サイト「カーリル」では、岡崎市立中央図書館事件に関連して発生した図書館の情報流出事故を教訓として、「カーリルセキュリティアラートシステム」を運用し、定期的に図書館システムのセキュリティ問題について確認を行なっております。 今回、2つの図書館システムにおいて匿名FTP(パスワード不要の公開FTP)による内部データの開放を確認しましたので、該当の図書館・自治体及び開発元に対して通知を行いました。 その対応が完了しましたことから、概要を発表いたします。 1.広島県内の公共図書館 ・システムの実行ファイル ・データベースのダンプと思われるデータ ・データベースサーバーの内部パスワード ・最終システムリプレイスは2011年5月 2.山口県内の公共図書館 ・予約データ(2005年10月~2012年4月6日) (利用者番号・電話番号等を含む) ・最終システムリプレイスはカーリル運
東大には学部学科管轄の図書館がある。ということは、1種類の本をいろんな図書館が持っているということが頻繁にある。そこで、「何冊の本を共有しているか」を指標としたネットワークから、学部学科の相互関係がわかったらおもしろいんじゃないかと思い、実際に可視化してみた。学問的な分野で言うと、ネットワーク分析とか図書館情報学みたいな感じ。時間がない人は下のPicasaにおいてあるネットワークの画像だけでも。送信者 2012年1月22日 動機 東大OPACで機械学習の本を探している時、工2やら工6やら柏やら、工学系の図書館とともに、経済学部図書館にも蔵書があることが多いことに気づいた。 ある図書に対して、どの図書館とどの図書館が共起しているかを調べれば、図書館同士、はたまたそれを持つ学部学科同士の関係がわかるのではないかと考えた。 例えば、工学と経済学は両方数理計画法を使うから、数理計画法の図書について
2012年1月23日をもって、英国図書館(BL)のOPAC“Integrated Catalogue”が終了したようです。今後は、既に公開済みの、Ex Libris社のディスカバリインタフェース“Primo”を用いたサービス“Explore the British Library”が同館のオンラインカタログとして提供されるとのことです。検索範囲等、両カタログの違いについては“Explore the British Library to replace the Integrated Catalogue”というウェブページで解説されています。 Closure of the Integrated Catalogue http://www.bl.uk/notices/intcatclosure.html Explore the British Library to replace the Inte
国会図書館は年末年始にOPACの入れ替えをやった。その結果、ひどいことになった。 図書から雑誌記事まで全部検索するのがデフォルトなので、いちいち全解除しなければならない。それはまだよろしいが、スラッシュを入れての検索ができなくなったのである。 たとえば「文学」という雑誌を検索しようとして、普通に「文学」と入れたら、膨大な「文学時代」や「文學界」まで全部出てくるから、以前は「/文学/」とすればよかったのに、その機能が消えてしまったのだ。これはとんでもないことである。 電話して訊いたが、どうやらこの重大事態を全然理解していないらしく、私が「たとえば林秀雄という人を検索しようとすると、小林秀雄まで引っかかってくるわけでしょう」と言うと、「それはnot検索をすれば」と言う。分かっていないのである。そこで、「じゃあ林光って人はどうするんですか。小林光雄とかそういうのがみんな引っかかってくるんですよ」
国立国会図書館では、所蔵資料のデジタル化、インターネットによる電子図書館サービスの公開など、情報環境の変化に対応したサービスの拡充を進めてきました。このたび、平成24年1月に、次の点を重視して従来のサービスを更新します。 従来の資料に加えたデジタル情報のさらなる活用 国立国会図書館の多様な資料・情報、サービスの一元的な利用 外部の情報・サービスに対する統合的なアクセス 次のようにサービスが変わります。 □「国立国会図書館サーチ(NDL Search)」が、サービスの出発点となります。当館の内外の情報に対する統合的な検索サービスとして、次の現行サービスを統合し、多くの機能を提供します。 NDL-OPAC(国立国会図書館蔵書検索・申込システム)、デジタル化資料、近代デジタルライブラリーなども、国立国会図書館サーチで一度に検索できます。 □「NDL-OPAC(国立国会図書館蔵書検索・申込シス
本学のOPACから電子ブック(青空文庫)10,050冊が、ダイレクトに閲覧できるようになりました。どうぞご利用ください。 【アクセス方法】 ・OPACサイト http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/ ・資料区分を電子ブックとし、書名または著者名で検索 (ex. ”夏目漱石”で検索すると104件ヒット) ・書名を選択後、"IDENT:http://www.aozora.gr.jp/..."をクリック ・作品の本文(HTML形式)が閲覧できます。 *)青空文庫:著作権が消滅した文学作品、あるいは著作権は消滅していないものの著作権者が許諾した文学作品を収集・公開している電子図書館サイト http://www.aozora.gr.jp/
Cute.Catalogの公開にあたり、ディスカバリ・サービスがどのような考えのもとにデザインされているのか、何回かに分けて説明していきたいと思います。 ではまずは、Cute.Catalogの発想の原点から説明いたします。 利用者志向で発想しています。 いままでのOPACの発展型ではなく、オープンソースのeXtensible Catalogをベースに、下記の課題を解決できる検索インタフェースをつくるにあたって、GoogleやAmazonなど、広く一般に親しまれ、利用者により好まれている検索サービスから発想を得ています。 従来のOPACを多くの利用者はどう使っていたでしょうか? 図書館員の想定どおりに使ってくれない。いろんな機能があるのに・・・ それはOPACがわかりやすくデザインされていなかったからです。 しかし、図書館がデザインをしなおしたいと思っても、ベンダが提供するパッケージのOPA
このまへの日曜日、ユーセンくん等と飲んだ際、某出版史家にこういはれた。 『参考書誌研究』、デザイン変わってから中身つまんなくなったンで、買うのやめちゃったよ。創刊以来、ずっと持っているけれど。 一時期、私大図協の書誌作成部会といふのがあって、いろいろオモシロげなことをやっていたようである。 まえは実用品だった書誌 何年かまへ、一度、『参考書誌研究』について書いたことがあったけど、この雑誌はごく初期を除き、書誌ばかりになって「参考研究・書誌研究」ではなくなっておった。最近、業務報告みたいのを載せて、それ自体はとても参考研究とはいえんものだったけれど、てっきり編集方針が変わり、本来の書誌と参考研究の2本立てにもどったのかと思ったら、うわさでは変わりすぎて廃止になるとか。 件名目録が禄に整備されんかった時代、主題書誌は実用品でもあった。ただこれは、きちんとOPACで件名検索できるようになれば、(
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く