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1.旅のはじまりは、曇り空の下で 先日、和歌山・海南から熊野古道をトレッキングしてきた。その静かな道程を、ここに記しておきたい。 当日は、JR大阪駅から紀州路快速に乗車して、終点の和歌山駅まで向かう。そして、紀伊本線に乗り換えて30分ほどでJR海南駅(マップ①)に到着。当日のトレッキングのスタート地点がこちら。空は一面の薄曇りで、それがかえって、今日の静かな山歩きにふさわしい幕開けのように感じられる。線路沿いの道を30分ほど歩き、藤白神社を過ぎると、いよいよ熊野古道の登山口(マップ③)が見えてきた。ここから本格的な山道が始まる。 2.過去と交差する、藤白坂の展望所 竹林の中を登ること約30分。やがて視界が開け、藤白坂の展望所(マップ③)に到着した。眼下には和歌山マリーナシティが広がる。雲の切れ間からわずかに光が差し込み、海面が鈍く光る。晴天ならば青く輝くはずの海も、この日は灰色に沈みがち。
1.独学で歩む「管理職」への転換点 これまで本ブログでも何度か触れてきたが、私は前職までは一貫して非管理職のプレイヤーだった。転職を機に、初めて「プレイングマネジャー」としての立場に立ち、仕事の内容は以下のように大きく変化した。 会議と社内調整が圧倒的に増えた 部門としての意思決定を担う機会が増えた 負うべき責任が格段に重くなった 仕事の質が変わり、社内ルールなどの「仕組みづくり」に携わるようになった 部下の人事評価という新たなタスクが加わった いわば、個人の成果からチームとしての成果に軸足を移した格好。幸いだったのは、前職時代から「マネジャーの考えていることを知っておこう」と、ドラッカーなどの多くのマネジメント本を図書館で借りて読んでいたこと。そのためか、いつの間にか「マネジャーは与えられたリソース(ヒト・モノ・カネ・時間)を利用してチームとして成果を出すべし」「ヒューマンスキルを活かし
1.さよならスーパー戦隊──50年の軌跡に思うこと こちらのニュースを耳にしたとき、思わず息をのんだ。 1975年の「秘密戦隊ゴレンジャー」から始まったスーパー戦隊シリーズ、来年をもってついに幕を下ろすという。半世紀にわたって放送され続けた長寿シリーズが終わる――その知らせには、時代の移ろいとともに、ひとつの文化が静かに閉じていくような寂しさがある。 www.sankei.com スーパー戦隊シリーズについて、我が家でも思い出深い作品がある。それは、2014年に放映された「烈車戦隊トッキュウジャー」。その名のとおり列車がモチーフの戦隊もので、車両が合体して巨大ロボットになるという、子ども心をくすぐる王道の設定。 www.youtube.com 鉄道好きの息子が夢中になったのをきっかけに、丸一年間、日曜日の朝には家族総出で全話をリアルタイムで追いかけたのだ。発売されたおもちゃはほとんど買いそ
早いもので10月も終わろうとしている。毎年この時期になると、来年の手帳が並びはじめ、年の終わりを意識する時期となった。この光景を前にすると、決まって思う。「一年とは、どうしてこうも早いものか」と。 そんな折、仕事帰りに立ち寄った大型書店で、いつもの一冊を手に取った。「NOLTY リスティ1」——私にとっては、もはや年末の風物詩に近い存在である。2021年から使い続けており、来年版で6冊目。気づけば、毎年同じ手帳を選ぶことが“習慣”ではなく“信頼”に変わっていた。 ■NotebookLMによる音声解説 ※手帳に挟み込まれているカードで、毎年センスのある秀逸な言葉が記載。ブログでもこんなオシャレな言葉を書いてみたいもの(?) 生粋のライフロガーを自称する私にとって、ブログやアプリ「瞬間日記」などのデジタルツールは欠かせない。だが、アナログの手帳もまた同じくらい手放せない存在。リスティ1は、年間
