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なぜ野生動物からヒトに感染したのか? 掲載日:2020.05.08 今、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に猛威を振るっており、日本でも緊急事態宣言が発出されて、その制圧のために多くの社会的隔離策が実行されています。また、個人に対しても多くの行動自粛が求められています。しかし、残念なことに日本では終息が見通せず、世界中で尊い命を落とされた方が多数でています。最近、この感染症の原因となる新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の由来について米中で論争が行われていますが、最初はコウモリを起源として直接的あるいは中間動物を介してヒトに感染したものと考えられています。その後、ヒトからヒトへと次々に感染し、今のような世界的な蔓延へと繋がっています。本来は森林や洞窟の中で生息するコウモリの間で感染を繰り返されて穏便に種を維持していたウイルスが、突如人間社会に出現して猛威を振るうよう
筋肉増強剤(アナボリックステロイド)と動物用医薬品 掲載日:2019.11.05 ボディビル大会の映像をみると、とても人間とは思えないほどに筋肉のついた男女の身体を見ることがあります。貧弱な体つきの者としては羨ましいと思う反面、通常の筋トレ(筋力トレーニング)でこのような体形になることに疑問を感じる方も多いと思われます。当然ながら筋トレの結果であれば問題ないのですが、筋肉増強剤であるアナボリックステロイドを使うことも多いようです。9月5日の読売新聞によると、筋トレ愛好家に健康被害が広まっている恐れがあるとして、厚生労働省が筋肉増強剤としてのアナボリッックステロイドの利用状況や流通経路などの調査に乗り出したことが報道されています。また、インターネットで容易に海外から購入できるため、危険性が高いと判断した場合は輸入規制も行うことも考えているそうです。今回はアナボリックステロイドの概要を紹介する
動物薬が新型コロナウイルス感染症治療の救世主になるか? 掲載日:2020.05.01 世界的に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が蔓延しています。日本では80%以上の患者は無症状か軽症といわれていますが、約20%の方は重症化しており400名を超える方が亡くなっています。現在、COVID-19に対する決定的な治療薬がなく、抗ウイルス薬レムデシビル、抗インフルエンザウイルス薬ファビピルビル、抗HIV薬ロピナビル/リトナビル、喘息治療薬シクレソニド、皮膚エリテマトーデス/全身性エリトマトーデス治療薬ヒドロキシクロロキン、膵炎治療薬ナファモスタッドなどの有効性の確認が観察研究や臨床研究として行われている他、一部の薬剤については臨床試験として行われています。しかし、残念ながらこれといった治療薬はいまだ明らかではなく、世界的に有効な治療薬が待たれています。 イベルメクチン(Ivermecti
うがいは風邪を予防するか? 掲載日:2017.10.10 風邪の原因にはウイルス、細菌、クラミジアやマイコプラズマなどが知られていますが、成人の場合その大部分はウイルスによるものと言われています。特に重要なのはインフルエンザウイルスによるものです。風邪の流行する冬になるとテレビや新聞などのマスメデイアでは、予防対策として人混みへの外出を避けるとともに、外出から帰宅したら「うがい」と「手洗い」の励行を呼び掛けています。今回はこの「うがい」の効果について気になる文献を紹介したいと思います。 風邪の予防対策としての「うがい」は当たり前のように行われていますが、その有効性は必ずしも検証されていないようです。当然のことながら市販うがい液と風邪の原因ウイルスを試験管内で反応させると死滅することは確認されています。しかし、風邪の予防効果となると別の話しなのです。京都大学健康科学センターでの成績を紹介する
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