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大石 貴則(おおいし たかのり)と申します。高専の機械工学科を卒業後、建設業界の製造業で働く機械設計のエンジニアでしたが、新卒2年目にWeb業界に転身。現在は物流業界向けSaaSプロダクトの開発に従事しています。 専門が機械系にも関わらず、私は第二新卒でWebエンジニアにキャリアチェンジをし6年が経過しました。今回は、そのキャリアの分岐点と、変わらない情熱についてお話しします。 キャリアチェンジを目指されている方々の後押しができれば幸いです。 機械設計エンジニアのキャリア まずはじめに、機械設計エンジニアのキャリアを始めた経緯についてご説明します。 小学生の頃、当時住んでいた地域は工業団地がそばにあり、工場が身近な存在でした。ある日、地域住民の学生を対象とした工場見学に参加したことが大きな転機になります。工場の内部では計算され尽くされた設計をもとに、製品を安全に効率良く生産するための工夫が
OSS活動を「技術的なスキルを活かしてコミュニティに貢献するもの」だと捉えている人は多いかもしれません。そのため、「自分のような未熟なエンジニアがOSSに関わっていいのだろうか」「他の人の役に立てる自信がない」と悩み、なかなか一歩を踏み出せない方もいるのではないでしょうか。 Laravelのスペシャリストであり、OSSへのコントリビューションも行う武田憲太郎さんは、「OSS活動を崇高なものだと考えなくていい」と語ります。そんな武田さん自身の活動は、「楽をしたい」という理由からスタートしたのです。 コントリビューションの始まりはTypeScriptから ――今回のインタビューでは、武田さんのこれまでのOSS活動の歩みについてお話を伺います。最初にコントリビューションしたOSSのプロジェクトは何でしたか? DefinitelyTypedという、TypeScriptの型定義ファイルを提供するリポ
記事AI要約 アジャイル推進者とプロダクトマネージャー、この2つの立場の間にしばしば生まれる「溝」について、両者の視点から率直な議論を展開。プロダクトの成功という共通のゴールを持ちながらも、時として対立する背景には何があるのか。「理想」と「現実」のバランス、専門性の捉え方、組織変革の視座など、本質的なテーマに切り込んでいく。建設的な対話を通じて、より良いプロダクト開発の実現に向けた具体的なヒントと実践的な示唆を提供する。「溝」を超えて協働するための第一歩となる知見が詰まった往復書簡。 今回は、プロダクトマネージャーやアジャイルコーチを歴任し、現在プロダクトコーチとしてプロダクトマネジメントのコーチングやアドバイザリーを提供されている横道さんと書簡を交換します。テーマは「アジャイル推進者とプロダクトマネージャーの間にある溝」という、やや刺激的な内容を扱いたいと思います。 「アジャイル推進者」
2025年1月17日に開催されたオンラインイベント「改訂新版『ミノ駆動本』の活用方法 〜設計勉強会による効果的な学習アプローチ〜」。著者であるミノ駆動(@MinoDriven)さんから、所属されているDMM社にて実践され効果を上げている、設計学習方法についてお話しいただきました。 ご参加者からも、設計の「学習方法」について聞ける機会は貴重との声も多く、当日はチャット欄・Xともに大変盛り上がりました。また、多くのご質問も寄せられ、イベント中に可能な限り回答いただきましたが、時間の関係で回答しきれない質問も残りました。 「未回答Q&A特集」では、通常そのまま終わってしまうことが多いこうした未回答の質問について、ご登壇者のご協力のもと、イベント後に回答いただいたものをお届けします。 イベント参加者の皆さまはもちろん、当日参加できなかった方も、ぜひ本編のアーカイブ動画と併せてご覧いただき、改訂新版
「Ask Me Anything」(AMA)をご存じでしょうか? いわば、日本の技術カンファレンスの登壇後に行われる質疑応答をメインに据えたイベント形式で、海外のエンジニアコミュニティで人気を集めています。それを日本でもやってみよう! というt-wadaさん発案のもと、Findyでは2024年11月6日、オンラインイベント「Ask Me Anything! t-wadaさんに何でも聞いてみよう」を開催しました。 ライブ投票やQ&A、アンケートなどの機能を持つコミュニケーションツール「Slido」を使ってイベント参加者からフリーテーマで質問を募り、「いいね」が多く関心度の高い質問から順に答えていくという方式で、t-wadaさんに直接ご回答いただきました。本記事では、当日行われた質疑応答の概要をテキストで掲載。なお、イベント本編のもようはYouTubeから視聴可能です。 www.youtube
