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マネージャーになると、1on1や評価のタイミングで期待を伝える一環として誰かにフィードバックする機会が増える。マネージャーになって初めて誰かに明確にフィードバックするという経験をする人は多いと思う。自分もそうだった。 今思うと、マネージャーになる前にフィードバックの練習をする機会は色々あったと感じる。自分がもっと意識してやっておけばよかったと思いつくものをざっと書き出してみる。 チームの振り返り 対個人ではなくとも、自分がよかったと感じたこと、問題だと思っていることを言葉にして伝える練習になる チームにもよるけれども、できるだけ積極的に意見を出し、伝え方のレパートリーも増やしていけるとよい アンケート回答 人事施策やイベントごとなどでアンケートを求められた時に、きっちり答えるようにするのもよい練習になる よかったことや改善してほしいことを相手に伝わるように言葉にするのは、慣れないと難しい。
何事も忙しすぎるのはよくない。 心身への影響や属人化の進行といった問題はもちろんよくないのだけれど、忙しさにはある種の"中毒性"のようなものがあるのが厄介なところである。 忙しすぎる状況が続くと、次第に慣れて順応してしまう。さらには、無意識のうちに"心地よい"とさえ感じ始めることがある。キャパ溢れ気味の状態で何とかするのを自分の役割や使命のように感じてしまい、根本的な改善も進まなくなる。 症状のひとつとして、本来はきちんと物事を進められる人でも「できなくても仕方ない」というスタンスになってしまうこともある。言葉には出さないが、忙しいのだから優先順位の低いタスクは多少締切を守れなくても仕方ないと思い始めたりする。たとえば勤怠の提出や社内の申請などが遅れたりとか。仕方がないなんてことはないのだけれど、自分に対して逃げ道を作り言い訳をしやすい状態になる。 周りも気を遣って、怒ってくれないどころか
依頼された仕事の期日を忘れてできていなかった時に「すみません、失念していました」と伝えていたら、当時の先輩にしっかりめに叱られたことがある。もう10年以上昔のことだが、いまだに印象に残って意識しているのでよいフィードバックだったのだと思う。 叱られた内容を雑に書くとこんな感じだった。 できなくてもいいができるふりをするな。 「忘れてた」なんてことは依頼元には関係ない。「忘れてなければできる奴なんだな」なんて思われることもない。ただ「忘れてできなかった奴」と思われるだけだ。下手すると "言い訳をする奴" という印象を持たれて損をする。 できない奴と思われたくない気持ちはわかるが、すぐにバレる見栄を張るな。「忘れてた」と言う前に「できてなかった」なのかをよく考えろ。そうしないと相手にも失礼だ。 言葉選びだけの問題と思うかもしれないが、こういう細かいところが信用の積み上げになる。信用されることと
最近 就寝前に「次にやること」を洗い出して最初にやることを決めておくようにしている。 実は長らく朝漠然と不安だったり活動開始までに時間がかかったりする時期が続いていたのだけれど、この寝る前の"儀式"で脱することができた。 やることは簡単で、以下3つだけ。 終業前か就寝前に自分のタスクを洗い出す 特に重要なトップ3を選ぶ 朝最初に取り組む1つを選ぶ 1は、普段からタスク管理をしているなら眺めて追加修正するだけでもいい。 15分、 30分、 1時間以上 くらいでざっくり所要時間を分類しておくとよい。 2は、3つだけに絞るのが肝。"やらないこと"を決めるのは意外と難しいが、トップ3を決めるとやらないことを決めたのと同じような効果を得られる。 3は、必ずしも重要なタスクでなくてもよい。自分はあまり頭を使わなくてもできるルーチンタスクや楽しそうな自動化タスクを選んだりする。朝イチの着火剤として機能す
正論は人を傷つける。いつだって── 正論を言われた方が傷つくのは想像しやすいかもしれないが、実は言う方もダメージを負ってしまうことがある。真面目な人ほど、正論を振りかざすだけになってしまうことを怖れている。 誰かに正論を伝える時に意識しておくとよいお作法みたいなものがいくつかあると思っていて、雑に書き出してみる。 1. 正論になっているかを確認する 実は自分の情報が足りていなくて正論になっていないこともあるのでいったん疑ってみる 「言っていることが全然的外れだったら教えてほしいんですが」のような感じで、認識が擦り合っているかをまず確認するとよい 相手に敬意をはらい、「すでに色々検討された結果かもしれないですが」のような枕詞をつけるのも切り出しやすい ここの認識が揃っていないまま話していくと、終わりのない議論が続いていきがちなので注意 2. 責める意図はないことを伝える 正論を伝えることは批
