サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
AIトピックス 2023
baigie.me
今やウェブ制作の現場ではChatGPTが欠かせないツールとなってきている。私自身、業務で積極的に使っており、必要不可欠な存在となった。プログラミング全般にわたるサポートはもちろんのこと、CSSコーディングにおいてもChatGPTを大いに役立てている。今回は、CSSコーディング時にChatGPTをどのように使っているかを紹介したい。 CSSコーディング時の課題 テキスト検索だけでは解決策が見つけにくい ウェブ制作を行う上で、CSSのデザイン調整は日常茶飯事かと思う。ただ、CSSにおいては「テキスト検索だけでは解決策が見つけにくい」と感じたことはないだろうか。 たとえば先日、以下のようなデザイン崩れを発見した。セルの縦列の幅を統一する必要があったが、テキストの長さによって横幅にバラつきが生じていた。 これまでは検証ツールを使ってコードを調査していたがこれでは時間がかかるし、やや面倒。また、検索
トグルスイッチとは状態のON/OFFを切り替えるためのUIパーツです。選択肢が明確にわかり直感的に操作できるトグルスイッチは、ユーザビリティを高めるための重要な要素です。しかしそのシンプルさゆえに、不適切な使われ方をしているケースを見かけます。トグルスイッチの機能と適切な使用方法を理解し、ポイントをおさえて設計することが大切です。 トグルスイッチの定義 トグルスイッチはウェブページやアプリケーションのコンポーネントです。同時に選択できない2つのオプションからいずれかを選択し、現在の状態を視覚的に表します。ユーザーがトグルスイッチのON/OFFを切り替えれば、ボタンの操作結果やオプションの変更設定がすぐにシステムに反映されます。 一般的に「トグルボタン」や「トグルスイッチ」と呼ばれることが多く、Material Design(※1)では「スイッチ」、Human Interface Guide
話し方に苦手意識がありどうしたら上手くなるかを社内で聞く機会があった。その内容が勉強になったので以下に振り返ろうと思う。 【良い例】間を取り、一言で短く伝える 【悪い例】長い内容を早口で話す 言葉は短く区切って伝えた方が、頭に入りやすい。すべて伝えようとするのではなくて、1番伝えたいことを見極めて、要点を絞るようにすると良いだろう。話し方に自信がない人は、ワンセンテンスを一息で言えるようにすると、言葉がハッキリと言えるようになる。 【良い例】「です」「ます」で閉めて言い切る 【悪い例】「みたいな」「のような」と保険をかける語尾を付ける 保険をかけたような言い回しをすると自信が無いように見える。言い切りだと、相手を言いくるめようとしていると思われるのではないかと心配していたがそんなことはない。「みたいな」や「のような」など余計なワードを可能な限り省くことによって、どういった意見を言いたいのか
複数のプロジェクトが同時進行だと、タスクを見落として他のプロジェクトのスケジュールに影響を及ぼしたり、日々の作業量がキャパオーバーになり、自分の首を絞めることがある。 私も、タスクに追われて、焦りから自分のパフォーマンスを発揮できなくなったりという悪循環を経験したので、私が実践しているタスク管理についてまとめたいと思う。 ①計画を立てることが最初のステップ 作業が詰まっているとタスクを素早く捌きたくなるが、計画がないと進捗が見えず、遅れているのか進んでいるのか判断できない。 時間を割いてでも、タスクの整理とスケジュールを立てることが重要。私はスプレッドシートが大好きなので、プロジェクト始まる前に1時間ぐらい時間をとって、かなり細かめにタスクを洗い出し、作業予定日、予定工数などを表にまとめて計画たてている。 ポイント 作業日だけでなく、作業にかかる見積もり時間も計画に含める 作業日程を決める
「企画や戦略の段階から参加できない」 「要件定義に同席させてもらえてない」 「だからアウトプットが適切に作れない」 こうした不満の声は、私が社会人になった20年前からしばしば耳にしていた。これはそれ以前からも存在する「IT業界あるある話」の1つなのだろう。 いわゆる「前工程」「上流工程」に参加できず、仕様を勝手に決められてしまうのは、デザイナーやエンジニアといったクリエイターたちの不満が募りやすいポイントの1つだ。私がデザイナーだった時も、似たような不満を抱いていた時期があった。 ただ、「それは確かに問題だね」と社内で合意が取れたとする。いや、実は合意を取って同席するのは難しくない。なぜならほとんどの関係者は、実際に作る人たちも話に参加してほしい、作り手視点の具体的な意見がほしい、と思っているからである。 なので声をあげれば、いわゆる前工程への参加は割と実現しやすい。しかしそれが実現すると
