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TGS2024
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去る6月28日、Apple Vision Pro向けのバーチャル展示会アプリ「Ambient Weaving Ⅱ」がリリースされた。株式会社ZOZO NEXTは株式会社 細尾、東京大学大学院情報学環筧康明研究室と共に、2020年より伝統工芸と先端素材およびインタラクション技術を組み合わせ、機能性と美を両立する新規テキスタイルの開発に関する共同研究プロジェクトを行ってきた。今回のアプリは、2023年10月から2024年3月までにHOSOO GALLERYで開催された最新成果展示「Ambient Weaving II」を空間コンピューティング上で再現したものである。開発の裏側やアプリならではの魅力を、ディレクターの中丸啓氏、開発担当の伴潤氏、プロジェクトマネージャーの武田修平氏に聞いた。新たな織物の可能性を模索した「Ambient Weaving Ⅱ」 まずは、Ambient Weavingの
青春時代で忘れられないお店のひとつにHanjiro(ハンジロー)がある。岩手県・盛岡市発祥のハンジローは、東京の原宿に進出してから爆発的な人気を博した古着屋だ。古着に精通していなくても、30代〜40代の世代であればその名を聞いたことはあるという人は多いだろう。古着屋では珍しく全国展開をしていたこともあり、その認知度から初めての古着屋として訪れた人も多い。90年代のストリートは、総じて古着が人気の時代だったが、ハンジローは少し特殊だった。メンズのストリートファッション誌に載っているような希少価値の高いアイテムが置いてあるというよりも、買いやすい価格の変わったデザインのアイテムが多数取り揃えてあるお店だった。その理由もあり、メンズだけではなく、レディースにも人気があり、当時は『Zipper』などの青文字系雑誌によく掲載されていた。若者に人気の古着屋と言えばハンジローと言われたぐらいに人気を博し
惜しくも2018年に引退してしまったが、令和になった今でも安室奈美恵は数々の名曲と共に「平成の歌姫」として語り継がれている。
拡大し続けるメタバースはようやく経済圏を獲得しつつある。Metaの躍進は言うに及ばず、中国のメガベンチャーなどが続々参入。いま記事を読んでいる読者の中にも、魅力的なVtuberの案内でメタバースを覗いてみたり、VketをはじめとするVRイベントに参加したりしたことのある人がいるかもしれない。仮想空間は日に日に私たちの暮らしと近づいている。 なかでも「VRChat」は2014年にリリースされた、最古参・最大級のメタバースプラットフォームだ。ユーザー数は500万を超えるとも言われ、常時2万〜8万ユーザーが同時接続し、思い思いのアバターで「ワールド」と呼ばれる無数のデジタルスペースを行き交う。
2000年代初期に流行したファッションを指した「Y2K」という言葉も、世間に浸透してから3年あまりが過ぎようとしている。最初は目新しさがあったこの言葉も、最近ではメディアでよく使われるようになり、令和の流行ワードのひとつになった。
その「黄色いショッパー」がとても人気のあるブランドのものだと知ったのは、筆者が中学に入学した頃ぐらいだろうか。ファッションに興味を持ち始めた当時、憧れの先輩やクラスにいるオシャレで垢抜けた子が、その「黄色いショッパー」を誇らしげに肩にかけていたのをよく覚えている。 ちょっと過激でビビッドな印象がある「HYSTERIC GLAMOUR(ヒステリックグラマー)」の服は、とても価値が高く手に入れたら自慢できるものと知るのに、そう時間はかからなかった。
