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ブックマーク / www.megamouth.info (5)

  • ずっと夜で - megamouthの葬列

    入った会社はWebサービスをやっていた。アクセスカウンターとかレンタル掲示板みたいな、そういうプリミティブな感じのウェッブ。今でも化石みたいに残っているとこがあるよね。teacupとか。もうないか。 当時はそういうことをしている会社をASP(Application Service Provider)と呼んでいて、「うちはASP事業やってるんです」と言うと通りが良かった。 名刺代わりっていうのかな、何が出来るのか、うちはこんなに技術力あります、ってのをさ、運営しているWebサービスで表現するわけ。同業者が集まったらさ、世間話している風で、自分とこのサービス自慢しまくるんだよね。なんかこう、いやあ負荷高くて、この前もサーバー落ちてぇとか、うちのユーザーは中学生が多いんでぇとか、今で言うマウントの取り合いだよね。どこも流行ってないからさ、意味のわからないとこで競ってるんだよ。 プログラマ的にはA

    ずっと夜で - megamouthの葬列
  • 君たちはどう逃げるか - megamouthの葬列

    平成が終わるというのに、暗い話題ばかり目につく。 おおまかに言って、アラフォーは自分たちの老後はどうなるのかと、心配しているし、若い人はそもそも結婚して子供を作れるのかと、疑問に思っているし、年金世代は死ぬまで今の生活を続けられるだろうかと、気が気でない。 世間の憎しみは、この世界を作った政治家や官僚だけでなく、逃げ切ろうとしている社会階層にも向けられつつある。 はじめは、そこそこジョークじみたニュアンスで発せられていた「上級国民」という言葉が、最近では真性の憎悪以外に説明のつかない熱量を帯びて、口々にささやかれ始めているのだ。 もはやこの国で、人生の盤石と安心を確立することは難しくなった。 だからこそ、かつての繁栄と秩序がまだ残っているうちに「逃げ切る」という考え方が、注目され、羨望され、時には嫉妬深く、語られるようになっている。 そういう私も、出来ることなら逃げ出して、海辺でギターを弾

    君たちはどう逃げるか - megamouthの葬列
  • あるW3C幹部の匿名インタビュー - megamouthの葬列

    Webの各種技術の標準化を行うW3C。秘密主義で知られるこの組織の幹部が、匿名を条件にインタビューに応じてくれた。元は英語のニュースサイトに掲載された文章であるが、少々ショッキングな内容を含むので、以下に拙訳する。 原文: http://www.kh.rim.or.jp/~nagamura/misc/stroustrup-interview.txt インタビューア(以下「I」): W3CはWebの世界を大きく変化させてきました。この23年を振り返ってみて、感想は。 W3C幹部(以下「W」): 最近昔の事をよく思い出します。覚えているでしょうか?誰もが固定幅のtableでレイアウトされたWebページを作っていた時代を。 HTMLをコーディングするのに覚えることはシンプルでした。難しいのはせいぜい、可変幅にしたい部分をtable化してそこにはめ込む画像を上手くスライスすることぐらいでしたが、こ

    あるW3C幹部の匿名インタビュー - megamouthの葬列
  • 漫談・フロントエンド談義 - megamouthの葬列

    (出囃子) あー日はお日柄もよろしゅう… え?そないな挨拶はええから、はよ、おもろい事言え? 今日はお客さんはプログラマばっかりやから、せっかちでんな。短気も美徳のうち言うわけやけども、わしも、ただの大阪のおっさんやさかいね、そない、おもろいことはすぐに言えまへんのや… うーん。せや、最近、フロントエンド界隈がおもろいでんな。 ReactとかVueとかAngularとか?Riotとか言うのもあるらしいですやん。 ほんで、アーキテクチャとしてはFluxがどうとか言うとって、ここ数年のフロントエンドはめまぐるしゅう変わっとって、 横目で見とるわいらなんかも、えらい忙しゅうしてはんなあ、思うてね。 あの人どのぐらい儲けてはんのやろ?とかそないな下世話な興味も出てくるっちゅうもんですわ。 アタクシなんかは、システムっちゅうもんは何で書こうが、動きさえすればそれで、ゼニコロ貰ろうて、ホナサイナラ、

    漫談・フロントエンド談義 - megamouthの葬列
  • スタープログラマの幻影 - megamouthの葬列

    最近久々に「スタープログラマ」という言葉を聞いた。 そういえば、私の中にもかつてそういう存在がいたなあ、と思い出した。 あえて定義することもないが、スタープログラマとは、先進的なOSSプロダクツを実装し、ブログなどでプログラミングを堂々と論じ、できれば単著の一つも書いているような人たちといったところである。 話の都合上、具体的な名前を出すが、高林哲氏、higepon氏、新山祐介氏などが、私にとってのスタープログラマであったし、少し時代を戻すとεπιστημη氏であるとか、賛否両論だとは思うが、やねうらお氏などの名前が挙げられるかもしれない。 スタープログラマというのは、駆け出しのプログラマやプログラム学習者にとっての目標であり、先輩であり、嫉妬の対象でもある。 彼らの言葉は絶対で、疑う余地もないことであり、私はそのプログラミングに対する思想を無条件に受け入れたし、彼らが使っているエディタや

    スタープログラマの幻影 - megamouthの葬列
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