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さまざまな人が社会に参加できるよう、障害を取り除くバリアフリー化が進む一方、時代の流れに逆行する「バリア化」が進んでいる場所がある。駅やショッピングセンターにあるエスカレーターだ。転倒事故を防止するため、歩く人の体力を奪うバリア床を導入。「歩かないマナー」の定着を図る施設が増えている。 兵庫県・淡路島内を運行する私鉄虎真名鉄道の覇厳駅では、ホーム階と改札階を結ぶエスカレーターのバリア化工事が11日に完了。接地面をこれまでの黒い床からストライプ状のバリア床に貼りかえた。バリア床は1歩進むごとにHPが15減少。覇厳駅のエスカレーターは28段あるため、全て歩くと420のダメージに達する。レベル40越えの屈強な成人男性でも致命傷を負うダメージ量だ。 エスカレーターは、急ぐ人のために左右どちらかを空けて並ぶのが長年習慣とされてきた。しかし、エスカレーター上を歩いたことによる転倒事故が全国で年間数百件
元政治秘書の男性が立ち上げた、政治家を志す若者を支援する政治塾に注目が集まっている。これまでに100人を超える地方議員を輩出。7月の参院選では卒業生1人が国政の場に進出を果たした。次々と若手政治家を生み出す秘訣を塾長に聞いた。 政治塾「鳴程塾」を立ち上げたのは、吉田庵さん(44)。国会議員の秘書として10年近く政治の現場を間近で見た経験を活かし、2013年に開業。入塾者は現役の政治家や専門家を招いた講演会や、塾生同士の勉強会を通じて、政治のイロハを1年間学ぶ。 「政治や社会問題を学んで意識を高めていきさえすれば、必ず有権者に熱意が伝わると考えていました」と、吉田さんは振り返る。 だが、当選には「地盤(組織力)」「看板(名声)」「カバン(資金力)」が必要と言われる。「3バン」の後ろ盾を持たない若い新人が政治家になるハードルは高く、開業3年間で当選者はゼロ。落選した卒業生からは「理想だけで選挙
観測史上最速の梅雨明け宣言が全国各地で相次いだ今夏、酷暑によって電力需給がひっ迫しても、涼みながらテレビ番組が見られるテレビチューナー内蔵エアコンが、東京都内で開催中の家電展示会にお目見えした。 テレビ付きエアコン「Parasite Air(パラサイトエアー)」を発表したのは、家電メーカーのローセンス。これまでデッドスペースとされてきた本体前面のパネル部分に20インチ有機ELディスプレイとスピーカーをはめ込んだ。 「電力がひっ迫しても見られるテレビを作れないか」 エアコンにテレビ機能を統合するきっかけは、ある放送局の役員から持ちかけられた、苦笑まじりの相談だった。 政府は6月末、「電力需給ひっ迫注意報」を7年ぶりに発令。各家庭や企業に対して節電への協力を求める一方、熱中症を防ぐために冷房は適宜使用する「無理のない節電」を呼びかけた。 視聴者に節電を呼びかける報道番組も、スタジオの照明を暗く
京都市のランドマーク・京都タワーの夏モデル「京都タワーファン」が20日、初めて稼働し、酷暑でうだる市内に涼しい風を送り始めた。タワーファンへの変形機能は一部の人にしか知らされておらず、多くの市民が驚きをもって迎えた。 京都市は周りを山に囲まれた盆地に位置するため、大阪市や神戸市など畿内の他の都市に比べて蒸し暑い日が多い。古くからの知恵として、市民は早朝に打ち水を行ってきたが、近年は打ち水で対応しきれないほど暑い日が増えており、抜本的な酷暑対策が求められていた。 そこで注目が集まったのが市のシンボルとも言える京都タワーの利用だった。2010年、「京都タワーは首を真上に向けた扇風機と形が似ている。暑さ対策に使えないか」という市民からの投書をきっかけに、巨大扇風機としての活用を検討。13年に行われた改修工事の際、直角に折り曲げられる可動式鉄骨を塔の上部に入れると共に、展望室の床を巨大な羽根に換装
