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ご無沙汰しております。 東欧旅行の旅行記を早々に中断して三ヶ月あまり。一体なにをしていたのかと申しますと、アメリカ旅行に行ったり、お引越しをしたり、結婚したり、会社勤めを始めたりしていました。 あまりにビッグイベントが続いたためにブログを書く時間を取れずにいたのですが、徐々に生活も落ち着いてまいりましたので、ゆっくりと更新していければと思います。 伊勢丹新宿店でデパ地下巡り さて、気がつけば六月になっておりました。 私の実家では、「これを食べないと夏が来ない」と言われているお菓子がふたつございます。ひとつは『仙太郎』さんの「みなづき」。もうひとつは『老松』さんの「夏柑糖」です。 なんとか東京でもいただけないものかと思っていた折、どちらのお店も『伊勢丹新宿店』にあるとの情報を目にしまして、早速行ってまいりました。 まずはお目当て、『仙太郎』さんの「みなづき」。「抹茶」では柔らかなお抹茶の香り
前回の続きです。 二回目の機内食は現地時間の4時前に出てきました。 どれも馴染み深い、お出汁の効いた味つけでほっこり。上手に炊かれた日本米の上には、ゆかりが振りかけてありました。 夜明け前の街の広大さと電飾の明るさに慄きつつ、イスタンブールに到着したのは5時過ぎでした。 出国前のエリアに「BUY YOUR HOME NOW」の看板を掲げているお店を発見。 文字通り、不動産屋さんでした。ここで家を買っちゃう方がいるのですね! 伝統菓子の朝ごはん 到着時の外気温は4℃。吐く息が真っ白になるような寒さです。 トルコは日本より温かいと思っていたので、今回の旅の準備をするにあたり、こちらの気候を調べて驚きました。まさか京都より寒いなんて! 空港からはタクシーでホテルに直行して、荷物を預けました。 近くの24時間営業のカフェで、ツアー開始までの時間を潰します。 注文したのは、インスタで見かけて気になっ
今日から二週間の東欧旅行。今はトルクメニスタン上空でこれを書いています。 目的地の現地時間は夜中の2時です。本当は寝た方がよいのでしょうけれど、機内で長時間寝るのがこんなに難しいなんて!どうにも寝られず、旅行記を書き始めることにしました。 乗っているのは22時半発の関空発・イスタンブール行き。フライトの時間までは体を休めるべく、実家でゆっくり過ごしました。 甘味尽くしのおうち時間 昨日宇治まで行って買ってきた『たまき亭』のパンの残りがあったので、朝から堪能。 二日目といえど、流石はたまきさん。いつものお気に入りは勿論のこと、お久しぶりの「こげぱん」(ラスク)がザクジュワで、とても美味しかったです。 お昼過ぎには友人が来てくれました。持ってきてくれたのは、バレンタインに一緒に選んだ『JAPAN JUICE』さんの「アラカルト」。24種類もの柑橘からオランジェットを作っておられるシリーズです。
京都のおだんご屋さんといえば、母が時折していた思い出話がありました。 「祇園にね、夜しかやってないおだんご屋さんがあるの。 子供の頃、そこが開いてる時間に前を通ると、お団子を買ってもらえたの。 焼きたてをその場で食べるのが、それはそれは美味しかった。 あれを死ぬまでにもう一度食べられたら。」 まるで都市伝説のようなこのお店が今も現役であることを知ったのは、つい最近のことでした。 なんとなしにGoogle mapを見ていたある日、見つけたのです。 これは、もしかして? 「22 時–24時」という、なにかの間違いのような営業時間。 これこそが母の話していた「夜しかやってないおだんご屋さん」ではないか。 確かめたいと思いつつも、そんな時間に祇園にいることなんて滅多にありません。 さらに、夜なら開いているとも限らないのです。 この年季の入り方、ますます怪しい 昨年訪れた際には、「本日は休ませて戴き
