サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
買ってよかったもの
ameblo.jp/kyupin
このネコは最近まで仔猫だったのに、あっという間に出産可能な年齢になり、4匹も出産してしまった。この母ネコはまだ1歳未満。動画を見ると、4匹の仔猫は授乳もされるが、カリカリも食べられるくらいまで成長している。仔猫がお母さんネコの尻尾で遊んでいるのに注意。 この親ネコは人に懐いていることもあり、近く遅ればせながら避妊手術を受けさせる段取りらしい。この地域はネコおばさんの連携が良くないので、油断すると今回と同じようなことが起こる。 これはさくらねこのポスター。この母ネコも近くそうなる。上のポスターのネコはメスネコなので、「私はさくらねこです」が正しい。 ネコは繁殖能力が高くサイクルも非常に早い。妊娠期間は約2ヶ月。平均5匹(4から8匹)出産する。仔猫も6ヶ月で繁殖可能になり、出産した母ネコも仔猫が離乳する2ヶ月後には次の妊娠が可能になる。 交尾により排卵・受精が起こるので、タイミングが合えば、2
「処方されても薬がない!」 ADHD治療薬「コンサータ」欠品という異常事態の「背景とリスク」(FRIDAY) - Yahoo!ニュースADHD(注意欠如・多動症)の治療薬として広く使われる「コンサータ」(一般名:メチルフェニデート塩酸塩徐放錠)の出荷調整が行われ、医療機関・薬局で、欠品が相次いでいる。診断を受け、医師が処方し、患者news.yahoo.co.jp 今年、次第にコンサータが不足するようになり、クリニックや精神科病院によれば7日間程度しか処方できない事態になっている。 この原因だが、ADHDが増加していることやストラテラ(アトモキセチン)など他のADHD薬の出荷制限の影響なども影響していると言われている。 そもそもコンサータはジェネリックが存在しない。ジェネリックがないと言うことは、関係が悪化している中国からの原末の輸入が制限されるというものではない。(抗生剤では、あまりニュ
1月頃、重い風邪に罹り良くなった後も咳が止まらなかった。重い風邪だが、新型コロナでもインフルエンザでもなかった。市販の検査キットで2回、病院で1回検査したので間違いない。 市販のブロン液を服用したが、それでもなかなか改善せず今に至っている。友人の内科医院でフスコデなどの咳止めも貰ったが、ブロン液より多少は改善する程度で完治とまではいかなかった。風邪そのものは途中から細菌性になり、抗生剤を服薬してようやく咳以外の症状が消退したのである。 今日はこのブロン液の話。 薬局でブロン液を買う際に、最近購入していないか尋ねられる。このような対応だと、同じ薬局で何回もは購入できない感じである。僕はトータルで4本もブロン液を飲んだが、なお咳が止まらなかった。そのためブロン液は諦めたのである。 ブロン液は麻薬系(麻薬性鎮咳成分がある)の薬であり大量に服用する人がいる。いわゆるブロン液中毒(依存症と言うべきか
1990年代に初めてウェルニッケ脳症の患者さんを診た。その患者さんは僕の担当患者さんではなかったが、非常に興味深いと思ったので保護室によく診に行っていた。 ウェルニッケ脳症は三主徴などと言われるが、臨床的には全て揃っていることはかなり少ないと思う。その患者さんは明らかに意識障害があり、そのために精神科病院に入院していたのである。 ウェルニッケ脳症の三主徴とは、眼症状(眼球運動障害など)、小脳性運動失調(歩行失調など)、 意識障害である。 当時、最初の患者さんを診ながら驚いたことは、連日、アリナミンFを大量に静注しているうちにほとんど正常な人に戻ってしまったことである。アリナミンF(フルスルチアミン)はビタミンB1の誘導体である。治療のポイントは、アリナミンFを絨毯爆撃のように投与することだった。 アリナミンFのアンプルは25、50、100㎎の3剤型があり、添付文書を見てもウェルニッケ脳症の
