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かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず・・・・・ 敵の実力や現状をしっかりと把握し、自分自身のことをよくわきまえて戦えば、なんど戦っても、勝つことができるものです。なにか問題を解決するときも、その内容を吟味し、自分の力量を認識したうえで対処すれば、うまくいくものです。 「孫子・謀攻編」に見える格言です。その部分を引用してみますと、表題の語句につづいて「彼を知らずして、己を知れば、一たび勝ちて、一たび負く。彼を知らず、己を知らざれば戦うごとに必ず敗る」とあります。 「孫子」の全編を通じて、じつに詳細、綿密に戦略・戦術が論ぜられ、兵法の書としては古今東西にわたって随一と評されています。 ナポレオンが「孫子」を座右の書にしたことは有名ですし、第一次欧州大戦後、ドイツの皇帝ウイルへルム二世は、「20年前にこの本(孫子)を読んでいたら、勝敗の結果は変わったかも知れなかった」と語ったと伝えられ
感情には「いい感情」と「悪い感情」があります。「いい感情」は私たちの仕事や人間関係に肯定的な気持ちをもたらしてくれますが、「悪い感情」はその逆です。仕事の安定感やパフォーマンスを低下させ、考え方や人間関係へも悪影響を与えます。言い方を変えれば、「悪い感情」さえコントロールできれば、私たちの毎日は大きく違ってくるはずです。そこで、本連載では、悪い感情をコントロールするための技術を紹介していきます。 今回は、知り合いや会社の人間から挑発を受けたときの対処法について学びます。どのような場所でも、嫌な挑発をしてくる人間はいるものです。実際にこのような状況に遭遇した場合、どんな反応をするのがベストなのでしょうか。 厄介な「人からの挑発」 難しい感情コントロールの一つに、他人の挑発をどうかわすかというものがあります。「挑発」という言い方は少し大げさかもしれませんが、相手の言葉の端々にこちらの感情を逆な
はいぐんのしょう、へいをかたらず・・・・・ いくら連戦連勝の勇士であっても、負け戦の将として捕えられるような身分になれば、自分の戦略など述べないものです。他人にとっては、過去を振り返っての自慢話や愚痴は聞き苦しいものです。 「史記」「淮陰候伝」の項にみられる逸話です。そのストーリーの概略は下記になります。 「漢の武将である韓信は、有名な『背水の陣』を敷いて兵をふるいたたせ、趙の大軍を破ったのでした。この戦いの後、韓信はさらに進撃し、趙の部隊を急追するために山あいの挟道を進むことを選びました。これを知った趙の戦略家であり、著名な勇将、李左車は漢の部隊を挟撃することを趙の宰相、陳余に具申します。 しかし、李左車の進言は採り入れられず、韓信は予定どおり挟道を通過して勝利を収めました。 もし、陳余が李左車の進言を採用していれば、漢の部隊を分断し一気に撃滅できていたかもしれません。陳余は捕まえられ、
自分が誤っていると悟ったなら、躊躇なく、すぐ改めるべきです。いたずらに体面や人のおもわくを考えて、改めるのを恐れてはいけません。 過ちについての格言も中国の故事のなかに多く見られます。関連のあるものを二・三あげてみましょう。 「過ちて改めざる、之を過ちと謂う」 「小人の過ちは、必ず文る」 「過ちは好む所にあり」 まず、表題の語句は、論語・学而にみえるもので、「己に如かざる者を友とするなかれ、過ちては則ち改むるに憚るなかれ」と続きます。 つまり、「自分より劣っていると思われるものと、いい気になって交際していてはいけない。また、間違ったと気付いたらすぐ改めた方がよい」といっているのです。 また、「過ちを改めないのが過ちなのであるから、過失をおそれるより、過ったらそれを是正しない態度の方が問題です」「凡人は得てして、過ったときなんとか弁解したり、とりつくろうように行動するものです」「失敗は、得て
『20歳のときに知っておきたかったこと (What I Wish I Knew When I Was 20)』は、2010年のベストセラーとなりました。その著者で、スタンフォード大学でアントレプレナーシップとイノベーションの講座を担当しているティナ・シーリグさんに、本の話、クリエイティビティの話、アントレプレナーシップの話などをうかがいました。 清水:それでは、始めましょう。まず、そもそもなぜこの本を書こうと思ったのですか? シーリグ:それには、とても長い話があります。まず、息子のジョシュが20歳になる時までに、私自身が今から振り返って20歳の時に知っておけばよかったと思うことをリストにしておこうと思ったのです。息子へのリストアップだったのです。その時は、本にしようとは考えてもいませんでしたし、本になるとも思っていませんでした。 清水:そうだったのですか。なぜそれがベストセラーのこの本につ
