16日に開かれた「私的録音録画小委員会」 文化庁の文化審議会著作権分科会に設けられた「私的録音録画小委員会」で16日、違法録音録画物のダウンロードを違法化する、いわゆる“ダウンロード違法化”の方針を盛り込んだ報告書案が承認された。文化庁では今後、著作権法改正案をとりまとめ、次期通常国会で法案提出を目指す考えだ。 報告書案ではダウンロード違法化について、「利用者保護に配慮した上で著作権法改正を行うことに賛成する意見が大勢であった」と記述。このことから文化庁では、違法録音録画物のダウンロードや違法配信からのダウンロードを違法化するために、著作権法第30条の範囲を見直す措置を講じる必要があるとしている。 著作権法第30条の範囲をめぐっては、「法制問題小委員会」でもコンピュータプログラム関連の著作物の取り扱いについて議論されている。今回、私的録音録画小委員会で“ダウンロード違法化”を盛り込んだ報告