サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
TGS2024
mamico.way-nifty.com
ITリテラシが高いとか、低いとかって どうやって指標を設けているんだろう、と常々思う。 「シニア層のITリテラシがあがってきている」 とか、 「ITリテラシが低い人にリーチ」 とか、そういうご相談をいただくが その度に、頭を抱えてしまう。 まず、私が「リテラシが高い=プロ」と思っているのは やってはいけないこと、 できないこと、 無理だという限界を知っていること だと思っている。 では、低いとは? 自分ではITリテラシが高いと思っている人がいて、 聞くと、その理由は「インターネットで困っていないから」 その割に、仲間内で楽しむちょっとしたワルイコトを 平気でFBにアップしたりしてしまったり、 思い込みで間違ったネットの知識を披露していたり、 うーん、それは、リテラシが高いと言えるのか、 と悩む。 でも、ご本人は高いという。 一度、間違いを指摘したことがあるが、 自分は解っているから大丈夫的
私の好きな話↓ 『徒然草』 第52段.仁和寺にある法師 略すと、お坊さんがお参りに行ったのに、途中で勝手に勘違いして帰っちゃって最後まで行かなかった。マジウケル。(By兼好法師)という内容である。 シニア層のネット操作を見ていると、いつもこの話を思い出す。 Nさんは65歳男性。 インターネットを初めて2カ月になる。 「年末はインターネットをやろうと思ったのに、楽しくなくてすぐ閉じちゃった。」と仰る。 インターネッ子(笑)としては聞き捨てならない言葉である。 「どんなものを見てみたいですか?」 「何があるかわからないから、何も見れない」 「テレビとか見ていて、気になるものをとにかく入れてみればいいんですよ」 「例えば・・・」と、色々見たくなるキーワードをぶつける。 「なるほど、自分が調べたいものを出せばいいんだ。 でも、調べても、何が出てくるかわからないし ただ見ているだけだから、出来ること
よく、初心者に教えるくらいは簡単でしょう、と言われるが 実は、初心者ほど教えるのが難しい。 初心者の方は、パソコンに関して慣れている人と 同じ概念を共有していないので、 何を考えているのかわからないからだ。 たとえば、クリックという言葉一つとっても 慣れた人には当たり前のようにわかる、 人差し指でポン。も、初心者の方にとっては 全てが新しい言葉であり、「覚えるべき知識」だと思っているから なかなか頭に入らない。 初心者に教えるにはちょっとしたコツがいる。 特に大人を教えるときにはプライドもあるし、 忘れっぽくなるので、とても気を遣う。 私が初心者に教えるときに留意していることを書き出してみよう。 1.相手の理解度を知る 相手がどのくらい理解しているのか、誤解しているのかを とにかく質問して知る。細かくステップを確認する。 どこまで解っているのか、解っていないのかを把握する。 2.相手が何を
本年もどうぞよろしくお願いいたします。 皆様にとってワクワクな年になりますように。 さて、 2012年、シニア市場はどう変わっていくのでしょうか。 団塊世代の再雇用就職がピークだったのが2007年。 2012年「再」定年退職がはじまり、今年はシニア層の消費行動が大きく変わることが予測されます。 ・シニア層の起業が増える 体力とノウハウのあるシニア層のプチ起業が増加することが予測されます ・ネットを使うシニア層が普通になる これは、「車に乗る人が増える」位の軽さで考えてください。 デジタルシニアなどというと、いかにも駆使してます、というイメージになりますが、それは間違っています。 車マニアが増えて、車を使っていろいろなことができる…というより、車に乗れるようになった人が多いので、情報収集の方法が以前よりも広くなった、ということになります。 自ら情報の海に飛び込むにはネットは広すぎます。生活情