今週のお題「こんなバイトをしてました」 1.こんなバイトをしてました — 若き日の断片たち はてなブログの今週のお題は、「こんなバイトをしてました」。 blog.hatenablog.com 懐かしさに誘われて、学生時代の記憶を少し掘り起こしてみる。私が大学に通っていた当時は、まだインターネットが今ほど身近ではなかった時代。アルバイトを探すのも「フロムA」などの求人誌や、大学構内の掲示板が主な情報源だった。特に後者の場合、履歴書が不要なので、よく休み時間にチェックしたもの。紙のチラシを手に、電話ボックスから問い合わせをしていたあの頃が、今となっては妙に愛おしい。そんな時代に、私は4年間でいくつものアルバイトを渡り歩いた。これらは今にして思えば、どれも社会に出る前の「小さな予行演習」だったのかもしれない。 ①試験監督の受付 模擬試験の試験監督官。問題用紙を配布して、回収するという内容。試験時
まさかAIがここまで“自分”を理解する日が来るとは思わなかった。 私はプロフィール欄にも記しているとおり、生粋のライフログ愛好家である。気づけばもう十数年。一日たりとも欠かさず、何かを「残す」ことが生活の一部になっている。ブログもそうだが、私にとって日々の記録とは、単なる備忘録ではなく、「過去の自分と静かに会話するための装置」のようなものだ。 そんな私が2010年から続けている日記アプリ「瞬間日記」もその一つ。これが紙の日記であれば、とっくに挫折していたに違いない。しかしスマホなら、通勤電車のわずかな揺れの中でも入力できる。ハードルが低いぶん、続けることに集中できる。結果として、15年分の人生の断片が、スマホの中に静かに蓄積されていった。自分で言うのもなんだが、このような「地道な継続力」にはかなり自信がある方だ。 kigyouhoumu.hatenadiary.com さて、この「瞬間日記
1.秋深まる京都・烏丸にて再会を祝す この三連休、秋の気配が深まる京都・烏丸の柔らかな灯りの下で、前職の元同僚のAさんと再会を果たした。Aさんとは、前職時代にそれなりに親しくさせて頂いたこともあり、登山や飲みに行ったことがある。烏丸近辺の居酒屋でグラスを重ね、互いの近況を語り合う時間は、時計の針を優しく巻き戻してくれるかのようだった。 r.gnavi.co.jp ※店はApplestore京都の近くで、近辺は外国人観光客が非常に多かった。 早速名刺交換してAさんの近況を聞いてみた。以下のようにAさんのキャリアの劇的な変化があったらしい。 Aさんは前職ではベテランの中堅ポジションの立場にあったが、マネジャーへの昇進の見込みは薄かった。このまま定年まで同じ景色を眺めるのか――そんな焦燥を抱えていたという。 しかし、マネジャー志望だったAさんは、昨年秋にダメ元でマネジャーポジションに向けた転職活
1.通勤地獄と化した地下鉄中央線 先日記事にしたとおり、家族で大阪・関西万博に行ってきたので、写真や動画を交えてリポートしたい。 kigyouhoumu.hatenadiary.com まず午前10時過ぎに梅田を出発。地下鉄の御堂筋線に乗って、本町で中央線に乗り換えて夢洲駅を目指す。中央線で西方面に向かう人の大半は万博会場のため、車内はすでに満員。弁天町駅(JR環状線との乗り換え)やコスモスクエア駅(ニュートラムとの乗り換え)でさらに乗客が乗ってきて、もはや首都圏の通勤電車並みのすし詰め状態。万博会場に向かうために今回久しぶりに地下鉄中央線に乗ったが、おそらく万博開催期間中は平日でもずっとこのような状態だろうし、この時点ですでに非日常感たっぷり。 2.夢洲の風と、人の波 夢洲駅には11時前に到着。駅を出てぐるりと迂回するように東ゲートを目指す。すでにこの時点で入場のための長蛇の列ができてお
