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小野伸二選手 引退
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児童に混じって授業を受けるテディベアたち――。児童数の減少に伴って校舎内に増える「空き教室(余裕教室)」を減らすために、私立マキャベリ小学校(東京都八王子市)が打ち出したユニークな施策に注目が集まっている。 「テーマパークみたい」 2学期が始まった9月1日、大量のテディベアが着席する教室の様子に、登校してきた児童から歓声が上がった。マキャベリ小が児童数の減少を補うために考え出した「秘策」だ。 同校の在校生は現在300人。30年前には600人を超えていた児童数が半減した結果、全教室の4割以上が空き教室に。他の用途が決まらないまま、余った備品を置く用具庫として使われている現状に対し、保護者からは「閑散として活気が感じられない。学校の印象が悪くなるのではないか」と懸念する声が上がっていた。また、児童の間でも「誰もいないはずの空き教室から女の子の笑い声が聞こえる」という「怪談」がささやかれるように
川省堂(東京都渋谷区)が8月に発売した『川省堂明晰慣用句辞典第3版』が物議を醸している。収録する慣用句「火に油を注ぐ」が「油に油を注ぐ」になっていたためだ。同社は誤植とはせず、掲載を続けると主張している。 今月初旬、辞典の購入者が「誤植ではないか」と、SNSに投稿したことがきっかけで発覚した。「火に油を注ぐ」は「勢いのあるものにさらに勢いを与えること」を意味するが、「油に油を注ぐ」という慣用句は存在しない。 投稿への反響が広がったことを受け、同社は22日、HP上にコメントを掲載。「ガソリン価格が急騰している昨今、『油に油を注ぐ』もまた『勢いのあるものに勢いを与える』という意味を持つと考えて差し支えありません」と説明したが、誤植かどうかについての明言は避けた。訂正や回収はせず、慣用句として辞典に掲載し続けることで既成事実化を図りたいとしている。 実際にない慣用句を掲載する方針を示したことにつ
千葉電波大学考古学部を中心とする合同調査チームは14日、エジプト・カイロ近郊のカズブ遺跡内で男性のミイラを発見したと発表した。ミイラは14世紀ごろの人物で、遺跡に埋葬されたミイラの盗掘を目的に侵入した商人である可能性が高いという。 遺跡は約3千年前に造られた都市跡と見られる。千葉電波大は4月から、米プロンストン大学と合同で遺跡の未調査区域を発掘。8月、地下100メートルまで傾斜する横穴を発見した。最奥部には高位の人物を埋葬する棺を収めた玄室があるとみられるが、横穴は直径約70センチと狭く、傾斜角も大きいため、10日から千葉電波大の瀬戸掘巣教授が単独で内部調査に入っていた。 11日、瀬戸教授は地下27メートル付近で横たわった状態のミイラを発見。送られてきた画像データを解析したところ、ミイラが握るナイフの形状から14世紀ごろのベネチア商人と断定できたという。 ヨーロッパでは古くからミイラが薬と
登山客の増加に伴う富士山頂の拡張工事が8日に完了し、拡張エリアへの入山が始まった。完了を祝う式典には登山客らが駆けつけ、新エリアからのご来光に歓声が上がった。 コロナ禍での規制が緩和された23年の登山者数は、世界文化遺産登録10周年という節目も重なり急増。過去10年で最多を記録した。山小屋や休憩所、トイレが混み合うなど過密状態が続くだけでなく、徹夜で山頂を目指す「弾丸登山」も増えており、その危険性が指摘されていた。 これらの問題に対処するため、富士登山を支援する株式会社フジヤマエンターテイメント(静岡市)は、7月末から富士山頂を広げる拡張工事を開始。南に隣接する愛鷹(あしたか)山から削り取った掘削土を使って富士山を東に9.8キロ拡張した。従来の10倍にあたる1日4万人まで登山者を収容できるようになったという。 8日午前4時、新エリアで完成式典が行われ、参加した関係者や登山客らは東京ドーム約
