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「関与する」を和英辞典で引くと「participate in」や「be involved with」などの表現が紹介されていますが、 「A は B に関与していない」を意味する「A had nothing to do with B」と同じくらいに便利なのが、前置詞の behind を使った次のような表現です。 The police believe that the gang team is behind the series of robberies. 警察は一連の強盗事件にそのギャングチームが関与していると考えています。 www.ft.com トランプ大統領は元スパイへの襲撃にロシアが関与していると考えています。 www.wired.com ソニーへの攻撃に北朝鮮が関与しているかについて、専門家の間でも意見が分かれています。 いかがでしょうか? 「A is behind B」のかたちで、
アメリアの入会金0円のキャンペーン、こんなに頻度多かったですっけ? 3月末まで、入会金の5000円が免除です。 一部コンテンツが会員以外にも公開されていて、たとえば、アメリア会員が応募できる全求人一覧(291件)も閲覧できるようです:【アメリア】JOB全件表示 今日の話題は同じく公開されていたアメリアのブログ記事からです。 では、その翻訳力を構成するものはどんなスキルなのか? よく言われるのは、以下の3要素です。 原文読解力 表現力(和訳であれば日本語力 調査スキル アメリア事務局公式ブログ 翻訳の仕事と資格 この3つ、自分も新人の頃にレビュアー・PMの上司から伝えられました。 それでIT翻訳(に限らずかもしれませんが)だと、「調査スキル」として、「深堀りする能力」だけでなく、プロジェクト全体(または改定箇所)を翻訳しながら、「全体像を図示できるようなかたちで手早く把握する能力」も必要だな
このブログを書いていて、少し整理される部分、少し自分の翻訳がうまくなったなという部分(翻訳のレビュー中に修正のアイディアが系統的に出てきやすくなったなという部分)があり、よかったなと思っています。 ちょっと思ってたことを吐き出せて、しかもtwitterなどで共感的なリプライを頂けたことは非常に嬉しかったのですが、「少し吐き出せたな」より、「少し整理できた」や「少し自分の翻訳・レビューの質が上がった」の方が継続していけそうなので、そういう記事を増やしていこうかなと思います。 大きなものを「速く」作る 大きなものをちゃんとタスク管理して作っていく、ということをやっていたのですが、タスク管理するにしても期限を現場レベルで管理する必要があるな、と感じました。 そう感じたかきっかけですが、自分が無駄にアーキテクチャを複雑に追求してしまったり、リファクタリングに時間をかけていくことで、自己満足な実装時
日本では「あのピッチャーはコントロールがよい」と大まかな物言いをすることが多いですが、メジャーリーグなどでは「コマンド」と「コントロール」を次のように区別することが多いようです。 コマンド=狙ったところに投げる能力 コントロール=ストライクを投げる能力 コマンドとコントロール | コマンドは狙ったところにピンポイントで投げる能力、コントロールの方は「ストライクゾーン」と呼ばれる一定の「枠」の中に収める能力(=その枠の中では散らばっていてもよい)と言い換えられますね。 翻訳者も、「コマンド」に当たるピンポイント力と、「コントロール」に当たる大枠力と、区別した方が解像度が上がるよなあというのが常日頃考えていることです。 例えば、納品物について、納品を受ける側が基本的に求めているのは「大枠力」の方なんですよね。 翻訳者は自分も含めて「ピンポイント」であることに気持ち良さを感じる人も多いかとは思い
「ファイル時間」と訳してもうまくいかないから「file time」をMSランゲージポータルで検索して、「ファイル時刻」が定訳かあ、などと進むと失敗するパターンです、今回は。 単独ではちょっと難しくても、次の文脈を見るとなんとなく意味が分かる方も多いかもしれません。 Allow the file time to upload. The length of time to upload will vary based on your Internet connection speed and the size of the file. Once the file has finished uploading you will see the File Name in the window. You may enter a short description in the Description
IT翻訳・ローカライゼーションの場では、用語集が提供されるせいで「1語1訳」という意識が知らず知らずのうちに生まれてしまうのかもしれません。 けれども「fail」=「失敗」というように条件反射的に訳すと、不自然な日本語を量産してしまう結果になりがちです。 たとえばNASAのある求人情報からとった次の例文などはどうでしょう。 If you fail to provide the requested documents within the stated time period, we may withdraw the job offer and/or remove you from further consideration. USAJOBS - Job Announcement これを「 募集要項に定められた書類を期間内に提出することに失敗すると~」なんて翻訳するとちょっと不穏な雰囲気が出
サイボウズ式の記事を集中して読んでいた時期に、発想にすごく衝撃を受けたのが、「納品をしない受託開発」、「月額定額のシステム開発」を行っているソニックガーデン社長の倉貫義人氏のインタビュー記事でした。 自分は建築業界について知識ゼロなのでその部分の判断はつかないのですが、見積もり額がピュアに人件費のみになりやすいということでの次の指摘にはものすごく説得されました。 僕は見積もりが好きじゃないんですよ。SIerの見積もりってだいたい外れるんです。ビルや家を建てる時って、人件費を材料代にまぶして見積もるんですよ。だから見積もり金額にそんなに大きなブレはない。 でも、ソフトウェアって材料代がないですよね? 人件費というブレる要素しかないわけです。人月だと優秀な人とそうでない人で差が出るのは当たり前だから、人月で見積もってもうまくいくはずないですよね。 幸福なシステム開発は実現できるか?――ソニック