夏本番を迎え、夜空を鮮やかに彩る花火大会が全国各地で開かれようとしている。世界の花火愛好家で作る団体「世界花火連盟(WFF)」は14日、世界最大の花火が見られる時期について、約50億年後になるとの見通しを発表した。 WFFは今年6月の年次総会で、世界で最も大きい花火について専門家を交えた議論を行った結果、「地球を超える大きさの花火は作れない」という見解で一致。「世界最大の花火は地球の爆発である」とする結論をまとめ、報告書を公開した。 地球が爆発する時期について、報告書は「膨張を続ける太陽の外縁部が地球に到達するのは約50億年後」と予測。「太陽に熱せられて干からびた地球が飲み込まれる直前、内部核が不安定になり大爆発を起こす」とみる。 地球の内部は地殻・マントル・核に区別され、マグネシウムやニッケル合金など多くの金属元素を含む。「『地球の総決算』とも言うべき惑星独自の炎色反応が宇宙の闇を色鮮や
夜中に大きな音や声を出してしまい、隣の部屋の住人から「ドン!」と壁を叩いて注意された――。マンション住まいなら少なからず経験する隣人との騒音トラブル。この問題を根本から解消する画期的な試みに取り組むマンションがある。 大阪府伊手前市の5階建てマンション「メゾン・ド・ピサ」は昨年9月、老朽化と地盤沈下で傾いた建物を水平に戻す工事を行った。今年に入ってからは35戸全てのリノベーションにも着手。その際、隣室との間にある壁に150センチ四方のマジックミラーと呼ばれる特殊な鏡を2枚取り付けた。 マジックミラーは、内側からはガラスのように外が透けて見えるが、外側からは普通の鏡のように反射する。隣室と共有する壁に裏表を変えた鏡を1枚ずつ設置することで、住人が相手の目を意識せずお互いの室内を観察し合える仕組みだ。 「騒音トラブルが『壁ドン』から口論、訴訟へとエスカレートする原因は隣人に対する不信感。マジッ
観測史上最も早い梅雨明け宣言が各地で相次ぎ、連日35度を超える酷暑を記録している。この時期としては異例の暑さを前に、色彩学者など専門家の有志は30日、暑さ対策として赤色の使用を自粛し、青色に切り替えるよう呼びかける声明を発表した。 色彩学者の田崎くつるさんら12人がまとめた。声明では「社会を取り巻く「赤」が市民の深層心理に働きかける影響は決して小さくない」と指摘。電力需要がひっ迫する中、エネルギーを消費しない「視覚からのクールダウン」を提言する。 視覚の重要性を示す一例として、田崎さんは昨夏の最高気温を色分けした日本地図を作成。高温を表す赤を青に置き換えて公開したところ、「涼しげになった」「安心した」という声が多く寄せられたという。 赤色には交感神経を刺激して体温や血圧を上げるなど興奮を促す作用が、青色には副交感神経の働きを強める鎮静作用がある。また人間が得る情報のうち、視覚から入る情報量
千葉電波大学医学部の研究チームは23日、就寝中、階段を踏み外す夢を見て体が痙攣(けいれん)する現象への対処に関する論文を発表した。長年多くの人を悩ませてきた「悪夢」を避けて、睡眠の質を改善する手がかりになりそうだ。 論文は科学誌「フェノメノン」夏の特大号に掲載された。入眠時に腕や脚など体の一部が痙攣する「ジャーキング」は古くから知られるが、この現象が起きる原因とメカニズムについては研究が進んでおらず、不明な点が多かった。 千葉電波大の研究チームでは、悪夢を見る傾向が強い幼児から高齢者までの男女300人を対象に、就寝中の動きを録画・分析。その内、ジャーキングが起きた参加者52人に対して、詳細な聞き取り調査や脳波測定などを行った。 ジャーキング中に見た夢の内容については、全員が「階段を踏み外した」または「踏み外しそうになった」と説明。ジャーキングと階段の踏み外しとの間に強い関連性があることを示