1.Android vs iPhone — 7年の浮気遍歴とホーム画面への一途な愛 2018年にiPhoneからAndroidに乗り換えて、気づけばもう7年。ASUS、HUAWEI、Xiaomi、OPPOと、まるで渡り鳥のように台湾・中華スマホメーカーを転々としてきた私。しかし、そんな浮気性の私にも一途に愛し続けた相手がいる。そう、ホームアプリの「Nova Launcher」。 kigyouhoumu.hatenadiary.com このブログでは繰り返して取り上げているが、Androidの真骨頂は、なんといってもカスタマイズ性。そのカスタマイズ性を存分に引き出すには、ホームアプリ選びが肝心。そして、多くのAndroidユーザーが絶賛するのが、このNova Launcherである。アイコンのサイズから、列・行の数、さらにはドロワーのデザインまで、私のわがままをすべて叶えてくれる、まさに運命
先週末、妻から「ちょっと淀屋橋行かへん?」と提案があり、久々に大阪市中央区の淀屋橋付近を訪れた。普段なら「え、梅田でもええやん」と返すところだが、今回は素直に同行。私に言わせれば、20年間の夫婦円満の秘訣は「小さな逆らわない勇気」である(断言)。 さて、用事が一段落し、時計を見るとまだ時間が余っている。そこで「ホナ、せっかくやし」と足を延ばしたのが、5月30日に竣工したばかりの 淀屋橋ステーションワン。地下3階・地上31階、高さ約150メートルという、なかなかのイケメン超高層ビルだ。地下鉄と京阪電車の淀屋橋駅と直結しており、雨の日でも傘いらず。大阪のビル界隈における「駅チカ優等生」と言っていい。 ※全部のテナントがオープンしているのではない様子。 yodoyabashi-stationone.com エレベーターに乗り込むと、あっという間に30階へ。耳がツーンとする暇もないスピードで到着し
1.古巣の廃業に寄せて 先日、久しぶりに大阪市中央区の天満橋付近に出かける用事があった。思いのほか時間が余ったので、少し足をのばして界隈を歩いてみることに。川沿いを渡る風は心地よく、少し懐かしい匂いを感じさせる。ちなみに、天満橋は夏の天神祭りでクライマックス(船渡御(ふなとぎょ)と奉納花火)を迎えるスポットでもある。 そんな街並みを歩いていると、ふと大学を卒業して最初に勤めた司法書士事務所のことを思い出し、かつて通った雑居ビルを訪ねてみた。事務所はその一室を借りていたはず。ところが、実際に訪れてみると扉に掲げられていたはずのプレートは外され、部屋は空っぽになっていた。「移転でもしたのだろうか?」と思って、帰宅後に日本司法書士連合会のHPの会員検索で調べても事務所名でヒットしない。どうやら、知らぬ間に廃業してしまったようだ。 www.shiho-shoshi.or.jp 初めてスーツに袖を通
1.「下請法」という私の人生を変えた法律 昨年3月の記事で、日産自動車が下請法違反で公正取引委員会から勧告処分を受けたことを紹介した。 kigyouhoumu.hatenadiary.com 正直なところ、下請法は企業にとって「きちんと守っても一円の利益にもならない面倒な法律」である。完璧に遵守したからといって、売上や利益が増えるわけではない。公正取引委員会や中小企業庁が表彰してくれるわけでもない。しかし、もし違反すれば企業の信用を大きく揺るがしかねない。下請法とは、まるで「地味だけれど決して軽んじてはいけない地雷原」のような存在だ。特に大手企業であればあるほど、法務・購買・経理といった複数部署が総力を挙げて取り組まざるを得ない(今回の不祥事を受けて日産自動車もそうしたはず)。 その下請法が、来年1月から大幅に改正され「中小受託取引適正化法」としてリニューアルされることは、企業法務に関わる
1.お茶の間に轟く、怒声、雄叫び!伝説のドラマ、再降臨! 現在、NHK-BSで「独眼竜政宗」が再放送されている。言わずと知れた1987年の大河ドラマで、戦国末期に彗星のごとくあらわれ、奥羽地方を駆け抜けた伊達政宗の波乱万丈の生涯を描いた作品だ。平均視聴率は驚異の39.7%。つまり、当時の日本人の3人に1人以上がこのドラマを見ていた計算になる。いまの時代なら「国民的Youtuber」どころか、「国民的戦国インフルエンサー」といったところか。 www.nhk.jp 思い返せば、前職時代の2017年頃、法務研修の出張講師として仙台営業所を訪れたことがある。真面目に研修を終えた後、足は自然と仙台城跡へ。あの有名な伊達政宗騎馬像の前で、「うぉー!これぞ伊達者!」と心の中で叫びながら、私も政宗公と同じポーズで写真をパシャリ。今見返すと、なぜか私の表情も片目を細めていて、完全に政宗に引っ張られている。き
