サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
TGS2024
manysided.hatenadiary.org
海外では、緊急避妊専用のピル、ノルレボ錠がありますが、日本では承認さえされていません。 二種類の中用量、高用量ピルで代用するしかないのです。身体への負担が大きく、副作用もあります。 しかも、性暴力被害にあった場合、レイプクライシスセンターもなく(ようやく数ヶ月前に大阪に民間のSACHIKOが、愛知県に警察の試験的運用としてワンストップセンターがつくられましたが)、必要なケアを受けることができません。 交通事故や犯罪被害などで、怪我をしている場合は、病院で医療を受けることを優先するのに、 警察は、性犯罪となると、告訴するということを決めていない状態では、病院に連れて行くことさえしません。 緊急避妊は当然の医療ケアとして扱われていないのです。 親告罪だとか告訴だとか、ふつうはなじみのない生活を送っていてわからないことだらけですし、被害直後の混乱した状態で威圧的に言われても逃げ出したくなるのが普
こちらも資料として置いておきます。 秋田セクシュアルハラスメント 二審にて提出され、裁判所の判決に採用された、 フェミニストカウンセラー河野貴代美氏の鑑定意見書 「セクハラ神話はもういらない 秋田セクシュアルハラスメント裁判 」p189〜192より引用 3 性暴力被害者の行動及び心理状態について (1) 日本では、性暴力被害者の行動及び心理状態に関して、これまで全く知られておらず、関心も払われてきませんでした。最近になってようやく被害者が自らを開示し、現実に何が行われたか、またどのような心理状態にいたかを少しずつ話し始めました。このような実態は、ほとんど当事者にしかわからず、体験そのものの特殊性を考えた時、これは当然のことと思えます。前記1で、被害者の回復にフェミニズムの視点が必要だと述べたのは、自分を責める傾向を持つ被害者に、フェミニズムの視点に立つことによって「あなたが悪いのではない」
「レイプ・シールド法」について、資料としてこちらに置いておく。 「司法におけるジェンダー・バイアス」 第二東京弁護士会司法改革推進二弁本部ジェンダー部会 司法におけるジェンダー問題諮問会議 編 p261〜262より引用 コラム レイプ・シールド法(強姦被害者保護法) 小倉京子/宮園久栄 アメリカおよびカナダには、「レイプ・シールド・ロー(Rape shield law)」という通称で呼ばれる証拠法がある。それは、性暴力の被害者が訴訟で不利益を受けることを防止する目的で制定された、「強姦被害者保護法」というべき法律である。 これらは、連邦や州によってその内容や適用範囲(刑事訴訟だけか、民事訴訟も含むか)について違いはあるものの、以下の点でほぼ共通している。すなわち、 (1)被害者が当該性行為以外の性的行為に関わっていること (2)被害者の過去の性的経験に関する事実についての証拠は排除さ
この間から興味深く読んでいた、読売新聞の連載。 そのうちプロパガンダについてのエントリを書こうと思っている(いつになるかわからないけれど)のでここにメモ。 とりあえず7/28の第六回までここに載せさせていただいたのだけれど、まだ連載は続いています。 http://www.yomiuri.co.jp/komachi/feature/ 写真等も載っているので原文を読んでもらった方がいいと思います。 各記事の最初にもURLをつけました。 http://www.yomiuri.co.jp/komachi/feature/20100723-OYT8T00333.htm (1)「頑健な骨格」戦中の美人 「総力戦の戦士」国が期待 「新しき美」の紙面に登場した会田昌江(原節子) 岩田和子(共に1940年2月) 読売新聞の「くらし家庭面」が、1914年(大正3年)に日本で初めての本格的な家庭面(婦人面)とし