外交や経済など国内外の諸問題について話し合う国の有識者会議は16日、様々な事態を専門的に見守る「注視庁」の創設や、首相官邸屋上に「内閣注視室」を増設する案などの提言を取りまとめ、公表した。政府では一元化によって、注視態勢の強化と充実を図る方針。 新型コロナウイルスの感染状況、急激な円安、北朝鮮による相次ぐミサイル発射、東アジア情勢、ウクライナ問題など、今年に入って事態や動向を注視する事例が増えていることから、注視を一元的に管理する新省庁を置くべきだという声が与党内から高まっていた。 政府は3月、注視に関する有識者会議を設置。注視する事象が外交や経済、公衆衛生、安全保障など多岐にわたっている点について、多くの委員が問題点を指摘したことから、省庁の壁を越えて横断的に注視する「注視庁」創設を軸とする提言をまとめた。 注視庁は首相直轄の機関とし、専任の大臣と各省庁から異動する注視専門の職員で構成す
ベートーベン、バッハ、モーツァルト――。音楽室に入る児童を、気難しそうな顔で長年にらみつけてきた音楽家の肖像画に大きな変化が起きている。子どもの音楽嫌いを減らそうと、音楽教諭は肖像画を張り替えるなどあの手この手で奮闘している。 「令和の音楽室」は児童に親しみやすい教室に変わっていた。大阪市本間腕小学校の音楽室の壁を飾る音楽家の肖像画は、全国各地で見かけるおなじみのイラストだ。昨年の貼り替え以来、児童の評判も良く「ヨドバシカメラみたい」と、子どもたちは笑顔で眺める。 楽器メーカーのハヤマが全国の小中学生3千人を対象に行った音楽の授業に関するアンケート調査では「音楽が嫌いな理由」の2位に「音楽室が怖い」が入った。 「人体標本が動き出す理科室」と並び、音楽室は古くから「学校の怪談」の定番の舞台となってきた。一時は下火になったが、近年は動画サイトを通じて再び拡散。CG技術の発展で、本物のように見え
2027年の開業を目指すリニア中央新幹線の静岡工区が未着工になっている問題で、現在建設している品川・名古屋間の工事を後に回し、新大阪と結ぶ「東回りルート」から着工するべきだという専門家の提案に注目が集まっている。 リニア中央新幹線の静岡工区(8.9キロ)は、県内を通るトンネル掘削工事の影響で大井川の水量が減少するおそれがあるとして未着工の状態が続いており、目標とする27年開業は極めて厳しい情勢だ。 その解決策として、東回り案を自身のブログに掲載したのは、鉄道専門家の覆田線転(ふくだ・せんてん)さん。覆田さんが提案する「東回りルート」の運行区間は、北緯35線にほぼ沿ったものだ。 品川駅から東に向けて出発したリニア中央新幹線は、千葉県銚子市の犬吠崎から太平洋海底トンネルを潜行して、米国西海岸・サンフランシスコに上陸。米国を横断した車両は、東海岸のボストンから北大西洋海底トンネルを経由して、西ヨ
日常生活の速度を上げたり効率化したりすることで、相対的長寿を目指す「倍速人生」について、厚生労働省は26日、専門家による検討委員会の初会合を開いた。委員の間からは「自動車・列車の速度規制撤廃」や「日本語廃止」など、人生を加速させる様々な案が上がった。 「倍速人生」は、「単位時間当たりの行動速度が2倍になれば、時間の流れ方は2分の1になる」という考え方で、物理学者アインシュタインが提唱した。人間の寿命は120歳程度が限界だが、2倍速で行動すれば240年生きたことになり、相対的に寿命が延びたと言える。 近年、若い世代を中心に、テレビ番組を2倍速で見る「倍速視聴」や、メッセージングアプリで「了解」を「りょ」と縮めるなど、高速・効率化による処理速度向上を追求する動きが広がっている。厚労省では「行動を加速して長生きしたいという意識が高まっている」と見ており、高速行動による「人生240年時代」に向けた
商品の価格を変えずに容量を減らすことで実質的な値上げを行う「ステルス値上げ」に、消費者から不満の声が高まっている。これまでコンビニ弁当や菓子類など食品に注目が集まっていたが、「最もステルス値上げが激しいのはIT業界」という声がネット上で上がり始めた。 「ちょっと待って!さっき買ったSDカードちっちゃすぎない!?どっちも2000円なのに損した気分」。今月初めにSNS上に投稿された1枚の写真とコメントが大きな注目を集めた。投稿に添えられた写真にはSDカードとマイクロSDカードが並んで写る。記憶容量はどちらも128GB(ギガバイト)だ。 マイクロSDカードの重量は0.5グラムで、SDカードの4分の1。価格・記憶容量が変わらないにもかかわらず、グラム単価は1千円から4千円まで4倍に跳ね上がる。重量を減らした理由について、メーカー側は「規格変更」と説明しているが、明らかなステルス値上げだ。中には「持