1.はてなブックマークが成人式を迎えました オンラインサービスのはてなブックマークが開始20周年を迎えたという。今日のスターが明日は流星のごとく消えていく、浮き沈みがハイスピードすぎるIT業界。ここで20年もの間、一つのサービスを維持し、発展させ続けるなんて、もはや奇跡の領域。そして、20年といえば、人間でいえば立派な成人。 はてなブックマークはシンプルに説明すると、オンライン上でブックマークを共有するサービス。ユーザーがWEB上の情報整理を行う上で、非常に便利。最近はSNSに押されがちだが、情報収集のベースキャンプとして、チェックは欠かせない。実際のところ、新聞を購読していない私は、日々の情報収集のソースは、SmartNewsとはてなブックマークがメイン。両方とも自宅や朝の通勤電車で欠かさずチェックしている。 はてなブックマーク 開発元:株式会社はてな 無料 posted withアプリ
先日、仕事から帰宅した私を待っていたのは、妻の「この性格診断流行っているらしいので、一緒にやってみない?」という誘いだった。画面に表示されていたのは、「16Personalities」という無料の性格診断テスト。何それ?かなり昔に流行した「動物占い」みたいなものだろうか(ちなみに、動物占いではひつじだった)。 www.16personalities.com 20分ほどかけて複数の質問に答えるだけで、16種類の性格タイプの中から自分の本質や行動パターンがわかるという。面白そうなので、さっそくやってみた。すると、私のタイプは「建築家」タイプ。何気ない質問に答えていくだけで、自分という人間がなぜ、どのように考え、行動するのかが明らかになるのはなかなかに興味深い。 ちなみに、建築家タイプの有名人といえば、イーロン・マスク、クリストファー・ノーラン、アーノルド・シュワルツェネッガー、(指輪物語の)ガ
1.関東出張ついでに大野山登山 少し前、仕事の都合で関東方面に出張する機会があった。せっかくなので、以前から気になっていた神奈川県の大野山(標高732m)に登ってみることにした。今回はその模様を紹介しよう。 当日は6時前にホテルをチェックアウトして東京駅からJRに乗って小田原方面に向かう。小田原の手前の国府津(こうづ)でJR御殿場線に乗り換えて7時半に谷峨(やが)駅で下車(マップ①)。ホームに降り立った瞬間、広がるのは青い稲穂の田んぼと山並み。まるで絵葉書のような日本の原風景で、秘境感満点だ。正直、この景色を見られただけでも大阪から来た甲斐があると思った。 ※藤沢を越えた場所にこのような風景が広がるとは・・。 ※川のせせらぎが秘境感を醸し出している? 細い橋(マップ②)を渡って発電所(マップ③)の横を通り過ぎて道路を30分ほど歩くとようやく登山口に到着。ここから実質的に登山のスタート。樹林
今週のお題「これに影響を受けました!」 blog.hatena.ne.jp 1.思春期に影響を受けた小説 私は中高生の頃に田中芳樹氏の小説にはまって、以下の作品等を読破したものだ。 「アルスラーン戦記」 「創竜伝」 「マヴァール年代記」 「タイタニア」 「七都市物語」 「西風の戦記―ゼピュロシア・サーガ」 同氏の最高傑作は、ずばり『銀河英雄伝説』だろう。歴史に残る不朽のSF大河小説として名前を知らない人は少ないはず。二度にわたってアニメ化され、このブログでも度々その魅力を語っている(個人的にはリメイク版よりオリジナル版の方が思い入れあり)。銀英伝から「最良の専制政治と最悪の民主主義のあり方」「戦略と戦術の大きな違い」など学んだことは数多い。大げさな言い方をすれば、私の人格形成にも多少は影響を及ぼしているはず。 kigyouhoumu.hatenadiary.com kigyouhoumu.