はじめまして、川口(@kazu_pon)です。私はソフトウェアエンジニアとして現在株式会社プレイドで働いています。OSS活動としては、Vue.jsコアチームメンバー、Nuxtエコシステムメンバーであり、Vue.js 日本ユーザグループ、そしてVue Fes Japanというカンファレンスのオーガナイザーをしています。 この記事では、日々の仕事をこなしつつOSSとどう出会い、どのようなOSS活動をしているか、これらの両立をどうやって築いていったのかなど、私のこれまでのソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを振り返りつつ紹介します。 プロのソフトウェアエンジニアとして働くということ 始まりはゲームを作ってみたいという想いから 私がソフトウェアやIT業界に興味を持ったのは、幼少期に遊んでいたテレビゲームがきっかけでした。小学校の頃はファミリーコンピュータが全盛期で、ゲームがどうやって作られている
特定のリポジトリに対して機能追加・変更やバグ修正などを行う場合、エンジニアはPull Requestを発行します。プログラミングを続ける過程で数えきれないほど発行されるPull Requestは「エンジニアが歩んできた道のりそのもの」と言っても過言ではありません。 ならば、オープンソースコミュニティで活躍する方々が「特に印象に残っているPull Request」には、その人のOSS活動への思いや日々の研鑽が結実しているのではないでしょうか。今回は8名の著名エンジニアの方々に回答していただきました。 ※人名の50音順に掲載。回答者は敬称略。 k0kubunが紹介『Count trace_running for internal event』 github.com これは私が新卒1年目に初めてRuby本体に送ったPull Requestです。 当時、私は社内の開発者の生産性を改善するチームに所
キャリアを歩むうえで、「心身の健康を保ちながら、前向きな気持ちで仕事を続けること」はとても重要です。エンジニアのなかには、過酷なプロジェクトでの長時間労働や仕事へのモチベーション低下などが原因で、消耗する人も少なくありません。自分の得意領域や情熱を持てる分野を見つけ、バランスよく働く方法を模索することが大切です。 今回ご紹介するのは「平日プログラマ、週末音楽家」として活動しているCHEEBOW(本名・関根元和)さん。ソフトウェア開発会社であるエムロジック株式会社の取締役 兼 プログラマと、多くのアイドルに楽曲を提供する音楽家という2つの顔を持っています。 両方の職業とひたむきに向き合い続ける彼は「毎日仕事をするけれど、決して無理はしないし、余裕を持って働いている」と語ります。CHEEBOWさんはいかにして、バランスの取れたワークスタイルを実現したのでしょうか。 音楽を仕事にしたのは15年前
PHPカンファレンスは、PHPを中心としたWeb開発やプログラミング技術に関する日本最大級のコミュニティ主導イベントです。今年は12月22日に、東京都大田区にある大田区産業プラザPiOで開催されます。参加費は無料で、PHP初心者から上級者まで幅広い層を対象としたコンテンツが提供されます。 このカンファレンスは2000年に初回が開催され、今年で25回目の開催です。長い歴史を持つイベントであり、歴代の実行委員たちによってその伝統が受け継がれてきました。今回は、2024年実行委員長(以下、委員長)の02さんと2018年委員長の原田裕介さん、2003年・2020年委員長の柏岡秀男さんに、これまでの運営の歩みやPHPカンファレンス2024に向けての意気込みなどを聞きました。 PHPのユーザーを増やしたい思いから、カンファレンスを開始 ――PHPカンファレンス2024の開催が、いよいよ数日後に迫りまし
2024年11月、株式会社ログラスは、創業時から同社のエンジニア組織をリードしてきた坂本 龍太さんがCTOを退任すると発表。代わって、2022年に入社した伊藤 博志さんがCTOを引き継ぐこととなりました。 このCTO交代劇について、坂本さんは「胸を張ってCTOのバトンを渡せることを誇りに思います」と語っています。ログラスといえば、エンジニア組織の強さに定評のあるスタートアップであり、同氏はその組織作りに貢献。その一方で、2019年の創業当初から「いつか自分はCTOとして適任ではなくなる」という思いを持ち、次期CTOへの引き継ぎも見据えた組織づくりをしてきました。 新たなCTOを据えて、組織が新たなスタートを切ったこの時期に、CTOとしてのこれまでと、交代する際の苦労、これからの取り組みなどを語ってもらいました。 創業時のCTOとして作り上げてきたエンジニア組織 ――「『創業期のCTOとして
