千葉県内のハローワークで働く非正規相談員が3月末で雇い止めされるのを防ごうと、有志でつくる市民の会が22日、請願書と約2万4000筆の署名を千葉労働局に提出した。相談員の熱心な仕事ぶりや活動内容を知る人たちが自主的に集ったもので「経験や実績がある相談員を雇い止めにすることは市民の損失だ」と訴えた。(畑間香織、写真も) ハローワーク職員ら国の機関で働く非正規公務員(期間業務職員)は、任用(契約)が1年ごとと人事院規則で定められている。契約更新に当たる再任用は原則2回が限度と通知されており、再任用を2回された人が2024年度も働くには23年度末に公募試験を通過しなくてはならない。人事院は「公務で働く機会を国民に幅広く提供するため」と狙いを説明する。 市民の会は、ハローワーク千葉で働いた元非正規職員から職場でのハラスメント被害を聞いたのを機に23年6月に発足。この日は主婦や大学教員、福祉施設長、