オーブントースターを買った。とはいえバルミューダとかそういう高級なやつじゃなく、お手頃価格の、5,000円くらいの品だ。 振り返ると、ここ10年くらい、ずっとオーブントースターが欲しかった。が、置く場所がなく、ずっと見送ってきたのだ。電子レンジは持っていたし、電子レンジにオーブン機能がついていて、トーストも焼ける、という機種だったので、トーストくらいいつでも焼ける状態にはなっていたせいもあった。 だが、どうしてもオーブントースターへの憧れがあった。ジーッと目盛りをひねるだけのシンプル構造。チン、という安っぽい音。オーブンレンジでござい、という、どっしりとした重厚感の電化製品にはない、「ただ加熱するだけ」というシンプルな構造からくるおもちゃっぽさ。ああ、オーブントースターがほしい。何よりわたしは、カリカリサクサクに焼けたトーストが大好きなのだ。 しかし、食パンを焼いたものなら、いくらでも外で