Findy Engineer Lab編集部のゆでたまご(@f43a9a)です。 「編集部の業務をなるべく少ないツールで完結したい! そうしたらきっともっと効率的にメディア運用ができるはずだ!」というアイデアから、GitHubだけで記事制作できないかチャレンジ企画の連載をスタートすることになりました。進捗状況を逐一レポートして、テックに関わる皆様のメディア・ブログ運用のヒントになる情報を発信できたらいいな、と考えています。 ……いきなりこんなこと言われてもワケがわからないと思うので、背景を説明しますね。 どうしてGitHubで記事制作したいのか 編集部の主な業務は、言わずもがな記事を作ることです。記事制作開始から公開までに、どんなアウトプットがあるのかと言いますと……。 記事制作の流れ 企画書: 主にGoogle Docsで制作 連絡・調整: メールやXのDMなどで、取材や寄稿で記事制作協力
ITエンジニアと一口に言ってもフロントエンド、サーバーサイド、インフラ、QA、マネジメント……など、ポジションやキャリアにはさまざまなルートが。使う技術やツールはもちろんのこと、面白さや考え方も異なります。「なぜ、どういうきっかけでその道に進むことになったのか」「何がやり甲斐なのか」には、人それぞれの答えがあるものです。 いろいろな人から自分なりのキャリアの選び方を伺うことで、テックの世界の知見を共有する本企画。今回はファインディ株式会社の下司 宜治さん(@gessy0129)にLT形式で発表していただきました。 speakerdeck.com 自己紹介 ファインディの下司 宜治(げし よしはる)と申します。会社ではプロダクト開発部のSREのチームリーダー、およびCTO室の開発推進チームリーダーをやっています。 今回はSREをやっている理由と、前職の株式会社アンドパッドで約5年間VPoEを
プログラミングに興味を持ってもらい、エンジニアを志す人を増やすこと。そして、IT業界におけるジェンダーギャップを解消すること。鳥井雪さんは、これらのテーマと真摯に向き合ってきました。 前職の株式会社万葉でプログラマーとして働きながら、Rails Girlsで参加者の学びをサポートするコーチとしても活動。他にも、『ルビィのぼうけん』や『Girls Who Code 女の子の未来をひらくプログラミング』の翻訳、『ユウと魔法のプログラミング・ノート』の執筆などを行ってきました。そして2024年10月に転職し、テクノロジー分野のジェンダーギャップ解消を目指すNPO法人Waffleのカリキュラム・マネジャーに就任したのです。 なぜ鳥井さんは、プログラミングの世界に足を踏み入れるきっかけを提供し続けてきたのでしょうか。そして、カリキュラム・マネジャーとして目指すものとは。 プログラミングの楽しさに触れ
「効率的で信頼できるソフトウェアを誰もが作れる言語」を提唱するプログラミング言語 Rust。その優れたパフォーマンスやプログラムとしての信頼性・生産性の高さなどから、近年非常に人気を集めています。そんなRustでは、いったいどのような新機能が登場しているでしょうか。今回はコアコミッターである前田喬之さんに、最近Rustに実装された新しいTraitソルバについて寄稿していただきました。 はじめに 前田喬之といいます。SNSはTaKO8Kiというハンドルネームでやっていて、Rustのコミッターをしています。コンパイラのコントリビューターチームや、エラー周りの機構を実装するワーキンググループに所属しています。 Rustの新しいTraitソルバ RustにはTraitがありますが、Trait解決をするために裏側ではTraitソルバが動いています。この記事では、Traitソルバがどういうものか簡単に