世界将棋連合は29日、来年度の公式戦から将棋駒の「金将」を「白金将」に変更すると発表した。ここ数年金価格は上昇を続けており、「銀将との格差がこれ以上広がると対局に影響が出る」という指摘が出ていた。不安定な国際情勢は思わぬ形で棋界に余波をもたらしている。 28日の理事会で正式に決定した。金価格は今月、史上初の1グラム1万円台を突破。18年の5千円台から約2倍にまで上昇した。一方、銀価格は金に比べて上昇率が低いため、動けるマス数が6カ所の金将と5カ所の銀将の間で、可動マス数あたりの単価が年々拡大。現役棋士や会員から「金将と銀将の格差が広がっている」と懸念の声が上がっていた。 白金(プラチナ)を選んだ理由について、羽川理事長は「貴金属の中で最も価格が安定しているため」と説明。白金価格はこの10年ほど、3千円台から4千円台の間を推移しており、銀将との格差は最小限に抑えられるという。羽川氏は「軽々に
滋賀県西おうみ市のカイツブリドームで10日、入場料を支払った人だけが見ることのできる非公開型花火大会「西おうみ花火まつり2023」が開催された。県内外から4万5千人の見物客が訪れ、ドーム内を色とりどりに染める鮮やかな大輪を独占的に楽しんだ。 西おうみ花火まつりの開催は今年で30回目。初開催以来、琵琶湖に注ぐ蒼弧川一帯を打ち上げ会場にしていたが、近年は見物客らが出す騒音やゴミなどマナー違反が問題となっていた。 実行委員会では今年、近隣住民への配慮から屋内での開催を決定。市内にあるカイツブリドームを会場とした。また花火を無料で見ようとする図々しい見物人を排除するため、観覧席を全席有料にした。 ドーム内での本格的な打ち上げ花火は国内で初めて。午後7時30分、中央に設置された発射台から打ち上げられた10号玉を合図に、その後大小約1万発の花火がドームの天井を鮮やかに彩る様子に観客は見入っていた。 花
リニア新幹線の屋根に格安座席「パノラマシート」を増設すべきだ――。こんな専門家の提言に注目が集まっている。開業する2027年には今以上のインバウンドが見込まれることから、訪日客の需要を満たすために座席数を増やす必要があると主張する。 パノラマシート設置案を自身のブログに掲載したのは、鉄道専門家の覆田線転(ふくだ・せんてん)さん。提案は各車両の屋根部分に360度景色を楽しめるパノラマシートを120席程度設置するという内容。普通席やグリーン席に比べて前後の座席間隔は狭くなるが、時速500キロを超えるリニアならではのスピード感を全身で満喫できる利点があるという。 パノラマシートの乗客には、風雨やバードストライク対策として、乗車前にゴーグルと防弾チョッキを配布。座席下には緊急脱出用の小型パラシュートと、衝突した鳥を介抱するための救急箱を収納することで、非常事態への備えも万全になるという。 覆田さん
日本で使用されている算数・数学の教科書から変数「x」が消えることが28日、わかった。ツイッターを所有する米起業家のイーロン・マスク氏がXの独占使用権を獲得したため。突然の通告に出版社も対応に苦慮している。 数学の教科書を手がける複数の出版社が27日、全国の教育委員会と書店に「弊社算数及び数学教科書の回収・交換に関するご案内」という文書を相次いで送付した。いずれも教科書に登場する変数「x」が買収によって使用できなくなったため、8月下旬までに改訂版と交換するという内容だった。 中高生向け数学教科書を出版する鱒出版によると25日、マスク氏の代理人を名乗る人物から、数学に関する出版物におけるXの独占使用権を氏が獲得したため、今後教科書内でxの使用を禁じる内容の通告があったという。担当者は「xは数学で最も重要な概念。かなり厳しいところを突かれてしまった」と戸惑いを隠せない。 Xに対するマスク氏の執着