上は少し前のニュース動画だが、成年後見制度についての闇について紹介している。また下の記事は2021年東洋経済オンラインの記事をリンクしている。東洋経済オンラインの記事から最初の部分を抜粋。 ある日突然、弁護士が自宅に来て、こう言った。「家庭裁判所によってあなたに後見人が付くことになりました。私が後見人です。あなたにご自分の財産を動かす権利はありません」━━。 2000年4月から介護保険制度と同時に始まった「成年後見制度」。今や介護保険は在宅サービスで約400万人、施設サービスで約95万人の利用者がおり、すっかり社会に定着した。だがそれとは対照的に、成年後見の利用者はわずか23万人にすぎない。そればかりでなく、「こんなことなら利用しなければよかった」との声すら聞こえてくる。 成年後見人制度は精神科医は診断書を書く機会もあり、実際、自分の患者さんにこの制度を利用していることも時々ある。 成年後
過去ログのどこか忘れてしまったが、心神喪失の場合、刑事責任は免除されるが、民事責任は問われるような記載をしている。今回はそれは間違いなのでエントリとしてアップすることにした。以下の2つの記事も参照してほしい。これらの記事の中で記載していたと思ったら、この2つの記事の中にはなかった。 ただし心神喪失では民事責任は免除される原則だが、民事責任のみ生じる犯罪ではほとんど精神鑑定など行われないことは重要だと思う。つまりそのような犯罪では、心神喪失かどうかなど検証されない。 例えば世間を震撼させるような殺人事件があったとしよう。このレベルの大事件では、犯罪を起こした人に奇妙な言動などがあれば、弁護士が精神鑑定を行う手順を踏むことが多い。精神鑑定を行う精神科医は、普段は精神科医として精神科で働いている医師と、精神鑑定専門の医師に分かれる。精神鑑定専門の医師とは、普段は医療に携わらず大学教授などをしてい
部屋を片付けられないことは、ADHD的な所見として語られることが多い。 しかし、片付けられないという症状は統合失調症や躁うつ病などでもみられるので、「片付けられないこと」=ADHDということは決してない。 それどころか、精神医学的に正常な人でも片付けられない人もいる。 片付けられない人たちは、加齢により更に片付けられなくなる。これは、「片付けられない」という症状が加齢により悪化する傾向があることを示している。 そのようなことから、たまにテレビなどで報道される超絶ゴミ屋敷のオーナーはほぼ間違いなく高齢者である。 高齢になるにつれて脳を制御する能力が低下していくことが関係している。つまり社会にある程度沿った行動ができなくなっていくのだろう。 片付けられない人は「片付けられない」という症状だけでなく、物への執着が大きいことに気付く。 ゴミ屋敷の主に、なぜこのゴミ(のようなもの)が捨てられないのか
医師は患者さんに禁煙を勧める機会が多いこともあり、年齢が上がると禁煙する人が多い。実際、大学の同窓会に出席した時、二次会は喫煙できるお店だったが、1名も喫煙者がおらず、灰皿を全て片付けてもらったことがある。 ところが、医師でもどうしても禁煙できず、タバコを吸い続ける人もいる。こうなるともはやニコチン依存症であるが、あくまで精神科医からの光景だが、精神科医に煙草を止められない人が他科より多いようには見える。 昔は精神科医に限らず、身体科でもタバコを吸う医師が多かった。大学病院でさえ、内科医局に出かけた時に、灰皿や喫煙用貯金箱があったりした。内科の友人に「これは何なんだ?」と聴くと、医局員になるだけタバコを止めて貰うように、1本吸うごとに100円入れるルールと言う話だった。 ところが、喫煙用貯金箱の1本100円はほとんど意味がなく、毎日、すぐにコインで満杯になったらしい。友人によれば1本100