私のブログは、被害直後の方が、どのくらいかどうかわからないけれど、見ていらっしゃる可能性がある。 でも、直後の方には合わないとも思う。私は被害を受けてから十数年たっているのだから。 自分の被害直後のことを思っても、その後数年間のことを思っても、そう感じる。 最初、このブログをたちあげたときは、被害者のプライバシーを守らない、性犯罪被害者の実名を、裁判員候補者全員に知らせるということで驚いて、それでたちあげた。情報提供できればいいなという意味もあった。 その後、いろいろな人が問題認識してくれて、大きな流れとなって。 私は地方に住んでいることもあって、その中核には今あまり関われないので、細々とできることをやっている。 地方だから何もできないわけではない。大ごとにしないで、個人として話をしやすくもある。根気は要るけれど。 いろんな人の意見があって、いろんな人の立場もあって、私一人で勝手なことはで
毎年、季節の変わり目に体調を崩しやすい私。 気をつけてはいたのだけれど、花粉症がおさまりノド鼻の調子がよくなったと安心していたら、こんどは胃腸にきた。 でも、同居人に指摘されて気付いたのだけれど、そういえば最近はめまいや頭痛は少ない。 最近市販の漢方薬を飲み始めたのだけれど、そのせいもあるのかもしれない。 PMSや生理痛にもよく効く。例えば生理前や生理中だけ飲むだけでもふしぎととても楽になる。 フラッシュバックの波が来ても、ああまたきたか、と、失望くらいにとらえることができる日もあれば、 その波にのみこまれてしまうときもある。 最近読んだ本や、観た映画などで、いろいろと考えさせられることがあった。 私にとっては、だけれど、今は、性暴力そのものへの怒りは、静かな怒りとしてはあるのだけれど、それに振り回されるほどではなくなった。学習性無力感というのでもなく、自分を大切にし自分の体力を温存しなが
「隣の家の少女」を呼んだ。 途中何度もくらくらしそうになりながらも、一気に読んだ。 ひとつひとつの場面の状況、雰囲気、登場人物の性格、精神状態が細かく描写されていた。 自分が例えばこうすればこう反応があるというのがわかっているからこそ、身動きできなくなっていく心理状態、というものが、微妙なところまできっちり描かれていた。 主人公は、とんでもないことが起きているとはわかっている。それがエスカレートしていくことを恐ろしく感じていく。 だがそれに悩みながらも、切り離すことができない。日常の延長にあるため、ぷっつり切り離して、全くの異常なこととする区別ができない。 ひどい折檻(ようは虐待なのだけど)にしても、自分や自分の身の回りが経験していることとどう違うのか、明確にわからない。 ―これはその時代のアメリカの話だけではない。残念なことに。 主人公の少年は混乱し、その混沌とした暴力の中から抜け出せな
「今クリニックで起こっていること ④やむを得ずの出産。」(河野美代子のいろいろダイアリー) http://miyoko-diary.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-7b14.html で、コメントしている人がひどい。 河野様 今晩は。 「今クリニックで起こっていること」についての意見です。 大変デリケートな問題なので、コメントを差し上げるのを躊躇したのですが、先生が本気でこの問題をブログで取り上げておられるのなら、そのブログを読む側も本気でこのことを考える必要があると想い、コメントをさせていただきます。 鉄人の意見は「仏教」の考え方からのものだということをご理解ください。 まず「仏教」では「中絶」ということには、反対の立場をとっています。「中絶」が仕方がないこととされるケースは、母体が危ない場合のみ。それ以外のケースの「中絶」は、「仏教」の考え方とし
セックスは暴力的なものを含んでいるか http://d.hatena.ne.jp/ohnosakiko/20100320/1269095203 への返信エントリ。 あれこれ考えが飛びすぎて、何日か考えてもうまくまとまらなかったので、ひとりごと的に書きます。 敬語とか気を遣う余裕がなくて申し訳ないです >大野さん。 気になったところをまず最初にお返事。 > 「セックスとはそもそも野獣のようなものだ」とか「セックスはある程度乱暴な行為」というような言い方で、自分の振る舞いを正当化し女性を批判する男が時々いて、大変に疲れるという話 < ええと、男性だけじゃなく女性もいました。 > 槇村さとるの言葉を引用して書いている「セックスはとろとろに溶け合うもの」という表現に近いことは、自他の境が融解するような感覚として、セックスを語る時にしばしば言われているように思う。比較的多くの人(の中でも特に女性?)
