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コーヒー沼
drugstore.hatenablog.com
胸に刺さった大きなブーメラン あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 さて、2020年の当ブログはインタビューから始めたいと思います。控えめにいって、かなり貴重なインタビューです。 ご登場いただくのは、市販薬メーカー勤務のYURIIKAさん。「外用薬」と呼ばれる塗り薬や貼り薬の開発を担当する、若手の薬剤師さんです。 昨年末にたまたまツイッター上でのやり取りさせていただきまして、心にビシバシ響く言葉をいただきました。こちらがそのときのツイートです。 OTC開発に携わる薬剤師の方の意見です。ドラッグストア関係者は一連のツリーを読んでおいて損はないと思います。わたしは刺激になりました。合理です。 https://t.co/cs8ckUtFZw — kuriedits (@kuriedits) December 19, 2019 やり取りを見た朝日新聞アピタル編集長の野瀬さん
わお!アクセス数が半分に急落しました ええ、今週に入って、当ブログのアクセスが減少傾向にあったのですけど、2日前に1週間前の半分まで急落するに至りました。原因ははっきりしています。この日、グーグルが医療と健康に関するコンテンツの評価を見直したからです。検索結果に大変動が起きました。ぼくの周りでもブロガーが大打撃を受けてます。 私のとこも半分では止まらなかったです😂 なので気合いを入れ直しているところです。ここが踏ん張り所ですからね、頑張りましょう(*´ω`*) また色々情報交換させてくださいませ🙇 — Fizz-DI (@Fizz_DI) 2017年12月7日 なんかアクセス数が少ないと思ったらそういうことだったのか(・_・;) https://t.co/bgJuwTJGjn — 産業薬剤師 (@indus_pharm) 2017年12月6日 けっこうばっさりいかれた感がある。リアルタ
日本人ばかりが使っている薬 海外ではほとんど使われていないのに、日本ではやたら消費されている薬がある――。 なんて書くと、 「国内製薬メーカーの利権ですね。よくわかります」 という声が聞こえてきそうだが、利権かどうかは置いといて、そのような薬は事実ある。 ここでは、日本人ばかりが使っている薬を「ドメスティック(国内)な薬」、略して「ドメグスリ」と呼ばせてください。ぼくの知っているドメグスリを紹介したい。 「ペラック」 「ベンザブロックS」に含まれるトラネキサム酸は・・・ 今回取り上げるのは、喉の痛みを取り除く「トラネキサム酸」。市販薬では、咽頭痛の薬「ペラック」や、総合風邪薬「ベンザブロックS」などに使われている。 【第3類医薬品】ペラックT錠 36錠 出版社/メーカー: 第一三共ヘルスケア 発売日: 1993/09/07 メディア: ヘルスケア&ケア用品 クリック: 1回 この商品を含む
戸惑う質問・・・ 先日、頭痛・生理痛薬「イブ」について書いたので、その続きを。 ドラッグストアで薬剤師としてバイト中、お客から「イブっていくつか種類があるけど、なにがちがうの?」 と聞かれたことがある。前回記事に記したとおりの違いを説明する。ほとんどのお客は、すんなりイブシリーズのなかから一つ選んで購入していく。 そんなとき、僕は心の中でちょっとホッとしていた。 「『あのこと』について聞かれなくてよかった・・・」『あのこと』とは、ほかでもない、イブクイックの特徴である「速く効く」への疑念である。 どうして「どれだけ速いんですか」と聞かないの? メーカーの説明によれば、イブクイックの特徴は、胃に優しい成分が入っていること、そして効き目が早いこと。特に効き目の早さが、この商品のウリで、だから名前が「イブ『クイック』」だ。 しかし、前回のエントリに記したとおり、イブクイックは他のイブシリーズと比