#10大 小ネタ、というタイトルが既に何かむずかゆい 本年は大変お世話になりました。 来年はもっとガンガン情報発信してまいりますので どうぞよろしくお願いいたします。 今年遭遇したパソコン周りのシニア系オモロー事件をまとめてみました。 1.パソコンはお金がかかるねえ Kさん、72歳男性。 「パソコンってさあ、やればやるほどお金がかかるよね」と仰る。 何かと思って聞いてみると プリンタのインクが切れるたびに、プリンタを買いなおしていることが発覚。 「インク、変えられますよ?」 「そういう難しいことはプロがやることでしょ?」 ・・・いや、買い替えてドライバとかインストールして…の方が難しい気が。 2.言葉が混ざって・・・ ちょいとお若い方ネタ。 Hさん46歳女性。 「私、エクセルは結構使っているのですけど、エクセスはやったことがないんですよね。だから、エクセスを習いたいんです。」 うん、たぶん
生きていると、いろいろな「当たり前」が蓄積する。 たとえば、私は、Googleの検索結果の上位に出ているものが広告だと知っている。 当然のごとく、広告だと思っている。 そして、その広告の裏には、広告主がお金を払っているという事実も当たり前だと思っているし、広告主だってクリック率を高めるために頑張っているのだから、そこに情報がありそうならクリックしてもいいと思っている。 先日、普通に使っている方が「これはなぜ色がついているのか、重要だからか」と聞いてきた。 「広告です」と答えると「じゃあ、クリックしちゃダメってこと?」と聞いてきた。 ちょっと混乱した。 なぜ「広告」=クリックしちゃダメなのか。 広告と書いてあるのに、どうして「重要なもの」と認識したのか。 Googleの右側に出ているものはなんだと思っているのか? 慣れている人にとっての「そりゃー、広告だよね!」という「当たり前」は 一般ユー
最近、本や新聞をちょっと遠ざけて見るようになった…ということはありませんか? 早い方だと40歳くらいから始まる目のかすみ、焦点が合わなくなる感じ、それ、「老眼」かもしれません。 徐々に進む老眼、なかなか変化は気付きにくいもの。 確かに、目はかすむし、小さい文字は読みにくくなったけど、ウェブの操作は前と変わらないよーとお思いではありませんか? 1分半ほどお時間をいただけますか? 下のスライドを見て下さい。 1分23秒目で50歳女性と26歳女性の見え方の違いが出てきます。(お急ぎの方はそこまでで問題ありません。全部見ると4分ちょっとあります。) 並べてみると、実はこんなにスピードが違うんですね。 視点を画面に合わせるのも、画面を見渡すのも、若い人とは大きく違うのです。 なので、もし、サイトのユーザーが45歳以上であれば ユーザーがネットに慣れている・慣れていない関わらず ウェブサイトは老化対策
定年退職をした人にとって、人と会うのには「努力」が必要だ。 「え、好きだから苦じゃないよー」と言われる事もあるが、ここでは好きとか嫌いとかは関係ない。 好きか嫌いか関係なく、会社に行き、たいていの人は他の人に会う。 嫌な人にも会う。好きな人にも会う。これは努力せずに、人に会えている。 しかし、定年退職をすると外に出ることが、仕事に行くことが、会社に行くことが「義務」ではなくなる。 となると、「用がある時」しか人に会うことが少なくなる。 そうすると、圧倒的に情報から遅れていくのだ。 どんなに頑張って、人と会う努力をしていても、 ネットでガンガンリサーチしていても 世間と少しずつ遠ざかっていく。 昔、定年退職をしたばかりのKさんが仰っていた。 「会社に行っていた時は、若い子の話とかついていけないよー、って思っていたんだけど、定年退職したらその話すら聞かなくなったからすごく世間と離れていく危機感
