サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
デスク環境を整える
eight8eight-888.hatenablog.com
だんなの淺い智識では羞ずかしながら、革靴や長靴と謂えば英吉利か伊太利亜かなぞと、甚だしい思い込みと予断を持っておりました。物を識らないとは畏ろしいもので、日本の職人気質に革めて眼を開いたのが此方の逸品。參拾年目の真珠婚記念にとおくさんが贈って呉れた、とても美しい靴です。 硝子のように輝く革。多色遣いの縫い目。猫足の靴底の何れも素晴らしい。ありがとうございます。終生歩みを共にします。 履いているうちにどんな表情を見せてくれるのか、とても愉しみです。 ランキング参加中雑談
近間の商館で売りに出ていた巾着袋です。藍染めした太刺子の生地を使っているようですね。携帯電話と札入れが丁度収まるくらいの大きさで、無愛想な表地に小洒落た裏地の裏勝り。腰の帯革に通してちょいと出掛けるのに、ちょっきり見合うのが宜しい。 腰巾着は性に合いませんが、此れは良い購い物でした。 ランキング参加中雑談
最近、亜米利加の不断着に融通が利かないだんなとしては、おくさんにもちいとは興趣相同じくしては貰えないものかと、日頃購い入れている店屋に此れ亦た休日の常である御神酒徳利を願い出ます。 現着して早速におくさんの背恰好に添うようなデニムジャケットを物色すること暫しして、 TR○PHY C○OTHINGの(伏せ字の役を果たしておりませんな)一品に目を当てまして、おくさんに勧めようとしたところ、 ご店主が一言。「違うねえ」。曰く、該社の製品は生地が重く厚い。ために、肌当たりが硬く主張も声高なので、初手に指すには囲みを組むのが難くなる。生地感が軽く取り合わせの幅が広い一点を選んだ方が後後まで着られますよとのこと。 然もありなんと肚落ちしただんなは、選考の下駄をご店主に預けます。おくさんの趣意も踏まえて見立てて戴いたのが此方。 下駄を預けただんなが謂うのは不適格ではありますが、左右対称の意匠で尾錠が無い
思い起こせば、最後に縄を違ったのは何時のことだったかしらん。 随分とご無沙汰していた蕎麦とご対麵。 拾割蕎麦の鴨せいろを戴きました。冩眞には映っていませんが、蕎麦汁には肉厚の鴨肉が身命惜しまず入っております。脂の甘味と程好い嚙み応えで調子が高い。蕎麦もきりりと締められていて、喉越し軽やか。美味しいです。 余りに間を置いてしまったので、田舎蕎麦も追加で註文。此方も良いですねえ。 すっかり満腹で大満足。愉しい食事は休日を豊かにしてくれますね。御馳走様でした。 ランキング参加中雑談
肝心の參台目は一向に納められる気配がありません。 どうしたものか。 ランキング参加中雑談
葡萄酒に於いては、収穫年を遡って年代物を産生するなぞは到底出来ない無理難題でしかありませんし、存在すべきでは無い悪意のある紛い物に過ぎませんが、一方で、巷間には特定の年代に世に出た秀逸な品品を。現代の技術で精巧に再構成する複製と謂う範疇が成立しています。 藍染めの厚地綿織物に関しては、貴重な年代物を典範とした複製が種種諸諸日日差し立てられていて、其の恰好を不断着として楽しむ格好の対象となっていて、興趣滾滾と尽きることを識りません。 祖型となる年代物は其の出自によって下地が異なっているのでしょうから、複製とは謂え様相を皆皆違えていて、濫造される性質の製品でも有りませんから、蒐集癖のある御仁には心惹かれるところがあると思います。尾錠ひとつにしても、色味も彫り目も微妙に違いますが、一見では余程目が高くなければ弁別すること能わず。中中に深い沼ですねえ。 何とはなしに日本の物作りの奥深さを体感するな
物怪の幸いと謂うのは斯様なことなのでしょうか。陋居の極々近間に開かれた期間限定の店舗で売り出されていた車の玩具。まあ色も形もだんなが思いを馳せる個体とは違うのですが、小さいのに細部まで中中に精緻に再現されていて、つい購ってしまいました。 後ろ姿が良いですね。此の車の尾灯は紐育近代美術館に永久収蔵されているそうで、矢張り秀逸な意匠なのだと革めて思いました。 早く間近で見たいものです。 ランキング参加中雑談
