自衛隊が変わる。 来年にも陸将、1等陸佐といった階級が、「大将」「大佐」など、旧日本軍と同じ名前になりそうなのだ。 呼び方を変えることに、どんな意味があるのか? 自衛隊OBらも疑問視しているのだが……。 幕僚長→大将、1佐→大佐… 年配の読者には釈迦(しゃか)に説法だが、戦前の漫画「のらくろ」は、孤児の犬・のらくろが旧日本軍をモデルにした猛犬連隊に入って出世する物語だ。 第1巻「のらくろ上等兵」にはじまり、軍曹、少尉などを経て、ついには大尉に昇進する。 高市早苗政権は、そんな旧軍の階級を令和の自衛隊に「復活」させるのだ、という。 「何と愚かな、と言うほかありません」とあきれるのは第7航空団司令や防衛研究所戦史部長を務めた元空将補、林吉永さん。 まずは政府の階級変更案をおさらいしておこう。 自衛隊の階級はピラミッド型だ。 陸自ならば陸将(陸上幕僚長を含む)▽陸将補▽1~3等陸佐▽1~3等陸尉