ここ数日、あちこちで(といってもネットだけど)、 なりゆき上、性犯罪についての出前講座(?)をしてましたとさ。 さすがにちょっと疲れた。 その中でちょっと気になったこと。 「男の性欲をどうしてくれる!」 「あんたは男ってものをわかってない」 等々を、一部の“オトコ”な方々にさんざん言われました。 さらには「男は獣なのだ!(キリッ)」とさえも。…ああ既視感が。 で、こういうやりとりの中で、私はある重大な発見をしたのでした。 それは、 「男はこういうものなんだ」という人たち(男女問わない)は、 では女性はどういうものなのか、というのをわかってない。わかろうとしていない。 ひたすら「男とは」を説いてくるのみ。 自分の知っていることがすべて。 んでもって「わかってない女にわからせなくては!」という焦りがあるように感じる。 懲らしめてやらなきゃ、みたいな空気を感じる。 もちろん、こちら側の主張を聞こ
たとえばセクハラやパワハラ、モラハラなどは、ほとんど誰もが経験したり見聞きしているのではないだろうか。 ただ目の前でおきていないことを人から聞いた場合、内容が信じられないほどひどい場合、 どうしてそれほどひどいことがどうしておきるのか?大げさに言っているのではないのか? と思ったことがある人は多いのではないだろうか。 性暴力も、DVも、虐待も、戦慄するほどの内容ばかりだ。 正常な感覚を持っている人からすると、どうしてそんなにひどいことができるのだ? 歯止めとなるものはなかったのかと疑問を感じるのが当然の内容。 特に複数の人間が関わっている中で起きる暴力、黙殺される暴力には、そんなにも異常な人が、偶然、集まっているのはありえないのではないかと疑問を抱かれる。 そのために、はては被害者にこそ問題があるのだと思われたりもする。 それこそが加害者の狙っていることなのだ。 加害者の思うツボとならない
性分化疾患についての記事(毎日新聞)をメモ。 無知な自分を恥ずかしく思います。 性に関することを考えていると、避けては通れない問題。 言葉にならないくらい、たくさんのことを考えさせられました。 思うことはたくさんあるのですが、簡単に言葉にできない、そう思いました。 ただ、いろんな生き方が、いろんな人の存在が、差別や偏見なく、受け入れられるよう、社会のあり方を変えていくことが大切なのだと思います。 6回シリーズなので少し長いですが、ぜひ読んでください。 http://mainichi.jp/feature/sanko/news/20091115org00m040001000c.htmlから転載(魚拓) 境界を生きる 性分化疾患/ 1 診断「100%の正答ない」 男か女か。人生を左右する重大な決定が新生児医療の現場で揺らいでいる。染色体やホルモンの異常により、約2000人に1人の割合で発生する
NHK追跡!AtoZ 1/30(土)放送「問われる日本人の"言語力"」を見ました。 途中からだったのですが、印象に残ったことを少し。 性暴力がどうしてこんなにも多いのか、そしてあまりに社会の問題意識が乏しいのか、などを考えているのですが、 どうしても日本人の根本的な価値観というものがやはり絡んできます。 もちろん日本だけではないのですが、特に日本的だなとやはり思うことも以下の中にはあるのではないかと思っています。 いろいろな言葉で表現できるとは思いますが、 ・個人の意思を尊重しない ・多様性を認めない ・「権利を主張する」ことをよしとしない ・曖昧ですませる、なあなあですませるのが大好き ・「マジョリティが考えるであろうこと」にあわせた言動をすることを求められる ・「我慢は美徳」という考えが根強い ・過ちをすること、不完全であることを認めない そしてこれを支える背骨となっているのが、家父長
※フラッシュバックするかもしれない内容が含まれていますので、読む読まない含め、体調にご注意ください。 先日、フラッシュバックした、という趣旨の記事を書きました。 それから約一週間、外出するのが怖いというかおっくうになり、ほぼ家にいました。 その間、本来ならば出かけるはずだった人には、「体調が悪い」など連絡しました。 ほぼ唯一、被害のことを打ち明けている人には、正直に、ちょっと外出恐怖症になってますと伝えました。大げさに心配されずに受け止めてもらえるから、言いやすいです。 心の調子が悪い、というとき、実は真面目だったりする私は「体調が悪い」というのはいいづらかったのですが、 嘘じゃない、本当のことじゃない、とある方に強く言われてから、そうか、とようやく納得できたのでした。 ただでさえ自責感、罪悪感でいっぱいのときは、それすら言えずに、ひたすら頑張り続けて、とうとうひどい状態になってしまったこ