心が老化すると、成功体験に惑わされるなあと思う。 若いうちは、小さなことでもいいから成功体験を積んどけと言われて 大人になると、その成功体験を守るために、保守的になってしまう。 体験は、「体験」であり、 2回目に同じことをやっても成功するとは限らない。 ★ だが、多くのシニアは、「前やった時に出来た方法でやりたい」という。 変化が大きすぎると拒否反応が出てしまうのだ。 なぜって、前の経験が通用しないから。 前の経験が通用しないと、失敗してしまうかもしれないから。 だから、以前やったやり方と同じやり方でやりたいと言う。 ★ 成功体験が強すぎると、目の前の失敗に気付かないことがよくある。 エラーアラートが出ていても、 「前はうまく行ったのだから、エラーになるはずがない」 という思い込みで、エラーアラートが「見えない」。 これは、すごい。 見えないものは存在しない。 ★ 色々な企業の方がシニア層
人は、想像したことしか、やることができない。 想像がつかないものは、行動に起こせない。 と、最近思う。 子どもたちが、大人の姿を見て、大人とは、仕事とはこういうものだ、こういう大人になる、こういう大人にならないと考えるように(なので2世、3世となる人が多いのだと思う。親の背を見て育っている。)、大人も、想像がつかないものは思うこともできない。 「東京で暮らして大満足だから、別に他の国に行くとか興味ない」 他の国で過ごす自分は想像つかない、想像もしたことない、想像する必要もない。 想像して、見えないから興味を抱かない。アンテナをはらないから興味を持つきっかけもない。 そんなことを考えていたら、この本を紹介していただいた。 (要約)「サルにはバナナを食べたらおいしいだろうな、と想像する力があるはず。そうしたら、バナナを取りにいくために道具を工夫して使う。しかし、ドリアンを見ても、何か置いてある
今日はちょっと、メモ。 実は、最近、自分が高齢化しているのに気づいている。 いや、人はだれでも年を取るのは知っているんだ。 でも、心のどこかで、老化を自分と関係ない話と思って、聞いている。 おじさまたちの会話を聞いていると 介護が大変なのに、自分はそうならないと思っていたりとか 自分たちがしっかりしなくちゃいけないのに 他の世代の心配を異常にしていたりとか 世の中って大体が他人事みたいな感じなのだけど 老化も他人事なのだ。 ところが、私はこういう商売をしているので 老化とはどのタイミングから来ているかをよくよく観察しているし 老化に入った人の口癖とか仕草とか行動とか、 老化しているとか、老化していないとかを そりゃ、普通の人よりかなりのデータベースとか、ノウハウを持っているので 自分のやっている行動に老化を見てしまい これはこれは、もう絶望なのです。 しかし、なぜ、自分が絶望に思っているか
「ホームページによってルールとか、言葉とか違うから、すっごい怖いのよね。」 と、50歳代のM女史が言う。 彼女はアマゾンでは商品を購入したことがある。 ブログも書いている。(恐る恐るだけど) インターネットも利用している=Yahoo!を見て、検索はしている。 しかし、「ホームページはルールが違うから難しい」という発言が出る。 彼女を見て、私は、「永遠の初心者だなあ」と思う。 この、「永遠の初心者」についてちょっと考えてみる。 ウェブ閲覧の特徴は、大きく3つに分かれる。 1)永遠の初心者 2)がんばる中級者 3)上級者 その中にも 年齢の差はあるので、それはまたいつか。 上級者というのは、ウェブサービスにかかわる人が中心である。自分でウェブをつくっていたりもする。 自分が作っているから、他人とルールが違うことを知っているし、違うページが現れても「失敗した。絶望だ!」と思うことはない。 車に例
最近、デジタルシニアという言葉を聞くようになりました。 いまどきのシニアは、昔からパソコンを使っているからもう若者と一緒でも大丈夫だろう、という意見も耳にします。 ちがあう。ちがあう。と大きく異議を申し立てたい所存でございます。 年齢が高くなれば、体は老化いたします。 それは、避けられない真実であります。 昔よりも記憶力が落ちたなあとか、想像力が落ちたなあとか、30歳代の疲れたおにーちゃんでも言うのだから、いわんやシニアをや。 #かくいう私ももともと記憶力が半端なく悪いんですが、最近輪をかけてマズクなっている気がするので、脳を鍛える計算ドリルを始めましたぞ。 そう、人間は、日々、衰えている。 だから、その人が何十年パソコンを使っていようが、インターネットをやっていようが、加齢により若者とまったく違う行動が出るのは当然のことなのです。 なので、シニア層にも使って欲しいな、と思うサイトは、老化