気がつけば一月も半ば。時の流れの速さに驚くばかりです。 お正月気分も薄れつつありますが、滑り込みで迎春のお菓子のご紹介をさせていただきます。 お正月太り防止に狸谷山へ 時は遡って一月二日。朝からお雑煮とおせちをいただいてお腹いっぱい。 考えてみれば大晦日も元日も食べてばかりで、全く体を動かしていません。「これではいけない!」と、家族でウォーキングに出かけました。 目指すは「狸谷山不動院」。最近健康に気を遣っている両親の、定番のハイキングコースです。 ここから登山スタート 狸谷山のふもとに着いた段階で、既に疲れを感じていましたが、ここからが本番です。 年始はお雑煮が大人気の『一乗寺中谷』さん 振り返れば京都の街が見下ろせます 黙々と登ること二十分強。 かなりの急勾配に息を切らしつつも、なんとかお寺の入り口まで辿り着きました。 信楽焼の狸たちがかわいい 小休憩を挟み、ここからは名物の階段です。
あけましておめでとうございます。 おかげさまで穏やかに新年を迎えることができました。 昨年から変わり映えしなくて恐縮ですが、年末年始にいただいたものを日記形式で残しておこうと思います。 2024年12月30日 出町の商店街に出かけた両親が、昨年に引き続き、『出町ふたば』さんの「小餅」と「豆餅」を買ってきてくれました。 小餅と「横におったら、連れて帰るしかないでしょう」の豆餅 ちょうど忘年会に出かけるところでしたが、「美味しいうちに食べたい」欲に負けて、いただいてしまいました。『ふたば』さんの豆餅はそりゃあ美味しかったです。 夜は女子会で大したものが食べられなかったので、意外と助かりました。 2024年12月31日 大晦日は、抜群に美味しいお餅をお作りになる『志野』さんへ。 大原までドライブ こちらも昨年に引き続き、お正月用の「白餅」を購入。 大きすぎて迫力がある「杵つき 白餅」 「志野自家
今年最後の記事は、先日渋谷でゲットした、とっても可愛らしい焼き菓子のご紹介です。 ことの発端は今年二月。 www.hw-frankie.com こちらの記事でご紹介されている「チーズケーキフォンデュ」があまりにも美味しそうで、渋谷の『TiMi』さんに向かいました。 銀座線から #渋谷マークシティ への方向が分からずウロウロ、一階に降りられずウロウロ、イーストかウエストか分からずまたウロウロ。やっと辿り着いた #TiMi ではお目当てが売り切れで悲嘆に暮れました。 代わりに、これまた憧れの #bricolagebread さんのパンをゲット。京都に戻ったらいただきます! pic.twitter.com/jH4Lo2XlNd — ルコ (@B5Y2q) 2024年2月14日 迷いに迷って辿りついたら、お目当ては売り切れ。それ以来、再訪の機会を伺っていました。 楊國福マーラータン 渋谷店 (YA
先日、アンコナンの記事を書いたときに、気づいたことがあります。 それは、「インド料理屋さんのナン = パンの一種」ということ。 アンコナンがあんぱんのお味になるのなら、チーズナンはチーズの入ったパンとして扱えるはず。その発想を元に、「第二回 チーズナンに合うもの選手権」を企画しました。 開催概要 本大会に出場したチーズナンは全部で4枚・24切れ。 前回同様、近所のインドカレー屋さん『マハカレー』のものです。 素材が良いのか生地がお上手なのか、ここのチーズナンは異様に美味しく、お客さんのほとんどが「チーズナンセット」を注文するほど。 毎回撮っているわけでもないのに、カメラロールの写真を集めただけでGoogleレビューの画像欄みたいになってビビりました その中毒性に抗えず通い詰めた後、「こんな食生活をしていてはいけない!」と一念発起して企画したのが前回大会でした。 全ては『マハ』のチーズナンが