どんなサービスでも担当者が変わると不安になる。病院や美容室などの身近なサービスではもちろん、BtoBサービスでも同じことが言えるだろう。 ベイジのウェブサイト制作では、戦略策定はコンサルタント、設計と制作はライターとデザイナー、実装はエンジニアと、メイン担当者が交代しながら進んでいく。メインの担当者が変わるたびに、クライアントは多少なりとも不安になっているかもしれない。 とくにコンサルタントからクリエイターに担当者が変わるときは不安を感じやすいタイミングだ。商談から戦略策定まで担当するコンサルタントはクライアントのもっとも良き理解者で、厚い信頼を得ていることが多いからだ。 担当者が交代しても、信頼を継続するにはどうしたらいいのか。そのコツのひとつは「質問」にあると感じている。具体的にはコンサルタントが主体となって進める戦略策定の場に同席し、必ずクライアントに質問をするようにしたのだ。 「質
「自分はエンジニアとして中途半端な気がする」という相談を若い社員から受けたことがある。彼がそう感じる理由を聞いた後、どう答えるのがいいか分からなかったが、ひとまず自分の話をした。 私は28歳の時に、それまでの学歴や職歴の流れをリセットするかのように、未経験でデザイナーの仕事に飛び込んだ。最初はグラフィックもやっていたが、その1年後にウェブデザインに焦点を絞った。 あれから20年あまり経つが、「自分はデザイナーとしては中途半端」という思いを未だ解決できないまま、今ここに至っている。自分は中途半端という自意識を抱えているのは、その若者と同じである。 例えば、「デザインとは…」と話すとき、「お前はデザイナーとして成功してないだろう」と誰かに思われてそう、という自意識が必ずある。頭の片隅で自分を見つめる批判的で否定的な眼差しを感じる。それはそうだ。デザインという分野で自分より専門性や権威性を獲得し
最近ビジネスの文脈でも「自己開示」という言葉をよく見かけるようになった。 自己開示(じこかいじ、英語: self-disclosure)とは、1971年、臨床心理学者シドニー・ジュラード (Sydney Jourard) によってはじめて用いられ言語という手段により自分自身に関する情報を、とくに意図を込めることなくありのままに伝えることとされる Wikipedia 実際に仕事の場でも「自己開示はチームづくりに効き目があるのでは?」と感じた経験がある。 発言のブレーキ解除に効く 2か月前からベイジで 坂井風太さん(@fuuuuuta21)のマネジメント研修を受けている。講師である坂井さんはとにかくよく自己開示をされる方だ。「以前~という失敗をしちゃって」「育った環境が~だったので」など、ちょっと言いづらいようなネガティブなことでも、さらっとオープンにしてくれる。 自分の価値観や経験など、パー
仕事をしていると、社内・社外問わず「打ち合わせをしましょう」となることがある。テキストコミュニケーションよりも効率的なことも多い。しかし、丸腰で臨むとせっかく打ち合わせをしても成果が少なく、事前準備の大切さを感じることがあった。 その学びと、私が打ち合わせの調整で気をつけているポイントを、打ち合わせ設定 → 日時調整 → 事前連絡の順にご紹介しようと思う。 1.自分で仮説をあてる あるプロジェクトで、これまで参加していなかった外部の方が加わることがあった。その際に、「ウェブサイトの目的やページの役割を改めて知りたい」という打診を受けた。 直前まで、誰が何を話すのかふんわりとしていて、コンサルタントから なぜこの打ち合わせをするのか? この打ち合わせで、参加者はどんなことを得られるか? を考えよう、と言っていた。もし、私がメインで話さない会だとしても、「◯◯のために必要な情報をもってかえても
実家に帰省していたときに、ウェブサービスについて父と母から尋ねられる場面があった。最近アクセシビリティに関する本を読んでいることもあり、実際に加齢による障害がユーザーエクスペリエンスにどのような影響を及ぼすのか、観察してみることにした。 ちなみに、私の両親はふたりとも70歳前後。地方に住んでおり、周囲の同年代の人々と比べるとPCやスマートフォンの使用には慣れている方で、毎日2時間以上はPCを使用している。その中で気になったポイントを3つ挙げてみたい。 1. ポップアップ表示に気付かない まず、父の場合だが、使用している画面が27インチと大きいことも影響しているかもしれないが、ポップアップ表示には全く気付かない。彼の視線は常に画面の中央に固定されており、上部に表示される情報には注意を払わないようだ。 一方、母はその存在に気付くものの、その内容にはあまり興味を示さない。ポップアップを放っておい