今回は開発の現場に身を置くアジャイルコーチでありながら、アジャイルの学術的な研究を行う研究者でもある、ぼのたけさんにお話を伺います。今回のテーマは「スクラムチームにおけるリーダーシップ」です。特定の人物や役割によらず、チームのメンバーがそれぞれリーダーシップを発揮して成果を出すチームを作るにはどうしたら良いか考えていきたいと思います。 天野 祐介(あまの ゆうすけ) 週3日サイボウズのスクラムマスター、その他は個人でアジャイルコーチなどしています。東京→仙台移住しました。スクラムフェス仙台実行委員会。すくすくスクラム仙台運営。社内外のチームをお手伝いしながら、最高のプロダクトを作れるチームワークを探求しています。 note:スクラムマスターの頭の中 今井健男(いまいたけお、ぼのたけ) フリーランスのアジャイルコーチとして様々な企業のアジャイル導入支援やプロダクトマネジメント支援、エンジニア
優秀なエンジニアが集まる環境を整えることは、IT企業にとって事業の成功を左右するほどに重要な要素であると言えます。経験豊富なエンジニアリングマネージャーが入社すれば、開発組織の拡大に寄与してくれます。スキルの高いテックリードが入社すれば、より良いアーキテクチャを実現でき、開発の生産性も向上するでしょう。 製造業向けのプラットフォームを提供するキャディ株式会社は、まさにこの“優秀なエンジニアが集まる環境”の構築に成功している企業です。2023年時点でCTO経験者が2名いたのに加えて、2024年1月には元Sansan株式会社 CTOの藤倉成太さん、2024年9月にはTalknote株式会社や株式会社ニューズピックス、Uzabase USA, Inc.など複数企業のCTOを担った杉浦正明さん、2024年10月には元dely株式会社 CTOの井上崇嗣さんが参画しました。 エンジニア採用に苦戦する企
ITエンジニアと一口に言ってもフロントエンド、サーバーサイド、インフラ、QA、マネジメント……など、ポジションやキャリアにはさまざまなルートが。使う技術やツールはもちろんのこと、面白さや考え方も異なります。「なぜ、どういうきっかけでその道に進むことになったのか」「何がやり甲斐なのか」には、人それぞれの答えがあるものです。 いろいろな人から自分なりのキャリアの選び方を伺うことで、テックの世界の知見を共有する企画「みんなの"◯◯エンジニアになった理由"が聞いてみたい!」。 今回はKINTOテクノロジーズ株式会社 あわっちさんがDBREになった理由を、LT形式で発表していただきました。 自己紹介 KINTOテクノロジーズという会社でDBRE(Database Reliability Engineering)をしているあわっち(@_awache)といいます。 2007年、新卒で楽天株式会社にアプリ
Kaigi on Railsは「初学者から上級者までが楽しめるWeb系の技術カンファレンス」です。その名が示すとおりRuby on Railsを話題の中心に据えたカンファレンスでありつつ、フロントエンドや各種プロトコルといったWebに関する知識全般についても扱います。今年は10月25日・26日にオンラインとオフラインのハイブリッド形式にてカンファレンスが開催されます。 いまやRuby on Railsのユーザーにとって定番となったこのカンファレンスですが、その立ち上げは決して順風満帆ではありませんでした。初の開催は2020年。世の中がコロナ禍真っただ中で、かつオンラインカンファレンスのノウハウも現在ほど蓄積されていない時代に、運営メンバーたちは試行錯誤しながらKaigi on Railsを立ち上げたのです。 今回はKaigi on Railsチーフオーガナイザーの大倉雅史さんとオーガナイザ
書籍には、特定領域の専門家たちが習得してきた知識のエッセンスが詰まっています。だからこそ「本を読むこと」は、ITエンジニアがスキルを向上させるうえで効果的な取り組みと言えます。では、著名エンジニアたちはこれまでどのような書籍を読み、そこから何を学んできたのでしょうか。今回は9人の著名なエンジニアのキャリアに影響を与えた“珠玉の書籍”を、ご本人にまつわるエピソードとともに紹介してもらいました。 ※人名の50音順に掲載。回答者は敬称略。 aki.mが紹介『エッセンシャルスクラム: アジャイル開発に関わるすべての人のための完全攻略ガイド』 上手にプロダクト開発をしていく上でアジャイルソフトウェア開発宣言やスクラムガイドの考え方は非常に大切そうだということを感覚的に理解しつつある一方で、ミッションクリティカルかつ大規模なプロダクト開発においては適用が難しいと思っていた際に出逢ったのが本書です。 本
