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ノーベル賞
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実は画期的で好評だった? 『ミシシッピー殺人事件』再評価論:前編 実は画期的で好評だった? 『ミシシッピー殺人事件』再評価論:後編 『ミシシッピー殺人事件』(原題:Murder on the Mississippi)の再評価を試みる論考を行ってきたが、これだけでは不足と考えた私は、当時の関係者にインタビューできないかと考えた。 本作の開発を統括したのは、当時Activisionに所属していたゲームプロデューサー、ブラッド・フレッガー(Brad Fregger)氏だ。 ビデオゲーム業界初のサードパーティとして知られるActivision。そのActivisionにおいて、フレッガー氏は最初に「ビデオゲームプロデューサー」の肩書きを得た、まさにこの職業のパイオニアと呼ぶべきレジェンドである。 youtu.be 彼が世に送り出したゲームには、日本でも有名なパズルゲームの『上海』(1986年)、世
前編では『ミシシッピー殺人事件』(原題:Murder on the Mississippi)の各機種の比較をし、オリジナル版が移植版より比較的優れており、システム的にも凝った作りであることを見てきた。 この後半では、『Murder~』が発売されるまでのアドベンチャーゲームシーンの流れ、当時の記事での批評家たちの評価を見ていき、そしてなぜ日本では受け入れられなかったのかを論考していく。 アドベンチャーゲームの形式 当時の記事を振り返る 当時のユーザーの声は? ファミコンユーザー層には合わなかった その後、良作アドベンチャーゲームがいくつも生まれた 結論 アドベンチャーゲームの形式 1975~1976年頃にウィリアム・クラウザーが開発し、ドン・ウッズが改良を加えた『Adventure』*1は、アドベンチャーゲームというジャンル名の由来ともなったゲームだ。「GET LAMP」といったコマンド入力
『ミシシッピー殺人事件』。 40代以上のゲーマーであれば多くの人が聞いたことがあるだろう。もっと若くてもレトロゲームが趣味で知っているという人や、なんとなくのイメージだけある人もいるかもしれない。 1986年10月31日にジャレコから発売されたファミコン用アドベンチャーゲームである。 ©ジャレコ 広大なるミシシッピー川を下るデルタ・プリンセス号。セントルイスからニューオーリンズへの旅のさなか、探偵のチャールズ・フォックスワース卿とその助手ワトソンが船内で殺人事件に出くわす。はたして犯人は……? という古典的な海外ミステリーらしい舞台で展開される、ファミコンでは『ポートピア連続殺人事件』(エニックス、1985年11月29日発売)以来、2作目のアドベンチャーゲームだった。 しかしその評価が芳しくないことは、これも多くのファミコン世代がご存じだろう。 船内なのになぜかある落とし穴にかかって死ぬ。
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