成長とは、階段を上っていくこと。 一段一段、確かな一歩を踏み出していくことで、大きな成長へとつながっていく。 そんな変化のきっかけを生み出していくことが、私たちの存在意義です。 お客様にはまっすぐ。常識には懐疑的に。 本質を見抜き、枠にとらわれず、的を射抜く。 正解をなぞるのではなく、正解を越える成果を新しい発想で示していきたい。 成長できる喜びも、一人ひとりの可能性ももっと大きく広がる世の中へ。 私たちは、お客様の期待を越え続けていきます。
著書『いま、すぐはじめる地頭力』、『アナロジー思考』が話題沸騰の細谷功さんの連載コーナーです。 果たしてアタマの回転の速い人がアタマのいい人なのか? その答えは大きく意見が分かれるところです。なぜならばアタマのいい人の定義が人それぞれになっていて、アタマのいい人を測るものさしがなかったことに因ります。 “人生の目覚まし時計”は、話題の地頭力について毎月更新で、本質に迫る連載コラムです。タイトルでもある“人生の目覚まし時計”の意味については細谷さんの著書をお読みになってみてください。
All Rights Reserved by IEC, 2009 連載コラム・コンテンツ いま、なぜ地頭力か 「問題解決」と地頭力との関係 地頭力の構成要素とはなにか? まずは疑ってかかること~「知的好奇心」で思考回路を起動する~ 論理思考力とは? ~「当たり前」だからこそ難しい?~ 直観力とは?~年をとるのも悪くない? 仮説思考力とは?~「ないない病」から脱却せよ~ フレームワーク思考力とは? ~高所から作戦を立てる~ 抽象化思考力とは? ~特徴をつかんで単純に考える~ 思考回路を起動するために ~「人生の目覚まし時計」を鳴らす~ 『知的依存心』が考える力をなくさせる ~「恵まれた教育環境」は本当にいいのか?~ 「地頭力」の取り扱い説明書~たかが地頭力、されど地頭力~ 株式会社アイ・イーシー 東京都千代田区麹町3-2 Tel 03-3263-4474
くんしのまじわりはあわさことみずのごとし・・・・ よくできた人物の交際を見ていると、あまり他人の実情に深入りをしないことが多いようです。良好な人間関係を長く維持して行くためには、水のようにアッサリしたお付き合いもいいでしょう。 「荘子」の「山木篇」に「君子の交わりは淡さこと水の如し、小人の交わりは甘きこと醴の如し」とあり、我々の職場の付き合いや、日常での交友関係に参考となる格言を遺しています。 「物事をよくわきまえた人の交際は水のようだ」と述べた後に続いて「つまらぬ小人物の交際は、まるで甘酒のように甘く、ベタべタした関係であり、一時的には濃密のように見えても、長続きせず、破綻を招きやすいものだ」と述べています。 「醴」は甘い酒のことをいい、ここではと甘酒を対比して、交際のやり方を比喩で示していると見てよいでしょう。 一般の解釈のなかには、君子を教養人とし小人は教養程度の低い人を指しているの
フィンランドといえば森と湖に囲まれた北欧型の福祉国家というイメージが強かったのですが、近年では、世界経済フォーラムの国際経済競争力でも常に上位を占め、教育においても「フィンランドモデル」が脚光を浴びるなど、なにかと注目を集めている国です。 そんなフィンランドに憧れ、十六歳で単身留学し、現在大学生活をおくっている高橋絵里香さんの現地からの毎月連載のレポートです。 「フィンランド教育は形ばかり真似ても効果がないものと思っています。方法のみ導入するのではなく、その根底にある考え、ねらいを深く理解していただくことが大切・・・・」と高橋さんは力説しています。
道のいきすがりに、袖が振れ合うというような、偶然でほんのささやかな出会いであっても、それは前世からの深い緑で起こるのです。人との絆を大切にしたいものです。 仏教の世界観には、命あるものは死を迎え、そして何度でもれかわり、輪廻のなかを回り回っているという思想があります。したがって、正しくは「他生の縁」ではなく「多生の縁」といわなければなりません。しかし、「多生」ということが、一般に馴染みにくい言葉であるというところから、「他生」の方が多く使われており、また許容された用法となっています。 私たち日本人は、日常生活のなかで「ご先祖の生まれ変わり」とか、「前世で悪いことをした報いが来た」などと、「因果応報」というような考え方を比較的、自然に受け止めているようです。 もちろん、「袖」は着物の腕を通すところのことてすが、現代風にいいかえてみると、「電車のなかで、偶然となりの席に座った縁」というような状