子供のころの大好物というのは、大人になっても存外変わらないものです。 昔から、我が家のおやつには和菓子が頻繁に登場しました。『仙太郎』さんのおはぎや、『ふたば』さんの豆餅、『満月』さんの阿闍梨餅など定番がいくつかある中で、一際、幼い私を大喜びさせたものがあります。 それは『美玉屋』さんの「黒みつだんご」。 黒蜜味の葛をまとったお団子に、これでもかときな粉をまぶした、素朴なお菓子。 二十余年に渡って私を魅了し続ける、プルプルもちもちの甘味を、本日はご紹介いたします。 御菓子司 美玉屋 先日、なんだか無性に「黒みつだんご」が食べたくなり、ほとんど通学路といってもよい場所にある『美玉屋』さんに立ち寄りました。 午前中に売り切れることも多いお品です。残っていることを祈りながら覗いてみますと、ありました! ラスト一点! 何か季節のお菓子も購入しようと店内を見回して、可愛らしい巾着包みに目が留まりまし
前編はこちら 夕方、高台寺にて再集合。 お会いするなり、彼女は銀閣寺をおすすめしたことへの感謝を伝えてくれました。 「メインの建物はもちろん、高台からの眺めが最高だったわ!」 仰る通り、銀閣寺のお庭は見事でして、歩いていると自然と心が洗われるような、静かな魅力があるのです。その良さを分かっていただけて何よりでした。 鷲峰山 高台寺 高台寺の開創は1606年。豊臣秀吉の妻、北政所ねね様が秀吉公の菩提を弔うために建てたとされています。 日の暮れ始めた境内 通常なら閉門しているお時間ですが、今の時期は問題ありません。「秋の夜間特別拝観」をしておられるからです。 www.kodaiji.com 一番の見どころは、枯山水の庭園で行われるプロジェクションマッピングだとか。 早速伺いました。 今年のテーマは「祈り」 お庭いっぱいに映し出される鮮やかな映像と、まるで映画のBGMのような、ドラマチックな現代
先日、七年来のアメリカ人の友人から連絡がありました。 「僕のイタリア人の友人が、もうすぐ京都に行くんだ。彼女に会ってみないか?すごく楽しい人だし、博士号を持った科学者でもあるから、きっと気が合うと思うよ!」 「ぜひ!」とお返事したところ、彼女のインスタグラムのアカウントを教えてくれました。 そこからは直接のやり取りを開始。行きたいところをお聞きして、翌朝九時に金閣寺で待ち合わせることになりました。 お互いの姿をインスタで見ていたため、スムーズに顔合わせができました。軽く自己紹介をしつつ金閣寺へ。 出国の二日前に突然「日本に行こう」と思い立ち、航空券をとったと話す彼女。パワフルで明るくて、なるほど「楽しい人」という表現がぴったりです! 博士号をお持ちなだけあって、とっても好奇心旺盛。日本の宗教や文化について、また私のキャリアや生活のことなど様々質問してくださるので、会話が途切れることはありま
ラーメンほど好みの分かれる食べ物を、私は他に存じ上げません。 スープ、麺、トッピング ―全てがお店によって千差万別。「ラーメン」と一括りに呼ぶことが憚られるほど、多様な個性が認められ、愛されていると感じます。 そのため、「京都でおすすめのラーメンを教えてよ」と言われますと、いつも答えに窮してしまいます。 例えるなら、「おすすめの曲」を尋ねられるようなもの。 私はデフ・レパードの "Pour Some Sugar on Me" が大好きですけれど、これが老若男女万人に愛されるとは思っておりませんし、私自身 「24時間365日この曲を聞いていたい!」というわけでもありません。 ただ、時折無性に「心が欲している」と感じ、味わうたびに「そう、これこれ」となる。 それこそが好きなラーメンであり、好きな曲であるように思います。それを他人様におすすめしたところで何になるというのでしょう。 たとえそうだと