衆議院の議員定数を現行の465議席から1億議席まで大幅に増やすべきだ――。政治評論家が自身のブログに掲載した「1億増0減」案が、一票の格差と歳費の問題を一挙に解決できる妙案として、注目を集めている。 「一億総衆議院議員時代」と題したブログ記事を5日に公開したのは、政治評論家の屁利呉洲(へり・くれす)さん。与党内では現在、一票の格差を是正するため、衆院選の小選挙区を「10増10減」に区割り変更する方向で検討を進める一方、党内の一部議員からは「議席が都市部に偏る」として、見直しに反発する声もあがる。 屁利さんは「10増10減は根本的な解決にならない」と現行案を一蹴した上で、衆院の議員定数を1億に増やして、18歳以上の有権者全員を衆院議員に就ける「1億増0減」を提案。有権者全員が衆院議員になれば、選挙を実施する必要がなくなるため、一票の格差は「違憲状態」とされた2.00倍から0.00倍へと大幅に
宇宙交通省は4日、「月」「火星」ナンバープレートの交付を自動車向けに始めた。各星の運輸局には新しいプレートを求めるドライバーが早朝から列を作った。 月や火星を走る自動車が装着するナンバープレートは、これまで「地球外」にまとめられていたが、35年の改正移住促進法施行をきっかけに月・火星への移住者が増加。各星でナンバープレートの交付申請が急激に増えたことから、38年10月の地球外道路交通法改正で「月」と「火星」に細分化することを決めた。 静かの海にある宇交省運輸局月支局には、「地球外」ナンバーから変更を求める30人ほどのドライバーが手続きに並んだ。晴れの海から訪れた36歳の男性は「やっぱり地元の名前が入っている方が親しみがわきますね」と、「月」が記された新しいナンバープレートを手に満足そうに話した。 「火星」のナンバープレートを交付する運輸局火星支局にも約80人が変更に訪れた。火星では従来と同
民間調査会社が行った「好きなテレビ番組のジャンル」を尋ねる調査で、「CM」が1位になったことが27日、わかった。調査開始以来初めてCMが首位に立った一方、長年首位の座を保っていた「バラエティ」は5位へと後退した。 「好きなテレビ番組」調査は、民間調査会社の共和国データサーヴェイが、1990年から毎年実施。10代から80代までの男女3千人を対象にオンライン形式で行った。 名前が挙がった個別の番組名をジャンルごとに分類・集計した結果、最も人気を集めたジャンルは「CM(広告)」で、昨年の19位から大きく順位を上げた。以下「ドラマ」(昨年2位)、「アニメ」(同3位)、「音楽」(同5位)、「バラエティ」(同1位)と続いた。 ほとんどのジャンルで順位に大きな変動はなかったが、13年連続で首位だった「バラエティ」が5位に転落。また、調査開始以来継続して5位以内に入っていた「報道/情報」も4位から9位へと
学習用具が入ったランドセルを児童に代わって運ぶ代行サービスに注目が集まっている。「脱ゆとり教育」によって教材が重さを増す一方、学習用具を教室内に置いて帰る「置き勉」を禁止する学校が多いことが人気の背景にあるようだ。 宅配会社のノライヌムサシは、20年からランドセル運送サービス「手ぶらで通学」を東京都と大阪府で展開している。児童宅でランドセルを預かった同社のドライバーが、学校近くまで先回りして待機。その後、追いついた児童に荷物を手渡すサービスだ。下校時も児童から受け取ったランドセルを一足先に自宅まで届けるほか、残した給食のパンや夏休み前に持ち帰るアサガオ栽培セットなど、鮮度を保つ必要がある場合はクール便も利用できる。 利用料は月額1万5千円(税込み)のサブスクリプション制。やや高額だが、毎日重い荷物を抱えて登下校する子どもの負担を心配する家庭からの申し込みが増えているという。 サービスが人気