連日の猛暑で、パソコンやスマートフォンに保存された圧縮ファイルが自然に解凍される現象が相次いでいる。一部では解凍したファイルが熱波によって溶けたり焦げたりするなど破損被害も報告されている。 東京都八王子市内の不動産会社に勤務する小杉さんは12日、外回り営業で顧客との商談中、使用していた自身のパソコン内の圧縮フォルダーが勝手に解凍されていることに気が付いた。 フォルダーの中身は数千枚の画像と動画ファイル。「お客様にファイルを見られてしまったせいで契約は打ち切られてしまいましたが、通報されなくて良かったです」と、胸をなでおろす。この日、八王子市では最高気温39.1度を記録していた。 情報セキュリティに詳しいITジャーナリストの二下羊さんによると、zip形式などで圧縮したファイルが勝手に解凍される現象が報告されるようになったのは6月下旬ごろ。「zip圧縮の耐熱温度は約50度。パソコンやスマートフ
世界各地で記録的な暑さが続く今夏のファッションテーマは「日差しからの逃避」。ここ数年、熱帯地の民族衣装をモチーフにした大胆・涼しげな放熱ファッションが流行していたが、今年は段ボールを大胆にあしらった遮熱ファッションが世界的な注目を集めている。 夏のファッションと言えば、メッシュを取り入れたり、透け感のある素材を使ったりするなど、見た目の涼しさをアピールすることが長年主流だった。しかし、近年は世界各地で観測史上最高気温を記録など温暖化が加速。年々厳しさを増す日差しから身を守ることを意識してか、今年は各社とも肌を露出しない方向への転換が目立った。 中でも最も注目を浴びたのは、レッドコクーンがミラノで披露した「箱男ファッション」だ。安部公房の小説『箱男』にインスパイアされた巨大な段ボールで、頭頂部から膝上まですっぽりと覆う大胆なコーディネート。会場は驚きと困惑の声にあふれた。 箱男スタイルを提案
七夕に願い事を投稿するサービス「短冊」を所有する天帝氏は7日未明、短冊への投稿数を年1回から生涯1回に制限すると発表した。投稿制限を解除するには、新たに導入する有料プランに入会する必要がある。七夕当日に行われた突然の発表に、利用者の間では困惑が広がっている。 投稿を制限する理由について、天帝氏は「願い事トラフィックの増加や、利己的な願い事、実現困難な願い事などに対応する諸経費の高騰」を挙げた。今年以降、短冊への書き込みは生涯1回限りとなり、以降の願い事は受け付けない。年額9800円の有料プランに入会すれば、これまで通り年1回短冊に書き込むことができる。 天帝氏は利用者から殺到する批判に対して「願い事は自分の実力でつかみ取るもの。課金する気がないのなら、短冊に書き込んでいるその無駄な時間を自己研鑽にあてろ」と挑発。「来年は今までのように毎年願い事が書けますように」と、短冊に願いを書いた非課金
車の運転が下手なドライバーほど右腕が長い――。千葉電波大学理学部の研究グループが、こんな研究結果を発表した。運転席と駐車券発券機の間に必要以上に大きなスペースを空けてしまうことが原因と考えられるという。 調査は千葉電波大の石追突男教授らのグループが実施。年間300日以上車に乗っている無事故無違反の優良ドライバーと、年平均5回以上自損事故を起こす劣悪ドライバーそれぞれ200人について、右腕と左腕の長さの差を比較したところ、事故を起こすドライバーは、左腕より右腕の方が平均で83センチ程度長かった。優良ドライバーでは1人を除いて有意差は認められなかった。 右腕が伸びた理由について、石追教授は「運転が下手なドライバーはドライブスルーの受取口や発券・精算機まで適切な幅寄せができず、腕を強く伸ばす機会が増えるからではないか」と説明する。 筋肉や関節など人間の運動器系には、外部からの刺激に応じて形や機能