前回の記事の題目ですが「間違い探し」と謂うのは適切ではありませんでして、各各の違いを見つけては独り愉しみにしている次第です。 而して、だんなが気付いた限りで申し上げますので「答え合わせ」なぞ僭越の極みなのですが、ご容赦戴きお付き合い願います。 冩眞の加工が拙劣で不細工至極。重ねて申し開きのしようも御座いませんが、其方はご寛恕を戴いた前提で、さて如何に。 先ずは襟先の角度でしょうか。左の方が襟元からの仕立てがやや鋭角で且つ小振りに思います。そして釦横に裁縫された四角い針目の大きさが明らかに違います。亦た冩眞では極めて分かり難いのですが、釦の色味も微妙に異なっています。 まあ大同小異でありまして、だから何なのだと謂う咄なんですが、神は細部に宿るなぞと謂います。だんなは到底然様な域には遠く及びませんが、何とはなしに日本ならではの、年代物を複製する拘りかと思います。 だんなは未だ未だこの手の厚地綿
ご興味が無い方には同じ物のように見えても仕方ありませんね。 頭の軽いだんなは、性懲りもなく、些細な隙間を一つずつ探し当てています。 間違いなく、どちらも正解です。 ランキング参加中雑談
最近エイトの記事を書いていませんでしたので、寫眞に恃んで更新させて頂きます。 と謂うかエイト恃みですけれども。 此れは今年二度目の洗髪調髪の時でしたか。何だか眠そうな表情です。 兎さんは何故頭を抱えているのでしょう。米国の新大統領に不安をかんじているのでしょうか。心なしか力彊いエイトの表情に心安堵します。 いつもふうふを癒やしてくれるエイトですが、お風呂の時には心安まるのかしらん。今日も頑張ったね。 取り急ぎエイトの近況でした。では亦た近いうちにお会い出来ますように。 ランキング参加中雑談 ランキング参加中ペット
晴れの日でも、或いは晴れの日だからこそ、出掛けるときは両手が自由に使える方が良いのです。ちと前から頸椎症なぞ謂う輩が首に棲み着いてからは、層一層転ばないように用心を致しておりますし、加うるに萬にひとつ意想外に平衡を失った軀を支える要に逼られるやも識れません。ために、両手が利く斜め掛けの鞄が重宝なのです。 財布を意味する西班牙語「カルテーラ」と、羅甸語の小銭「クルメーナ」を組み合わせて「カルクル」。昨日購った鞄の銘です。何だか春らしく軽快な語調で好もしい。持ってみると本當に軽くて、ころりとしたさまも宜しい。一目で気に入りました。 意匠に無駄がなく簡潔で、澁で鞣した革の手触りも愉しい。中に入れる財布も軽くならないお手頃な値付けの佳品と、悦に入るばかり。 小さめの折り畳み傘と長財布、小銭入れに携帯電話を雜に把ねても「ころり」のさまを崩さずに造作のひとつもない構えは優れた仕事の証左。良い購い物をし
1894年と謂いますから、遡ること略130年。英国の北東部で生まれたバブアー。高い耐久力と防寒性、防水能力を備えた油を染み込ませた綿生地で有名ですが、最近ではより気軽に羽織れるポリアミド系合成繊維のものもあります。英国王室御用達の認定証明を3つ総て授与されている、折り紙付のお墨付きを貰い太鼓判を押された銘品だけに、多方面から別註物が出ています。 此のトランスポートもそうですが、袖裏がなく腕廻りがまごつかないのが好もしい。着丈が短く軽やかなので、春先には活躍してくれそうです。 春よ、早く來い。そして參台目も。 ランキング参加中雑談
好い加減にお披露目でもせねばと気を急かしている一方で、未だ陋居の車庫を潜るにも至らない參台目。とは謂え、納車から弐週間を経てたに過ぎず腹を据えて俟たねばならないのでしょう。 秒時計と時計が並んでいる雰囲気が好もしく購いました。ラリータイマー、と謂うのでしょうか。使い方も良く理会しておりませんし、用に充てる機会もまずないと思います。抑、參台目はラリーなぞとは縁遠い車です。而して手巻きの此れ等が実用的でないのも承知の上ですが、黒が基調の弐座からなる車内に、鈍色に照らされる弐台の時計が置かれているさまは何とはなしに悪くはないと思っています。 車も時計も油が切れないように手を入れながら、気が付くと時間を重ねている。そんな向き合い方が出来れば好いと思っています。 文字盤の字体が揃っていないのも、冩眞の焦点が暈けているのも古い者がやることですから、どうぞご容赦下さいませ。 ランキング参加中雑談
