苦手なことが色々ある。その中の一つが「メール、電話をすぐに返すこと」で、これは大学生のころに「私は即返信が苦手」と自覚した。サークル関連の連絡をすぐにできず、同級生にさんざん叱られて、落ち込んで、どうしてこんな簡単なことができないのだろうと悲しい気持ちになったことを覚えている。 「どうしてすぐ返信できないのか」という点については、自分の性格だったり、様々な要因が絡み合っているのではないかと思うけれど、「どうしてそれを直そうとしないのか」という点については、答えは一つしかないと、ある日気づいた。 「それでも許されると思っているから」である。それしかない。自分はすぐメールを返したり返事をしたりしなくても、「そういう人だから」で許してもらえると思っているからである。そういう小さな積み重ねが、自分の人格に対しての減点になるのだと身に染みてわかっていない。だから小さな不義理をなんとなく積み重ねてしま