昨日は突然の高熱(37.4度)と嘔吐で、ヒドイ目にあったけど、朝起きたら平熱で体調も良くなってた。外は快晴で気持ちがいいので、汗だくのシーツとかパジャマを洗濯することにした。ところが、昨日一日寝てて体が硬くなっていたせいか、洗濯物を干している最中に、腰にグキ!と激痛が。 こっこれは、かの「魔女の一撃」(ぎっくり腰)というやつでは! ロクに記事が書けないので、以前書きかけていた記事に手を入れてアップすることにする。なんて日だ。 あ、ちなみになぜウサギの絵かって、今回取り上げるイブの製造元のエスエス製薬のロゴがウサギだから。 「成分」だけじゃなくて「価格」も見よう 頭痛・生理痛薬のイブシリーズには、4つのタイプがある。タイプごとの特徴を知れば、無駄なお金を遣うこともなくなると僕は思う。 そのためには、「成分」だけではなく、「価格」にも注目することが大切だ。 まずは成分から見ていく。 イブの種類
ジャーナリズムを考える日 「今日は負けませんよ〜っ」 ハフィントンポスト日本版の三代目編集長に就く竹下隆一郎(現朝日新聞メディアラボ)さんに久しぶりにお会いしたので、挨拶すると、 「勝ちますよ」 と答えが返ってきた。先日都内で開催された「ジャーナリズム・イノベーション・アワード」の開場数時間前のこと。ぼくは今大会は入賞(6位以内)するつもりで燃えていた。相手が朝日新聞みたいな大手メディアだろうが関係ない、絶対勝つと意気込んでいた。 出品したのは、このブログ「ドラッグストアとジャーナリズム」。結果は25位/50作品(得票数4)で、ボロ負けだった。当日はガックリしすぎて、首が胴体から落ちそうだったが、数日経ったいま冷静に振り返ると、そう悲観することではないと思えるようになった。個人参加のわりには、大手メディア相手に健闘したから?そうじゃありません。 ぼくは今回、自作のアプリを作ってそのデモ版を
キング・オブ・ウガイ薬「イソジン」 イケダハヤトさんのブログ「まだ東京で消耗してるの?」のパクリです。言ってみたかっただけ。 うがい薬はドラッグストアの売れ筋商品。バイトを始めて感心したことが2つある。1つはうがい薬を買う人の多さ。風邪の季節になるとバンバン売れてく。うがい薬を使わない家庭で育って、生まれてこのかた使った記憶がない僕だから、世の中にはこんなにうがい薬を使う人がいるのかあ・・・と勉強になった。 もう一つ気づいたことは、店頭にはうがい薬がいくつかあるのだけど、CMで有名な「イソジン」を購入する客が圧倒的に多いこと。あのCMは最近みないけれど、でもいまでも一番売れているうがい薬は、たぶん「イソジン」だと思う。 でもちょっと待って。うがい薬はイソジンだけじゃないですよ。 うがい薬の3タイプ 僕が思うに、うがい薬は、ざっくり分けると次の2種類がある。 菌・ウイルスを殺す「殺菌タイプ」
あれ?咳だけがいっこうに治らないぞ? 先日、咳の風邪に使う薬を紹介した。咳の出る風邪は本当にやっかいだ。とくに個人的に嫌なのが、熱も鼻水もおさまったのに咳だけがいつまでも続くケース。 咳以外の症状がないので、ついつい「そのうち治るだろ」とタカをくくって過ごすのだけど、なかなか治らない。軽快する様子もない。ゴホゴホゴホ・・・。おかしいな? この症状に何度か苦しんだ経験がある。そこで今日は、「風邪の後に残った咳」について、経験談を記しておこうと思う。科学的な話じゃなくて、個人的なハナシとして。 結論からいうと、このテの咳は、市販薬では治しにくいと感じている。 それは「咳喘息」という症状かもしれない 風邪のあとの長引く咳は、実はただの咳ではないことがある。その一部は「咳喘息」と呼ばれている。 咳喘息は8週以上続くとあるが、実際は上のお医者さんも書いている通り、3週以上続く場合は、咳喘息の可能性が