既に認知症が発症している人が骨折などで身体科に数か月入院すると、認知症が進行することが多い。認知症と骨折治療は非常に相性が悪く、ほとんどが認知症に対し促進的に働く。近年、新型コロナやインフルエンザの流行により面会制限があるため、一層、認知症が進行しやすい環境になっている。 ところが、高齢の統合失調症の患者さんは骨折や癌で入院しても認知症がほぼ発生しない。 これは統合失調症という病態を診る上で、非常に奥が深いと思っていた。 なお、統合失調症の人に100%認知症が合併しないわけではなく、ごく稀にアルツハイマー型の臨床症状を持つ認知症が合併することがある。 高齢の統合失調症の患者さんであたかも認知症のように見える人は、厳密には認知症でははなく、統合失調症による情意の減弱のことが多い。つまり重い陰性症状である。 そもそも若い統合失調症の患者さんが、重篤な身体的ダメージを負った際、そのダメージを負っ
最近、外来でタイトルのような場面があったので、今回記事にすることにした。 その患者さんはまだ若く、外国人ながら長く日本に住んでいることもあり、日本語はネイティブと変わらない。新聞や雑誌は知らないが、少なくとも会話では普通に喋っており、外国人っぽい妙なイントネーションもなく、日本人と差がわからないほどである。 その患者さんは、初診時、見事なほど緊張病性興奮状態を呈しており、幻聴や妄想も活発で、路上で唄を歌ったり、叫んだりしている状態で保護されて精神科病院に初診した。 初診時の第一印象は、統合失調症的な幻覚妄想状態であるが、統合失調症っぽくはないと思った。第一印象は、症状こそ統合失調症の急性期と差がないが、統合失調症は否定的なのである。 その根拠だが、端的に言えば、眼が異なる。この場合、単に眼の輝きとか動きを言っているのではなく、曖昧な言葉、プレコックス感の一部を構成するものである。つまり眼が
2024年10月1日から特別な理由もなく、先発品を希望する場合、後発品との差額の4分の1に当たる料金を別途徴収されるルールに変更されている。これは十分に周知されておらず、急に院外薬局で別料金を請求された時、びっくりする人もいるのではないかと思う。以下、その簡単な説明が記載されている。これはペナルティのごとき料金なので更に消費税も徴収されるようである。 以下は上記内容が記載された厚生労働省のホームページ。 この差額が生じる条件だが、医師が必要と認める場合は徴収されない。例えばてんかんの患者さんでジェネリックに変更した場合、血中濃度が変化して発作が起こるようなケースである。 てんかんの患者さんがこのルールのために後発品に変更し、その結果、長期間起きなかった発作が起こった場合、自動車免許もしばらく使えなくなるし、人によればそのために仕事もできなくなるので酷いことになる。特に地方では影響が大きい。
最近、診察時に、タイトルのような質問が出た。よく考えると、このような質問を滅多に受けたことがないことに気付いた。 身体科の場合、例えば癌の治療では、手術をするか、化学療法をするか、ホルモン療法をするか、あるいは放射線治療をするかなど選択肢があり、いくつかは重複することもある。また全く何もしないと言う選択肢もなくはない。 精神科の薬物療法の場合、レセプターに関わる薬の選択が主なので、身体科の高血圧治療に似ている。しかし高血圧治療は血圧を下げるほぼ一方向であるのに比べ、精神科の治療はやや複雑である。統合失調症の処方に限っても、少なくともレセプター遮断一辺倒ではない。昔の抗精神病薬は薬理作用がD2遮断が主体だったため、薬剤性の陰性症状に似た副作用も発生していた歴史がある また高血圧治療の場合、効かない、あるいは効果が乏しいなどの反応はあると思うが、統合失調症、うつ病、躁うつ病の場合、薬のためにか