エンジニアのChatGPT活用法の一つとして、コードレビューがある。自分が書いたコードをChatGPTに投げると、コードの読みづらい箇所や重複している部分を指摘してくれて、かつ修正したコードを出力する、というエンジニアにとっては自らの仕事の質に直結するお手伝いをしてくれるのだから、私自身もChatGPTをレビュアーとして活用する機会が多い。 そんなコードレビューから派生して、最近はChatGPTに自分のコードの採点をしてもらうことにハマっている。コードレビューの一環としてこれを行うのだが、普通のレビューと異なり、具体的な点数が出てくるのが新鮮で面白い。 誰かに直接「あなたのコードは50点です」とか言われたら泣きたくなるが、ChatGPTに言われても、「そんな事言うなら100点にしてください」と返すと、質の高いコードを出力してくれるので、ゲーム感覚でプロンプトを投げている。 レビュー対象のコ
SNSだけを見ていると、私たちの会社はいつも平穏でマイペースに仕事をしてるように見えるかもしれない。しかし、所詮は私たちも普通の会社。世の多くの会社が経験する浮き沈みや苦労と無縁ではない。 昨年は創業以来初ともいえる「営業危機」を経験した。幸いにして半年で問題の大半は解消し、数多くの学びを得た。 その一部始終を言語化することで、経験を再利用可能なノウハウとして定着させたい。同時に記事として公開することで、同じ課題で悩む企業や組織の手助けになればと思う。 自負と怠慢 ウェブ制作会社でありながら、マーケティング系のイベントに多数登壇し、マーケティング系のメディアから多数取材が来る。そんなウェブ制作会社は私たちだけだと思っている。マーケティングに強いと市場に認められ、実際にそうだという自負があった。 制作者が社員の大多数を占めるウェブ制作会社にとって、制作をしているだけで自然と仕事が舞い込んでく
ベイジでは大規模なウェブサイトのリニューアルプロジェクトが増えているため、社内でプロジェクトマネジメントのノウハウや知見を溜めようとしている。その一環として、社内でプロジェクトマネジメントの勉強会を行うことになり、企画担当者になったので、ChatGPTの力を借りることにした。 そうしたらそれなりの勉強会の企画のたたき台ができたので、ChatGPTとのやりとりをこの場を借りてみなさんに共有したいと思う。 ChatGPTとのやりとり まずは企画の意図と条件をざっくりと依頼 プロジェクトマネジメントを学ぶためにセッションを5回に分けて行いましょうという返答があった。また座学だけにならないよう、ロールプレイやQ&Aなどのインタラクションが促進されるコンテンツも提案してくれており、気が利いている。 パワーポイントによるプレゼンテーションの構成を聞いてみる 1つひとつのセッションは粒度が粗かったため、
今年に入ってから急激にAIの進化が進み、クリエイティブ業界では「仕事が取られるかもしれない」という不安が駆け巡った。AIが賢すぎる事実を目の当たりにするとマイナスな感情を抱きがちだが、せっかくなので味方につけて楽しみたいとも思う。 そこで私がまずおすすめしたいライトな使い方は、「アイコン選定のお手伝い」をしてもらうこと。 ベイジではBtoBサイトの案件が多いので、自分が普段接することのない専門性の高い領域だと「この見出しに合うアイコンって何だろう…」と迷うことが多くある。 少しの表現の違いで誤解を招くこともあるので慎重に選定したいが、一つ一つ調べるとかなりの時間がかかる。 そんなときにChatGPTに相談してみるのだ。以下は簡単な例。 以前は複数のサイトを見比べて一般的にどんなモチーフが使われているのか探したりと、素材を選ぶ前段階に時間がかかっていた。しかし1から自分で素材を検索するより、
デザイナーMTGにて枌谷さんからウェブUIにおける「シンプル」についてお話いただいた。今日は3つ特に心に残ったことを振り返りたい。 シンプルの定義 ウェブUIにおける「シンプル」とは迷わない、使いやすい、目的に早くたどり着けるなどの「脳内負荷が軽くなるUI」のことを指す。単に要素を削ぎ落としたり、情報を隠してスッキリさせることではない。 このシンプル=スッキリという誤解はデザイナーでも意外と多いのではないだろうか。実際ベイジに入社する前の自分がそうで、深く考えず情報を隠したり削ぎ落としていた。 シンプル=スッキリさせること という認識を持っているとユーザーにとって必要な情報まで隠したり削ってしまい、逆に使いづらいものになってしまう。 例えば「できるだけ情報を削ることでシンプルに見せ、簡単そうに感じてもらう」と考え、電話番号の受付時間を消してしまうとする。ユーザーが電話をかけて「本日の受付は