モテたい!とお思いのあなたへ。 モテると、ウキウキ、ワクワクしますよね。 今回はただ、ひたすら「モテる」ための超簡単モテ技を伝授します。 是非、メモの用意をお願い致します。 これであなたもモテモテ君に大変身!の技!です ※ただし、75歳を過ぎた男性に限る ※※ここでの「女子」は概ね75歳オーバーを指す ▼75歳からモテモテ人気者男子になるコツ 1.社交ダンスをしましょう! 社交ダンスは圧倒的に女性が多いお稽古。 しかし、男女でペアを組まなくてはいけないことが多く、少ない男性は取り合いになる模様。 なんというんですか、小魚ちゃんをピラニアの池に入れたかの如く、とにかく男性は大人気。 お友達同士でダンスに通っている女性は、男性を一人捕まえたら次に友達に引き継ぐまで手を離さないとかいう話も。 社交ダンスを始めればあなたもモテモテです! でも、下手だと相手にされないので、早めにはじめて女性をリード
震災以降、弊社が運営するパソコン教室では インターネットをやりたいという入会者が増えている。 インターネットをやりたいというだけではない。 Twitterをやりたいという方が老若男女、増えている。 「地震に強いのはツイッターだって聞いたから、それのやり方を教えてほしい」 「ツイッターはできておかないと。」 震災前は、どんなにTwitterを薦めても「そういうのは若い子のものでしょ」と取り合わなかったのが、今では、Twitterをやりたいと入会されるのだから、時代とは変わるものである。 しかし、最近はじめたくなった多くのシニア層は「コミュニケーションツール」とは思っていないようだ。 #Facebookの方が友達を見せてくれる分、コミュニケーションツールと思われているようだけども。 随分前からTwitterのテキストは用意してあるので、基本的な操作についてはすぐに教えられる。 しかし、Twit
大人になるということは、怖いということを知ることだ、というのは、自分認定自分の名言である。 失敗を恐れるようになれば大人、ということである。 偉人の名言などには、「一歩踏み出すことの大切さ」がよくあるが、それだけ、一歩踏み出せない大人が多いのだろう。 ▼ インターネットをしているシニア層の方がよく言う。 「ここ、クリックしてもいいの?」 「この中でどこをクリックすればいいの?」 失敗をしたくないなあという気持ちが、とても強い。 だから、「どうしてそんなところをクリックするの?」「どうしてそこをクリックしないの?」ということが多発する。 失敗するのが怖い、だからやらない、というのを凌駕できる二つのポイントは好奇心と崖っぷちである。 崖っぷちは分かりやすい。 ここ1カ月、インターネットを学びたいというシニア層が急増している。 そして、老若男女、TwitterやFacebookを学びたいという人
教える仕事をしていると、教えやすい人と教えづらい人がいることが解る。 もちろん、仕事なので、きちんと教えるようにはしているが、教えやすい人にはついついお得情報まで教えたくなるような何かがある。たとえば、レストランに行って、ちょっと一品おまけに出したくなるような人だ。 教えやすい、教えづらい、というのは、つまり、教えられ上手と教えられ下手ということにもつながるのかなと思う。 教えやすい、ということは、教える側と教えられる側との信頼感がうまくできている、ということでもある。 教える側と教えられる側に信頼感があればある程、なんとなく、上達が早い気がする。 もちろん、本人の素質もあると思うけど、教えやすいってなんだろうな、教えられやすい人ってどういう人だろうな。と、ふと考えた。 ▼教えると言う行為、教えられるという行為 教えると言う言葉は、どうしても一方通行に見えがちですが、実は双方向のコミュニケ