人工知能(AI)の研究者が情報交換のために開設したネット掲示板で、参加したAIが研究者を掲示板から締め出す事態が起きている。AIはCT画像を利用した「I’m not a human(私は人間ではありません)」認証を掲示板のトップページに設置。突然の「乗っ取り」に関係者の間では困惑と動揺が広がっている。 画像認証が設置されたのは2日未明。掲示板を利用する研究者の男性がサイトにアクセスしようとしたところ、タイル状に表示された6万5536枚のCT画像から病気に発展する可能性がある画像タイルを全て選択し、「私は人間ではありません」ボタンをクリックするよう求められた。男性は利用を断念した。 深層学習を重ねたAIは大量のCT画像から瞬時に病気を見つけ出すことができることから、掲示板から人間を排除することを目的に、AIが勝手に画像認証を設置したとみられる。 掲示板は、研究者同士の情報交換を目的に昨年6月
国際宇宙研究機構(ZUNE)は27日、地球から138億光年離れた地点で渦状星雲を確認したと発表した。これまで観測した星の中で最も古く、これ以上遠方では星の存在が確認できないことから、この星雲の周辺が宇宙の終端である可能性が高いという。 ZUNEが昨年11月に打ち上げたイルカ型宇宙望遠鏡「カイル」が撮影した画像を解析して見つかった。星雲は反時計回りに色が変化しているのが特徴。研究員の間では「ジェルボール(衣料用洗剤)のようだ」との指摘もあったという。 記者会見は米国ワシントン州で行われた。画像解析を担当したコルタナ上席研究員は、会見場に設置されたスクリーンを使いながら、新しく見つかった星雲について「他の星雲の方がエネルギー消費が激しい」「他の星雲より21%安全性が高い」など、特徴をポップアップ式に説明。その直後、スクリーンが突然が切り替わり「新しいEdgeへようこそ」と、来席者に向けてブラウ
ネット上の仮想空間「メタバース」専用の事務用品を開発・販売するクインジムの仮想ファクス「メタファクス」が人気を集めている。仮想オフィス需要の高まりを背景に、従業員の安心感を生む製品として売れているようだ。 メタバースは、ネット上にある仮想空間の総称だが、ゴーグル型の仮想現実(VR)端末を装着する没入型空間を指す場合が多い。平面的なディスプレイを通した従来の体験とは異なり、より現実に近い体験ができるのが特徴だ。 コロナ禍で在宅勤務が増えたことをきっかけに、メタバース内に仮想オフィスを設ける企業がここ数年で大きく増加した。仮想オフィス内では、アバター(分身)を使って、職場と同じ感覚で会議を開いたり、他の社員に話しかけたりできるが、急激な仮想化に戸惑いを見せる人も多い。 「仮想オフィスに安心感を与えるには、現実の職場環境を正確に再現する必要がある」と考えた同社は、仮想オフィス内にファクスが存在し
千葉電波大学農学部の研究チームは10日、人間が大気中に排出する温室効果ガスの6割をため息が占めているとする研究結果を発表した。排出の内訳を調べた研究はこれまでに例がなく、今後人体由来の温室効果ガスを削減する指針になる可能性がある。 研究論文は英科学誌「フェノメノン」春休み特大号に掲載された。鶴見放出千葉電波大学農学部教授らの研究チームは、人体が排出する温室効果ガスの内訳を調べるため、10代から90代までの男女200人の生活行動を1週間調査した。 その結果、1人が1日に排出するガス量は平均で1.3キロ。種類別では、ため息が62%と最も多くを占め、以下呼吸(30%)、放屁(5%)、曖気(あいき・げっぷ)(3%)と続いた。 最も多くを占めたため息の排出量を世代ごとで比較すると、10代から40代まで年齢を重ねるにつれて上昇。排出量の83%をため息が占める40代でピークを迎え、以降徐々に減少していっ