北海道の内河湯(ないかっぷ)港で21日、巨大な魚型タレビンが水揚げされた。タレビンはプラスチック製で、体長は通常の数千倍。「ここまで大きく育ったのは初めて」と、「お化けタレビン」の姿に地元の漁師も驚く。 水揚げされたタレビンは、体長4.8メートル、重さ約5キロ。港から南に30キロの沖合でとれた。体表は透き通っており、体内に醤油などの調味料は残っていなかった。 水温が低い内河湯湾近海は、プラスチックの分解速度が遅いため、タレビンの好漁場として古くから知られる。だが、近年はエコ意識の高まりや過去の乱獲が原因で漁獲量が減少。タレビン漁に32年間携わる漁師の蘭知已(らんち・やむ)さん(33)は「沖合に逃げたタレビンが大きく成長して湾に戻ってくることが増えた。定置網から一本釣りに変えていくかもしれない」と話す。 大型のタレビンが増える理由について、残魏水産研究所所長の坂本義太夫さんは「漂流する海洋プ
仏南部・ヴェルデュール村で14日、推定樹齢700年のブロッコリーが初めて開花し、話題を集めている。一年草のブロッコリーが大木に育って花を咲かせた例はこれまでなく、研究者も関心を寄せている。 ブロッコリーの木は高さ約40メートル、幹の直径は約12メートル。今月上旬、巨木の撮影に来ていた著名ユーチューバーが、枝の先端に黄色いつぼみを発見。動画を配信したことから、国内の注目が一斉に集まった。 14日午前8時ごろ、見物客や生中継を行う複数の現地メディアが見守る中、ブロッコリーのつぼみが一斉にほころび始め、黄色い花を咲かせた。枝は黄色く覆われ、周囲には甘い香りが広がった。「神の奇跡だ」と涙を流しながら、神に祈りを捧げるジャック・ブロッシュ村長の姿もあった。 言い伝えによると、1350年、イタリア人修道士ブロッコルス・サクルムが村を訪問。黒死病(ペスト)と飢饉に苦しむ住民を救うため、ブロッコリーを栽培
税のあり方について審議する政府の諮問機関「公租劫略調査会(公劫調)」は8日、自宅で過ごす時間に応じて課税する「自宅宿泊税(仮称)」導入を求める答申を決めた。自宅に寝泊まりする社会的コストを回収するとともに、飲食や観光など消費活動を活性化できるとしている。 自宅宿泊税は住民票に記載する住所に月240時間以上滞在した場合に徴収する。基礎滞在時間の240時間を控除した残時間が課税基準時間になり、築年数や家賃、路線価などから算出した「自宅宿泊料」に対し、120時間未満で2%、120時間以上300時間未満で4%、300時間以上で6%の税率を想定する。 自宅滞在時間はスマートフォンの位置情報や、街頭に設置されている顔認証機能付き防犯カメラを情報を元に算出。東京都内のワンルームマンションに月400時間滞在した場合、基礎滞在時間を控除した160時間が課税基準時間となり、自宅宿泊料8万円の4%、月3200円
総合週刊誌の草分け「週刊朝日」が101年の歴史に幕を閉じるなど、雑誌の休刊が相次ぐ中、不渡会出版(東京都渋谷区)が10日、雑誌の休刊情報を伝える雑誌「月刊休刊」を創刊する。出版不況という逆風を追い風に変える業界初の試みに注目が集まりそうだ。 総合休刊情報誌「月刊休刊」は、休刊が決まった雑誌の歴史を紹介する記事や、休刊に至った「敗戦の弁」を編集長に尋ねるインタビューなど、休刊の魅力を発信する。 編集長にはベテランのフリー編集者・羽田一寄さんが就任する。数々の出版社で辣腕をふるい、通算999誌を休刊・廃刊に追いやった、いわば「休刊のスペシャリスト」だ。 「雑誌が休刊する背景には、部数低迷だけでなく、執筆者のずさんな記事や編集部のずさんな企画による強制退場などさまざまな事情がある。表舞台から去っていく雑誌にスポットライトを当てていきたい」と、羽田さんは語る。 相次ぐ休刊を反映し、創刊号は624ペ
ドラマや映画の予告編、小説の冒頭数行だけで、あらすじと結末を推測する対話型汎用ネタバレAI「ChatNTB(チャットNTB)」を千葉電波大学工学部の研究グループが開発、公開した。未公開作品の全容を先に知ることでタイムパフォーマンス(タイパ)の向上が期待できるという。 過去に公開された国内外の映画やドラマ200万作品について、カット割りやカメラアングルなど映像表現の傾向や特徴、台本やキャスト、レビューなど作品に関する情報を大量に学習、解析させた結果、未知の映像でも冒頭を10秒間読み込ませるだけで、あらすじと結末を80%以上の精度で予測できるようになった。予告映像を全編読み込んだ場合の精度は95%で、ハリウッドの恋愛映画や国内の2時間サスペンスドラマでは、冒頭の3秒間だけで99%に達した。 チャットNTBは、千葉電波大学が運営する公式サイトから無料で利用でき、今年3月の公開以来アクセスが殺到し