心の友と呼べるような親友が遠くから訪ねてきてくれるのは、たいへん増しく楽しいものです。特に同好の志を持つ者が集まってくることは人生を豊かにします。 「論語」の「学而編」の中にあり、「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」と続きます。人生の最高の楽しみの一つは、仲のよい友人とともに酒をくみかわし、歓談することであるという、孔子の人間味のある喜びが、この一語から伝わってきます。古代中国では、人間は腹の中で、ものごとを考えるとされていたようで、「肝胆相照らす」という言葉があります。「肝胆」は、肝臓、胆嚢のような人間の内臓です。つまり、考え方がお互いに照し合うように、よく見え通ずる友人ということです。 多くの友人があっても、趣味が一致しているとか、おなじ志で一筋に生きている人と掛合うチャンスは稀であり、折角出合いがあっても、いろいろの事情で、遠隔の地に住まなければならないことも少なくありません。そ
アフォメーション、アサーション、コンピテンシー・・・・・。 過剰に脚色された言葉がばかりが横行し、コーチングの本質は埋もれてしまってきている。 そうした中、「成果を出す」という本来的な目的を第一目標に掲げ、無名の福島大学陸上部を陸上王国と言われるまでに育てあげた監督がいる。 走り幅跳びの池田久美子選手、400m日本記録保持者・丹野麻美選手などを育て上げた男が川本和久監督だ。 彼に、訊いた。 そこには、忘れかけていたコーチングの本質が、あった。 単純明快な基礎理論とそれに基づいた選手個々に合わせた強化プログラム、そして潤滑油となるコミュニケーションの技術。その3つが揃うことによってはじめて「成果」を出すことにつながる。ビジネス社会でも、この3要素が「成果」を上げるための必要条件といえそうだ。
以前、人事情報システム関係のコンサルティングに関わった際のことだ。人事担当者が大事そうに資料をファイルから取り出し、絶対に社外秘だという。コピーはもちろん、閲覧も部分的にしかさせられないという。まるで恋人からの手紙か恩師からの年賀状、はたまた大学から来た念願の合格通知書のように後生大事に取り扱っている。というのも、数千万円の対価を払ってそのリストを入手したもので、米国人事システムの究極の秘訣だと件の人事部長は力強く語った。数年前は、世に言う大企業の人事部長がこのようにコロリと騙されていたのだ。 コンピテンシーが米国企業を救ったとかコンピテンシーのモデル化さえすれば、それで人材のパフォーマンスがよくなると考えている人がいる。しかし、そんな安直なソリューションはありえないし、欧米ではコンピテンシーという言葉さえ鬼門になっているくらいなのだ。少なくともそこに戦略的意味合いを込めることは1996年
現在、ブレアがかかえている政治問題の一つに教育再編があります。日本のゆとり教育でもありましたが、イギリスでも問題の一つとなっているのが学力の低下です。 イギリスの中学生の5人に1人が、地図上でイギリスの位置を示せないと言う結果が最近の調査ででました。アメリカの場所がわからない子どもは4割にも上ったそうです。ロンドンの学校では、イギリスの首都がどこだか分からない子も少なくないそうです。日本でもゆとり教育の弊害などとして、子どもの学力が落ちていることが問題になっていますが、イギリスではさらに悲惨なことになっているのです。また、授業が進行できない学級崩壊も多くの学校で見られています。この学力や学級崩壊の背後にあるのは、学校の二分化です。これはかなり深刻です。 現在、ケンブリッジやオックスフォードなどのトップの大学に入学してくるイギリスの学生のほとんどは私立高校の卒業です。LSEでも公立高校卒業の
第一回はバブル期に匹敵したといわれる新卒の採用について。 果たして通説となりつつある学生の二極化、 ・・・・・現実なのか? 幻想なのか? そして、即戦力とは・・・・・・? 09月24日の日本経済新聞で、「大卒採用「未達成」相次ぐ」という見出しが一面を飾った。折からの景気回復に伴い、大学・大学院卒業予定者への求人倍率は1.6倍という例年にない水準を記録した。求人数で見た場合は、バブル期1989年に匹敵するという。 久しく就職大氷河期が続いた。景気低迷による企業の採用意欲の冷え込みに加え、即戦力を求める採用意向がその原因と言われている。大学では盛んに就職セミナーが開かれ、企業のニーズに合わせた実践的な教育をする学部・学科がさかんに作られた。学生も大学も必死である。 一方、バブル崩壊以来、供給が需要を圧倒的に上回っているはずの新卒市場において、企業は採用の試行錯誤を続けてきた。リクルーターが大学
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