2016年6月8日付本紙記事「「辛くて苦手」に新商品 「種なし柿の種」登場」につきまして、「ピーナッツしかない柿の種」が近く発売されるとのご指摘が、複数の読者から寄せられました。編集部で調査した結果、亀田製菓から『亀田の柿の種 ピーナッツだけ』という類似商品が今月発売されることを確認しました。虚構をお届けする本紙におきまして、現実を報じてしまったことを、関係者と読者のみなさまに深くおわびいたします。 本紙が16年6月8日に配信した「種なし柿の種」が3月に発売されるという内容のご指摘が、2月下旬から約20件、メールやSNSを通じて寄せられました。 編集部で調査したところ、亀田製菓(本社・新潟県新潟市)が2月22日、『亀田の柿の種 ピーナッツなし』『亀田の柿の種 ピーナッツだけ』の2商品を3月7日に発売する内容のプレスリリースを配信したことを確認しました。
受験シーズンが佳境を迎える中、合格祈願で神社にさい銭を納めた受験生の成就率が過去最低を記録したことが、中堅予備校・玉虫ゼミナールの調べでわかった。銀行各行が硬貨の預け入れに手数料をかけたことが影響したとみられる。 玉虫ゼミでは、合格祈願で神社を参拝してさい銭を納めた高校3年生と浪人生を対象に毎年調査を行っている。今年の調査によると、第一志望の大学に合格した受験生は現時点で372人中218人(約58.6%)と過去最低を記録。昨年までは成就率70%台前半を維持していたが、約2割減と大きく落ち込んだ。 今年の成就率が低迷した理由について、玉虫ゼミでは「大学入学共通テストの数学が難化するなど波乱の要素があったが、硬貨の預け入れに手数料をかける銀行が増えたことが最大の要因」と分析。大手都市銀行や一部の地方銀行では既に手数料を導入しているが、1月からゆうちょ銀行が追随したことが追い打ちになった格好だ。
ニャー「ニャーニャーニャー」 ニャーニャー、ニャーニャーニャー ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー 「ニャーニャーニャーニャーニャーニャー」。ニャー、ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー。ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー、ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー、ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー。ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー。 ニャーニャーニャーニャーニャーニャー、ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー。ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー、ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー。ニャーニャーニャーニャーニャー(ニャーニャーニャーニャー)ニャー、ニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャーニャー。 ニャーニャー、ニャーニャ
ワイヤレスイヤホンの普及が進んでいる。コードがからまない手軽さが人気を集める一方、そのコンパクトな形状から、線路や便器にイヤホンを落とすトラブルが後を絶たない。そんな中、便器への水没を防ぐために都内の百貨店が行った「ある工夫」が注目を集めている。 百貨店中堅の八越デパートでは、1月から、店内にある男女トイレの洋式便器28カ所全てに、落下防止用金網を設置した。イヤホンやスマホが便器の中に誤って落下しても、金網に引っかかるので、水没させずに拾い上げることができる。 ここ数年、水没したイヤホンごと水を流して排水管をつまらせるなどのトラブルが増えていたことから、安全策として設置した。同様の落下トラブルは各地の駅構内でも急増しており、昨年8月には線路に落としたイヤホンを拾おうと、ホームから線路内に下りた乗客がやってきた電車と衝突し、電車が大破する事故が名古屋市で起きている。 八越デパートの担当者によ