SNSとは、ソーシャルネットワーキングサービス(Social Networking Service)のことであるが、近年、SNSを使った詐欺被害が日本国内だけでもかなりの件数になっている。 最近話題になったものとしては、有名人を騙った詐欺である。つまり有名人になりすまし、大金を奪う犯罪。例えば、池上さん、森本さん、ホリエモンなどになりすましていたが、うっかり信用してしまう方も反省すべき点があると思う。 ホリエモンが自分のなりすまし詐欺に言及しYouTubeで強い口調で言っていたが、 自分の電話番号を知らない奴に教えるわけないだろう! と語っていた。全くその通りだと思う。このタイプの詐欺には、話の流れに違和感というか、「これはおかしいのでは?」と気付くチャンスが必ずある。 このような詐欺的事案は、お金を振り込む前に、「自らの個人情報を晒してまで、儲け話を教えてくれる人などいない」と奇妙さに気
この記事の重要部分は、以下の通りである。 初期の治療が不調だったり、数軒、病院を廻って良くならなかった時、うつ状態はこの辺りまでしか治らないと錯覚してしまうのは良くないと思う。つまりうつ状態の不調に自分が慣れてしまう感じになる。 その点で「うつ状態」は、目標とする改善のイメージが曖昧になりやすい疾患だと思う。 さて、近年、うつ状態を診たら単極性なのか、あるいは躁うつ病のうつ状態なのか、精神科医は十分に注意を払うようになった。その理由は、処方すべき向精神薬に相違があるからである。 簡単に言うと、単極性うつ病のうつ状態はSSRIやSNRI、あるいはトリンテリックス、リフレックスなどの抗うつ剤治療で問題がないことが多いが、躁うつ病のうつ状態であれば、これら一般的な抗うつ剤は好ましくないケースがある。躁うつ病のうつ状態は、可能なら気分安定化薬でコントロールするのが望ましい。 注意点は、必ずしも抗う
ベンゾジアゼピンは抗不安薬や睡眠薬として処方されてきた歴史がある。年配の精神科医はベンゾジアゼピンの処方経験の多さと副作用で困った経験が稀なためか、ベンゾジアゼピン処方に対し若い精神科医より抵抗がない。 ここで言う若い精神科医とは40歳代以下くらいであろうか? 近年は不安障害に対し、安易にベンゾジアゼピンは処方しない方針で治療が行われることが多い。ベンゾジアゼピンではなく、SSRIが主流になっているからである。 このブログでは、不安障害に対してベンゾジアゼピンを全面的に否定しないポジションで記載している。僕があまりベンゾジアゼピンを不安障害に使いたくないのは、次第に処方錠数が多くなりかねないという気持ち的な部分が大きい。処方はシンプルな方が良い。また全面的に否定しない別の理由として、日本人はSSRIを副作用的に服薬できない人が少なからずいることも関係している。 また、SSRIは服用し続けて
フルニトラゼパムの錠剤にビニール片などの異物が混入し現在出荷停止になっている。これは原材料を扱う辰巳化学に起因するため、どのジェネリックメーカーなら大丈夫と言うのがない。 しかし先発品のサイレースは購入できるので、全く同じものがなくなるわけではないようである。 今回驚いたのは、ロヒプノールが発売中止になっていたこと。 エーザイがロシュのロヒプノールを吸収し、それまでエーザイが発売していたサイレースに一本化したようなのである。 ロヒプノールとサイレースのように併売されている先発品の一方が発売されなくなることはたまにある。例えばセパゾンとエナデールのようなケースである。これはエナデールがなくなりセパゾンが残った。またコントミンとウィンタミンもそうである。これはウインタミンが発売中止になりコントミンが継続して発売されていた(現在出荷停止)。 よく考えると、ロヒプノールは海外では麻薬扱いとなってい
後発医薬品大手、日医工は不適正製造発覚受け2021年業務停止処分。その後、第三者割当増資などを株主総会で決定し、2023年年3月29日上場廃止となる。日医工の上場は1980年だったので、40年以上経って上場廃止に至った。以下は日医工の株価の月足である。 日医工は今後、200品目以上の医薬品を発売中止すると言う。少し心配して調べたところ、うちの病院の患者さんにはほとんど影響がなかった。(営業自体は続けられる)。 上の写真は日医工によるバルプロ酸Naシロップ4mlの写真である。過去ログでは病棟ではミスが起こりかねないので使わないと記載しているが、今は職員が慣れてきているので病棟でも使っている。この剤型はちょうど4mlが200mg相当なのが良くできていると思う。良いアイデアである。こういう製剤がなくなってしまうのは非常に困る。 ジェネリックメーカーは禄に利益が出ない薬剤ものもあると思うので、今回