おことわり ブログはじめて9か月です。 さて、今日は、医療を語ることについて書きます。最初に言っておきます。今回の記事は医療従事者のなかには不快に思われるかたがいると思います。ごめんなさいね、不快に思いたくない人は読まないで。 地域医療ジャーナルさんの「メディカルカフェ」レポート 数か月前に、現役の医師・薬剤師さんたちが運営しているウェブメディア「地域医療ジャーナル」が、5月に開催された「メディカルカフェ」というイベントをレポートしていた。 残念ながら、このような、医療の専門家と、それ以外の人を結ぶような取り組みはあまり浸透していない。日常レベルではほとんど皆無。 患者(あるいは消費者)と、医療提供側との間に大きな溝がある。ツイッターをやっていると、医療を批判する人と、医療批判を批判する人たちとの間に、通常の会話ではありえないほど心無い言葉が飛び交っている。 ぼくは勉強の一環として読むよう
ジャーナリズムがめちゃ危ない 今日は大切なお知らせがあるのだけど、それはいったん横に置いて、まずはひとつ自慢話をさせてくださいな。 今月号のジャーナリズム専門雑誌「journalismジャーナリズム」(朝日新聞出版)に、薬剤師であるぼくの名前(kuri)がちょっとだけ載った。 これは朝日新聞出版が発行する月刊誌で、一線で活躍するメディア人が、毎号様々なテーマでジャーナリズムを論じている雑誌だ。国内外の報道メディアの状況を知る上で役に立つ媒体なので、ぼくは数年前から定期購読している。好きな媒体に、まがりなりにも自分の名前が載ったことはうれしい。 ジャーナリズム。この言葉にどんな印象を受けるだろうか。堅苦しい?上から目線?胡散臭い?せっかくだから、ふだん皆にとって馴染みのない「ジャーナリズム」というものについて、このブログで簡単に解説したいな。 ・・・と思ったのだけど、そんなことは無謀だってこ
「魅惑のロキソニン」 解熱鎮痛薬の「ロキソニンS」はドラッグストアの人気薬の一つだ。僕のブログの読者になってくれているwasserfallさん(日本人です、念のため)が、先日ご自身のブログに、 「魅惑のロキソニン」 というおもしろい記事をアップされていた。 簡単にいうと、ある日wasserfallさんは熱が出て、ロキソニンを飲むことにした。いつもならアセトアミノフェン(ブログでは「カロナール」と表現されている)という解熱鎮痛薬を飲んで済ませるところを、仕事を休めないので、アセトアミノフェンよりも効き目が強いとされるロキソニンを飲んだ。 そしたら体のだるさが驚くほどとれて、仕事が頑張れちゃった。 ところがこの発熱は、実は持病の腎盂腎炎の症状だったことに数日後に気づく。いつもなら、効き目がおだやかなアセトアミノフェンを飲んで、それでも痛みが取れないときは上司に伝えて安静にしていたのに・・・。ロ
2022-07-24 新型コロナ抗原検査キットの正しい買い方【2022/7/18~7/22のニュース】 その他の製品 新型コロナウイルスの第7波が本格化しています。これを書いている週末にも、抗原検査キットはかなり枯渇しているようで、様々なことが流動的な状態ですが、この1週間を振り返ります。 まず、私の店頭では、抗原検査キットの問い合わせが劇的に増えました。… 2022-07-17 市販薬販売機に睡眠改善薬が追加【2022/7/11~7/15のニュース】 大正製薬が新宿駅構内で試験中の市販薬販売機の、運用と扱い品目が変更されました。主な変更点は次の通りです。 ①通勤時間帯も利用できるように、販売時間を朝7時〜午夜9時までに延長 ②新たな品目に、睡眠改善薬や酔い止め薬、涙液型目薬などを追加 ③プライ… 2022-07-08 市販薬の不適切使用の規制と、禁酒法時代の酒と薬について【2022/7/
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