※フラッシュバックするかもしれない内容が含まれています。 一言でフラッシュバックといっても、被害の状況がリアルに再現されるようなものもあれば、 そのときの苦しい感情がわきあがる感情的フラッシュバック(この言葉は私は最近知った)、というものもある。 わたし自身のことにかぎっていえば、 フラッシュバックの内容も頻度も、さらにはそれによるダメージの大きさも、 被害からどのくらい経っているのかということと、 どういう状態なのか、状態がいいか悪いか、などでかなり違ってくるのだけれど。 わたし自身は加害者に付きまとわれている間、必然的に加害者のことをある程度知ることになってしまい。 さらには加害者親族に脅されたりなどする中で、そして裁判の中で、さらには裁判の後で。 そんなの知りたくねーよ、と言いたいくらい、むだに加害者についての情報を知る羽目になってしまった。 そのせいか、加害者を思い出させるようなき
マスコミでは殆ど取り上げられていないのですが、先月、公訴時効に関して性犯罪も対象にするよう、性暴力禁止法をつくろうネットワークが要望を出したそうです。 取り上げたのはNHKと東京新聞のみです。 「置き去りにされている犯罪被害者 ― 性犯罪被害者」のエントリで書いたように、 性犯罪を裁判員裁判の対象にする割には模擬裁判さえしていない状態で組み込み、そのわりには時効に関して全く置いてけぼりで、また置き去りになっているわけです。 心身にこれだけダメージを与える犯罪にも関わらず、とても適当な扱いで、重大事件として扱ってないのです。 公訴時効に関してはパブリックコメントも募集していたので、なんとか書いて出したかったのですが、 わたし自身、時効に関してうまく考えがまとまっていないのと、個人では名前電話住所等が必要なのと、時間的な制約や心身の不調もあり、ほんとうに残念ながら無理でした。 私の心身への影響
性暴力被害者むけに相談を行っているところは少ない。 他にもアクセスする可能性のある場所というのはあるのだけれど。 そういった人たちのレベルの低さにうんざりする。 かなりストレスフルだ。 被害者であることを特に言っていないのだが、他国のデータを「こんなに多いはずないよね」と平然と言っている人を見ると唖然とする。 内閣府のデータも見ていないのだろう。 そういった人は、言っては失礼だが、勝手なきめ付けで申し訳ないのだが、 セクシャルな対象とされて困った経験がないのだろうと思う人に多い。 そんなひどいことが起きているのか、という驚きは、現実をつきつけてもなお、否定したがる人が多い。 すぐとなりに被害者がいる。 その可能性にすら思い至らないのだ。 よほど「私は性被害にあっています」といおうかと思うことが何度もある。 だんだんと、世間の無関心、興味関心を持ちたくない人に、苛立ちを感じる。 性被害の事実
自分のゆずれないもの、相手のゆずれないもの。 両方を守ることは、簡単なようで、実はとても難しい。 痛みはその人のもの。 その人にしかわからないもの。 他人がその痛みの軽重を決めることはできない。、 他人が決めるとき、その人の痛みがその人の痛みでなくなり、ただの押し付けになってしまう。 怒りを感じることと、怒りを表現すること、ぶつけることは違う。 怒りは状況を変えたいという前向きなエネルギーであり、悪い感情ととらえる必要はない。 罪悪感を感じることもない。怒りを感じるのが当たり前の状況は、たくさんある。 そして、怒りの裏には、実は、悲しみ、不安、焦り、恐怖、寂しさ、などの感情が隠れていることが多い。 それを感じとれると私は少しは楽になるのだけれど、そんな余裕さえなく反応してしまうことがまだまだ多い。 反応ではなく、対応をする。 これはとても難しい。 人間ができていない私には、怒りをぶつけず相
ここしばらく、「じえい」論議に疲れて、他の記事がなかなか書けていなかったので、 少し自分のコントロールというかペースを取り戻す意味もかねて、 気になった報道についてエントリをあげておこうと思います。 知れば知るほど、つくづく、日本の司法制度は腐っていると思います。 日本は刑事訴訟システムの後進国と既に90年代に台湾に指摘されているのですが、本当にそのとおりです。 そして性犯罪が最も最悪です。 さらに言うと、そのおかしな法定義と判例を勉強してきた司法関係者が最も感覚が変です。 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091217ddm041040078000c.htmlより転載 (以下、強調は引用者による) 検証・裁判員制度:判決100件を超えて/1 更生できるの ◇「刑務所でどんな生活を」…裁判官「視察行ったことない」 ◇大半が刑務作業「教育時間、不十