誰かの何かの行いに対して、至らない点が気になってしまうことは誰でもある。 たとえば、ソフトウェアの不具合を報告してくれた時に、「正直もう少し事象を整理したり原因の切り分けをして伝えてほしいな」と感じてしまったとか。不具合を見つけいち早く報告してくれたこと自体は素晴らしくて感謝すべきなのに、至らなかった点の方が気になって指摘してしまったりする。 何かの提案の内容がそこまでよくなかった時なども同じ。"よくなかった" という結果に目が行ってしまって、たたき台を作って準備してくれたことや提案してくれたことに対するリアクションが希薄化してしまったりする。 相手の行いのよかったところとよくなかったところを無意識のうちに "平均" した印象で評価してしまいがちなのだと思う。よくなかったところは目立って印象に残りやすいので当然と言えば当然である。 先の例で言えば、まずは「報告してくれてありがとうございます
インターネッツはいつでも騒がしい。 L社が出社方針に切り替えるとのこと。エックス上では阿鼻叫喚という印象で、転職の声も上がっていた。 「週5出社だとこれくらいの反発はあるよなぁ」と思って中身を読んでみたら、"原則週1"出社で当面はつよい強制力もなさそうだった。正直自分は「週1くらい行けばええやん」くらいに思ってしまっていて、インターネッツ上の反応とはだいぶギャップがあって少し驚いた。 出社方針の変更というのはそれほどセンシティブなトピックだということなのだろう。そもそも全員が両手で受け入れられるものではない。個々人の事情も複雑に絡み合っている。一方で、個社の方針そのもの以外にも"拒否反応"の要因があると思っていて、想像して雑に書き出してみる。労働者観点、経営/労務観点それぞれについて、自分に抜けている感覚や情報を補完したい。 今となっては"週1"でも電車に乗って通勤するのがとにかく嫌 感染
誰かに何かを相談して共感してもらうと心が楽になる。 「わかる」、「あるある」、「それな」のような反応とともに一緒に考えてもらえる人がいるのは素晴らしい。社内の同期と雑談したり、社外のコミュニティの懇親会で話したりできるのはとても幸せなことである。 一方で、ちょっと"痛み止め"的なところもあるので用法用量には注意が必要。共感を得ると気持ちは楽になるが、それだけでは根本解決しないことも多い。本来は一人で向き合って深く解決を考えていかなければいけないのに、無意識に楽になるために人と話して安心してしまったりする。 自分もそうなることがあって、そういう時は新海誠監督が半年以上一人でひたすら絵コンテを描くという話を思い出して切り替えている。 意識して気分転換したり思考を広げたりするといった目的をもって話すのはいいと思う。話せるトモダチも必要。ただし人間強度は下がらないように気をつけねばならない。
上司を頼ってうまく使うという話は聞くんだけれど、なかなか難しい。具体的にどうしたらいいかわからない人も多いと思う。 1つの考え方として、何か相談をする時に「上司に何を期待してどう振る舞ってほしいか」を明確に伝えるといいかもしれない。 もちろん上司によるので万人に適用できないとは思うが、上司への期待はいくつかに分類できるので雑に書き出してみる。 ただ話を聞いてほしい まずは共有だけしたい時や吐き出したい時に使う 聞いてもらうだけで思考の整理になったりするし、自分で解決しないといけないとわかっている時などにオススメ まず意見を聞きたい 何かの提案などに対してどう思うか意見を聞きたい時に使う どれだけ意見をもらっても、そういうモードだしなと思えて気も楽なのでオススメ 具体的なアドバイスがほしい 一緒に考えてもらって具体的な意見がほしい時に使う 存分にアドバイスしてよいと伝えると上司も話しやすいの
生産性が高い/低い、効率がいい/悪い といった話をする時は"対象とする期間"と"集計する範囲"をセットで考えたほうがいいと思っていて、その話を雑に書いておきたい。 一例として、「リモートワークのみと週1出社のどちらが生産性が高いか」という話を考えてみる。この例に答えはないし、実際には生産性以外の観点も考える必要がある。組織に応じて決断すべきことなのでこの例の結論はどうでもいい。 1日や1週間くらいの期間で個人の生産性を考えるとどうか 自宅の方が生産性が高い。この4年くらいで自宅の作業環境はかなりよくなっている 通勤時間も作業できるので作業に当てられる時間も増える 半年くらいの期間で所属チームの生産性を考えるとどうか リモートワーク前提でもいいが、定期的に対面のコミュニケーションを取り入れた方が半年スパンの生産性は上がるかもしれない 海外拠点のメンバーと3ヶ月に1回くらい会っておくとそのあと