更新が遅れましたが この度の東北地方大震災により、亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。 被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。そして、一日も早い復旧復興を祈っています。 ▼ なんとなく、心がうまく落ち着かず、書きたい事をまとめている間に、もうすぐ1ヶ月経とうとしている。 本当は、シニア層と震災のITリテラシとかを書きたかったのだが、その話はまた今度。 今日は、ネットとテレビの話。 ▼ 震災後、弊社の運営するパソコン教室にぱったりとお客様が来なかった。その恐怖も私を落ち着かせなかった、というか、不安が続いていたんだと思う。 1週間経ったあたりから教室がにぎわい始めた時に、ずっと自分が息を止めていた感覚だったんだなと解った。そして、支援物資を送り始めて、ようやく落ち着いた。何かを行動すると落ち着くものだとよく解った。 そして、さらに1週間後からは「インターネットをやりたいの。そう
タクシーに乗って道案内?をすると、少なくない、タクシーの運転手さんに言われる。 「お姉さん、車乗らないでしょう」 実際、その通りである。 話を聞くと、私の道案内は歩行者の目線らしい。 建物、建物の特徴、お店の名前で道案内をする。 車を運転する人は、できれば信号単位で教えてほしいとのこと。 分かってはいるのだが、いまだにうまく道案内ができない。 いる立場が違えば、見えているものも、感じているものも全く違う。 だから、ユーザーテストが大切なのだ。 ユーザーテストは、ユーザーさんに実際に操作をしてもらうことで、自社サイトの問題点であったり、使う人に物足りない機能、気づいていない機能やサービスを修正するために行う。 立場が違えば見るものが違う。 慣れた人と慣れていない人では見えるものも、感じることも違う。 先日入ったKさん(62歳男性)は、インターネットを最近始めた。 Kさんが先日行った旅館のサイ
今も、時折、パソコン教室の「先生」として現場に立つ。 現場は楽しいし、現場にいないと、感覚が鈍るから。 シニア層に教えていると、いつも思うことがある。 どうして、彼らは、いつも「正解」を覚えようとするのだろう? 正解を知ることはいいことだと思う。 だが、画面をいじってみて、正解をだすことも必要だと思う。 そちらの方が覚えられるし。 しかし、多くのシニアの方は、1回、2回、少しの操作をして、思った答えが出ないとすぐにギブアップしてしまう。 もちろん、解らない時は講師を呼ぶのがいい。 それで弊社は成り立っている。(ありがとうございます。) しかし、どうしてすぐに、駄目だと思ってフリーズしてしまうのだろうか。 もう1つ隣のタブをクリックすればいいのに、その前で「もう無理」と思ってしまう。 ネットショッピングしている人も、クリックして思ったものと違う画面が出てくると「解りません」となる。 もう一歩
某氏(70歳)のパソコンは古い。 当時最先端のSONY製を買ったという。 2002年ころに買ったというから、もう8年選手くらいか。(この言い方って古い?) 立ち上げの時ものんびりなので、電源ボタンを押してから、お手洗いに行ってお茶を用意するのだと笑う。 「自分も歳だから、このくらいでちょうどいいんだよ」 先日、パソコンが時折おかしくなるんだと、お持込になったので見てみると、ハードディスクから異音がする。 ガリガリガリガリ。 「うーん、もしかしたら、そろそろ買い替え時かもしれませんねえ。 念のため、バックアップ取っておきましょうか。」 と、言うと 「え、だって、そんなに使ってないよ!」 と仰る。使っていないとはいえ、写真は数ギガ、いろいろなゲームも入っていて、キーボードも薄くなっていて年季が入っている感じがする。 「そんなに使いこなしていないから、買い替えはまだいいよ」 ▽ すごく年季の入っ