1.管理職「罰ゲーム化」の真相 先日、「週刊東洋経済」の8/2号に目を通したところ、「脱・管理職罰ゲーム」という見出しが目に留まった。「それ、ゲームだったのか」と心の中でツッコんでしまったが、最近の管理職は、どうやら“ラスボス級の理不尽”を押し付けられる職種扱いらしい。 toyokeizai.net その特集記事を要約すると以下の通り。 管理職の「罰ゲーム化」の深刻化: 管理職の業務負担と責任が増大しているにもかかわらず、それが報酬に十分反映されていない現状。 組織構造の変化: ピラミッド型の組織構造が崩れ、フラット化が進んだことで、管理職のタスクが一方的に増加している。 新たなミッションの追加: ハラスメント対応やコンプライアンス順守など、従来の業務に加え、新たな責任が管理職にのしかかっている。 若手の「昇進忌避」現象: 上記の状況を受け、若手社員が管理職になることを避ける傾向が強まって
今週のお題「私のデスク」 blog.hatena.ne.jp 私の自宅には6畳ほどの自室があり、そこに長年連れ添ったデスクを置いている。GARAGE(ガラージ)といいブランドで、もうかれこれ20年近く愛用中。作りも頑丈で、不満は特にない。 garage.plus.co.jp ちなみに、整理整頓の本で「デスクはコクピットのようなもの」という一節を読んだことがあるが、まさにその通り。あらゆる作業の起点となるデスクは、私にとってそれこそ操縦席のように思考と創造のコントロールセンターでもある。 ※これが私のデスクで、自分ではまあまあ整理整頓しているつもり。 1.デスクの奥部:視界を広げる思考の翼 まず奥には、パソコンディスプレイ用の机上台を二つ並べ、その上に同じI-O DATA製モニターを左右に配置し、私だけの広大なマルチディスプレイ空間を築いている。これは、思考の幅を広げ、アイデアの種を育むため
1.伝説的「ミーム」を生み出した横山三国志 いつの間にか、AmazonのKindle Unlimitedに横山光輝の『三国志』が追加されているのをご存知だろうか? 高校時代に全60巻を揃えるほど読み込んだ私にとって、これはまさに朗報。 hobby.dengeki.com Kindle Unlimitedでは『三国志』の冒頭から約10巻(曹操と呂布の戦争が決着するあたりまで)が無料で読める。これは物語全体の序盤に過ぎないが、それでも横山光輝が描く壮大な三国志の世界に引き込まれること間違いなし。 横山光輝生誕90周年記念電子出版「Selected Works」 三国志(1) 桃園の誓い 作者:横山 光輝 光プロダクション Amazon 横山光輝の『三国志』といえば、『三国志演義』をベースにしたストーリー展開はもちろんのこと、数々の名言(あるいは迷言?)がネットミームとして愛されていることでも有
1.契約書に潜む巧妙な罠!? 先日、図書館で偶然手に取ったミステリー小説『倒産続きの彼女』に、企業法務担当者として思わず唸ってしまう描写を発見。本作は、弁護士である主人公が、「会社を倒産に導く女」と噂される経理担当者の調査を進める中で殺人事件に巻き込まれていく、というストーリー。その序盤に描かれていた、ある企業の「契約トラブル」のくだりが非常に示唆に富んでいた。 倒産続きの彼女 (宝島社文庫) 作者:新川帆立 宝島社 Amazon 物語に登場する老舗アパレル企業のゴーラム商会は、フランスのランダール社との独占販売契約によって主力製品を仕入れて、国内で販売していた。しかし、ある時、ランダール社が値下げを条件に提示してきた新しい独占販売契約書にはとんでもないトラップが仕掛けられていた。つまり、ドラフト段階では存在していた「自動更新条項」が、最終的にサインされた契約書では削除されていた。この細工