何かを調査している時など、人に聞いた方が早いかもしれないことはよくある。"かもしれない" というのがポイントで、もう少し自分で調べた方がいいかもという気持ちもちょっとあって判断がむずかしい。 経験上そういう時は聞いてしまったほうがよくて、聞くフレーズの引き出しを増やしておくと聞きやすくなる。自分が聞く時にチャットでも口頭でもよく使っているフレーズを雑にまとめてみる。 質問です!もしすぐわかったら教えてください いったん雑に聞いてしまうんですが もしもっと詳しい人や適切な人がいたら教えてください 何かこれを読むべしみたいな資料をもらえるだけでも助かります 以前に対応していたようなのでちょっと聞きたいんですが 頓珍漢な質問だったらすみません! もしテキストだと説明しづらかったら、シュッとhaddleやzoomで話させてください 30分だけ時間もらって相談させてもらっててもいいですか。もしOKな
何かを提案する前に、関係しそうな人に頭出ししておくことがある。自分が頭出しをする時に何をしているかを雑に書いてみる。 頭出しでやっていることは1つで、「たたき台を見せてその人の立場で気になる観点を確認する」である。 何かを変える提案で気にする観点は、その人が所属するチームや立場によって違う。経営や経理なら予算や費用対効果を気にするかもしれないし、エンジニアなら実装難易度や実現したい時期を気にするかもしれない。人事労務なら従業員への影響や説明のプロセスが気になるかもしれない。人によっては、将来的な展望など未来からの逆算ができているかという観点での説明を大事に考えたりもする。 30点くらいのたたき台を持っていくと、その人が何を気にしているかが見えてくる。「全体としてどう思うか」、「どのあたりが一番気になるか/懸念があるか」、「考慮が足りてない観点があるか」という感じで聞いてみるとよい。 提案時
「開発は問題解決の手段のひとつ」という言葉がある。自分はこの言葉が言い訳のように感じてあまり好きではないのだが、開発業務を始めた頃に強烈に意識させられる出来事があった。思い出話として雑に書いてみることにする。 新卒で部署に配属されて半年くらい経った頃、とあるバッチ処理に時間がかかって顧客の業務に影響が出そうということで自分が取り組むことになった。背景としては、「導入顧客の従業員数が来年度に5倍になる予定で、日次で回しているバッチが翌日までに終わらないことが見えている」とのことだった。 当時バッチの並列化基盤を開発している部署が立ち上がっていたこともあって、上司とともに連携してパフォーマンス改善に取り組むことにした。開発業務を始めて間もない頃だったが、そもそも処理時間がかかりすぎで改善の余地が大きいのが素人目に見ても感じられたのである。 マルチスレッドで処理するように作り変えて、処理時間は
何かを継続できるようになる時と離脱してしまう時の傾向を把握しておくと便利。 たとえば自分は1週間毎日つづけるとその後も継続できるようになる。減量でもブログでも英語学習でも何でもそう。1週間とにかく続ければ習慣になる。人によっては3日かもしれないが、自分は明確に1週間かかる。 逆に続いていてもパタリと止まってしまう傾向もある。短期だと1ヶ月半、中期だと半年、長期だと4年で離脱のタイミングがくる。理由は色々あるが、一番多いのは"飽き"である。 35年以上も生きていると、明確にこのくらいのタイミングでくるなという傾向が把握できてくる。離脱したいわけではないので、タイミングが来る頃には注意するようにしている。 たとえばブログ記事を書くのを毎日続けてそろそろ1ヶ月半くらいになる。目標もなく雑に続けているが、そろそろ飽きがきそうな気もする。別にやめてもいいんだけど、そういう時期がくるなと思っておくこと
組織で仕事をするなら自身の専門領域や役割を越境していくスタンスでいた方がいい。 役割をきっちり隙間なく分けることはむずかしいし、できたとしても状況の変化によってすぐに隙間ができてしまう。ボールが落ちないようにするには、お互いのカバー範囲を少しずつはみ出しておくしかない。個々人にとってもメリットは大きい。できることが増えやりとりの負荷も下がり、自分の仕事もしやすくなってくる。 LayerX社の「ボールを拾う人が偉い」や、リクルートの「染みだす」といった言葉は、"越境" を奨励するということだと理解している。 自分の隣の領域にも興味をもって関わっていくだけではあるのだけれど少しだけ注意点もあると思っていて、雑にまとめておきたい。 1. 体験して観察する 一見「もっとこうしたらいいのに」と思うことがあっても、いきなり否定して変えようとしないこと 越境先へのリスペクトを持って、いったん郷に従ってみ