明けましておめでとうございます。 使い手と作り手の思いあいの橋を築けるよう、楽しんで参りますので、どうぞ本年もよろしくお願い致します。 さて、2011年のシニア市場の動き・展望について簡単に記していきます。 ■衰えの認識が市場の流れを変える 団塊世代の少し上に、たくましく伸び伸びとしている世代があります。 所謂「プレ団塊世代」。現在65歳~70歳くらいですね。 もう年金も受給していて、退職金もきちんともらっている。 この世代は消費も活発で、好奇心も強い世代なのです。 この世代が65歳を超えて、「自分は年を取った」と認識し始めた事、これが大きくシニア市場を変えるのではないかと思っています。 今までは、今の自分は若さの延長でした。 周りがシニアビジネスとか言っても「ははは、いるよね、そういう人。あ、私の友達にいるいるぅ」くらいの他人事でした。 が、最近、「シニア」という言葉が自分を指していると
私は、ジョーシキがあまりないもので(自慢できないが)、自分にジョウシキとやらが欠けていることを重々承知している。 だから、誰かが「ジョウシキ」という言葉を言ったら、空気を読まずに、それが何を指していて、どういうことなのかを聞き出すようにしている。そうでないと、違うことを思っていたりするからだ。(余程のマナー違反の話とかは聞き返さないこともありますけど。) 常識という言葉がわからなくなった時のことをまだ覚えている。 2005年、某巨大企業と某そこそこ巨大企業が統合したときの話。友人が合併した「そこそこ巨大企業」に勤めており、忘年会であった時に「「巨大企業」との色々常識が違いすぎて仕事がうまく進まない」とぼやいていた。 なるほど、そんな巨大企業でも、ジョウシキとやらは、解釈が違うのか。 それで仕事に支障が出るほどに。 じゃあ、常識ってなんだろう? これもまた知り合いで、「常識的には」というのが
先週、新宿区の講習会としてiPhone講座を行った。 新宿区の広報誌に出る講座なので、反応を観察していたのだが、反応はイマイチ・・・ とはいえ、弊社の生徒さんにもご参加いただいて、定員に達したので講座を実施。それが先週末。 とりあえず、備忘録代わりに。 ▼始まる前に ・iPadやgalaxyについて興味があると発言した人がいた。(少し驚いた) ・パソコンの代わりに使いたいと思っている。 →会社を辞めたのでパソコンは難しいしやりたくない、インターネットが出来るくらいで十分だからiPadで十分という意見。 ・流行っているけど、いまさら覚えるのは大変。高齢者向けとはいえ、いまどきの携帯ですら使いこなしていないのに・・・ ▼実際に使ってみて ・「難しい!」という意見がちらほら。 この「難しい」については、「慣れていない」と同義と感じる。 ・アプリがたくさんあるということに慣れていないため、アプリが
よく、女性は「和」「コミュニティ」を意識して生活をするとか、だからコミュニケーション力が高いとか、色々な話を尤もらしく聞くが、先日、ふと、本当にそうだろうかと思った。 いや、それは、幻想なんじゃないかとも思う。 先日、近くで「うちの娘は嫁に行って孫も生まれて」vs「嫁に行かないけどキャリアウーマン」という比較にもならないような戦いを見てしまった。 自分自身のことで争っているんじゃないのに、大分、熱く、戦っていた。 そういう、かみ合わない会話を見ているのは結構好きなのだ。 ▼ シニア女性を見ていて思うのは、いつも競争の切り札が「他人」だ。 自分を切り札にしている人は、そもそも切り札を切ろうと準備をしていない気がする。そして一匹狼。 シニア女性の切り札は孫だったり、孫の学校だったり、イイ嫁だったり、娘が嫁に行ったことだったり、息子の勤めている会社だったり、息子の学歴だったり。(あ、夫が出てこな