患者さんの精神疾患が重く就労ができない場合、比較的生活保護は受給しやすい。しかしその患者さんの資産の状況によるので、精神疾患単一の要件で決まるものではない。 バブル当時、夫婦で精神疾患で働けないが、5000万の価値がある自宅がある夫婦でさえ生活保護を受給できていた。その理由は、その田舎で広大な自宅をすぐに売却できるものではないからである。他の理由もあったかもしれないが、おそらくすぐに使えるような現金に近い資産がなかったからと思われる。ここで現金に近い資産とは生命保険や車などである。 例えば農業をしている人が統合失調症になり長く療養するようなケースでは、役場はすぐに農地を売れとは言わない。その理由は農地を売ってしまったら、農業を生業とする本人が復帰できないからである。このようなこともあり、当時、生活保護の受給要件は全く資産がないことが必須ではないようであった。 今回の話は、ずっと自営業で生活
精神科病院で新型コロナ感染者が出ると、精神科疾患の特性により病棟内でクラスターになりやすい。 その疾患特性とは感染予防のルールが理解できない、十分に守れないなどが挙げられる。例えばマスクを正しく付けられないとかマスクをすぐに外してしまうなどである。また、精神科病棟内のゾーニングが難しいこともある。4人部屋を感染症だけの患者さんにまとめても、すぐに出てきてしまうなどである。精神科病院での新型コロナ流行時の難しさは以下のTwitterなどにも詳しい。 感染症、感染防御専門のEARLさんのtweet 精神病院のコロナ対策がいかに困難か一度介入に入ってみたら分かりますよ。人員の少なさ、患者の特殊性等、通常の医療機関での感染対策は通用しない世界です。現場を知らない方はずいぶんと気楽ですね https://t.co/WYTGOEwmpF — EARLのコロナツイート (@EARL_COVID19_tw
今回はアモキサン中止の感想などをアップしたい。 アモキサン自主回収にあたり半年ほど猶予期間が設けられたため、最初頃はあまり処方は変更しなかったが、11月頃から順次、漸減中止していった。アモキサンを処方している患者さんは自分のデータベースによると8人ほどおり、極端に大量を使っている人はいなかった。 アモキサンを処方するからにはそれなりの理由があるため、単剤でアモキサンを処方している人は少ないのではないかと思った。併用だったとしても精神症状が軽快後、処方をスリムにする際にどちらかを減量中止の際にアモキサンが残るケースはある。 実際、8人の処方内容を調べると、5人がアモキサン含め2剤併用であった。3剤併用の人はいなかった。3人がアモキサン単剤処方だったのである。 5人の併用されていた抗うつ剤は全て異なっていた。これは非常に興味深い。 一応、読者の方には知っておいてほしいが、精神科薬物治療の場合、
精神科医はカルテに主に日本語で記載している。もし100%、英語やドイツ語とか、稀にフランス語で記載しているとしたら、真にリアルには記載していないと言える。なぜなら翻訳しているわけで。 そもそも患者さんの話す内容をカルテに「てにをは」を含め100%正確に一字一句間違えずに記載せねばならないらしい。当時、スマホもない時代で録音もできるウォークマンがないと無理な話であった。 僕は、そのようなことは研修医の頃から意味がないと気づいていたので、もちろん正確には記載していなかった。(できなかったと言うのが正しい) ただし、精神科医が患者さん(およびカルテと言う作品)にかける時間と、精神症状の改善の規模は比例しない(←重要) カルテと言う作品と言うと大げさになるが、確かに価値があると思えるカルテが書ける精神科医がいる。それは文学的と言うのはニュアンスが違う。精神症状を正しく相応しい日本語(もちろん語彙が