聖バレンタインの日に貰った猪口令糖。勿論おくさんから。有難く戴きます。 甘いものを食べると気分が高揚しますが、温暖化や原木の病気を起こりとして、カカオの価格は昂騰を續けているそうですね。まあ、来年以降もだんなが貰う猪口令糖はひとつだけですから、家計に及ぶ影響は限定的とは思いますが、そろそろ諸諸落ち着いて欲しいものです。 ランキング参加中雑談
一見しますと胴締に吊り下げる鍵掛けのようですが、そうではありません。 手袋を吊る為の物です。BUCOと謂う亜米利加の地椎来都(はいデトロイトですね。漢字で表記したところで何の意味もありませんね)に緒を発する自動二輪に係る装飾品銘柄です。もとい、だそうです。 現在は日本の「The REAL McCOY’S」が商標を復刻した、と此れ亦た借り物の智識ですが。 さりとて自動二輪の手袋となれば、相応に厚みを備えているでしょうから、収まりを付けるには一工夫凝らさねばなりますまいか。まあ、だんなが懸念する様なことは隅から隅まで計算が尽くされているのでしょう。屹度経年に添って気心知れていくのでしょうね。本當は參双目の手袋も誂えたかったのですが、手は暖かくても懐が寒くては気の毒なことですから。さあ、明日も頑張らねば。 ランキング参加中雑談
こう謂う細身で抜き身の結構を持つ車の鍵を手にするのは久し振りです。 今どきの車には鍵穴がありません。ために、當然鍵も存在しないし、内燃機を起こすに捻ることもない。本當に懐かしいと謂うに余り在る此の感覚を取り戻す。嬉しいことです。 其の様に純粋な結構である鍵の頭に飾りを付けたり、持ち重りが良いからと鍵掛けを繋いだりとしてしまうのは、野暮天ですねえ。 鍵は手許にありますが、肝心の本体は參拾弐年分の垢落としやお色直しで暫くは養生する次第。次に会えるのは何時になるやら。 而して全く續報の務めを果たさぬ記事となってしまいました。鍵の穴から天を覗くとはこのこと。締まらない咄で申し開きのしようも御座いません。 ランキング参加中雑談
手遊びに襯衣の意匠などを起こしてみました。エイトの其れと同じく、エクセルで図形を組み合わせただけですが。何とは無しに「長靴を履いた豚」が思い浮かび、BooDoo_Bootyなぞと命名。呪いではありませんよ。彼方様はvoodooですから。意味も無し。ブードゥー・ブーティー。語感が好ましい哉、と思っただけです。
続報を俟て。 もとい、俟ってください。 ランキング参加中雑談
3年目の祥月命日に。 花の色は届いていますか。 ランキング参加中雑談
第二次世界大戦に參戦していた亜米利加は、當時の民生品に使われる素材や製造法に物資統制を掛けていました。ために、此の上着も其の難を免れず、左胸の物入れに垂れ蓋が付いておらず、前身頃の釦も4つしかありません。なぞ謂う蘊蓄は勿論借り物ですけれど。 裏地の毛布が思いの外暖かく、今時期の寒空でも「界王拳10倍だあぁー」位の気合いがあれば大丈夫。だんなはミートテック標準装備ですし。 而してこの手の物は沼が深くて困りもの。次は第二形態(セカンドタイプとも謂います)も、とかカバーオールって良いなあ、なぞ妄想は元気玉のように膨らむばかり。 「お前たちの探しているものはWAREHOUSEにある」。蓋し名言なり。 ランキング参加中雑談
12月13日は過ぎた年のこととなり、事八日もはや通り去り事始めなぞ、今更ではありますがエイトは今年お初のトリミング。 まあ、時機は逸したとて今年初には変わりなし。すっきりさっぱりしてご機嫌だね、エイト。開いたはずの鏡餅が映っているのもご愛敬とご勘弁願います。 ランキング参加中ペット ランキング参加中雑談
年が明けたと思ったら、早いものでもう七草の頃となりました。どうか時よ焦らずに、あまり急いて経ててくれるな。 妻料る七草の湯気に手を合わせ 拙句 ランキング参加中雑談
新しい年が明けました。皆様、今年もよろしくお願い申し上げます。幸多き一年となりますように。 ん、なんだいエイト。 ーふむ。だんなはあまり慾を掻かないようにな。 そうだね。良いこともそうでないことも50-50(フィフテイ・フィフテイ)なら最高だよね。 ランキング参加中雑談 ランキング参加中ペット