ベイジでは、7月からMomentorの坂井風太さんの組織基盤強化プログラムを受講している。毎回学びが多く、自分自身の振り返りと血肉化を兼ねて、気になったワードについて文章を書き、Slackに投稿している。これを時々公開していこうと思う。 ここに書いた内容は、プログラムで教わったこと以外に私の解釈も混在している。坂井さんの影響を色濃く受けてはいるが、プログラムの内容そのものではない。その前提で読んでいただけると幸いである。 坂井さんの紹介 まず、坂井風太さんとは何者かということで、プロフィールはこちら。 2014年新規事業部でのインターンを経て、2015年DeNAに新卒入社。DeNAトラベル(現エアトリ)に配属後、2016年にゲーム事業部へ異動。有名IPタイトルのモチーフ選定職、新規機能開発リーダーを経て、2017年に小説投稿サービス『エブリスタ』に異動。サービス責任者、組織マネジメント、事
国税庁「会社標本調査(2019年度)」によると、日本国内の法人の数は約275万社あるとされています。この統計から単純計算すると、日本には約275万人の「社長」がいることになります。 さらに「経営者」となると「企業の経営方針や経営計画を立案・決定し、経営に関するすべての責任を持つ人の総称」となって対象が拡がります。ザックリ500-1000万人くらいの規模感になるのではないでしょうか。 これを正とするなら、15歳以上の就業者と完全失業者を合わせた日本の労働力人口は2022年で 6902万人(総務省)なので、全労働者に対して7-14%くらいの数の経営者が日本国内に存在することになります。大雑把に言えば、仕事の中で出会う10人に1人は経営者ということです。 そんな経営者、一般的に取り扱いが難しい人材という印象があります。 気分屋で我儘。人に従うのが嫌い。一貫性がなく意見がコロコロ変わる。思い込みが
「それ自分の領域じゃないんで」と言って避ける前に、「たたき台は作れないだろうか?」という視点を持ってみると、案外自分でも出来そうなことが見つかる。 自分はサイトを実装する際「必ずデザインが無ければ実装出来ない」と考えており、デザイナーが提供するデザインを実装することしか当初頭に無かった。その考えが特段悪いとは思わないのだが、自分の場合はデザイン待ちが発生した時に、完全に自らの作業を止めてしまうことが問題だった。 その時に「デザインがまだなので作業出来ません」と言うのは簡単だが、プロジェクトには締め切りがあり、全員が協力して仕事を前に進めていかなければならない。 とあるプロジェクトでデザイン待ちの状況が発生したときに、改めて「いま自分でも出来ることはないか?」と考えてみると、デザイン関連の作業でも出来そうなことがあるなと思った。 自分でも着手出来そうなこととは、デザイナーがイチからデザインす
ベイジのデザイナーは、お客さまに直接提案する機会がある。これまでもプレゼンテーションや提案に関する記事を書いてきた。 プレゼンテーションが上手な人の共通点 デザイナーとして学んだ相手が理解しやすい説明とは ビジネスの場において、相手が理解しやすい説明はだいぶできるようになった。次ステップとして「もっとこうしたらよくなる」と提案が上手なコンサルタントからコツを教えてもらったので、ご紹介しようと思う。 オープン・クローズドクエスチョンの使い分け ディスカッション形式の打ち合わせの日があった。今回はこうした方がいいのでは、と仮説をもっていき、お客さまに「どう思いますか?」と問うスタイルで進めた。 ぱっとすぐ回答が出ることもあれば、無言の時間が続くこともあった。お客さまが、答えにくい・どう回答していいか迷われるときに、コンサルタントは「あえてケチをつけるなら、どういうところにありますか?」など、問
私は現在4つのプロジェクトのディレクションを担当している。それに加え、社内業務や小規模案件の対応と非常にタスクが増えてきている。 私だけではなく世のウェブディレクターは日々膨大なタスクに追われ、毎日忙しく走り回っているのではないだろうか? 今回は、私が普段から活用しているタスク処理の秘訣を共有し、多忙なウェブディレクターの皆様にとって何かしらの参考になればと考えている。以下に、私が日々実践している事を紹介する。 秘訣1:Todoリストではなく、カレンダーにタスクを登録 ある週の私のカレンダー 私は自分のタスクをTodoリスト使わず、Googleカレンダーに登録し、タスクを実行する時間を確保している。Todoリストを使っていたときは、1週間経っても、1ヶ月経っても消えないリストが数件残っていた。 このようなタスクは緊急性が低いため後回しになりがちだが、大前提として「やる時間を確保していない」