先日、東京に住む伯父をお招きしました。 その際のお土産にリクエストさせていただいたのは、『慶希処みおや』さんのパウンドケーキです。 『みおや』さんの本店は飯田橋ですが、東京駅直結の丸ビルにも入っておられます。以前から気になっていたものの、自宅用にするには躊躇われるお値段ゆえ、挑戦できていなかったお店でした。 私が「これは!!」となったのは、こちらのケーキの生地のベースにはお芋が使われていると知ったため。 生地には「幻の蜜芋」と呼ばれる安納芋をたっぷりと練り込んであります。(中略)この蜜芋の自然で優しい甘味が、食べるとお口のなかいっぱいにひろがります。 引用:慶希処みおや(けいきどころみおや)オンラインショップ 芋栗かぼちゃに目がない私。中でも一番好きなのがお芋なのです! 「大変お高くて恐縮なのですが、一度味わってみたいのです」と申しまして、買ってきていただきました。 慶希処みおや ハーフサ
人生の三分の一近くを過ごした学生街には、思い入れ深いお店が数多くあります。 中でもよく行くのが、『ラジュ』というインドカレー屋さん。こちらの「アンコナン」がなかなか面白い一品でしたので、ご紹介させていただきます。 インド料理RAJU 百万遍店 百万遍にまだサイゼリヤもドラッグユタカも無かった時代からの行きつけ すぐ近くの『アジアンキッチン サロマーン』もメニューは同じ この二軒をどちらも「ラジュ」と呼んでおり、全く区別していません。 店舗によるお味の違いよりも、同一店舗でのブレの方が大きいように思います。塩気や辛さ、ナンの焼き加減など、日によってまあまあ異なりますが、いつでもちゃんと美味しいので問題ありません。ときどき、感動するくらい美味しいことがある、というだけです。 私のお気に入りは「ラムチョップマサラ」。 トマトがバチバチに効いたカレーに、骨付きの柔らかなラム肉が入っており、大学近辺
「京都旅行の締めくくりに京都駅でお夕飯を買うとしたら、どこの何がいいかしら」 このように尋ねられたとして、少し前の私ならどう答えたでしょうか。 『551蓬莱』の豚まん? www.551horai.co.jp 圧倒的な美味しさとコストパフォーマンスを誇る、関西人のソウルフード。 バスに乗った瞬間みんなが振り返るほどの「蓬莱の匂い」の強烈さに目を瞑れば、これ以上のものはないかもしれません。 『紫野和久傳』さんのお弁当? shop.wakuden.kyoto 四季折々のおかずやお寿司はどれも間違いない美味しさですし、「ローストビーフちらし寿し」は、付け合わせの奈良漬がオツで楽しい一折です。 同世代には少々勧めづらいお値段設定が玉に瑕でしょうか。 『三嶋亭』さんのすき焼弁当、『一の傳』さんの西京漬け(これはご帰宅後に焼かねばなりません)など、選択肢は数あれど。 『伊勢丹』さんに老舗寿司専門店『いづ
あんこの挟まれた、珍しいお煎餅「あんこ天米」。 こちらを知ったきっかけは、いつも美味しいお菓子をご紹介してくださる Frankie (id:frankie17) 様のポストでした。 富士見堂さんのあんこ天米が人気なのは、あのザラザラとした独特食感の甘いあんこが癖になるのか、ガリっと香ばしいお煎餅の美味しさからか、はたまた両者のマリアージュにより引き出される旨みゆえか。。。 いまだにわかないのだけれど、なぜか後を引き次々と食べたくなる不思議なお煎餅🍘 pic.twitter.com/rDmDbXpsMI — Frankie (@Frankie_tokyo) 2024年9月24日 Frankie様によれば、「どこの店舗も早い時間に売り切れてしまう」とのこと。 www.hw-frankie.com まずはリサーチのため、東京駅に着いたその足でお店に向かいました。 富士見堂 グランスタ東京店 伺
【2024年8月広島旅行|目次】 広島旅行記1 平和記念公園とお好み村 - ルコの甘味日記 広島旅行記2 宮島水族館と夕暮れ時の厳島神社 - ルコの甘味日記 広島旅行記3 うさぎと毒ガス資料館 - ルコの甘味日記 随分前のことです。広島旅行に同行した友人が、高校の社会科見学で「うさぎの島」を訪れたときのことを話してくれました。 「いっぱいうさぎがいて、触れ合えるんだけど、その理由を知ると『うさぎかわいい〜』では済ませられないんだ」 とても印象深かったから、もう一度行きたいという彼。私も興味を惹かれ、「いつか一緒に行こう」とお話していました。 念願叶いまして、旅行の三日目は「うさぎの島」こと『大久野島』に行ってまいりました。 広島駅から、新幹線こだまに乗って三原駅へ。三原港より高速船で向かいます。 船から見えた造船所。カッコイイ 到着です 一周3.3kmほどの小さな島 USANCHUカフェで
