わたしが先生の「ロリータ」だったころ 愛に見せかけた支配について 著者:アリソン・ウッド 出版社:左右社 ジャンル:ノンフィクション・ルポルタージュ 26歳の英文学教師は、17歳のわたしにナボコフの名作を重ね合わせた−。数々の作品で描かれてきた「大人の男と少女の恋愛」という図式の不健全さを暴き、少女が自らの知性でそこか… 『わたしが先生の「ロリータ」だったころ』 [著]アリソン・ウッド 少女マンガの世界には、かわいいヒロインがかっこいい担任教師と恋に落ちる話が結構ある。それが読者の胸を大いにときめかせているわけだが、このノンフィクションを読めばいかに危険なファンタジーであるかがわかるだろう。 舞台はアメリカ。アリソンは高校最後の学年であるシニアとなったが、周囲と馴染(なじ)めず孤独を持て余している。しかし、そんな彼女に文才があると気づいた教員が、文学に造詣(ぞうけい)の深いノース先生を紹介