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総理秘書官の中でもっとも重要なポストである筆頭秘書官は、財務省の指定席になっています。筆頭秘書官は、総理に四六時中付き添って、政策のアドバイスを行う職務です。総理が財務省寄りの考えになるのは、当たり前です。 官邸の司令塔的役割の官房副長官補も、財務省からの出向者となっています。重要閣僚の秘書官など、すべての重要ポストは財務省が握っているのです。 また、国家公務員の人事を仕切っているのは、財務省主計局給与共済課(給料関係)、人事院給与局給与第二課(各省庁の人事)、総務省人事・恩給課(国家公務員の総合的な人事)の3つの組織です。この3つも、すべて財務省が握っているのです。 国税庁のトップスリーは 財務省キャリア官僚の指定席 さらにさらに、財務省は、公正取引委員会だけではなく金融庁の最高ポストや幹部ポストも握っています。つまりは、財務省は、金融庁、公正取引委員会といった国の経済政策の中心機関を事
ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場で働いている筆者が仕事を通じて見えた悲喜こもごもをつづる本連載。今回は去年、衆議院選挙の際に「投票所設営」のアルバイトをしたときの体験についてレポートしたい。知られざる投票所づくりの裏側とは。(ライター みやーんZZ) 「投票所設営」でスキマバイト! ドタキャン要員がいる!? 氷河期世代の40代おじさんである僕が去年、突如ハマったスキマバイト。参議院選挙の投票日が近付いているということで、今回は去年、衆議院選挙の投票所設営の仕事をした際の模様をご紹介します。 去年、衆議院の解散と選挙が発表された段階で「なにか選挙関連の現場にスキマバイトで潜入したい!」と思った僕。いろいろ探した結果、投票所設置作業の仕事を見つけ、エントリーしました。 投票日の前日、指定された都内のとある駅に到着すると同じ仕事に申し込んだであろう人が8人ほど、集合していました。女
いま、消費税の減税をめぐって与党と野党が激しく対立している。だがこのまま選挙が行われ、減税勢力が勝ったとしても本当に消費税は下がるのか?その背景には、予算・人事・徴税を握る財務省キャリア官僚の存在がある。自民党も影響されてしまうという財務省の力と、その中で働く職員の素顔に迫る。※本稿は、大村大次郎『本当は怖い税金の話 元国税調査官が書いた 知らないと損する裏知識』(清談社Publico)の一部を抜粋・編集したものです。 予算も人事も思いのままに動かす 日本を支配する最強官庁 昨今、よく「財務省が事実上、日本を支配している」というようなことがいわれます その一方で、「そんなのは陰謀論だ」「たった1つの官庁が日本全体を支配しているわけがない」というような論調も見られます。 実際は、どうなのでしょうか? 元国税調査官の観点でいいますと、「財務省が事実上、日本を支配している」というのは、限りなく真
「しまむら」のパート時給が2000円超え――。一部の大手チェーンでは、フルタイムで働けば「年収400万円」、近い将来には「年収500万円」も視野に入る「勝ち組非正規」が生まれつつあります。一方で、多くの企業で正社員の賃金が伸び悩んでいる現状も。なぜ、このような“逆転現象”が起きているのでしょうか。それは、単なる人手不足だけが原因ではありません。本記事では、若者人口の激減、「年収の壁」の制度変更といった構造的な要因を読み解きます。日本の雇用常識を根底からひっくり返す「エゲツない未来」の正体に迫ります。(百年コンサルティングチーフエコノミスト 鈴木貴博) 「時給2000円」が生死をわける… 中小零細に襲いかかる“エゲツない未来” 流通コンサルタントの小島健輔さんの分析(WWD 7月3日)が話題です。ファッション業界のリーダー企業であるしまむらとユニクロの店舗で働く従業員の賃金が接近しているとい