夜道一人歩きにこだわる「自衛」は、もう既にしている、と何度も言っている。 そして、自衛を放棄するなんて誰も言っていない。 それなのに何故か、男性蔑視に結び付けて考えている人がいる。 ケモノと言っているのは、私たちではない。 なぜか被害妄想的に捉えているようだけれど。 そして、個人のブログでケモノという表現が出たことに怒りを抑えられないようだけれど、 女性は、あらゆる媒体、あらゆる表現で、人間扱いされていない現実は、全く考慮するつもりはないらしい。 そこに、彼らが許せないもの、守りたいものが透けて見えるように思う。 夜道一人歩きではなく、本当の現実、性犯罪の実態を示しても、それに対する反応はしない。 タクシーの運転手に乗客女性が強制わいせつをされた事件では、どう自衛するのか訊いても反応はなかった。 答える答えないは自由だが、自分の都合の悪いところには答えないというつもりなのかと邪推してしまう
自分がしたこともないのに、「こうしろ、ああした方がいい」と言う。 言うのはかまわないけど、全く無意味な、「もう既にしています」程度のことしか言えない、 もしくは「非現実的」というようなことしか言えない。 特別、なにか目新しい、効果的な方法をあげることもできていないのに。 「何十年もやってきたので、もうそれは知ってます。それだけでは無理です。防げません。」 と、意味がないよ、と言っているのに。 それをやったこともない人が、「無意味じゃない」って。 何の根拠があって、意味がある、と断言できるのだろう。 だって、自分がしてきたことでもないのに。 防犯や武道のプロでもないのに。 こっちの状況をわかってもいない、わかろうともしないのに、 “ボクが考えた「自衛」の方法”に賛同しろ、と言われても、無理な話。 100人のうち1人救えばいい、って言っているけど、 誰でも思いつくようなことで、救えるわけない。
■Narusaseの日記 -ハニポってどうよ?(仮)-「男性蔑視と差別の話」 ■オタク入門中ブログ「自衛を主張することの是非」 のブログ主様に質問をします。 たぶん、お二人は、本気で強姦神話を信じているのだと思うのですが、いかがでしょうか。 夜道、一人歩き、見知らぬ人による犯行。 「挑発的」な服装をした被害者が狙われる。 加害者は、性欲が異常な、ごく限られた小数の人間。 ほんの出来心で、“つい”かっとなって性欲が抑えられずに犯行に及ぶ。 よって、彼らの性欲を刺激しないようにすればいい。 と思っているのではないですか? 前のエントリ「狙われたら最後」でも書いたのですが、本当に、狙われたら最後、逃れようがないのです。 そして、「日本の性犯罪はあまりに多く、ただ隠蔽されているだけです。」でも書いたとおり、性犯罪は顔見知りによる犯行が圧倒的です。 「挑発的」な服装をした人が狙われるわけではないです
男性性被害者の、HEART様からメッセージを頂きました。 ご本人の許可をいただき、こちらに掲載させていただきます。 男性性被害は、実はとても身近なものです。女性だけが性被害にあうわけではありません。 性犯罪の被害者として認識されている女性も、依然として根強い世間の無理解と偏見により、被害を受けた後も、二次被害、三次被害と苦しむことになります。 男性は被害者として認識されてさえいません。 日本では、強かん罪は、男性には適用されないのです。 そのため、女性以上に、様々な偏見があります。 理解してもらうには、とても高いハードルがいくつもあります。 女性の性被害も「そんなに多いはずはない」と言う声をあちこちで聞きます。 ですが、そういう人に、あまりに辛すぎる思いを、誰が打ち明けようと思うでしょうか。 黙って横にいるだけです。サバイバーはとても敏感です。 実態を知らない、もしくは知りたくない、という
「日本は性犯罪が少ない」と思われている方々へ。 少ないどころか、あまりに多く、そしていろいろな事情で隠されているということを、どうか知ってください。 性犯罪が少ない、という根拠として、警察の認知件数を見ていらっしゃることと思います。 ですが、警察は基本的に「強姦神話」とおりのものしか事件として扱いません。 つまり、見知らぬ人による、夜道や自宅侵入、というケースです。 対して、相談機関に寄せられる相談(つまり安心して相談できるところ)では、7割から9割が顔見知りによる犯行です。 内閣府の調査結果がこれを反映しています。他国の事情と何ら変わりはないです。 H18年 http://www.gender.go.jp/dv/pdf060424/h18report2-5.pdf H21年 http://www.gender.go.jp/e-vaw/chousa/images/pdf/h21report
