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Ingressが今年10周年を迎えました。 それに伴い、Advent Calendar へのお誘いをいただいたので、この場を借りて個人的に思い出深い記憶を振り返ってみたいと思います。 近年エージェントになった方は、かつてはそんなこともあったのか、と楽しんでいただけたらと思います。 僕目線なのですべてはカバーできていませんが、お許しください。 僕がNianticにデザイナーとして加わったのは2013年。 東京、六本木のミートアップ Ingressはベータテスト終了に向けて動いている頃でした。当時、日本人は僕一人。日本のユーザーの声を直接聞こうと日本に飛び、最初に主催したミートアップイベントは2013年、大阪と六本木でした。緑と青のカクテルを作ってもらい、ジョンが自分で撮影したビデオメッセージを持参していったんです。こんなビデオでした。先日、あまりの懐かしさにジョンにこのビデオを見せたら、「W
10月13日は「National Day for Failure 失敗を讃える日」だったらしい。エジソンは「私は失敗していない。うまくいかない方法を1万通り見つけただけだ」という言葉を残したそうですが、本当にうまくいかないかどうかは試してみないとわからないわけですから、うまくいかないことを恐れずにとにかく色々やってみることが、先へとつながるわけですね。僕も最近でも、散々、うまくいかないことを重ねています。すぐに思い浮かぶのは、ビデオ会議改善に向けた自由工作の数々。せっかく失敗を祝う日なので、うまくいかなかったこと、うまくいったことをここで共有しようと思います。 ひとつめは、自分の話す声を消しながら話すこと。僕は家でビデオ会議しているとき、時差の関係で深夜になったり、早朝になったりします。自宅は寝室とリビングしかなく、隣の部屋では家族が寝ているので、起こさないように気を使います。オンライン飲
先日ビデオ会議で、カメラのレンズに向かって話している自分に気づきました。 自分を映しているレンズは画面の端にあるので、画面の中心にいる相手を見ていると、視線が微妙にずれてしまいます。それよりは、相手の目を見たほうが、思いがより伝わる、と考えたわけです。ビデオ会議で相手の目をまっすぐ見て伝えようと思ったら、レンズを見て話すしかない。でもそうすると肝心の相手の顔は視界の端、見えにくくなってしまいます。相手の顔や反応を無視して、レンズに向かって話している姿は、ちょっと本末転倒です。かといって、画面の相手の顔を見れば、やっぱり視線は合いません。まあ、そんなのどうでもいいか、とも思いつつ、でも、なにかいい方法ないかな、と考えました。 この課題、調べてみると様々な解決方法がすでに模索されています。今回はその中から、ハーフミラーを使う方法にしました。ハーフミラーはマジックミラーのようなもので、販売される
ニュージーランドのレベル16エージェント、Gavin さんから、こんなポストがありました。彼の、挑戦について。 グッと来たので、訳してみました。 原文: A different spin on Sojourner Sojourner メダルの違う側面 Soujounerには、登場して以来たくさんのコメントがあった。ほとんどはこのメダルのネガティブな面への批判だ。このポストはそれに関して話すためのものじゃない。 僕はイングレスとうつ病に関して、そして、Sojourner がうつ病に苦しむ僕達にどれだけポジティブな挑戦を創るかを話したい。 結構多くの人が僕がどれだけガチか知っているだろう。あまり知られていないのは多分、うつ病とつきあっている人と同様、僕のプレイの仕方は精神状態にだいぶ左右されることだ。いい気分の時は、どんどん外に出てプレイするし、特に運動するといった振る舞いそのものが、よりよい
昨年発表されましたが、Ingressが、第18回メディア芸術祭でエンターテイメント部門「大賞」を授賞しました。 来週2月3日、文化庁メディア芸術祭の贈呈式に、僕と、UX/アートディレクターのデニス・ホワン(Dennis Hwang) が来日して登壇します。 デニスと一緒に日本で登壇できることは、実は僕にとってとても感慨深いです。Niantic Labsに誘ってくれたのがそもそも彼なのですが、それだけではありません。8年前、僕がGoogleに入った時の面接の最後に出てきたのが彼でした。そして、最初のマネージャーになりました。 デニスは、祝日にホームページを飾る、Googleホリデーロゴ(Doodle)を、2000年から2007年あたりまで、ほとんどたった一人で描いてきた人物です。彼の作品は、シンプルな中にも温かさがあって、人をほっとさせるようなところがあります。 遊び心たっぷりのグーグルロゴ