日本経済が世界のトップを走り企業に活力があったバブル時代、会社員の夢は課長から部長、さらに役員へと、出世の階梯を登っていくことだった。リーダーになることにやりがいを感じ、誇りを感じた。だが今、管理職にはなりたくない、出世は不要だと考える社員が多数を占めている。それは、なぜなのか。解決策はあるのだろうか。※本稿は、高橋克徳『静かに分断する職場 なぜ、社員の心が離れていくのか』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。 罰ゲーム化した管理職は 多くの若手が願い下げ 管理職をめぐる最大の問題は、今の管理職、マネジャーが魅力的な存在になっていない、むしろ誰もなりたくない存在になっているということです。 自分の仕事だけでなく、一人ひとりのケアとサポート、組織成果の追求をリードしなければならない。 しかも、管理職になると残業代も出ない。個々の事情で早く帰る人がいて誰もフォロー
「日本人ファースト」が支持を得るのは “歴史の必然”だ 「日本人ファースト」を掲げる参政党が急速に支持を広げている。 筆者もある参政党候補者の街頭演説を聞きに行ったら、聴衆の数自体はそこまで多くなかったものの、思っていたよりも若い人たちの姿があって驚いた。 一方、「出る杭は打たれる」ということなのか、批判的な声も増えている。 例えば、参政党候補者は、日本人よりも外国人が優遇されているということを盛んに訴えている。メディアの中にはこれは「デマ」であり、外国人差別や排外主義を煽っていると厳しく批判するところもある。また、代表の神谷宗幣氏が演説で「高齢の女性は子どもが産めない」などと発言したことも、女性差別だと市民団体が抗議をしている。 確かに筆者が街頭演説を聞いていたときも、「参政党ナチス」というプラカードを掲げた人が候補者に近づこうとしては、警備担当者に追いかけまわされていた。 さらに、参政
5月の対米自動車輸出額は24.7%減 輸出価格(円ベース)は24.9%減 米トランプ政権は4月3日、自動車の輸入に対して25%の追加関税を発動した。日米関税見直し交渉で日本政府はこの自動車関税の撤廃・引き下げを最優先にしてきたが、トランプ大統領は6月29日、FOXニュースのインタビューで、自動車関税を修正するつもりはない考えを示唆した。 7月7日(日本時間8日未明)、トランプ大統領は、相互関税の上乗せ関税の一時停止期間が9日に切れるのを前に、各国に新たな関税率を課すとして日本に対しては「25%」の新しい関税率を通告、8月1日から実施すると発表した。 日本政府は猛反発し8月1日までに再度、交渉をする姿勢だが、日本車に課されている追加関税の撤廃や引き下げはかなり難しそうな状況だ。 貿易統計によれば、5月のアメリカ向け自動車の輸出額は、対前年同月比24.7%減の3634億円となった。輸出台数は3
『機動戦士ガンダムGQuuuuuuX(ジークアクス)』は、ガンダム作品を根強く支えるファンとの交流や二次創作などの影響が垣間見える作品ともなっている。特集『ガンダム・ジークアクスの舞台裏』(全10回予定)の#3では、ガンダムを語る上では切り離せない、ファンとの関係性について鶴巻和哉監督に聞いた。※本文には一部テレビ最終回のネタバレを含みます(聞き手/ダイヤモンド編集部 鈴木洋子) ガンダムオタクが喜んでくれるようなネタを たくさん入れているつもりです ――ガンダムが巨大化したり、シャアが変身したりという展開をSNSで予想していたファンもいましたね。最終回では、さまざまな「シャアが搭乗する赤い機体」の画像が一瞬だけ映るシーンを題材に、それぞれを特定する考察陣が現れたりして、ファン全体で楽しんでいる感がありました。 僕も庵野(秀明・カラー社長)も榎戸洋司(シリーズ構成・脚本担当)さんもガンダム