以前ご紹介した、宇治・黄檗にございます京都イチのベーカリー『たま木亭』。その特長は異次元の美味しさと、とんでもない種類の多さです。 事前情報なしに飛び込むと、さながらテーマパークのような空気に呑まれ、レジにて諭吉さん改め栄一さんとお別れすることになりかねません。 そこで、『たま木亭』ビギナーの方のためのガイドを書くことにいたしました。カテゴリ別の傾向と対策をお伝えします! 万人受け 10人中9人は「美味しい!!!」と言うであろう、ただただレベルの高いパン。 まずはここから。「カツサンド」(キャベツ入り)と「カレーパン」 サンドイッチ系は基本的にここに入ります。安心してお買い求めください! サンドイッチ・フォカッチャ・カスクルートいろいろ 「フォカッチャサンド(サーモン)」は、やや好みが分かれるかもしれません。おネギたっぷりなのです(我が家は大好き) ドライフルーツ・コンポート系のパンもこの
旅行記の途中ですが、先にイチオシの広島土産のご紹介をしたいと思います。 広島では知らぬ人のいない銘菓、『やまだ屋』さんの「桐葉菓」です! おひとつ137kcal・お日持ちは11日間でした 宮島に行くフェリーにも広告が こちらのお菓子は、茶道の家元さんから『お茶会の手土産になるお菓子』の相談を受けたことで生まれたそう。 「もみじ饅頭」も美味しいけれど、こちらの方がちょっと特別感があって、大好きなのです。 さてこの「桐葉菓」、しばしば「似ている」と言われるお菓子があります。 それが『満月』さんの京銘菓「阿闍梨餅」。 こちらは122kcal、お日持ちは4日間 小さい頃から数えきれないほど食べてきた、定番のお茶菓子です。餅粉で作られたモチモチ生地であんこを包んでいるところが確かに同じ。 折角の機会ですから、「桐葉菓」と戦わせるために連れて帰りました。 ついでにもう一つ、京都を代表するモチモチあんこ
いわずと知れた和菓子界の王者、『とらや』さん。 日本全国はおろかパリにまで店舗があり、季節限定に空港限定、赤坂店限定など、限定品の数は数知れず。 そんな『とらや』さんが、7月17日~19日の三日間「京都限定」で販売されたのが、「小倉餡の土用餅」でした。 そもそも「土用餅」とは、土用の入りに合わせていただくお餅のこと。 2024年の土用の入りは7月19日(金)。土用とは、暦の立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を指しますが、現在は立秋の前の夏の土用がよく知られます。初日である土用の入りには、暑さ負けをしないように、土用餅を食べる習慣があります。餡に使う小豆には、厄除けの力があるとされています。 出典:株式会社 虎屋 ちょうど祇園祭の前祭を終えた京都の町は、連日逃げ出したくなるほどの暑さ。 お餅で暑気払いをしたいところだけれど、平日の三日間限定のお品。手に入れるのは難しいと諦めておりました。 そ
先日、大変お世話になった方に、ちょっとしたお礼の品を差し上げる機会がありました。 さて、何を選びましょう? とってもお洒落な方なので、「ハッとするような美しさ」を第一条件にしたい。東京にお住まいですから「京都でしか手に入らない」もの。さらに「食欲の落ちる真夏に、美味しいと感じられ」、「常温で気楽に持ち運べて、ある程度日持ちする」...。 頭を悩ませ、ふと思い出したのは『亀屋良長』さんの「夏まつり」。 kameya-yoshinaga.com 「お口に合わないことはないだろうけど、ちょっと面白みに欠けるかしら...。」と思いつつ、ウェブサイトを眺めておりましたら、こちらが目に留まりました。 kameya-yoshinaga.com きれい。華やかで夏らしい。 商品説明にはこのようにあります。 桃羊羹の上に、乳酸菌飲料入りのみじん羹を流し、白ワインで香りづけした白桃、スライスレモンを重ねました