このポストは、アーティファクト・ゲーム の続きです。ぜひそちらを先にお読みください 地球の裏側から、様々な国の国境を超え、リンクをつないで地球を半周させ、アーティファクトを日本まで運ぶことはできるでしょうか。 今回、世界中に出現した40のアーティファクトの目的地となるポータルは、レジスタンスはオーストラリアのシドニー、エンライテンドは日本の兵庫・西宮にある「アサリガイ(Clam Shell)」に現れました。日本のエンライテンドは、世界から集まるアーティファクトの受け入れを目指します。しかし、その道のりは平坦ではありませんでした。 ここでは、日本に上陸したアーティファクトの一つ#9を巡る、大阪湾攻防戦の様子を、エージェントからのレポートを通して、伝えたいと思います。 アーティファクト#9の旅は、日本から見て地球の裏側、チリの南部から始まりました。現地のエンライテンドエージェントはこれを国外、
大玉転がしを世界中の人でおこなったら。 人類は文化や言語の壁を超えて協力し、国境や海を超えて、香港からサンフランシスコまで玉を運ぶことはできるでしょうか。 Ingressをさらなるステージへと運ぶメカニズムとして「アーティファクト」があります。世界中にバーチャルなオブジェクトを落とし、これを運ぶ、世界を股にかけた「大玉転がし」のようなものです。2つの陣営はどこにこのオブジェクトがあるかを探し、リンクをつないで、世界のどこかにある目的地へと運びます。 国境をまたぐ移動を実現するためには、街の中だけでなく、国を超えたコミュニケーションが要求されます。 2013年末、世界各地に13のオブジェクトが発生しました。この時の勝利条件は、レジスタンスはこれをアルゼンチンのブエノスアイレスへ運ぶこと。エンライテンドはアメリカのサンフランシスコへ運ぶこと。それも1ヶ月以内に。 この時、日本を通過したオブジェ
8月9日、16カ国、160名以上のエージェントが協力してアジアの海を超巨大フィールドで覆ったオペレーション・マタハリ。国際間の緊張が高まるアジアにおいても、イングレスが違った国籍、文化、言語の人々を共につなげたこのオペレーションのレポートを日本語訳しました。 原文 https://plus.google.com/u/0/+MathewFogg/posts/8p1QiW6q5pe ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー Mathew Fogg の投稿 オペレーション・マタハリ 日時:2014年8月9日 MUカウント:6億5970万1766 8月9日に、台北、クアラルンプール、香港で行われたアノマリー(世界各地で行われる特別イベント)と時を同じくして、多数の国と大陸のエージェントたちが、東南アジアの大部分を覆うためのオペレーション、マタハリを実行した。参加したエージェントは、大韓民国、台湾、
先日、アジアの国境を超えるフィールドのことを書きましたが、今年7月に、イスラエルとレバノンのエージェントが実行した作戦は、激しい紛争を経た国同志の人々が協力して、その国境を超えるフィールドを作り上げるという感動的なものでした。レジスタンスの「フレーミングソード(炎の剣)」作戦が先行し、エンライテンドの「アークライト(孤光)」作戦が続きました。どちらも素晴らしいのですが、ここでは後者を成功させたIdan ZeiermanのG+でのポストを日本語で紹介しようと思います。 アークライト作戦 僕達がイスラエルでイングレスをプレイし始めた時、夢ができた。その夢は、金持ちになりたいとか、有名になりたいとか、飛ぶ能力だったり、無敵になりたい、とかだったりもしたけれど、もうひとつあった。それは、国を超えるフィールドを作ることだ。 イスラエルのプレイヤーにとって、それはちょっと問題だ。僕達の周りの国は、イス
「IQはもう古い。グーグルの5つの採用基準」なる記事を読んだ。タイトルはともかく内容はちゃんとしている。これを読んで思ったのは、『「●●の5つの●●」とかって、やってみたかったんだよなぁ!』ということだった。(ラズロ、ごめん) 僕も、Googleにもう7年も勤めてしまった。アジア太平洋のチームマネージャー、そしてグローバルマネージャーとして、日本でも米国本社でもたくさんの面接をし、現場で判断をしてきたので、それなりに思う所はあるのだ。 そう。 だから、ここに自分なりの5つの基準を書いておこう。過去数年、周囲のすごい同僚を見ながら、見つけた5つのポイントだ。 面接時にこの5つを兼ね備えていたら、少なくとも僕は"must hire"にするだろう。(僕以外の面接官がどう判断するかは保証しないが) 1. 裸足の人 間違いない。自分の周囲で、オフィスで裸足になってる人(年中サンダルも含む)は問答無用
Niantic Labs ではいくつかのプロジェクトが同時進行しています。現時点で公開されているのは、すでに紹介した「Ingress」、そして「Field Trip」です。 Field Tripは、日本語で言うと「遠足」。子供の頃わくわくした、あの遠足を、もう一度してみませんか?というアプリです。 Field Trip を入れたスマートフォンを持って街を歩くと、様々な名所や建物の歴史や物語を、側を通るだけで自動的に表示してくれます。エキスパートが選んだおいしいお店の情報なども表示されるので、おやつの心配もいりません。 Google Glassにも対応していて、一部ではGlassのキラーアプリとも言われています。 最新ニュースを知らされるのはいつも楽しいものだが、Field Tripによる身の回りの気のきいた物事に関する通知と、Glassの内蔵ナビゲーションツールを組み合わせれば、ずっと面白