ビペリデン(先発品:アキネトン)は主に抗精神病薬の副作用止めとして併用処方されてきた歴史がある。しかし、ここ20年くらいで非定型抗精神病薬が主流になり、あまり処方されなくなった向精神薬の1つだと思う。ビペリデンの詳細は以下の過去ログを参照してほしい。 ここ2年くらいの製薬会社の不祥事を契機に、各製薬会社はジェネリックを安定して供給できなくなっている。これは過去ログに数回記事をアップしている。それに加え、原薬を製造する製薬会社は新型コロナの治療薬を優先したいようで、これまで供給に問題がなかった薬まで不足する事態になった。 今回、抗精神病薬の副作用止めの定番、ビペリデンが来年1~2月頃から供給できなくなると言われている。しかも原薬がなくなるので、製造する全ての製薬会社で供給できない事態になった。しかも1年以上、再発売の目途が立たないらしい。 ビペリデンは今は非常に使われているわけではなく、おそ
昔テレビで、校則守らないと言う理由で高校の担任にさんざん叱責され、退学した高校生のドラマが放映された。このドラマは実話だったと言う。今の中学校や高校の校則はかなり緩やかになっているが、昔は意味不明で不条理な校則が多く存在していた。 例えば、僕の中学校は男子生徒は丸坊主必須で全員が短く刈り上げられていた。丸坊主の理由を教師に尋ねた友人によれば、非行の防止だったらしい。つまり周囲からすぐに中学生とわかるようにマークしておくのである。またクラブ活動を原則全員参加せねばならない理由も同様に非行防止だったようである。 お前らは、暇だとロクなことせん。 などと、授業中に担任が言っていた。当時のゲーセンはまだテレビゲームがなく、メダルゲームが主だった。中学生がゲーセンに行くのはもちろん補導案件である。 丸坊主について医学的なことを言えば、自転車の転倒や車にはねられたなどの事故では、丸坊主だと頭部へのダメ
最近、クリニックに行くような新患が、単科精神科病院に来るようになった。これは色々な意味で興味深い。 患者さんがクリニックに初診しようとすると、予約になりしばらく待たされることが多い。「来月の〇日に来てください」くらいならまだ良い。先日初診した婦人は、「年内は予約が難しい」と言われたそうである。 うちの病院は数年前は、病院に来た日に初診で見ていたが、今は収拾がつかないとか、医師により新患患者数に偏りが出るなど不公平になるため予約制にしている。基本、電話で予約受付をするが、運が良いならその日の午後に初診できる。待っても1週間以内である。 どうしてもその日に診てもらいたい、という希望があれば、僕はなんとかその日に診るが、その希望は受けいれられない病院の方が多い。なぜ、その人を診るかと言うと、そこまで言うからにはかなり悪いかもしれないと思うから。実際には、しばらく休みが取れないなど普通の理由のこと
精神疾患によりアルバイトも向き不向きがある。僕はコンビニのアルバイトができる人はポイントが高いと思う。これは、コンビニでアルバイトができる人は他のアルバイトも広くこなせそうと言う意味である。ここでは、ミスが多く店長に叱られてばかりの人はできるとは言わない。 ある日の診察中、コンビニは色々なことを覚えねばならず、同時にしないといけない業務も多いので大変と言う話が出た。 現代のコンビニはキャッシュカードや交通系パスモなど様々な支払い方法があるし(チャージも含め)、税金の支払いや住民票も取れるようになり、レジ打ちだけできるのでは到底務まらない。 ADHDの患者さんで、コンビニよりもう少し易しそうにみえる居酒屋のアルバイトで、大学生なのにミスがあまりにも多く、店長から高校生やフリーターより遥かに仕事ができないと言われショックを受け、精神科に初診した人がいる。 これは障害に由来するミスの多さと仕事の