トランプ政権で副大統領に抜擢されたJDヴァンスの「ブレーン」として日本のメディアでも取り上げられるようになった政治学者のパトリック・J・デニーンは、2018年の著書『リベラリズムはなぜ失敗したのか』(角敦子訳/原書房)でこう書いている。 リベラリズムは失敗した。リベラリズムを実現できなかったからではなく、リベラリズムに忠実だったからである。成功したために失敗した。 世界でもっとも著名なリベラルの一人であるオバマ元大統領は、リベラリズムを批判するデニーンの著書を次のように評した。 『リベラリズムはなぜ失敗したのか』は考えさせられる本だった。著者の結論のほとんどには同意しないが、この本は、西欧の多くのひとたちが感じている意味の喪失とコミュニティの崩壊について、鋭い洞察を提供している。リベラルデモクラシーは、自らが引き起こす災厄を無視してきた。 デニーンはこの本でどのような主張をし、それがヴァン
スマホ・テレビ・ゴシップ……日常生活の99%はムダだらけ。しかし、ムダを捨てるためにいくら効率を良くし、生産性を上げても、他人の期待に応えているだけで、自分のためになっているわけではない。「依存のプロ」GoogleとYouTube出身の著者が生み出した、自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」とは? 27言語で刊行され、世界で累計30万部を突破している『とっぱらう――自分の時間を取り戻す「完璧な習慣」』をもとに解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子) そう思ってふと自分の行動を思い返すと、YouTubeやSNSを開いていた記憶しかない。 朝の支度中も、仕事や勉強の合間も、なんとなくスマホに手が伸びてしまう。 気づけば1時間、いや、もっと時間が過ぎていて、自己嫌悪に襲われる。 しかし、時間がないのは、予定が多すぎるからじゃなく、“スマホに時間を吸い取られているから”かもしれません。 では、どう
NTTドコモの屋台骨である通信事業が揺らいでいる。ダイヤモンド編集部の取材により、KDDIやソフトバンクといった競合他社との顧客争奪戦で、再び劣勢に立たされていることが分かった。特集『巨人復権 大NTTの野心』の#2では、内部データによって判明したドコモの苦境を明らかにする。(ダイヤモンド編集部 村井令二) 新料金プラン導入の6月は顧客流出! 内部データで判明した「MNP」の実態 かつてNTTドコモは携帯電話の「王者」だった。NTTから分離した1992年のシェアは60%を超えていた。 だが、電話番号を変えずに携帯キャリアを切り替える「番号持ち運び制度(MNP)」の下での顧客争奪戦で、KDDIやソフトバンクに負け続けてシェアを落としてきた。足元では楽天モバイルも契約数を拡大させており、争奪戦は一段と激しさを増している。 これに歯止めをかけるため、2024年6月に就任した前田義晃社長は、積極的
「大学受験」は10代における最大のイベントです。残念な側面でもありますが、いい大学にいけば、なりたい職業になれる確率は上がり、将来の選択肢は増えるのが現在の日本です。それほどまでに大学受験の持つインパクトは大きくなっています。そんな難しい時代でも「自分らしい大学進学」をするために書籍:『17歳のときに知りたかった受験のこと、人生のこと。』が発売されました。本書は、きれいごとを抜きにして、「大学受験とはどういうものなのか」「人生とはどういうものなのか」を考えることができる受験の決定版です。本記事では発刊を記念して著者である、びーやま氏への特別インタビューをお届けします。 高学歴な人はペーパーテストができるだけ? ――学歴社会だと「高学歴」の持つ価値は大きいですが、それは「ペーパーテストだけの結果でしかない」という意見もよく耳にします。びーやまさんはこのことについてどう思われますか? びーやま