都道府県の魅力を格付けするアンケート企画で、ある県をおとしめるネガティブキャンペーンが今、ネット上で盛り上がりを見せている。ターゲットにされたのは「形代(かたしろ)県」。SNSを活用した架空の県への落選運動は、民間企業の調査結果にも影響を及ぼし始めている。 旅行会社のニコニコツアーズは20日、全国の50万人を対象に行ったアンケート「都道府県魅力度番付」の結果を公表した。同社では2010年から「食事の美味しさ」「観光資源の豊富さ」など100項目の評価基準での得点を合計し、「横綱(1位)」と「引退勧告(最下位)」に選ばれた都道府県のみ発表している。 「番付」の影響力は年々高まっている。横綱に輝いた県は観光収入が確実に増加する一方、過去には引退勧告に選ばれた県の観光収入が前年度の1万分の1未満にまで激減。連鎖倒産によって県内の完全失業率は80%を超え、人口の4割近くが県外に流出する事態に陥った。
東京都八王子市に住む中学1年生の少年(12)が、自作した宇宙船で月に向かっていることが14日、わかった。宿題を苦に家出した可能性がある。警察では男子生徒の帰還を待って、詳しく事情を聞く方針だ。 米航空宇宙局(NASA)から未確認飛行物体に関する政府照会があり、明らかになった。14日午前3時ごろ、「大きな爆発音が聞こえた」という通報が、八王子市を中心とする半径50キロの周辺住民から相次いでおり、少年は同時刻に自宅近くの公園からロケットと宇宙船を打ち上げたとみられる。午前6時ごろには、少年の家族から「息子が家にいない」との相談が地元署にあった。 少年の部屋からは、ロケットや宇宙船の材料にしたと思われるペットボトルや段ボールの他に、電気分解装置も見つかった。推進剤となる水素や酸素を生成するために使ったとみられる。 少年が通う私立マキャベリ高等学校中学部の君島主税校長は午後に記者会見を開き、担任か
ウクライナでのロシア軍の侵攻に対する国際社会の対応が焦点となる中、政府が独自の対応策として、「戦争税」の導入を国連に提案する方針を固めたことがわかった。侵略や紛争など武力行使に関与する国に課すことで、戦争濫用の抑止と人命尊重を訴えたい考えだ。 政府関係者が明らかにした。政府では、ロシアによるウクライナ侵攻以降、日本の安全保障に関する専門家会議を開催して検討を進めている。先月開かれた第6938回専門家会議で、戦争経済学者の坂本義太夫委員から「戦争や国際紛争が起きる原因は、軍事行動が不課税だからだ」との指摘があり、戦争への課税案が浮上した。 戦争税は「課税や増税は経済活動を冷え込ませる」という経済理論に基づく。課税によって手元に残るお金が減ると行動の自由が制限されるため、「戦争を経済活動とみなして課税対象にすれば、軍事活動を冷え込ませることができる」(坂本委員)。 政府案では、戦争を仕掛けた国
電気自動車(EV)への移行が世界的に加速する中、出遅れを指摘される日本の自動車メーカー各社が、運転席のハンドルにさまざまな機能を組み込んだ「多機能ハンドル」の開発に注力している。長年培ってきた高付加価値戦略で、先行する欧米・中国メーカーとの差別化を図り、起死回生を狙う。 多機能ハンドルは、ハンドル部分に車内機能の各種操作ボタンを集約。オーディオだけでなく、エアコン、ナビゲーション、ヘッドライト、ウィンドウなど、従来運転席の周囲に配置されていたボタンも全てハンドル上にまとめた。 日本のお家芸である「充実した機能」も健在だ。ドリンクホルダー出し入れボタン、採点機能付きカラオケボタン、ハンドルに内蔵したカメラで撮影した運転手の写真や映像をボタン1つでSNSに投稿できる「SNS一発投稿機能」も搭載する。 クラクションボタンも世界最多となる8種類を備え、好みの音色や声を割り当てることができる。歩行者