今週のお題「遠出」 1.新しい趣味に挑戦予定 今週のはてなブログのお題は、「遠出」。このお題を聞いて、私が真っ先に思い浮かべたのは、あるアイテムを購入する計画。それは、ズバリこちら。 www.youtube.com 折りたたみ自転車の最大の魅力は、その携帯性にある。車体をコンパクトに畳むことで、電車やバスにそのまま持ち込む「輪行(りんこう)」が可能。そして、目的地の駅に到着したら自転車を展開し、その土地を自由に散策する。すなわち、<公共交通機関+自転車>というハイブリッドな旅のスタイルが実現する。これこそ、私が思い描く新たな「遠出」のスタイル。 過去にもブログのネタにしているが、私は2023年4月の転職時において有給休暇消化期間を利用して琵琶湖一周サイクリング(ビワイチ)に挑戦。浜大津をスタートして4泊5日の自転車旅行を楽しんだ。(退職の解放感を味わいつつ)春の心地よい滋賀の気候の中、琵琶
以前にもこのブログで何度か触れてきたが、私はMicrosoft Outlookのヘビーユーザーだ。世間のMicrosoft 365のユーザーのうち、Outlookをメール(Ctrl + 1)や予定管理(Ctrl + 2)ぐらいしか使っていない人が多いかもしれない。しかし、私にとって最も重視しているのは、「タスク管理」(Ctrl + 4)機能。もうかれこれ20年近く愛用中。 個人的にこのOutlookタスクは、全企業法務パーソンにとって必携の「最強の神アプリ」だと確信している。なぜなら、以下のような特徴を備え、複雑な法務業務を強力にサポートしてくれるからだ。 <Outlookタスクの「神」機能> 柔軟な分類ラベル作成: 案件の種類や重要度に応じて、自由にタスクを分類・整理できる。 確実な期限・アラーム設定: 締切を設定し、アラームで通知することで、重要なタスクの見落としを防ぐ。 豊富な情報添
毎年この時期になると、私が楽しみにしているものがある。それは、ぴあからの株主優待、5,000円分の図書カード。 今年も無事に自宅に届き、ホクホク。日頃から本を読む私にとって、これは本当にありがたいプレゼント。小さな封筒に詰まった、静かな喜びといったところ。さっそくこのカードで、次に読む一冊を探すのが楽しみだ。 ぴあの株を保有している理由は、ひとえにこの株主優待制度にある。もともとエリック・クラプトンやビリー・ジョエルの来日公演に足を運んだこともあるように、コンサートのチケット販売という事業にも興味はあるが、実利という意味では、やはり図書カードの存在が大きい。もちろん、株主として最低限の関心は持っているつもりで、この時期になると日経ネットで業績をチェックするのが恒例行事。仕事柄、与信管理的な観点で、同社のBSとPLをチェックしてみた。 www.nikkei.com コロナ禍のさなかには赤字に
今週のお題「最近やっと〇〇しました」 1.たまたま本棚を整理していると・・・ ここのところ、自室の本棚が無秩序状態なので、この週末にやっと整理整頓をしていた。不要な本を処分したり、配置場所を変えたり。そのうち見つけたのが株式会社秀和システムの以下の書籍。私は、秀和システムの「〇〇がよ~くわかる本」シリーズをたびたび読んでおり、その分野の入門書としては非常にわかりやすい。もう処分してしまったが、前職時代には他にも建設業法や知的財産法なども読んだ事がある。 ※入門書としてはいずれもわかりやすいのが特徴。 その中堅出版社の株式会社秀和システムだが、7月4日に自己破産したというニュースにを知って大変驚いた。その一方で「ああ、やっぱりな・・・」と冷静に納得した私。今回はそのあたりを掘り下げていきたい。 news.yahoo.co.jp 秀和システムは、もともとコンピュータやビジネス系の中堅出版社だが