新卒で日立製作所に入社し、鉄道ITシステムの研究開発に従事。その後AIスタートアップのアラヤにて開発案件に従事・CTOに就任。2021年4月にatama plusへ入社し、アルゴリズム開発エンジニアとしてAI教材atama+のレコメンドエンジンの開発を担当。2024年5月にチューリングに参画し、E2Eチームでソフトウェアエンジニアとして活躍中。 自動運転MLモデルの全体像とソフトウェア開発の役割 TuringがStable Diffusionを用いてデザインした完全自動運転車のデザインイメージ 画像提供:Turing株式会社 ― 大規模システム開発やAI開発、役職としてはCTOもご経験された安本さんが、Turingにご入社を決めた理由を教えてください。 最大の理由は、自動運転というドメインの魅力です。僕は元々ペーパードライバーで、自動運転の時代を待っていたんですよね。世の中的にはAIの発展
仕事とは違い、作りたいものを好きなように作れるのが個人開発の魅力のひとつ。どこまで時間をかけるのかも、細部に凝るかも、すべては自分次第です。ただその一方で、完成までモチベーションを保つことに苦労される方も少なくないのではないでしょうか。 個人開発者のmitomasanさん(@mitomasan)は、趣味の一環としてテキストエディタ「炊紙(かしきし)」を開発しています。その開発期間は、なんと10年以上。「三次元空間で文字を編集する」というコンセプトを追求し続けているのです。 「炊紙」とはどんなテキストエディタなのか。そしてmitomasanさんが個人開発を続けるモチベーションは。mitomasanさんに話を伺うと、個人開発を楽しむヒントが見えてきました。 文章を三次元空間に浮かべて編集するテキストエディタ ――まずはmitomasanさんが開発されている「炊紙」について教えてください。画面を
はじめまして、株式会社estieで執行役員 VP of Products 兼 マーケットリサーチ事業本部 事業責任者を務めている久保(@takuya__kubo)です。今回、ご縁があって「もしも今プロダクトマネージャー(以降PMの表記もとります)として学びなおすとしたら」というテーマで記事を寄稿させていただくことになりました。 日ごろからさまざまなPMの方とお話しさせていただくことが多いのですが、皆さんとお話ししていると現在(日本で)活躍している方のほとんどが「気が付いたらPMになっていた」と口を揃えて仰られています。かく言う私自身も意図してなろうとしたわけではなく必要に駆られてなった一人であり、同じ穴のムジナです。 これはPMという役割や性質に依存している要素が多分に含まれていると思うのですが、ある種の生存者バイアス的な要素があり、このままではなかなか仕組み化が進まず、体系的にPMが育た
自己紹介 初めまして。北澤 亮太 ( @Anteccq ) といいます。Sansan 株式会社でエンジニアとして日々業務に携わっています。 C# を学生の頃からずっと書いています。10年位前に WinForms で初めて GUI アプリを作ったときの楽しさを忘れられず、そこからずっと C# を続けています。 学生の時は WinForms をちょこっとやり、そのあと長い間 WPF アプリをずっと書いていました。UWP 触ったり WinUI3 を触ったりしながらふらふらしていたら、今の会社に新卒で拾っていただき、業務でサーバーサイド C# 開発に携わらせてもらえるようになりました。一般的な API からサーバーレス、フロントエンドなどさまざまなものまで、すべて C# 漬けでいろいろ書けています。 今日はそんな大好きな C# について、好きなところを好きなように、思いつくままに書きたいと思います
特定のリポジトリに対して機能追加・変更やバグ修正などを行う場合、エンジニアはPull Requestを発行します。プログラミングを続ける過程で数えきれないほど発行されるPull Requestは「エンジニアが歩んできた道のりそのもの」と言っても過言ではありません。 ならば、オープンソースコミュニティで活躍する方々が「特に印象に残っているPull Request」には、その人のOSS活動への思いや日々の研鑽が結実しているのではないでしょうか。今回は8名の著名エンジニアの方々に回答していただきました。 ※人名の50音順に掲載。回答者は敬称略。 伊藤浩一が紹介『Change the max line length of Layout/LineLength to 120』 github.com OSSでの確実なマージを狙うには、時に戦略を練ってから送ります。 その一例として、Rubyのリンター/コ