窃盗や傷害など非行で検挙されるひよこが急増していることが、民間団体の調べで明らかになった。昨年に比べて総検挙数がほぼ100倍に増えており、今後対策と支援体制の充実が求められそうだ。 非行ひよこの更生を支援する民間ボランティア団体「セーブチックジャパン(SCJ)」が21日に発表した。 昨年度の総検挙数は約102万件で、約1万件だった2021年度に比べて100倍以上に急増。約6割が飲酒・喫煙による補導、以下、エサの万引き、他のひよこに対する傷害、賭博と続く。中には親鳥に卵を投げつけて割った重大事件も含まれる。 ひよこの雌雄を見分けるひよこ鑑定士の雛形さんも、この一年間で作業場の雰囲気が激変したと話す。 「鑑別中、手に噛みついてくる反抗的なひよこが増えました。鑑別前の待機室でも羽毛をピンクや青に染めたひよこや、羽毛をそったモヒカンやリーゼントなど奇抜な髪型にしたひよこなど、個性的なひよこをよく見
絵文字やカタカナを多用しない古風な文体「おじいさん構文」が10~20代半ばの「Z世代」の注目を集めている。おじいさん構文独特の枯れた魅力に引きつけられた若者が、SNSやLINEでメッセージを送り合っているようだ。 「貴方様にはお変はりなくお過ごしでせうか。私めは先日、友人と共に京都へ旅行してまゐりました。京都といへば、日本の古き良き文化が色濃く残ってゐる所でございます。神社仏閣や庭園を拝見したり、茶道や花道を体験したりして、心豊かになりました。昔の人々はどんな思ひで暮らしてゐたのでせうか。今では忘れられてしまつた風習や言葉があることでせう。歴史を学ぶことは大切でござりますね。さて、この辺で失礼いたしますが、またお話しませう。」 大阪府内の高校に通う清さん(仮名)が友人に送ったメッセージだ。「自分がおじいちゃんになったみたいで新鮮」。言葉遣いは少し不自然だが、楽しそうに構文を使いこなす。 お
桃太郎は5日、鬼退治の効率化を図るために、全お供の約67%に当たる犬とキジを解雇したことを発表した。両名に対して「感謝の意を表する」としながらも、「時代の変化に対応するためには、人員の見直しが必要だった。今後はAIを効果的に活用していく」と説明した。 桃太郎は、鬼退治の業界でトップの地位にあるが、近年は競合他社の台頭や消費者のニーズの多様化により、業績が低迷。これまで犬とキジと共に鬼ヶ島に渡り、鬼たちと戦ってきたが、「時代遅れで非効率的だ」と、従来の方法を自己批判した。 今後について「最新の技術や戦略を取り入れて、鬼退治の品質とスピードを向上させる」と宣言。ドローンやAIなどを活用して、鬼ヶ島への移動や鬼たちの位置把握などを効率化するという。また、鬼退治の対象も「単に暴れるだけの鬼ではなく、社会的な問題を引き起こす鬼や、人間に擬態した鬼など、より高度な鬼にも対応する」と述べた。 一方、解雇
「プラセプラス」という薬があります。成分はほんのり甘い還元麦芽糖で、薬効は「薬効がないこと」。フェイクニュースやエイプリルフールに便乗した偽の情報が飛び交う今の時代にフェイクの薬=偽薬を企画販売するプラセボ製薬株式会社代表の水口直樹さんに話を聞きました。 ――偽薬を作って販売しようと思ったきっかけは何だったのでしょう 当時勤務していた中堅製薬メーカーが100周年を迎えるにあたって、新商品の開発をすることになりました。しかしその企画は、元々販売していた乳酸菌の薬に「プラス何か」という相乗効果を期待する枠組みにとらわれているように感じたんです。そこで「プラス」という足し算ではなく、乳酸菌「マイナス」乳酸菌という引き算をしてみてはどうかと考えました。 ――乳酸菌から乳酸菌を引き算したら、何も残らないですよね そうなんです。「それってプラセボ(偽薬)だな」って思ったんです。薬学部出身なので、もちろ
