【ワシントン=柿内公輔】中国で閲覧が禁止されている米交流サイト(SNS)フェイスブックや米簡易ブログのツイッターの利用者が急増している。代理サーバーなどを抜け道とするアクセスが伸びているためで、専門家は「中国のネット規制は実際は穴だらけ」と指摘している。 英調査会社グローバル・ウェブ・インデックスが28日までに発表した調査結果によると、中国のフェイスブックの利用者は今年4~6月期で6350万人に上り、2009年の790万人から約8倍も増えた。ツイッターも約3倍増の3550万人に達している。 中国では、フェイスブックとツイッターは閲覧が当局により規制されている。だが、米国など海外のプロキシと呼ばれる代理サーバーを介するなどの方法でアクセスが容易になり、ネット上で手口を紹介するサイトもあり、多くのユーザーが利用しているという。 グローバル・ウェブ・インデックス創業者のトム・スミス氏は米メディア