仕事場にはいろんなものが滲み出る。社風や性格だったり、価値観や、時には人生そのもの。 Googleは、仕事場には寛容な社風で知られている。ナンダこれは、というセッティングの人も多い。でかいピタゴラ装置が机の半分をしめている人もいた。犬がいる。それも何匹も。 まあ、こういう人も確かにいる 僕も色々とやってきた。実践的なものも、ウケ狙いで全然生産性が上がらないセッティングもあった。ここらでまとめておこうと思う。参考になれば幸いだ。なるか疑問もあるが…まあ、やってみてから考えよう。 まず、Googleに入った時はこんな感じ。 入ったばかりの時はまだ物も少ない ラップトップをセカンドディスプレイに使う。わりとよく見かけるセッティングだ。引っこ抜けばそのまますぐに会議へ行けるのもいい。Marwareのパームレストシートがお気に入りだった。湾曲したAppleキーボードがなんか懐かしい…。ちなみにペンタ
ツイッターでこんなつぶやきがあった。 - ingressの一周年記念日だったので、世界中で巨大フィールドやLV8ポータルが大量に作られました 日本でも台湾や中国に向かってフィールドが貼られました これが見たかったと思っていたので、感動した。 今までも、世界中の人が参加するオンラインゲームはあるが、舞台は空想上の世界であることがほとんどで、現実世界との違いを楽しむ人が多い。 Ingressは、現実のマップを使っているので、嫌でも自分がどこの国のどこに今いるかを意識させられる。だが、Ingressで重要なのは国ではなく、自分がどちらの組織に属しているかだ。それは、自分の立っている場所を意識させつつも、世界を、青と緑に、再編成する。 世界にはこれから、国という概念をもう一度考えなおす時が来る。大事なのはその時、経済的な理由や政治的な理由ではなく、人々の考え方がどんなふうになっているかだ。 なんだ
前回、ベータアウト発表のタイミングに合わせてNianticへの移籍を発表してから、ねとらぼさんなど、メディアに取り上げていただいたこともあって、Ingressの日本人口が急増しました。どれくらいかというと、エージェント人口の国別ランキングで、スイス、チェコ、メキシコ、オランダを一気に抜いて20強入り。すごいです。以前からプレーしてくれているベテランは、変化を感じてくれているのではないでしょうか。ツイートを見る限り、すごく喜んでもらえてもいるようです。 @_Re_F: ingress はじめたんだけどなんかめっちゃすごい http://yfrog.com/obt36ep @kitano_denki Ingress: 、人が増えてドキドキする。 @w_shon: みんなIngressしてるー。いいなー。 @nyorogama: 電車乗りながらingressするの滅茶苦茶面白いわこれ @e
Ingressが今年10周年を迎えました。 それに伴い、Advent Calendar へのお誘いをいただいたので、この場を借りて個人的に思い出深い記憶を振り返ってみたいと思います。 近年エージェントになった方は、かつてはそんなこともあったのか、と楽しんでいただけたらと思います。 僕目線なのですべてはカバーできていませんが、お許しください。 僕がNianticにデザイナーとして加わったのは2013年。 Ingressはベータテスト終了に向けて動いている頃でした。当時、日本人は僕一人。日本のユーザーの声を直接聞こうと日本に飛び、最初に主催したミートアップイベントは2013年、大阪と六本木でした。緑と青のカクテルを作ってもらい、ジョンが自分で撮影したビデオメッセージを持参していったんです。こんなビデオでした。先日、あまりの懐かしさにジョンにこのビデオを見せたら、「Who’s that guy.
報告が遅れましたが、しばらく前にGoogleの社内スタートアップ Niantic Labs に移籍しました。Niantic Labsは、Xみたいな小さい謎組織です。John Hanke 率いるKeyhole(現在のGoogle Earth) 創業メンバーや、Googleホリデーロゴの最初のデザイナーDennis Hwangなど凄腕揃いの中で、初心に戻って毎日励んでいます。日本人は僕一人です。 さて、Niantic Labsが作っている拡張現実ゲーム「イングレス」のベータテストが昨日終了し、正式版への移行が発表されました。 イングレスは、簡単に言うと、人類を青組と緑組にわけて、地球規模の陣取り合戦を繰り広げるゲームです。ただし、自分たちの陣地を広げるには、自分が実際に動いて、「ポータル」と呼ばれる場所までいかなくてはなりません。外に出て、動く。 ほぼ一年前にベータ版がローンチしたイングレスは
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