短期間で仲間と共にプロダクトを創り上げるハッカソン。IT業界ではすっかり定着しましたが、実際に参加したことがあるエンジニアとなると、それほど多くないかもしれません。技術力が足りないかも、アイデアを出すのが大変そう、初対面の人とチームを組むのが怖い、といろいろ理由は考えられますが、そんなハッカソンに年間20回も参加することで新しい技術を研鑽し続けたエンジニアがいます。 小川博教さんは現在、医療現場のオペレーションの刷新をミッションに掲げる株式会社OPERe(オペリ)のCTOとしてプロダクト開発を指揮しています。それ以前はロボットベンチャーのGROOVE Xや日本精工のロボットエンジニアとして、ハードウェアおよびソフトウェアの両面で開発を手がけてきました。 仕事でロボット開発を手がける一方、小川さんは趣味としてのモノづくりにも取り組み、メイカーフェアに出展したり、ハッカソンに参加したりしてきま
Findyでは2024年7月に「エンジニアの転職と働き方に関する意識調査」を実施し、Findy登録のエンジニア681名の回答結果をまとめています。 アンケート内で「直近知って興味を持った企業」「働いてみたい企業」について調査しており、本記事ではランクインした企業をそれぞれピックしてご紹介します。 なお調査レポートでは、「注目企業」以外にもエンジニアの平均年収や利用技術等についてもご紹介しています。 ご興味のある方は下記のボタンから調査レポート全体をご覧いただけますと幸いです。(※閲覧にはFindyへのご登録/ログインが必要です) レポートの詳細はこちら 直近1年で知って興味を持った企業 「直近1年間で知って興味を持った会社」として、多くの回答を集めた企業は下記です! 興味を持ったきっかけは、「転職活動・スカウト」「勉強会・カンファレンスなどのイベント」「記事やSNSでの発信」が多い 「興味
株式会社estieでSRE/Platfrom Engineeringをしている徳原です。 テック転生ということで、今イチからインフラを学び直すならということで記事を書かせていただきます。 自分が社会人になった頃はまだオンプレミスが主流だった時代です。仮想環境は開発環境としては使えそうだけど本番環境では使えないねというのが世間一般の捉え方だったと記憶してます。社会人最初の数年はデータセンターにいって検証環境を作ったり、大量にあるネットワーク機器に接続するためのteratermのマクロ組んだりと、大量の物理機器を如何に効率よく運用するかみたいなことをやったので、学習環境としても機器を触るようにしていました。秋葉原で中古のネットワーク機器と安いサーバを購入して自宅ラック勢とまではいかないまでも、そこそこの台数で検証環境を組んで遊んでいました。ただ、LoadBalancerやFirewallといっ
大学在学中より関わりのあったソフトウェア開発企業にて、光学機器や生命情報科学系の統計解析、機械学習プロジェクトにおいて設計から開発まで幅広く携わる。Datachainには、創業から間もない2018年に入社。リードエンジニアとして、R&D領域も含め、ブロックチェーンを活用したプロダクトデザイン、設計、実装を手掛ける。 ブロックチェーンは既存技術の積み重ね 2024年現在、ブロックチェーン技術に馴染みのあるエンジニアは多くありません。これまでのWebアプリケーションの概念とは一線を画す非中央集権型のモデルに、畑の違いを感じるかもしれません。しかし佐藤さん、松宮さんに聞けば、「既存技術の積み重ねでできているから、知っている事も多々ある」と口を揃えました。 ブロックチェーン技術について語る佐藤さん 「ブロックチェーン技術は、ぽっと出の新しい技術と思いがちなのですが、実は多くの部分は基礎的な情報技術
娯楽にも自己研鑽にも役立つ読書。次々に新しい言語や仕様を覚えなければならないエンジニアにとって、本から知識やノウハウを身につけることは必要不可欠と言ってもよいのでは。 しかし、読書が重要視されるわりには“読書のやり方”を教わる機会が少ないのもまた事実です。いざ本を買ってみても、「どう読み進めたらいいの?」「もっといい読み方があるのでは」と悩むこともしばしば。 エンジニアとして金融関連のプロダクト開発に従事した後、現在はアジャイルコーチとして働いているaki.mさんはそんな読書の難しさと向き合って数多くの読書方法を試み、スクラムの初心者からエキスパート、ユーザー企業から開発企業が集まる「Scrum Fest Osaka 2022」で発表しています。 speakerdeck.com 約150種類の読書方法を実践し、そのうちの50種類を記載したスライド(2022年発表)はなんと200枚超の大ボリ
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