教皇レオ14世の誕生にあたって 5月8日夕刻、バチカンのシスティーナ聖堂に集まったわたしたち133名の枢機卿団は、前日7日の夕刻に始まった教皇選挙における第4回目の投票で、兄弟であるロバート・フランシス・プレヴォスト枢機卿を、第267代目の教皇に選出しました。 同枢機卿は枢機卿団の前で、首席枢機卿代理のピエトロ・パロリン枢機卿からの問いかけに答えて選挙の結果を受諾し、「レオ」と名乗ることを宣言されました。教皇レオ14世の誕生です。 レオ14世は、アウグスチノ修道会に属する修道者であり、また米国出身者として初めての教皇となられましたが、アウグスチノ修道会の総長を務めた経験や、ペルーにおける豊富な宣教師としての体験、さらにはペルーで教区司教として務めておられたこともあり、福音宣教の現場に精通しておられる教皇様です。また直近ではバチカンの司教省長官を務められ、司教の役割についても精通しておられま