以前にも記事にしたクラウド型ブックマーク管理サービス「Pocket」が7月でサービスを終了するという。 kigyouhoumu.hatenadiary.com gigazine.net 私の場合、プライベート系のニュースはPocketに、ビジネス系のニュースはInstapaperというように使い分けており、Pocketはかなりの高頻度で利用中。例えば、通勤途中にSmartnewsで興味を持った記事をスマホアプリのPocketでブックマーク化しておく。職場で昼休みのネットサーフィン中に見つけた登山記事をブラウザ版に忘れないよう登録しておく。そして、週末に自宅でゆっくりとその記事を熟読して、不要ならば削除する一方、有益ならばUpNoteに記録するということをよく行っている。 kigyouhoumu.hatenadiary.com 代替アプリについては、ネット上でさまざまな候補が挙がっているが、
今週のお題「上半期ふりかえり2025」 1.ブログを書き続けて丸16年が経過 2009年6月に何気なく始めた本ブログだが、早いもので、この6月で17年目に突入した。以下は最初の記事。 kigyouhoumu.hatenadiary.com なんだかんだ週に1~2回のペースで更新していたが、気が付くとあっという間に16年が経過。ありきたりな表現だけれど、月日が経過するのは本当に早い。私のブログを定期的に読んでいる友人から、「よくネタ切れにならないね、どうしてそんなに続けられるの?」と聞かれたことがある。自分でも「よく続いているな」と思う。なぜこれほど長く続けられたのかと問われれば、継続力や執着心が人並み以上に強いのもあるだろうけど、ブログが自分の生活と深く結びついているからだろうか。私にとってブログは、思考のプロセスを整理する場であり、アウトプットの訓練の場でもある。そしてなにより、人生の軌
1.80回以上の死闘の末、ラダーンを討伐! 先日フロムソフトウェアのダークアドベンチャー「ELDEN RING」のDLC版「SHADOW OF THE ERDTREE」に苦戦していることについて触れたと思う。 kigyouhoumu.hatenadiary.com 以前の記事でも書いた通り、ラスボスであるラダーンとの戦いはまさに泥沼の死闘(?)だった。その後もめげずに、いや、ほとんど意地になって、ラスボスに挑戦すること80回。土日はもちろんの事、平日の仕事帰りにワイシャツ姿のままコントローラーを握りしめ、(妻の冷たい視線を浴びながら)ラダーンに挑んでは返り討ちに遭い、「明日こそ!」と誓って眠る日々。 ※2分50秒あたりからラスボス戦開始。動画自体は第1形態まで(第2形態になってすぐに死んだ)。 ※第2形態では半神ミケラもラダーンに憑依して、攻撃度が大幅アップ! そして、ついに——本当に「つ
前回の続きで、一泊二日の登山旅行の二日目。この日は豊岡市の蘇武岳(1074m)にチャレンジ。蘇武岳は、世界的冒険家の植村直己のふるさとの山として知られている。 1.初夏のゲレンデを抜けて登山口へ 当日は、8時にホテルをチェックアウトして、JR豊岡駅から播但線に乗って姫路方面に移動。8時半にはJR江原駅に到着し、神鍋高原行きのバスに乗る。神鍋高原はスキー場としても知られている。万場バス停(マップ①)で降りて、スキー場のある南西方面に歩く。 ※人気が全くない・・・。オフシーズンだから無理もないか。 初夏に無人のゲレンデ(マップ②)の横を通るというなかなか珍しい体験。ちょうどこのあたりは山から吹き下ろす風がとても涼しく心地よい。冬になれば、この辺りに雪が積もり、スキーヤーが訪れるのだろうか。 ※訪れた時間帯はとにかく風が強かった。この風音から雰囲気を感じ取ってもらえたら。 ゲレンデ沿いに南西に1
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