虚構の物語をあたかも事実であるかのようにドキュメンタリーとして表現する「モキュメンタリー」。2022年、仏映画祭「オン・ブ・モン」で日本映画初の最高賞に選ばれたモキュメンタリーコメディ「エキストロ」(2020年)の脚本を手掛けた劇作家の後藤ひろひとさんに、モキュメンタリー、そして嘘が持つ魅力について話を聞きました。 後藤ひろひと 1969年生まれ。山形県出身。俳優・作家・演出家。通称「大王」。1990年~96年、「遊気舎」座長を務め、ほぼ全作品の作・演出・出演を手がける。その後、川下大洋と「Piper」を結成。「Piper」プロデュース公演の他、パルコ劇場等、数多くの脚本や演出を手がける。モキュメンタリー作品は、テレビ番組「青春トライ’97」「青春トライ’98」(ABC)、映画「エキストロ」(2020年)。 <もっとリアリズムのある演技はどこにあるんだ> ――モキュメンタリーに魅力を感じら
当該記事が報じた「自動で新聞記事を作成するAI」について、編集部では17年に日経新聞が発表した「完全自動決算サマリー」、19年の「GPT-2」など、その動向について把握していました。 「完全自動決算サマリー」については、虚構ニュースを生成するAIではないこと、また、「GPT−2」については、OpenAIが完全版を非公開としたため、性能を検証することができませんでした。そのため「記事を生成することはできても、本紙のような「オチ」まで理解・生成することは難しい」として、誤報ではないと判断してきました。 しかし、22年11月、OpenAIが「GPT-3」を利用した「ChatGPT」を公開。23年2月にはマイクロソフトが改良版「GPT-4」を搭載した「新しいBing(以下Bing)」を公開。これを受けて、編集部では検証委員会を立ち上げ、性能評価に取りかかりました。 評価に当たっては、Bingを使用
花粉の大量飛散をめぐる利益供与事件で、花粉最大手のスギが、東京地検特捜部の任意の事情聴取に対し、マスク着脱を見直す時期の変更を求めるなど、政界への関与を認める供述をしていたことが、関係者への取材でわかった。業界第2位のヒノキも関与を認めており、大規模な疑獄事件に発展する可能性が出てきた。 スギやヒノキは、高度経済成長期、木材需要の高まりを受けた植林活動によって拡大。大手2種で国内森林シェアの約3割を奪うまでに急成長した。だが、さらなるシェア拡大を狙う中で、花粉症患者の増加が社会問題化。伐採を求める国民の声が高まる中、政界に接近することでシェアの維持を図る狙いがあったとみられる。 事情聴取に対し、スギは「花粉の飛散が最大になる3月までマスク着用を続けるよう、ヒノキ、シラカバと共謀して政府関係者に口利きを依頼した」と供述。政府は当初、マスク着用義務の解除を1月に設定していたが、春に再着用を強い
梅成情報科学大学が1日に実施した入学試験で、国語の問題文が16進数表記で出題された。同大入試広報センターは「デジタル化時代に対応する受験生の情報処理能力を測るため」と説明。予備校の玉虫ゼミナールによると、このような出題は過去に例がないという。 16進数表記で出題したのは、データサイエンス学科(後期日程)の「国語」。計3問ある大問のうち、大問1では芥川龍之介の短編「芋粥」を16進数で表した文章が出題された。これらの数字と文字を4桁ごとに区切り、シフトJIS規格に沿ってデコード(変換)すると解読できる。 また、大問2では李白の漢詩「孟浩然に贈る」がQRコードで出題。解答も方眼のマークシートを塗りつぶし、QRコードで答えさせる内容だった。入試分析を行う玉虫ゼミナールによると「出典は高校初歩レベル。基礎学力とコード変換力がしっかりと身に付いていれば容易な問題」という。 同大入試広報センターは、出題
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