明日またここに来てください、本物のzatsuってやつを見せてあげますよ— こにふぁー (@konifar) 2024年12月3日 東京には美味いラーメン・つけ麺店がたくさんある。YouTube や TikTok では紹介動画が溢れているが、自分で実際に食べに行った結果あまり信用しないことにしている。信じられるのは自分の舌だけだ。 自分が10回以上リピートして食っている "間違いない" 店を雑に書き出してみる。 三田二郎 - 三田 :100: pic.twitter.com/HL0fKWJbUo— こにふぁー (@konifar) 2023年4月19日 朝から食べられるところがよい。オススメは小豚全マシ 正直に言えば味はかなりバラツキがあるが、それも含めて愛せる 安定を求めるのであれば、インスパイア系の豚山とかに行くのがいいと思う 椿 - 王子 やすべえのつけ麺、椿の油そばは洗練されてるとい
リファラルで候補者がたくさん来て採用につながり、入社後にも活躍してくれる状態は最高である。採用活動の理想と言ってもいい。 しかし、メンバー観点だとリファラルで人を誘うのをためらってしまうことも多い。いい会社/チームだと感じていたとしてもなかなか誘えないこともある。リファラルで人を誘うのをためらう理由を雑に書き出してみる。 1. 誘える組織ではないと思っている 中で働いていて、知り合いを誘える事業や組織ではないと判断していたら当然誘えない 組織自体はそこまで悪くないと感じていたとしても、「この人を誘えるレベルではないなあ」と尻込みしてしまったりもする たぶんこれがリファラルをためらう一番の理由で、"誘ってもいいと思える閾値" を超えていなければ話にならない 2. 誰にどう声をかけたらいいのかわからない どういうレベルのつながりに対して、どういう温度感でどのように声をかけたらいいのかわからない
仕事終わりどころか朝起きた瞬間からなんだか疲れてしまっていることがある。 そういう時は体力的には元気でもポンコツになる。RPGゲームで言うとMPがじわじわ削られているような感覚で、注意力や集中力も落ちて生産性ががくんと下がってくる。自分はこれを "毒状態" と呼んでいる。毒効果はたいていHPを削るものだが、そこはあまり気にしないでほしい。 自身が毒状態にあることを認識したら、原因を明確にするところから始めなければならない。 たとえば、他チームの◯◯さんとのやりとりに苦労してるとか、ミーティングで人と話す時間が増えて気疲れしてるとか。何か期限があるタスクを誰にも相談できずに抱え込んじゃってるとかもよくある。あるいはプライベートの心配事なども関係しているかもしれない。 経験上、毒状態には2つの傾向がある。ひとつは「単一ではなく複数が積み重なっていること」、もうひとつは「人の顔がチラついてしまっ
あくまで個人の好みの話なのだけれど、自分は成果を出すために "お膳立て" されている状態があんまり好きではない。そういう話を雑に吐き出してみる。 たとえば、ブログ記事の執筆やイベント登壇資料の準備を業務時間中にやってよいみたいな話が明文化されていると、業務調整はしやすい一方でなんだかちょっと"やっていき"感やワクワク感が自分の中で小さくなってしまう。そんな決まりがなくても適当に調整してやるし、「全部できたらすごい」みたいなプラスアルファの要素が薄れてしまうような感覚がある。 丁寧な研修なんかも同じ。一定規模以上の組織では仕組み化すべきなのはわかっているのだけれど、個人的には乱戦みたいな状態で個の力でガッとやっていく方が好みだったりする。 80点以上の成果を出すためのレールが整備されていると、当然期待も上がってしまうのが嫌なのかもしれない。常に120点を目指していても、やってやった感が少ない