ベイジではデザイン提案の際には、デザイナーが直接お客様の前でデザインの意図や改善ポイントなどを説明する。そのため裏方になりがちなデザイナーでも説明する機会は意外と多い。 これは完全に私の偏見なのだが、デザイナーで「話すのが得意!プレゼンや提案はまかせろ!」という方はあまり多くないのではないだろうか?もちろん私もその一人で、人前で話すことには緊張するし、どう伝えればわかりやすく伝わるのか、ここ数年ずっと悩み続けていた。 話の上手な方の説明の仕方を参考にしたり、MTGの後にチームのメンバーからもらったフィードバックを参考に、話し方や説明の順番を改善したり、など試行錯誤を続けていくことで、100点とまではいかないが、平均して80点程度はわかりやすく話せるようになってきたのではないかと思う。 私が説明の際に気を付けているポイントは以下の4つだ。 前提の説明を省かない 見ればわかることは説明しない
「まあ、私が言わなくてもいいか~」が、1日のうちに何回か頭をよぎる。 ちょっと気になったことや、細かいけどやった方がいいこと、仕事をしているとぽつぽつと浮かんでくる。けれど、これまでの私は、「言わなくてもいいか」とスルーしてしまうことが多かった。 なんでスルーするのかというと、こんな風に思ってしまうから。 細かいことに口出しして相手の時間を奪いたくない 自分も完璧じゃないのに意見を言っていいのかな とんちんかんなことを言って困惑されたらいやだな 誰かが言ってくれるでしょ そこまで指摘するのって私の役目なのか? これを続けた結果、小さなモヤモヤが解消されずに後で大きなすれ違いが発覚する、といったことがたまに起こる。 本当はおそらく、多くの人が同じようなことを思っているのではないだろうか。心理学の言葉で「傍観者効果」というのがあるのだが、それと近いだろう。 傍観者効果:集団心理の1つ。助けが必
「専門性が高い人になりたいですか?」 そう問われたら、多くの人が「はい!」と答えるでしょう。エンジニアやデザイナーのような専門職に限らず、ビジネスパーソンの多くも、「できることなら何らかの専門性を高めたい」と思っているはずです。 しかし、そもそも「専門性が高い」とはどういう状態を指すのでしょうか。どんな人になれば「専門家」だと評価されるようになるのでしょうか。それを突き詰めて考えることが専門性を高めるヒントになると思い、少し深堀してみました。 最後には、まだ実験中ですが、ChatGPTを活用して専門性を高める方法をご紹介します。 専門性と体系化の関係 辞書サイトのWeblioを見ると、専門性とは「特定の分野のみに深く関わっているさま。高度な知識や経験を要求されることや、その度合い」と書かれています。この定義に従うと、専門性には「特定の分野の高度な知識や経験」が必要だということになります。
佐々木:たしかにベイジはウェブ制作の会社だと認識されていますが、実は売り上げの半分ほどは業務システムの案件が占めているんです。ただ、お問い合わせの数はウェブサイトの方が圧倒的に多い。会社としては業務システム支援サービスはもっと力を入れて伸ばしていきたい事業ですが、あまり知られていないのが現状です。これまでもデジタル広告や記事発信などの施策は行っていたものの、そこまで効果が出ていませんでした。 他に見込み顧客へアプローチできる有力なチャネルはないか考えていたときに、思いついたのが展示会です。それがちょうど1年前の4月頃ですね。自分たちからプロモーションを仕掛けにいくアウトバウンド型の施策にも挑戦してみよう、ということで出展を決めました。 ー認知拡大が主な目的ということですが、なぜJapan IT Weekを選んだのですか? 佐々木:業務システムやアプリケーション開発関連で一番大規模な展示会が