今治造船がジャパンマリンユナイテッドを子会社化し、日本の造船業再編が加速する。強みを補完する2社が一体化することで、中国・韓国に対抗する体制が整う。財閥系の造船会社から非財閥系への主導権移行が進み、海運業を含めた7社連携による“海事クラスター”構想も始動。業界は「造船ニッポン」復活の天王山を迎える。(ダイヤモンド編集部 井口慎太郎) 今治造船が名実共に盟主に 主導権は、財閥系メーカーから非財閥系へ 国内造船最大手の今治造船が、業界2位のジャパンマリンユナイテッド(JMU)を子会社化する。木造船の「船大工」から始まり、“野武士集団”とも言われる今治造船が、財閥系メーカーの流れをくみ、官公需と高付加価値船の技術を持つJMUを取り込む構図だ。 今治造船は、JMUに共同出資していたJFEホールディングスとIHIから一部株式を取得し、船舶の開発や調達で連携を強める。今治造船とJMUは2021年に合弁
いま、ビジネスパーソンの間で「AI」が急速に浸透している。自分の代わりに仕事をやらせるだけでなく、一部ではAIに問い、AIと対話して仕事を進めることが、すでに当たり前になりつつある。実際、AIをうまく使いこなせば、問題解決やアイデア発想といった「考える」作業においても大いに役立ち、悩む時間を圧倒的に短縮できる。 ただし、闇雲に使えばいいわけではない。「AIから有益な回答を引き出すには、適切な“聞き方”が必要です」。そう語るのは、グーグル、マイクロソフト、NTTドコモ、富士通、KDDIなどを含む600社以上、のべ2万人以上に発想や思考の研修をしてきた石井力重氏だ。その数々のノウハウをAIで実践する方法をまとめたのが、書籍『AIを使って考えるための全技術』。「鈍器のような存在感に圧倒される」「AI回答の質が目に見えて変わった」と、発売直後から話題に。思考・発想のベストセラー『考具』著者の加藤昌
コロナ禍による業績悪化などを背景に、鉄道各社で運賃改定が相次いでいる。25年ぶりの運賃値上げラッシュはなぜ起きたのか。運賃制度の仕組みや現行制度の問題点とともに解説する。(鉄道ジャーナリスト 枝久保達也) 鉄道運賃制度で採用される 「総括原価方式」とは コロナ禍後の旅客収入減少に対応した運賃改定、すなわち運賃値上げが続いている。2023年は東急電鉄、近畿日本鉄道、JR四国、南海電鉄、京急電鉄、京王電鉄が、そして、2024年は名古屋鉄道が改定を実施した。さらに、2025年は4月1日にJR九州、JR北海道が改定、10月1日に京阪電鉄が改定を予定している。 また、2026年春の改定に向けてJR東日本、西武鉄道、首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス)が国土交通省に申請中。東武鉄道と小田急電鉄は経営計画で将来的な改定の検討を表明しており、運賃改定の波はしばらく続きそうだ。 高い公共性を有する鉄道は、
スマートフォンの登場によって、世界のあらゆる情報にアクセスできるようになり、私たちの世界は大きく変わった。しかし、ユーザーが便利さを追求した代償は大きすぎた。GAFAに支配された世界の行き着く先には、恐ろしい未来予想図が待ち受けているのだ。※本稿は、ヤニス・バルファキス著、関 美和訳『テクノ封建制 デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配する とんでもなく醜くて、不公平な経済の話。』(集英社)の一部を抜粋・編集したものです。 iPhoneがアップルを 1兆ドル企業へと成長させた理由 1950年代にレント(編集部注/地代・使用料などの権益)に復活のチャンスを与えたのがブランディングだとすると、2000年代に利潤に対する逆襲のチャンスを与えたのはクラウド資本(編集部注/インターネットの登場によって生まれた新しい形の資本)の台頭だった。ここでレントが世紀の大復活を遂げる舞台が整った。アップルはそ