助動詞の「must」といえば、中学校でも習う基本単語ですが、実務翻訳・IT翻訳の現場では思わぬ誤訳をされてしまうこともしばしばです。 The validation error must be caused by a bug or a hacking attempt. node.js - Handling Mongoose validation errors – where and how? - Stack Overflow 上の例文に対する典型的な誤訳は「認証エラーは、バグまたはハッキング行為によって生じている必要があります。」 IT翻訳に親しんでいない方からすると「えっ!?」と思われる訳例かもしれませんが、誤訳の背景として、訳語の統一のために「must」の訳に「~する必要があります」という日本語をあてるスタイルガイドが多いことがありそうです。 例えば、こちらは次のページからダウンロードで
「英日翻訳での解釈ミスを防ぐ英文法:品詞識別の力試し編」で予告していた英文法編です。 そして、じゃじゃーん、『総合英語フォレスト Forest』とその後継とされる『総合英語エバーグリーン Evergreen』を購入しました。 しかし、わざわざ古本で Forest を購入する必要はないですね。 詳細に見比べたわけではないですが、各章の例文や説明もほぼほぼ同じですし、目次で見比べた限り章の構成の変更も Evergreen の方でいくつかの章がPart 1-3 の 3 節構成から Part 1-4 の構成の 4 節構成になっているくらいのようです。 1.どうせやるなら効率的に:スタートラインまでの早さと効き具合を意識する 2.10個の品詞、5個の文の要素、5文型 3.品詞と文の要素のマトリックス 終わりに:英文法の品詞・文の要素・文型のシンプルさに奉仕するその他の文法事項たち 1.どうせやるなら
英文法の方の記事も書いていきたいのですが、よい素材となる英文を見つけるのが難しいというのが一番のネックですね。 訳語の選択や翻訳技法の森はオープンエンドなので尻込みする部分もありつつ、ネタは豊富だし、原文を紹介しやすいということで、少し手を染めてみます。 www.ducttapemarketing.com さて、「maintain a consistent brand identity」を素直に訳すと、「一貫したブランドアイデンティティの維持」や「統一されたブランドイメージを維持する」などになるかと思います。 このままでも悪くはないのですが、IT翻訳の中でもマーケティング翻訳としてお値段が高く設定されていたり、原文がより複雑で長いときはもう一歩処理しておきたいという気持ちもあります。 そういうときに便利なのがこちらの富井篤さんのKindle本で紹介されているような、 英語「形容詞A+名詞B
翻訳の話題においては、辞書や翻訳技法がいわば花形で、文法はどちらかといえば地味な存在かもしれません。 一方で、例えば翻訳者の成田あゆみさんは英文法の重要性について次のように述べています。 翻訳において必要な英語力とは、 「原文のすべての語の役割を、論理的に言葉で説明できる」 ということです。 ここでいう「役割」には、ある語が全体の中で持つ意味や、文脈の中での意味ももちろん含まれますが、ここであえて強調したいのは文法的役割です。 翻訳者は、英文法の知識があることが大前提です。 どんな海外経験があってもこの点には例外はないと、経験上断言できます。 文法の重要性は、いくら強調してもしすぎることはありません。 プロ通訳者・翻訳者コラム | 成田あゆみ先生のコラム 『実務翻訳のあれこれ』 | 第6回:翻訳と文法 | 力強い言葉ですね。 全体の構想はあまり固まっていませんが、これから不定期で何回かに分
ブログ開設当初ってこまごまとしたタスクが発生しますよね。 会社での導入検討も兼ねて、今回、プロジェクト管理のTrelloを一人で試してみてます。 (会社では Office 365 の Planner を使ってますが、本格運用ではないです) Trelloは、ツールとかチームの仕組みづくりについて勉強したくてちょくちょく覗いている Seleck なんかで見つけて気になっていたプロジェクト管理ツールです。 seleck.cc seleck.cc (画像はSeleck記事より) こんな感じでいわゆるカンバン方式でタスクを管理できます。 タスクの作成と移動が本当にシンプルに、サクッとストレスなくできるところはかなり気に入っています。 また、個々のタスクの中に入ると、小さいチャットを展開できて、ぽんぽんコメントを投稿・追加できるところも個人的には二重丸ポイントです。 アイディアを膨らませたり、タスクを
コンフリクト、日本人は扱うのが苦手だという話もありますね。 ただ、意見の対立が生じたとき、「消耗させられるな、嫌だな」と捉えるか、「チャンスだ」と捉えるかで、気持ちの持ちようもずいぶん変わってくるのではないでしょうか。 ダイバーシティ・多様性の考え方にも通じるポイントですね。 自分がコンフリクトをポジティブに捉えられるようになったきっかけになった本から紹介します。 1.コンフリクトってネガティブなものなの? 2.「あっ、これってコンフリクトだな」と名前を付けるだけでも効果あり 3.綺麗ごとではない功利的な観点から 4.気分を落ち着けてニュートラルに戻せるだけでも大きなプラス 終わりに:コンフリクトを隠さないメリットにつながる関連記事 1.コンフリクトってネガティブなものなの? タイトルだけからは想像がつかないかもしれませんが、コンフリクトに対する考えが明るくなったのは次の本がきっかけです。
「猫盾」という字面だけ見ると、 シャキーン まさにこの絵面が思い浮かぶと思うんですけど、中国語の口語表現ではもう一つ意味があるそうで、 人間が歩いていると猫がまとわりついてきて身動きがとれないというアノ状況も「猫盾」というそうです。 AT フィールド的な全方位型 cat shield ですね。 スターの数だと、はてなハイクの猫写真に軽くブログが負けてるので、頑張ってブログもいい記事を書いて読者を増やしていきたいですね。 フクくん ハルくん ChromeのWeb開発者向けの検証画面を表示させて、ブログの改善点を指摘してくれるフク。
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