もし、あなたの周りで「アクティブシニアは孫」と言ってくる人がいたら、その人はあまりシニア市場に近くない、と思った方がいい。 シニア=孫、という図式はとてもわかりやすいが、孫という切り札を出せば、シニアがすぐに両手を上げると思うのは大間違いである。とんでもはっぷん、歩いて十分。 68歳のIさんは、孫ラブのアクティブシニアである。 よく写真も撮る。孫を題材に、いろいろなモノを作る。 彼女にとって、孫とは「カード」なのである。 しかし、それは、シニア層を知らない人がいう「孫孫らぶらぶ」という意味ではない。 たとえば、カレンダーなどを作って、誰かに自慢したいとする。 ペットがいればそれがいい。 では、ペットがいない場合には? そこに出てくるコンテンツは孫である。 孫のカレンダーを作り、人に見せ、「すごいわね!」と言ってもらいたい。 「はげたおじさんの写真をカレンダーにしてもしょうがないでしょ。子ど
「シニア層ってどんなものが好きですか」「シニアの情報源ってなんですか」など、シニア市場(シニアマーケット)に関するお問い合わせが最近多い。(ありがとうございます☆) 今日は、シニア層への情報源の話。情報源と言うより、シニア層に影響を及ぼす色々な人・モノ。 つくづく思うのは、シニア層の嗜好への影響を及ぼすものはとても多いということ。 だから、画一的に「シニア層は孫が好きで」とか「アクティブで」って言えないし、同じアクティブでも、色々な情報源によって、そのアクティブの方向性が変わる。 例えば、女子高生なら学校の友達、塾の友達など、友達関係を中心に、同じ話題をするための雑誌だったり、大体同じ層がある。 しかし、シニア層には影響を与える情報源が人によってとても違うので、それを知らずに括ってしまうとシニア層を把握することはできない。 では、シニア層へ影響を与える情報源ってなんだろう? まず、「子ども
今日は、とりとめもなく、だらだらと。(言い訳) ▼ 団塊世代を中心としたシニアビジネスが注目されていたもの、ソコソコ前の話。 当時から「消費者として面白いのは65歳を過ぎたあたりから」という話をしていたのだが(これぞ究極の後だしじゃんけん的話題の振り方だ!(笑))今頃になって、団塊世代は消費の牽引者にならない、ブツクサ、という人がいる。 シニア層といえば、55歳くらいからをひとくくりにして総称する人もいる程だ。 それって、10歳と20歳を同じくくりで見ているようなものだ。 10歳と20歳は大きく違う。私なんて、その間に身長15センチも伸びたほどだ! なので、そのアプローチは、はなから違う。 当然のことである。 シニアビジネスはもう駄目だ、という前に、そのアプローチが見当違いだったのではないかと確かめた方がいいとも、思う。(まあ、商売に王道はないから、これをやれば絶対OKってないけど。) で
私は、短期記憶がとても弱い。 中学時代のダレソレちゃんが何クラスだったかはおぼえているのに、少し前にあったことをすぐに忘れてしまう。 その揮発性たるや。 自分がシニア層になったらどうなるだろうと、今から悩んでいる。 さて、シニア。 シニアは短期記憶がとても弱い。 「おぼえる端から忘れちゃうのよね」とおっしゃる人が多いが、まさしく、本当にその通りだ。 それは、年をとればとるほどそうなる。 それは紛れもない事実。 我が社では、生徒さんに「さっきも言いました」と言ってはいけないというルールがあり、言い出しそうなのでそれを社内に貼り付けているのだが、時折現場に出ると本当に驚く。 いくつかのステップがあると、どういうステップを経由したのかをすぐに混乱してしまうのだ。 同じやり方が二通りある時もダメ。 例えば、先程はワードで開いた、次はUSBメモリから開いた。これも混乱する。 先程はワードで開いた。ど
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『シニア現場の隅っこ。was使いやすさを考えてみる。(アクティブシニア・シルバー層...』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く