ソフトバンク創業者の孫正義氏は13年前に「平凡な人生に満足していないか?」という文章をSNSに投稿したことがある。すると自分の姿勢を反省し、「すいません」と謝る人が続出した。しかし、これは単なる自己啓発的なメッセージではない。時代や分野を超えて通用する、非凡な成果を生み出すための普遍的な思考の核心が存在している。(イトモス研究所所長 小倉健一) 孫氏の言葉にグサっときた人たちが多数 《目標が低すぎないか? 平凡な人生に満足していないか?》 2012年10月10日、孫正義氏がX(当時はTwitter)に投じた問いは、大きな衝撃となって多くの人々の心に届いた。 投稿に対して、まるで叱責されたかのように「反省」「すみませんでした」といった反響が巻き起こったのだ。 人々は、自分自身の生き方や仕事への姿勢を、彼の短い言葉によって否応なく見つめ直させられたのである。一個人の発言が、いかに深く、広く、人
三田紀房の受験マンガ『ドラゴン桜2』を題材に、現役東大生(文科二類)の土田淳真が教育と受験の今を読み解く連載「ドラゴン桜2で学ぶホンネの教育論」。第66回は「日本とヨーロッパの教育システム」について、歴史から学ぶ。 海外に比べて圧倒的に高かった「江戸の就学率」 天野晃一郎の母は、子育ての悩みを、東大合格請負人・桜木建二に相談する。すると桜木は、江戸時代の寺子屋などを引き合いに出し、日本の教育システムの歴史について力説した。 ご存じの方も多いと思うが、寺子屋とは、江戸時代に存在した庶民向けの私的教育機関だ。地域の知識人や僧侶、浪人、町人などが教員となり、子どもたちに「読み・書き・算盤(そろばん)」などの実用的な知識を教えていた。 その数については明確な統計が残されていないが、幕末期には全国で1万〜1万5000カ所ほど存在したと推定されており、人口規模に対して極めて高密度で庶民教育が普及してい
働きながら3年で、9つの資格に独学合格! 大量に覚えて、絶対忘れないノウハウとは? 「忘れる前に思い出す」最強のしくみ、「大量記憶表」を公開! 本連載の著者は棚田健大郎氏。1年間必死に勉強したにもかかわらず、宅建試験に落ちたことをきっかけに、「自分のように勉強が苦手な人向けの方法を編み出そう」と一念発起。苦労の末に「勉強することを小分けにし、計画的に復習する」しくみ、大量記憶表を発明します。棚田氏の勉強メソッドをまとめた書籍、『大量に覚えて絶対忘れない「紙1枚」勉強法』の刊行を記念して、本書の内容を一部公開します。 本日は、資格試験に役立つ勉強法についてお話しします。 「復習と復習のあいだを最長でどれくらい空けてもいいのでしょうか?」というご質問をよくいただきます。 オススメの勉強法は、一言で言えば「忘れる前に思い出す」という勉強法です。とにかくやったことを短い間隔で思い出し、忘れる前に記
一触即発、ケンカの理由 ある児童施設の支援員から聞いた話だ。 小学4年生の男の子数人がケンカを始めたので、支援員は「どうしたの?」と声をかけた。 「こいつがウザイって言うから」 数人がAくんを指さす。Aくんは来たときから落ち着きがなく、イライラしたような様子があった。 「何がウザイの?」 Aくんはなかなか言葉が出てこなかったが、丁寧に聞いていくと、なんと「明日の遠足が楽しみで気持ちが落ち着かなかった」ということがわかった。ソワソワした気持ちをなんと表現していいかわからず、「ウザイ」という言葉になってしまっていたのだ。 支援員が話を聞くとAくんは落ち着き、ケンカもおさまったという。 私はこの話に驚き、感心もした。 Aくんの言葉や表現の未熟さに原因があったわけだが、私がそこにいたとしても、まさか「ウザイ」がまわりの子のことではなく、遠足に向けた気持ちだったなんて思いもよらなかっただろう。 支援