チャットツールのDMで連絡がくることを嫌う人は一定いる。DMじゃなくてもよさそうな話がくると、「これってなんでDMなんですか?」とか、「この内容なら◯◯チャネルで話しませんか?」とかみたいな感じで公開チャネルでのやりとりに誘導している人もいると思う。 こういうDMへの "拒否反応" のような感覚は自分も少し持っているが、なぜなのかよくわかっていないので雑にまとめてみる。 考えてみると、この拒否反応は次の懸念からきていると思う。 1. 限定された人しか見れない場所で何かが進んだり決まったりしていくこと 頭出しでちょっと話すくらいなら問題ないんだけれど、なんとなく流れで色々話して実際にそこで結論が出てしまったりするのが嫌みたいな気持ちがあるのだと思う。 密室で物事が決まってもどこかで共有されれば何の問題もないんだけれど、共有が漏れることも往々にしてあるし、神経質になる気持ちもわかる。ある種の
強みを2つ以上持つことを意識しておくほうがいいと思っていて、雑に書きなぐっておきたい。 1つの領域で圧倒的な強みを作るのは大変。「チョットデキル」、「完全に理解した」を何度繰り返しても、やればやるほど上が見えてくる。 2つ以上の強みを持つというのもそれはそれで大変なのだけれど、パレートの法則に照らせば80点くらいまでは高めやすい。ある程度自分の強みを作ったらそれをより極めていくのもよいが、他の領域も30%くらいやってみるというのがいいかもしれない。 プロダクトマネジメントが強みだとすると、他領域をやっている中で "プロダクトマネジメント的" な発想を転用できることが多いことに気づくと思う。営業が強みだとすると、相手の求めることを突き詰めて考えるといったエッセンスが採用など人事領域にも活かせるかもしれない。 デザイナーがモバイルアプリやWebフロントエンドの実装をやってみるのもとてもいいと思
たまにシャチョーに「問題なく元気にやってますので心配無用」という旨の連絡をしている。特に何かあった時ではなくて、何もないニュートラルな時に伝えるというのがポイントである。 5年ほど前の出来事がきっかけで始めて、今でも思いついた時にたまに連絡している。 Managerが1人辞めた後で別のメンバーと飯を食っている時、「konifarさんもモチベーション下がって辞めちゃうんじゃないかと思った」と言われ、かなり驚いたことがありました。自分としては毎日ニコニコ仕事していたつもりだったので、「あぁ、マイナスの状況だけでなくニュートラルな状況も明確に相手に伝えないと伝わらないものなんだなぁ」と感じて、念のためシャチョーに「今のところ自分は辞める気ないですよ」とDMを送りました。 調子がいい時や悪い時は当然声を上げるんだけど、実は元気にやっている時にも元気だと伝えないと意外と伝わっていないことがあるという
インターネッツ社会を生きていくには "想像力" と "説明能力" と "美学" の3つが重要というか全てだと思っていて、その話を雑に書いておきたい。 想像力 自分以外の誰かの考え方や状況に対して、想像を広げて考えられる能力 実際に想像しきることはできないんだけれど、「こうかもしれない」という仮定の数を増やして考えることが大事。深く想像しても数が少ないと偏りのある "妄想" になるので注意 自分の方が優れていると捉えず情報が足りないと考えるとか、自分の想像力が足りないんじゃないかと考えてみるとか 想像力は経験と疑似体験によって育まれるので、色々体験しつつ人の話を聞き本を読んでインプットを増やすこと 義憤に駆られると視野が狭まって想像力が低下するので注意。また、想像力は余裕がないと働かないので余裕を持つのも大事 説明能力 想像したうえで自分の考えを正しく伝えられる能力 自分以外の誰かにどう見ら
1ヶ月毎日ブログ書いたので、PVとか感じたこととかまとめてみる - Konifar's WIP の時以来9年ぶりに1ヶ月毎日ブログを書いた。経緯含めて雑にまとめてみる。 なぜ書いたか 最近物理出社頻度を増やしているのがきっかけ もともと通勤中は色々頭の中で考えることが多かったので、せっかくなら帰りの電車の中で書いて更新してみるかって感じで始めた 何日か続けたところで、2015年にブログを書き始めた時みたいに今も1ヶ月毎日書くとかできるのかなと思ってやってみることにした 最近社内で自分に対するフィードバックアンケートを依頼した時に、「続けてほしいこと」で何人かが "対外発信" と書いてくれていたのもチョット関係している どう書いているか 毎日何かしらうまくできないことや整理できていないことが出てくるので、思いついた時にキーワードだけ Slack のチャネルにメモしている だいたい常に30個く