精神科に限らず、どの診療科でもどこの病院やクリニックが良いか意外にわからないものだ。 僕も困ることがよくある。なお、過去にどこに行くか最も悩んだ診療科は整形外科であった。歯科もわからない科で、友人の間で評判の良い歯科に行くようにしていた。 今はインターネットに口コミなるものがあるが、あれはアテにならないので、信用できない。 そもそも僕が15年くらい通院した歯科は口コミは酷いものだった。その歯科医は僕が生まれて以来最も上手いと思ったが、口コミはほとんど技術的なものには触れていなかった。なお、今はその歯科医には通っていない。その理由は自費医療費が不明瞭だからであった。たぶんその歯科医は東京だと今よりずっと成功すると思う。 嫁さんはとっくにその歯科に見切りをつけたが、その理由は痛いからであった。よく、歯科医の良し悪しを痛い・痛くないで評価する傾向があるが、あれって関係なくないか? 僕は精神科医な
トリンテリックスも発売されて数年経ち、初診時にトリンテリックスが選択されることも増えていると思う。 僕はトリンテリックスは5㎎から開始することが多いが、既に他の病院で抗うつ剤の服用歴がある人は10㎎から始めることもある。基本、添付文書的には10㎎からである。 トリンテリックスとレクサプロは開始用量、最高用量も偶然同じ用量になっている。つまり10㎎から開始し最高用量は20㎎である。 この2剤の特徴は、最初の用量が既に治療用量に達していること(少なすぎないと言う意味)。従って初診時に10㎎投与されて継続し続け、一度も20㎎を服用したことがない人がけっこういる。僕の患者さんの中に限れば、20㎎まで処方したことがない人がたぶん半分くらいいる。 これは抗うつ剤に限らず、新しい非定型抗精神病薬もその傾向があり、ラツーダの添付文書には統合失調症の治療に対し、 〈統合失調症〉 通常、成人にはルラシドン塩酸
ファイザーは2022年8月、アモキサンカプセル及び細粒に発癌リスクのあるノトロソアミン化合物が検出されたことを受け、他の抗うつ剤への切り替えを要請している。この対象となる薬物は、アモキサンカプセル(10㎎、25㎎、50㎎)及び同細粒の10%である。 https://www.pmda.go.jp/files/000248054.pdf ファイザーによれば、このニトロソアミン検出の原因はアモキサンと添加物による反応と言う。しかしながら、急激な中止は精神症状不安定や離脱症状を来すため、しばらく出荷を継続するらしい。しかし2023年2月から自主回収が開始され、それまでにアモキサンを他の抗うつ剤に変更しなくてはならない。猶予期間は約6カ月である。 ニトロソアミンについてはアモキサンに限らず薬物に混入していることがあるため、数年前からいくつかの処方薬が自主回収になっている。
このタイトルはうまく伝わらないと思う。少し言い換えると背景にADHDまたはそのグレーゾーンがあり、それに由来する困惑状態。 どのような事態になるかと言えば、「会話の際に反応が悪くうまく返事ができない」という昏迷に近い病態から、会話ができるが日常生活で多くの場面で何も決められない、何もできないなど、もう少し動ける軽い病態までの範囲にある。後者がタイトルのADHD的困惑状態に近い。 この病態に至ると、やたら音が響いてストレスがかかるとか、いつも不安感に襲われるなどの非常に情緒不安定になる。 女性だと今日の夕食をどのような料理にするか決められない。家事全般に時間がかかる。しかし、例えば肉じゃがを作りなさいと食材を渡すと料理はできたりする。 余談だが、かなり重い統合失調症の女性も料理はできる人が多いので、おそらく料理を作ることは自転車に乗ることに似た自然にできることなのでは?と想像している。 困惑
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『kyupinの日記 気が向けば更新 (精神科医のブログ)』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く