平均温度と紫外線量は年々上がる一方だ。日本化学繊維協会の「吸水速乾・調湿」のページには、合成繊維メーカーの自信作がずらりと並んでいる。いずれも高温多湿の夏を生きのびるための繊維素材だ。かつてはエアコンがいらなかった地域も、導入しないと生存がおびやかされるようになってきた。服は日々の生を守るための装備なのである。 ジョナサン・ストラーン編のSFアンソロジーTomorrow’s Parties: Life in the Anthropocene (MIT Press, 2022)のテーマは、人新世[1]の暮らしだ。現代SFのトップランナーたちが、過酷な環境や社会でともあれ生きねばならない市民を描いた新作SF短編が収録されている。未来の技術の発展もテーマのひとつだ。ストラーンは、序文で「私の気持ちとしては、サイエンス・フィクションは我々が今生きる世界をよりよく理解するために、明日のレンズを通して
京都工芸繊維大学未来デザイン・工学機構教授の水野大二郎氏とお届けする特集企画「ファッションデザインとテクノロジー」。第3回はアーティスト・デザイナーとして活躍している長谷川愛氏との対談をお届けします。 長谷川氏は、バイオアート、スペキュラティブ・デザイン、デザイン・フィクションなどの手法や、ジェンダーをはじめとする現代的課題に強い関心を持ち、テクノロジーと人のあり方を問う作品などを、いくつも発表しています。
ファッションを語る際に欠かせない存在が「若者」だ。一見、現代においても若者はファッションを牽引する存在のように見える。しかし、その「若者」とは何かと厳密に問われると、答えることは難しいかもしれない。そこで、「若者」という存在の複雑な様相を「場所」と言うキーワードとともに文化社会学からアプローチを行ってきた日本女子大学の木村絵里子助教に、「若者」と「場所」が、いかに語られてきたか、そして今どのように語ることが可能かについてお話を伺った。 日本女子大学人間社会学部助教、専門は歴史社会学、文化社会学、メディア文化論。東京都出身。日本女子大学大学院人間社会研究科博士課程後期単位取得満期退学、博士(学術)。論文に「大学生のソーシャルメディア・コミュニケーション――TwitterとInstagramの同時利用の規定要因に着目して」『メディア研究』(102号、2023年近刊)「、「1980年代、『non
リクルートスーツと聞くと、テレビに映し出された、集団企業説明会に挑む学生の姿などを思い浮かべる人も多いだろう。昨今では企業説明会でも「服装は自由」としている会社も多いが、蓋を開けてみると、皆が揃えたようにリクルートスーツを着用している。 ところで、「なぜリクルートスーツを着用しなければならないのか」と疑問に思った人もいるのではないだろうか。無意識のうちに「就活=リクルートスーツ」と考えてしまう日本人にとって、リクルートスーツは一体どのような存在なのか。
今や"ミリタリー"は、ファッション界にしっかりと根を下ろしている定番モチーフのひとつだ。軍用のユニフォームや戦闘服に由来するカラーやプリント、ディテールは、ストリートからハイブランドに至るまであらゆるところに浸透し、幅広いユーザーに消費されている。もはや、普段はそれらを意識することすらなくなっているかもしれない。 しかし、そもそもミリタリーをファッションとして楽しめるということは、今ここが"戦時下にない"ことの証しだ。軍服を軍服として着用せざるを得ない状況を目にすることも増えている昨今、改めて、戦後日本で"ミリタリーのファッション化"を定着させ、その普及に大きく貢献した伝説のショップ『中田商店』に話を聞いた。
近年、ますます注目を集めるバーチャルYouTuber(VTuber)。その存在は今やインターネットの世界にとどまらず、様々な企業とのコラボやメディア展開などを通して、私たちの生活に浸透しつつある。 そんなVTuberを哲学的に捉え、「VTuberの哲学」という新たな学問分野を立ち上げようとしているのが、東京大学の山野弘樹さんだ。果たして、VTuberを哲学するとはどういうことなのか、そこから見える世界とは一体どのようなものなのか。