2021年の12月に始めた拙ブログも、3年を経てました。偏に皆様のおかげです。本當にありがとうございます。 2024年の其れも9月以降は格別に色色なことがありました。生活環境も変わり、日乗の調子も高くなり低くなり。ブログの更新も不定期となり、只でさえくだくだしいものが層一層隅に置けるようになりました。 それでもブログにスターを戴き、或いはブックマークして下すったり、また新たに読者様の帳付けをお受けしたりと、感謝に堪えません。 よろしければ、来年も「うちのふうふとエイトのこと」にお付き合い戴けたら幸いです。それでは、どうぞよいお年をお迎えください。 ランキング参加中雑談 ランキング参加中ペット
布帛製飛行服の王、TYPE MA-1。はや40年もの昔、當時高校生だっただんなは「渋カジ」なぞ謂う惹句に踊らされ、赤ラベルのヘインズにリーバイス501ではなくLee201を履いて「MA-1タイプ」と差し詰め近間にある洋品店に吊るしてあったMA-1擬きの上衣を羽織るのが一張羅でした。皆さんお召しのアルファインダストリー謹製のやつはお銭が張りますし、売れ行きの足が速くて、ちと出足に躓いただんなの手には届きませんでした。まあ民生品ですから本物の飛行服って訳ではないんでしょうが、上等品の三本タグが見えるように畳んで脱ぐ輩が居たりして、肩身の狭い思いをしたもんです。MA-1は狭い操縦席でも動き易いように、肩身は広めなんですけれども。 爾して此方。おっとドッコイ、もといトイズマッコイが“ALBERTTURNER”社の実名ラベルを冠した「MIL-J-8279A」の完全復刻版、とお詳しい方の記事から寸借。
みなさまに素敵な贈り物が届きますように。 メリークリスマス。 ランキング参加中雑談 ランキング参加中ペット
次は百年。一年足りない九十九年の次百(つつも)が転化転訛して九十九(つくも)になり、長い年月を経てた道具は精霊を得て付喪神になると謂われています。道具も長く使っていれば霊性を持つのだから大切にしましょうね、との教えなのでしょうか。而して付喪神は人を誑かすらしい。大切にした挙句に狐狸変化を尽くされるのでは、ちいと割に合わないのでは在りますまいか。 本當に久方振りに長靴を購いました。レッドウイングのスタイルナンバー8133です。 お値段略四萬圓。清水の舞台で欄干を蹴鞠をしながら一往復するくらい勇気を振り絞って財布尻を叩きました。ト○ッカーズやジョン○ブに比べれば安いもの、なぞ口が臭くても、もとい口が腐っても申しませんが、拾年弐拾年と履き込めると思えば、軽くなった財布が起こりの心痛も幾分かは和らぐと信じたい。 とまれかくまれ、レッドウイングは実用品ですから、其の名に違わぬように日日用立てていくこ
バスクベレーを仏蘭西式にかづき着て、藝術に目覚めたとて束の間、今年も一月を残すばかりとなりました。早いものだね、エイト。 今年はあと幾つ良いことがあるでしょうか。 誂の手袋届く春を俟ち 拙句 ランキング参加中雑談 ランキング参加中ペット
日本に寫眞の技術が伝わったのは江戸幕府末期と謂われています。当時の人人は寫眞を撮られると魄を抜かれると信じていたようですが、まあ二分位も凝と動かずに瞬きも欠伸も出来ないとなれば、間も歯も毛も垢も灰汁も毒気も伝家の宝刀も生き馬の目も抜けちまいます。魂魄だけで済むなら目っけ物です。 三人並んで寫眞に収まると、真ん中の人は寿命が縮まる、なぞ謂うのも迷信の繋累なのでしょうか。だんなは寫眞寫りも悪くて、もとの不細工が層一層情け無いことになりますし、真ん中なんて座りが宜しくないったら此の上ない。寫眞も真ん中も、どちらも板につきません。其の分幾らかは息の根が長引いているのかしらん。 さて、先日馳せ参じた伊太利亜車と仏蘭西車の催し。新旧交交のアルファロメオが並んでおりました。何れの個体も美しく、アルフィスティの末席を汚す身としては興趣滾滾、冩眞も端から恥も外聞も無く撮影しようかとも思いましたが。 写真家ユ
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『うちのふうふとエイトのこと。』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く