「この本のおかげで出世できた」「チームのパフォーマンスが上がった」 そんな感想が届いているのが、安藤広大氏の著書『リーダーの仮面』『数値化の鬼』『とにかく仕組み化』『パーフェクトな意思決定』シリーズ四部作だ。これまで4400社以上の導入実績があるマネジメント法「識学」をもとに、ビジネスの現場で「一生活躍し続けられる」メソッドや思考法を授ける本シリーズは、さまざまな業界から圧倒的な支持を集めている。今回は、全ビジネスパーソンに必須の「リーダーシップ」のあり方を指南する。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健) 思考停止を招く「自分目線」 仕事ができない人に共通するのは、思考が常に自分目線で止まっていることです。 それは能力の問題ではなく、思考の“焦点”の問題です。 「これをやれば自分が楽になる」 「これは自分のやるべきことじゃない」 「こんなことをやらされても意味がない」 このように、すべての判断
頭の悪い人は「100%の完璧」を目指す。じゃあ、頭のいい人はどうするか。 次々と新たなビジネスを仕掛ける稀代の起業家、佐藤航陽氏。数々の成功者に接し、自らの体験も体系化し、「これからどう生きるか?」を徹底的に考察した超・期待作『ゆるストイック』を上梓した。 コロナ後の生き方として重要なキーワードは、「ストイック」と「ゆるさ」。令和のヒーローたち(大谷翔平、井上尚弥、藤井聡太…)は、なぜストイックに自分に向き合い続けるのか。 『ゆるストイック』では、新しい時代に突入しつつある今、「どのように日常を過ごしていくべきか」を言語化し、「私自身が深掘りし、自分なりにスッキリ整理できたプロセスを、読者のみなさんに共有したいと思っています」と語っている。(構成/ダイヤモンド社・種岡 健) 本当に価値ある仕事をするために あなたは、つい同じことばかりを続けてしまいがちではないでしょうか。 日々、新しい技術
プレゼン資料は、「読ませるもの」ではありません。“込み入った話”を言葉だけで伝えようとすると、どうしてもまどろっこしい表現になり、非常にわかりにくい説明になりがちです。そんな時に必要なのは、伝えるべき内容の「本質」を、直観的に理解できるように「図解化」する技術。プレゼン資料は「見せるもの」なのです。そこで、累計40万部を突破した『社内プレゼンの資料作成術』シリーズの著者で、ソフトバンク在籍時には孫正義社長に直接プレゼンをして「一発OK」を次々と勝ち取った実績を持つ前田鎌利さんと堀口友恵さんに、プレゼン資料を「図解化」する技術を伝授していただきます(本連載は『プレゼン資料の図解化大全』から抜粋・編集してお届けします)。 ビジネス・プレゼンで「イラスト」はNG 図解スライドに、イラスト、写真、ピクトグラムなどを掲載しているケースをしばしば目にします。 しかし、私たちは、社内プレゼンにおいては、
なぜそうなのか?夫婦が別姓になると明治から続く日本の伝統が変わってしまう。それはどうしても受け入れられない。政治の世界でコメが日本社会の根幹として聖域なのと同じで、家族制度も社会の根幹であるから変えるべきではないと保守的な政治家が考えているのです。 さて、私たち経営コンサルタントの世界では、この記事で取り上げているような問題構造のことをトレードオフ(二律背反)と言います。どちらかをとると、もう片方をとることができない状況を指す言葉です。 その言いまわしで言えば、夫婦の選択的別姓と、少子化問題の解決はトレードオフの構造にあります。そして今起きていることは、夫婦の選択的別姓は採用したくないことから、少子化問題は解決しなくてもやむなしと政治家が判断している様子です。 こども家庭庁のトップに保守派の重鎮というべき政治家が配置されているのは、社会を変えたくないという強い意志を感じさせます。 さて、こ
少子化対策には“魔法の一手”があります。しかし、なぜか一部の政治家たちはそれを頑なに拒んでいるのです。合計特殊出生率の低下が止まらない日本。世界各国の出生率のデータを掛け合わせると、“魔法の一手”となる政策が浮かび上がってきます。国民の多くがすでに支持しているのに国会では議論すら封じられてきた、ある政策。やっと、次の参院選の重要なテーマになりそうです。その正体と、導入が遅れる理由について解説します。(百年コンサルティングチーフエコノミスト 鈴木貴博)