「他人に期待するとギャップがあった時に勝手に裏切られた気持ちになるので期待しない」というスタンスをたまに聞く。実は自分もそのスタンスを取っていた時期がある。 今は少し考えが変わって、"相手に明確に期待を伝えること" と "相手がそのとおりに動くと期待すること" は分けて考えるほうがいいと思っている。このあたりの話を雑に書いてみることにする。 「相手に期待しない」というスタンスは、楽なようであんまり楽じゃない。たとえば夫婦生活でもそう。「期待しない」ってのは合理的で聞こえはいいが、よほど心の弾力を失っていないかぎりは結局だんだんと不満がたまってイライラしてくる。「俺、正直感情がなくて全てが滑稽に思える」を地でいけるくらいの人じゃないと厳しいと思う。 「相手にこうしてほしい」という期待を明確に伝えられるスキルは身につけたほうがいい。内容、タイミング、伝え方などスキルとして磨けるところは色々ある
何かを共有したり提案したりした時に、想定していたよりもたくさんの反対意見が出ることはよくある。あまりにたくさん反対されると、サンドバック化してボコボコにされる感覚でしんどくなる人もいるかもしれない。 反対意見が出た時の振る舞いには一定のお作法があると思っていて、それを知っておくとちょっと楽になると思うので雑に書き出してみる。そうなる前に進め方で改善できるところもある*1けれど、それはいったん置いといて「反対意見がたくさん出たらどう振る舞うのがよいか」という観点で考えてみる。 1. お礼を言う ちゃんと話を聞いて真剣に考えてくれているからこそ反対意見が出る 実際にそうじゃなかったとしても落ち着いてそう考えてみるのが大事 内容や伝え方に憤りを感じたとしてもいったん置いておいて、まず意見を言ってくれたことに対してお礼を言うこと 2. 初動の方針を伝える たくさん反対意見をもらうと、それに対して意
最近初めて働き始めた嫁氏から「心理的安全性」という言葉が出てきてオォ~~と思った。 心理的安全性という言葉自体が認識齟齬を起こしやすい言葉なのだけれど、嫁氏とああだこうだ雑談していたことをめちゃくちゃ雑に書いてみる。 心理的安全性が高い状態ってのはな、バーベキューで何をしていいかオロオロする人がいないというのとチョット似てる。 「俺野菜切るわ」、「私火起こすね」を遠慮なく言いだせるし、何もしてない人がいたら「これやってくれる?」とはっきり言える。 買い出しする時も自分が食べたいものを遠慮せず言えるし、「マシュマロはいらんやろ」、「いや絶対いるやろ」のように好き勝手に言えあえる状態。仮に立場が違っても意見を言いやすいこの関係性を"心理的安全性が高い"と言うんじゃなかろうか。 ちなみに俺はどちらかというとオロオロ側なことが多かった。自分がどう役に立てばいいかわからない状態はつらい。その状態に気
「オンラインミーティングでカメラをONにすべきかどうか」という議論をたまに見る。カメラをONにしたほうが視覚情報も得られてコミュニケーションを取りやすいので、"カメラON推奨" のようなルールを決めているところもあると思う。 自分は「カメラONじゃなくても反応を多めにすればいいとは思うけれど、結構むずかしいのでスキルがないならカメラONにしといたほうがいい」という意見を持っている。どういうことかを雑に書き出してみる。 実は自分の所属でも当初 カメラはできるかぎりオンにしよう という指針*1を作っていたが、3週間くらいやってみて変えた。 github.com 背景は Pull Request の description に書かれているとおり。サマリは以下。 カメラON"推奨"という全体指針は、強制力がないため結局ONにしない人も多くあまり意味をなさなかった カメラONにしたい理由は表情などの
責任には Responsibility と Accountability の2種類がある。 厳密な訳ではないけれど、前者を「仕事に対する実行の責任」、後者を「組織に対する説明の責任」という理解をしている。 この2つは両方大事なのだけれど、責任を果たす順番をつけるなら実行責任が先で説明責任が後。この順番を間違えると正しい意思決定ができなくなる。自分はちょっと油断するとすぐに説明責任を先に考えてしまいがちなので、雑に考えをまとめておく。 実行責任の第一歩は意思決定をすること。意思決定で一番大事なのは、意思決定者が「正しい」と思えることを打ち出すことである。結果として間違っていてもいい。むしろ正解にしていくことも実行責任に含まれるので、少なくとも意思決定者が「正しい」と思える決定を意思をもって掲げなければならない。 説明責任を先に考えてしまうと、正しいことが何かを考えることに時間を使わなくなる。
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