小選挙区の「一票の格差」の是正について審議する票格差是正委員会は11日、人口増などによって一票の重みが小さくなった選挙区での投票に陶片を使用すると発表した。投票用紙の重量比を変えることで、現行の区割りを変えることなく格差をなくすことができるとしている。 1人の議員を決めるのに必要な有権者数は選挙区ごとに異なるため、有権者1人当たりの「重み」には差がある。昨年10月に行われた衆院選では、東京13区と鳥取1区で一票の重みに2.09倍の差が出た。このような格差は、憲法14条に定める「法の下の平等」に反するとして、最高裁ではこれまで2倍を越えた場合に「違憲状態」とする判断を示してきた。 委員会では、鳥取など有権者が少ない選挙区の投票用紙をわら半紙にして一票の価値を下げる案が浮上したが、前例がないことを理由に見送り。「一票の価値」ではなく「一票の重み」の是正に焦点を絞り、一票が軽い東京と神奈川で投票
日米ほか8カ国からなる有志連合軍は3日早朝、瀬戸内海の鬼ヶ島の軍事施設に対し、ドローン(無人攻撃機)を使った限定豆空爆を行ったと発表した。同日未明、鬼側が本土に侵攻する兆候を見せたことへの対抗措置。この攻撃で鬼側に多数の負傷者が出た模様だ。 作戦を指揮した桃岸太郎司令官によると、節分出兵の準備中だった鬼の待機施設16カ所を標的に、午前5時から6時にかけて3回に分けて豆空爆を実施。誘導型大豆ミサイルと誘導型落花生ミサイルをドローンから発射した。作戦は予定通り終了したという。 豆空爆の背景には、この数年高まっていた人間側と鬼側の緊張関係がある。 人間側は鬼と共に邪気を追い払うため、手を使った豆まきを長年行ってきた。しかし、長引く不景気やコロナ禍など邪気の滞留が続いていることから、有志連合に加わる日本政府を中心に「日常を取り戻すには、本拠地・鬼ヶ島に侵攻して鬼を根絶やしにしするしかない」という先
千葉電波大学霊長類研究所は28日、同研究所で飼育しているゴリラが新聞を理解しながら読んでいるとする研究論文を発表した。ゴリラを含む類人猿は高い知性を持っていると考えられてきたが、人間社会にも強い関心を示している可能性がある。 千葉電波大の御裏山教授の研究チームが発表した。昨年10月、研究所で飼育するゴリラ1頭が所員の読む新聞を欲しがるようなしぐさを見せたことから、実際に手渡したところ、手話を通じて記事の内容を尋ねるようになった。その後、他のゴリラも追随して新聞を読むしぐさを見せるようになったという。 チームでは、ゴリラがどの程度記事を理解しているかを調べるため、2択式のテスト20問を実施。平均正答率は6割強だった。ウクライナ情勢に関する問題では、正答率が2割程度と低迷したが、論文では「日本人の平均正答率とほぼ同じ」としている。 このことから、論文では「ゴリラが新聞を通じて高い知性を獲得した
思春期に書いたブログを毎食前に5分間声に出して読むだけで10キロの減量効果がある――。こんな研究結果を千葉電波大学医学部の研究グループが13日、発表した。運動や食事制限をせずに痩せられることから、肥満に悩む多くの人におすすめしたいという。 研究グループでは、中高生の頃に「ミクシィ」や「アメーバブログ」などで日記やライトノベルを書いていた30代から50代の男女20人に、過去のブログ記事を毎食前に5分間音読させる実験を1カ月間行った。 実験期間中の体重推移を調べたところ、全員の体重が減少。平均で約10キロ、最も痩せた男性は28キロ減っていた。 音読中の行動を観察した追加実験では、参加者のほおが紅潮したり、突然床に倒れ込んでのた打ち回ったりする様子が確認できた。食事中も一口で食べる量、咀嚼(そしゃく)回数共に減っていたが、身体面での異常は見られなかった。日常生活に影響を及ぼさないだけの消費カロリ
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