先日、精華町に用があり、そのついでに奈良まで行ってまいりました。 お目当ては『白玉屋榮壽』さんの「みむろ最中」と、今回ご紹介する『toi 印食店』さんのターリー(インドの定食)です。 こちらを知ったきっかけは、いつも楽しく拝読しているキロクマニア (id:kiroku-mania) 様の記事でした。 kiroku-mania.hatenablog.com 大のカレー好きの私。こんな美味しそうなレポを見ましたら、いてもたってもいられない! 奈良に行く機会をずっと伺っていたのです。 toi 印食店 到着したのは開店五分前。たくさんの方が並んでおられました。 お名前とお電話番号を書いて、順番待ちをすることができます。 とっても可愛らしいお店 時間ちょうどに開店。一巡目に入ることはできませんでした。 店員さんが「12時15分ごろから席が空くと思います、またお電話を差し上げます」とおっしゃったので、
気づけば六月もあと少し。 「六月のうちに水無月を食べなくちゃ!」ということで、先日『仙太郎』さんに行ってまいりました。 仙太郎 本店 タカシマヤさんのすぐ横にある本店です。 お目当ては「みなづき」。 ショーケースに姿が見えず、「あらっ売り切れ!?」と思いましたが大丈夫でした。 レジの後ろに、こんなにたくさん控えていたのです!なんて幸せな光景。 無事に全種類をゲットすることができました。 店内を見ておりますと、「若あゆ 解禁」の赤い字に目が留まりました。お店の方いわく、「毎年、本当の鮎の解禁日に合わせて販売を開始しているんです」とのこと。 夏といえばやはり「若あゆ」です。こちらも一疋、連れて帰ることにいたしました。 みなづき 白と黒と抹茶 仙太郎さんといえば、の包み紙。 こちらの「おはぎ」で育った私は、この紙を見るだけで、なんだかほっと温かい気持ちになります。 中は竹皮風のラッピング。 早速
前回に引き続き、東京・湯島の和菓子屋さんを巡ります。 かりんとう ゆしま花月 かりんとうといえば、以前『日本橋錦豊琳』さんの「きんぴらごぼうかりんとう」をご紹介しましたが、こちらの『ゆしま花月』さんも負けず劣らずの名店と伺っております。 昔ながらのお店構え 湯島の街は、大通り沿いは異国料理ばかり。少し入ると、クラブやパブのぎっしりと入った雑居ビルが立ち並んでいます。 あまり夜に歩きたくない感じの街なのです 『花月』さんがあるのはそのど真ん中。 ここはきっと数十年前か、もしかすると数年前までは、こんなに異国情緒のある街ではなかったことでしょう。『花月』さんはずっと昔からこの場所で、湯島という街の変化を見守っていらっしゃるのだと思いますと、感慨深いものがありました。 「店内狭小のためお一人様ずつお入り下さい」 おっしゃる通り、驚くほど小さなお店です。この情緒がたまりません。 「狭い」というより
ここのところ蒸し蒸しと暑い日が続き、本格的に夏が来たと感じます。 まさに今この季節、ご紹介したいのが『老松』さんの「夏柑糖」です。 夏みかんをくり抜いて、中の果汁を寒天と合わせ、皮に戻して冷やし固めたシンプルな涼菓。 かつては初夏の手土産の定番で、いただくことが多かったというこちら。母の強い思い入れは私にも受け継がれ、毎年この時期になると「食べなくちゃ!」という気持ちになるのです。 有職菓子御調進所 老松 北野店 『老松』さんといえば「有識菓子」。有識菓子とは、朝廷の儀式や典礼の際に献上されるお菓子のことです。 当主の家系は平安時代の宮廷祭祀官の流れを汲み、古来より朝廷に伝わる有職故実にもとづく儀式・典礼に用いる菓子、茶道に用いる菓子を手がけてきたことから、屋号を有職菓子御調進所としております。 出典:店舗・茶房案内 - 有職菓子御調進所 老松 いつもは大丸さんで購入するところ、今年は折角
