でんぱ組.incを卒業した夢眠ねむさんが入場予約制の書店を始めたと聞いて、下北沢に出かけたついでに足を運んでみた。 行ってみるまで理解していなかったけど、未来の本好きを作るための本屋というコンセプトで、基本的には女性か子どもか、つきそいの父親しか入れないようにしているらしい。母親がゆっくり授乳をしたり、デリケートな話をしたりできるような場所にするのが、彼女の理想なのだそう。 下北沢の一軒家をほぼそのまま使った家屋の入り口をくぐると、夢眠ねむ…ねむきゅんが出迎えてくれた。彼女はアイドル現役の頃のボブカットをやめて、ロングヘアを後ろで縛っていて、生活雑貨屋の気さくなお姉さんという風情になっていた。 店内は入り口に児童書と女性向けの小説やエッセイなどが並んでいる。奥の部屋ではキッズルームとカフェを一体化させたくつろぎスペースがあり、その部屋の押入れにはねむきゅんの私物の本が置いてあった。カフェス