さんざんと二次被害三次被害にあった者としては、考えざるを得なかったこと。 「どうしてそういうことを言うのだろう」 「どうしてそういう態度をするのだろう」と。 (ひどいPTSDなどさまざまな身体的精神的症状で悩まされている上に、 自責感と罪悪感でいっぱいで苦しくて辛くてたまらなかったのだが、 それにおいうちをかけるのが、二次加害三次加害をする人たちの心無い言動だった。) 結局、人は差別したがる生き物なのだ、と当時の私は悲しい結論を出した。 異質なものを排除したがるのだ、と。 理由を無理にでも探し出し、レッテルを貼ることで、「あの人はこうこうだからこうなった」とする。 そしてその裏には「自分は大丈夫」と安心したい気持ちが大きく潜んでいるのだろう。 弱っているときには、その弱っている状態をすら理由にされることもある。 だが、ダメージを受けると弱った状態になるのは当たり前のことではないだろうか。
いっそ、ミニスカポリスを本当につくればいいと思うよ!(やけくそ) 夜にミニスカートの女性が歩いてたら、 電灯に吸い寄せられる蛾のように、しゅしゅしゅーーーって吸い寄せられるんでしょ? 抑えられない欲情(劣情って言うんだったっけ、司法用語)でもって、襲い掛かるんでしょ? 逮捕しちゃうぞ、って言ってくれるかもよ。(なんか昔はやった気がする) でも本当に即、逮捕されるのわかってるなら、やらないわけでしょ? つまり抑えられないんじゃなくって、抑えたくないだけじゃん。 <熊さんたち>※順次追加予定 ■オタク入門中ブログ■ 誹謗の中に真意を隠す。それが活動家。 http://blog.livedoor.jp/entertheotaku/archives/51705869.html ■狐の王国■ 自己責任云々の前に正しい知識を共有するべき http://d.hatena.ne.jp/KoshianX/2
■オタク入門中ブログ■ 「性犯罪的な意味のミニスカート論争はうんざり。」http://blog.livedoor.jp/entertheotaku/archives/51696237.html からトラックバックをいただいた。 全く読めてないし、都合の悪い事実は「仮説」として、 「真偽のほどは」なんてアホなことを言っている。 付き合ってられん。 性犯罪者の心理は、DV加害者と同じ。既にわかってきている。 結果としてね。 まだこんなこと言ってるし。 日本の性犯罪発生率が低いのは 日本の性犯罪発生率は低くありません。 法定義が、まず変。 夫婦間レイプと男性の性被害が含まれないのだから。 ここでバババーンと他国と差が出るのだよ。 それに、被害後すぐに駆け込める専門機関がないのも、日本だけだ。ここでも大きく差は開く。 韓国も台湾もあるのだよ。女性と子どもの問題に関しては日本は超後進国。 男性性被害
何度か過去記事で言及したのだけれど、 現状、レイプクライシスセンター(ワンストップセンター)がない日本では、 被害後、警察に病院に連れて行ってもらわないと、適切なケアが受けられない。 なぜなら、警察しか、レイプキット(証拠保全などに使うもの)を持っていないからだ。 適切なケアというのは、治療、証拠採取、緊急避妊など、ごくごく当たり前のこと。 (緊急避妊は警察によっては自分で後で行ってくれ、ということにもなっているようで問題) そして、警察に連絡しても、その場ですぐに告訴の意思を明確にしないと、病院にも連れて行ってもらえない。 怪我をした人をそのまま放置することはないくせに、 どうして性犯罪はそういう扱いをするのか、悲しい。 あくまで噂にすぎないが、 公費で緊急避妊ができるということで、女性が嘘をついて警察に連絡することがあるから、と警察は考えている、ということを、あちこちで、複数の方から聞
11/25 水曜日、産経新聞の「オピニオン」という記事で、曽野綾子氏がとんでもないことを発言しています。 文章全体が、あまりに非論理的で、つっこみどころが満載なのですが、 曽野綾子氏、ノック事件から10年、全く認識が変わっていないようです。 ノック事件のときは、被害者の女性が 「すぐにその場で」「キャーッと大声で」「叫ばなかった」ことを平然と非難し中傷していました。 共感能力もなく、そういった経験のない女性にはわからないのでしょう。 実際には声も出ないほど驚愕し恐怖を感じるということが。 この記事、読めば読むほど、非論理的です。 一瞬、認知症の前兆なのだろうかと本気で考えたくらいです。 問題の記事はこちら→http://livedoor.blogimg.jp/teranews/imgs/f/2/f20c16eb.jpg 産経新聞 オピニオン 「用心するということ」 曽野綾子の透明な歳月の光
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『「あなたは悪くない」別館』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く