これから先、人類は「馬」になる ――これから先、AIによって人類はどうなっていくと思いますか? 5年後とか10年後、量子コンピューターが実用化されると、今まで何十年もかかっていたようなノーベル賞級の発見が「5分に1回」ぐらいのペースで出てくるようになるらしいんです。そうなると、たぶん人間の認知が追いつかなくなる。 けんすう(古川健介) アル株式会社代表取締役 学生時代からインターネットサービスに携わり、2006年株式会社リクルートに入社。新規事業担当を経て、2009年に株式会社ロケットスタート(のちの株式会社nanapi)を創業。2014年にKDDIグループにジョインし、Supership株式会社取締役に就任。2018年から現職。会員制ビジネスメディア「アル開発室」において、ほぼ毎日記事を投稿中。 X:https://x.com/kensuu note:https://kensuu.com
「論破王」とも称されるひろゆきだが、彼の論破法の根底にはプログラミング思考があり、それは現実のコミュニケーションにおいても活かすことが可能だという。ひろゆき流コミュニケーション術の真髄とは?※本稿は、戸谷洋志『詭弁と論破 対立を生みだす仕組みを哲学する』(朝日新書)の一部を抜粋・編集したものです。 圧倒的論破力の背景にある プログラミング思考 議論に対するひろゆきの考え方は、彼がもともと生業としていたプログラミングの思考と、ある意味ではよく似ている。 プログラミングとは、インターネット上にウェブサイトなどを構築する際に、その一つ一つのデザインや挙動を、コンピューターに対して言語によって命令することである。 普段、何気なく閲覧しているサイトであっても、実際にはとても複雑なソースコードによって設計されている。たとえば、文字を太字にしたり、斜体にしたりすることも、言語によって命令が記述されている
「『なぜ、そう思うの?』は、絶対にNGです」 「なぜなぜ分析」をはじめに「なぜ?」という問いは“論理的に考える”ための「良い質問」だと考えられている。しかし実は「なぜ?」「どうして?」は、致命的な「解釈のズレ」を生み、噛み合わない会話=「空中戦」を作り出してしまう元凶、「最悪の質問」なのだ。 「事実と解釈の違い。これに気づけていない人は、まだ確実に“曇りガラス”の中にいます」――。話題の新刊『「良い質問」を40年磨き続けた対話のプロがたどり着いた「なぜ」と聞かない質問術』では、世界・国内の各地で実践・観察を積み重ねてきた著者による「賢い質問の方法」=事実質問術を紹介している。本書に掲載された衝撃の新事実の中から、今回は「ありがちなNG質問」について紹介する。(構成/ダイヤモンド社・榛村光哲) 「会話が噛み合わない」人のNG発言 みなさんの職場には、「なぜかいつも会話が噛み合わない」という人
「やることあるのに、なぜか動けない」――そんな自分を責めて、ストレスを抱えていませんか? 勉強、仕事、筋トレ…やる気はあるのに先延ばしてしまう。多くの人が抱えるこの悩みに、心理学の視点から答えるのが、新刊『すぐやる人の頭の中──心理学で先延ばしをなくす』です。 著者は、モチベーションの研究を専門とする筑波大学人間系教授・外山美樹氏。本記事では、外山氏にインタビューを実施し、「先延ばしグセを解消し、前倒しで行動するためのコツ」を心理学の知見をベースに教えてもらいました。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局) なぜ「やろう」と思ってるのに動けないのか? ―― 勉強や仕事、筋トレなど「やろう」と思っていることがあるのに、すぐに取り掛かれないのは、なぜなのでしょうか? 外山美樹(以下、外山):私たちがなかなか行動を始められない原因は、単に「やる気がない」からとは限りません。 心理学の研究によれば、その
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