一橋大学社会学研究科博士課程。日本学術振興会特別研究員(DC1)。専門は社会学、現代中国研究、ジェンダー・セクシュアリティ研究。中国における「坐月子」という産後養生の慣習に関心がある。上海をフィールドに、産後ケアの商業化とその背景にある中国の人口政策、現代中国女性たちの「坐月子」の実践を中心に調査している。 researchmap 大学院生活においては、先行きの見えなさや孤独さのために不安に駆られることがしばしばある。しかし、厚底のスポーツサンダルでキャンパスを闊歩し、そのままゼミに参加するときは、毎日好きな靴をはけてよかったなと感じる。仮にゼミや研究会にはヒールのある靴での参加が望ましいといった風潮があったとしたら、私はこの道を選んではいないかもしれない。 一方、会社勤めの友人はいわゆるオフィスカジュアルと呼ばれる服を着ている。靴はパンプスだ。友人は私と同じくヒールのある靴が好きではない
日本人はマスクをつけることに、大きな違和感を抱くことはない。風邪を引けばマスクをし、インフルエンザや花粉症の予防で欠かせない人も多いはずだ。コロナ禍が続く昨今では、もはやマスクは顔の一部になりつつある。 だが、欧米では日本ほどマスクを着用する習慣はなく、特にコロナが猛威を振るう以前は、マスクをして出歩く日本人に対して違和感を抱く人も多かった。では、なぜ私たちはこれほどまでにマスクに馴染みがあるのだろうか。
若者のファッションは激しく移り変わる。そして、若者のファッションには拠点となる場所がつきものだ。たとえば銀座、原宿、渋谷などさまざまな街と特定の流行が結びつけて語られてきた。そのなかで、近年着目を集めるのが新宿・歌舞伎町やトー横(歌舞伎町のTOHOシネマズ横の広場)にいる若者たちと、そのファッションスタイルだ。 さまざまな社会背景が変化している今、現代のファッションスタイルを形作る都市や繁華街が持つ独特の力とはなんだろうか。今回は、新宿・歌舞伎町へのフィールドワークから若者の消費について描いた『「ぴえん」という病 SNS時代の消費と承認』(扶桑社)の著者で、ライターの佐々木チワワさんに、「ぴえん系女子」や歌舞伎町のファッションと、その特性についてお話を伺った。
仮想空間で目の前に人がいるかのようにコミュニケーションを取ったり、イベントに参加することができるソーシャルVR「VRChat」。そこで2018年頃から定期的に開催されている音楽イベント「GHOSTCLUB」とファッションブランドclomaがコラボレーションし、バーチャルファッション・ストア「chloma Virtual Store in GHOSTCLUB」がオープン。多くの人がファッションブランドchlomaによるバーチャルウェアの試着などを楽しんだ。 昨年も、chlomaにバーチャルな取り組みへの想いを聞いたが、コロナ禍を経て、いっそうバーチャルファッションへの注目が高まってきている現在、その潮流に変化はあったのか。今回の「chloma Virtual Store in GHOSTCLUB」の取り組みを中心に、同ブランド主宰の鈴木淳哉さんに改めてバーチャルへの思いや期待していることにつ
CONCEPT MOVIEFashion Tech News Concept Movie “The choice is yours.”
テクノロジーの進化や地球環境の変化によって目まぐるしく変化する、私たちの衣服/身体環境。そんな今日におけるファッションの「作ること・纏うこと・届けること」とは、どういった状況にあるのでしょうか?Fashion Tech Newsリニューアル記念特集として、衣服や身体をとりまく技術的/社会的状況の変容について、また、そこから描きだされる未来像について、5名の方々へのインタビューから考えていきたいと思います。 哲学者、批評家。立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。フランス現代哲学の研究と、美術・文学・ファッションなどの批評を連関させて行う。著書に『動きすぎてはいけない――ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(河出文庫)、『勉強の哲学――来たるべきバカのために』(文春文庫)、『意味がない無意味』(河出書房新社)、『アメリカ紀行』(文藝春秋)など。デビュー小説『デッドライン』(新潮社)で第41回野
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