先週末は千葉に滞在していました。 土曜日の夜SNSを開くと、高島屋の名物バイヤーさんのこんな投稿が目に入りました。 #菓子案内 やった! 2時過ぎの週末、並ばず買えるなんて!#山田家 さんの #白露ふうき豆 は大好物。ひと箱すぐ飲み干すもの。 いやはや、#日本橋三越 さんの #山形展… pic.twitter.com/UHEP4Th3N4 — 畑 主税(高島屋和菓子バイヤー公式) (@wagashibuyer) 2024年6月1日 これは、憧れのブロガーさんが「絶品」「毎年行列」とおっしゃられていた『ふうき豆』! www.hw-frankie.com かねがね気になっておりましたが、京都に住む私には縁遠いものと思っておりました。もしかしたら手に入るかもしれない...! 翌日、用を済ませた私は、全速力で東京に向かいました。 日本橋三越さんまでは総武線で一本。「新日本橋駅」で降り、地下道を歩い
今回は秋田旅行の本編から離れ、一押しのお店のご紹介を。 菓子舗榮太楼 幸町店 秋田市内に六店舗を構えておられる『菓子舗榮太楼』さんは、秋田随一の老舗和菓子店です。 工場併設のためか、倉庫のようなお店構え 旅行初日に訪れたのは、本社があり工場も併設されている「幸町店」。最終日には「いとく新国道店」も訪れました(こちらはまた改めて)。 生菓子からお煎餅、洋菓子まで幅広いお品を扱っておられます 中に入ると、お品数の多さに圧倒されました。焼き菓子も置いておられる和菓子屋さん、という雰囲気です。 ショーケースには「クリームあんみつ」や「生どら焼き」の姿も 沿革の書かれた紙が飾られていました 明治16年(1883年)の創業以来、140年の歴史があります。 『榮太楼』のお名前は、以前ご紹介した日本橋の『榮太樓總本鋪』さんから来ているそう。 (始まりの)場所は現在、基幹店の大町店がある秋田市中心部を流れる
【2024年4月秋田旅行|目次】 チェコ人と行く秋田 一日目 - ルコの甘味日記 チェコ人と行く秋田 二日目 - ルコの甘味日記 チェコ人と行く秋田 三日目 - ルコの甘味日記 チェコ人と行く秋田 四日目 - ルコの甘味日記 今回の旅では、友人の「ホテルは飽きた!もっとディープな体験がしたい」という希望を叶えるため、二泊目と三泊目は伯母のおうちに泊めていただくことに。両親は近くの温泉に泊まる運びとなりました。 伯母は伯父とそのお母様(おばあさま)と住んでおられます。また、仙台に住む従兄弟も私たちにタイミングを合わせて帰省し、案内をしてくれました。 うなぎ卸関谷 職人技を見学 二日目の朝一番。まず向かったのは、秋田市内のお魚屋さんです。 うなぎ卸関谷 こちらはおばあさまのお友達ご夫妻がやっておられる、鰻が評判のお店。 海のないチェコで生まれ育った友人には、基本的に魚介類を食べる習慣がありませ
先日、南紀白浜に旅行に行ってまいりました。 これはアドベンチャーワールドで見たパンダです。 リアルで見るのは人生初かもしれないし、そうでないかもしれない。どちらにせよ、よく知っているパンダの姿と動きをしていて、パンダだなあと思いました。 本題に移ります。 お土産として購入した「かげろう」と「那智黒」のご紹介です! 福菱 紀州銘菓 かげろう 「かげろう」は南紀白浜のお土産として、今一番人気のお菓子のように思います。赤と白のすっきりとしたデザインのお箱が、どこのお土産屋さんでも目立っていました。 二個入・四箱セットを購入しました。 お日持ちはひと月ほどで、常温保存が可能です。このくらい長いと、渡す相手を選ばないのでありがたいですね。 箱を開けると、いかにも繊細そうなお菓子が2本。本当にかげろうのような儚さを感じ、きっと食べた感じも軽いのだろう、それならもっと数を買ってこればよかったかしらと思い
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