「そもそも市場にいるデザイナーの数が少ないうえに、ビジネスサイドの期待に応えられるデザイナーとなると相当な希少種である」という話を、経営者や事業責任者の口から聞くことが多い。 私のフェルミ推定だが、様々なメディアの利用者数や購読者数などから推測すると、国内のIT系デザイナー(ウェブデザイナーやUIデザイナー)の母数は数万程度の可能性がある。国内のITエンジニアの数が120万人(出典)と言われており、これらの推測値を鵜呑みにすれば、デザイナーはエンジニアの10分の1も存在しないことになる。 その上で「自社のビジネスとフィットするデザイナー」という条件で絞り込んでいくと、当然その数は相当に少なくなる。「希少種」という表現もあながち誇張でないだろう。 ここでいう「ビジネスサイドの期待に応えられるデザイナー」というのは、 スピーディーにプロアクティブに行動できる 1つのスタイルに固執せず柔軟に対応
最近、コンビニなどで「タンパク質〇g」と大きく書いてある商品を見かける。 これは正に「ファクト型」のコピーライティングの良い例だと思う。 コピーを書く際には、単なる機能などの事実(ファクト)ではなく、顧客の便益や理想の体験(ベネフィット)を伝えるべきだ、と言われることがある。 しかし、どんな時でもベネフィット型のコピーが良いとは限らない。むしろ具体的な事実をそのまま書いてしまったほうが効果的なこともある。 ファクト型コピーとベネフィット型コピーの、それぞれの特徴を簡単にまとめると以下のようになる。 ファクト型コピー 〇:具体的な情報を早く伝えられるので、リテラシーが高い顧客に効果的 〇:商品に強い機能があるほど、その魅力的をダイレクトに伝えられる ✕:リテラシーが低い顧客は、事実から価値を読み取れない ✕:機能が他の商品に劣っていると、魅力を伝えにくい ベネフィット型コピー 〇:リテラシー
私事ながら、昨年、東京から福岡に移住しました。移住にあたって新居も建てたのですが、ハウスメーカーを選ぶ自分の顧客体験を振り返ることが仕事の参考になると思い、一部始終を書き連ねてみました。 私自身は、15年間も住宅展示場に通うなど、注文住宅の典型的な顧客像から外れたエクストリームカスタマー(極端な顧客)の可能性が高いです。一方、情報取得における行動や心理には、一般的な購買者と重なる部分も多いのではないかと思います。 マーケティングやデザインの現場では近年、顧客理解の必要性が強く叫ばれています。特定の一個人を精緻に観察したN1分析、現場のリアルを観察するエスノグラフィーなどと呼ばれる調査手法も、仕事の中で頻繁に耳にするようになりました。 この記事も、自分自身の行動をメタ化したセルフN1分析といえるかもしれません。 加えて、ウェブ制作に20年以上関わり、現在もウェブ制作会社の代表を務めるという立
ソーシャル時代に企業と生活者間のコミュニケーションをアップデートするマーケティング支援会社、トライバルメディアハウスのコーポレートサイトをベイジがリニューアルしました。 トライバルメディアハウスが自社のアイデンティティを見直す取り組みの一環として始まったこのプロジェクト。ベイジも事業構造や市場でのポジショニングなどを整理するところから深く関わっています。 トライバルメディアハウスが抱えていた課題(before) 社員が自社の特徴を端的に説明できていない コーポレートサイトの内容が抽象的で伝わりにくい ノウハウなどの情報発信が各所に散らばっている ベイジが行ったこと 会社の特徴と事業構造を整理してサイトに反映 ノウハウと知見を集約して顧客目線でコンテンツ化 さらなる事業拡大や情報発信に耐えうる構造に 得られた成果(after) リニューアル後3か月のCVが前年比1.3倍に 顧客からの問い合わ
私は頭の回転がそれほど速くないと自覚している。 若い頃は答えを出す前にじっくり考え込むタイプだった。経営者になった今も、基本的な思考速度はさほど変わっていないと思う。その証拠に、自分の知識や経験がゼロリセットされる環境になると、理解が進まない。そんな時は、なかなか自分の考えをまとめられない。 20代の頃は、優れた回答を素早く出せる人に劣等感を覚えることもあった。 なぜすぐ答えられるのだろう… なぜ短時間でアイデアが出るのだろう… そう感じて、自分とその人たちとの間に、乗り越えられない高い壁がある気分になった。 しかし30代になると、その状況も徐々に変わってきた。時々「仕事が速い」と評価されるようになった。30代後半になり、フリーランスのデザイナーとして活動していた時も、「もうできたんですか?」「仕事が速くて助かる」と言われることがあった。 社交辞令も含まれていただろうが、色々な状況を加味し
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『東京のWeb制作会社・ホームページ制作会社 | 株式会社ベイジ | baigie Inc.』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く