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監督・田口トモロヲ、脚本・宮藤官九郎、峯田和伸や若葉竜也、吉岡里帆、仲野太賀ら豪華キャストが出演する映画「ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。」が、2026年3月27日(金)に公開される。1978年に始まる東京ロッカーズムーブメントを題材にした本作には、LIZARD、FRICTION、ZELDA、THE STALIN、じゃがたらといった当時の中心的存在をモデルにしたバンドが多数登場。そこで今回は、彼らのアルバムや同時代の関連作品をピックアップして紹介しよう。 なおタワーレコードは、峯田らが登場するポスター〈NO MUSIC, NO LIFE.〉の掲出や旧譜を対象にした〈TOWER RECORDS 東京ロッカーズ CAMPAIGN〉を実施。あわせてチェックしてほしい。 *Mikiki編集部
今から30年前の1996年前後、米シカゴでは実験的なロックやポップスに挑むアーティストやバンドが次々と現れ、日本でも〈シカゴ音響派〉として注目を集めるようになった。ドラッグ・シティやスリル・ジョッキーといったレーベルを中心に届けられた当時の作品群を振り返りながら、ライター村尾泰郎にシーンやポストロックに繋がる流れについて綴ってもらった。 *Mikiki編集部 ★連載〈名盤アニバーサリー〉の記事一覧はこちら 刺激を与え合ったトータス、ガスター・デル・ソル、シー・アンド・ケイク オルタナロックがアメリカのロックシーンを揺るがせた90年代前半。イギリスではマッシヴ・アタック『Protection』、ポーティスヘッド『Dummy』が1994年にリリースされて、ダブを取り入れたトリップホップが注目を集める。ドイツではオヴァル、マウス・オン・マーズなど実験的な電子音楽のユニットが1993~1994年に
これまで計7冊とシリーズ化されている「電気じかけの予言者たち」。最新作では、小室哲哉衝撃の引退宣言から再起動後の40周年ツアーまで、激動の6年間が書かれている。それこそ、音楽アーティストが自身の活動をメンバーの会話や心情含め、ここまで赤裸々に記録することは世界的にみてもレアなケースだ。まさに、ユニット名の由来でもある〈タイムマシンネットワーク〉による時空を超えていく冒険の最新レポートである。そこからは友情の大切さ、チームマネージメントの秘訣など、長き制作活動やツアーを経て蓄積されたノウハウが読み取れる。木根尚登に執筆秘話を聞いてみた。 小室哲哉の引退宣言から始まる衝撃の「再起動編」 ――「電気じかけの予言者たち -再起動編-」で、シリーズ7冊目となりました。 「こんなに続くとは思わなかったよね。あれ、そもそも、なんで書くことになったんだっけ?」 ――1994年にTMNの終了があって(その後
2025年末に開催された〈新宿PIT INN 60周年記念コンサート〉。石若駿率いるAnswer to Rememberら新世代から日野皓正、山下洋輔、渡辺貞夫といったレジェンドまでが出演、チケットは完売し、日本のジャズ史を包括するようなイベントになった。そんな2日間の模様をライター/音楽批評家の細田成嗣が伝える。 *Mikiki編集部 日本ジャズ史の厚みと現在地を示した祭典 新宿が若者の街と言われたのは遡ること60年ほど前のことだ。すなわち1960年代、聞くところによればジャズ喫茶ひしめく新宿には左翼学生から詩人や芸術家の卵、駆け出しのミュージシャン、演劇青年、はては素性の知れないフーテンまで、エネルギーを持て余した若者たちが集まり独自のアングラカルチャーを形成していた。ジャズそのものもまた動き出していた。銀座から新宿へと〈現場〉が移り変わりつつあった。その動きを推し進めた主要な拠点とな
リリース日:2026年1月23日(金) ■CD 品番:zel-029 価格:2,860円(税込) 2枚組/インストBONUS CD付 ■LP 品番:zel-030 価格:3,200円(税込) 配信リンク:https://virginmusic.lnk.to/Yoo-hoo TRACKLIST 1. おじいさんへ(Dear Grandpa) 2. あなたの場所はありますか?(Is There A Place For You There?) 3. 正義(Justice) 4. 脳をまもろう(Protect Your Brain) 5. 時の向こうで(On The Other Side Of Time) 6. 時計が動きだした(The Clock Began To Move) 7. 麻痺(Numb) 8. なぜわざわざ(Why Do This?) 9. ゴーストタウン(Ghost Town) 1
坂本慎太郎が問う、ヤバい現実の中で音楽をやるということ――海外アーティストとの共演から新作『ヤッホー』の背景まで 「本当はこんな真面目なことばっか言いたくないんですけどね」。取材の終盤、坂本慎太郎はゆったりとした口調でこう語った。最新作『ヤッホー』の、弛緩したソウルやファンクを媒介にして忍び寄る不穏なムードは、坂本の見つめる現実世界の映し鏡として、ほのかな色気を帯びたまま発光している。 先行シングルとなった“おじいさんへ”の〈おじいさん 外は混乱してます/気にしないで 後は やっときますので〉や、“あなたの場所はありますか?”の〈声がでかい人であふれている/涙もろい客を集めている〉といった一節にギョッとした者は少なくないだろう。自分もその一人だ。例えば『幻とのつきあい方』の頃は震災、『好きっていう気持ち』の頃はパンデミックと、坂本の言葉は社会情勢と時折重なり、望外の角度から内省を促していた
KIRINJIが堀込高樹のソロプロジェクトとなって3作目となるアルバム『TOWN BEAT』。そのタイトルからもなんとなく察することができるかも知れないが、これがまた様子のよい出来映えだ。大胆さやユーモアも交えつつ丁寧に編まれていくソングライティングの作法は相変わらずだが、ぱっと聴き進めていっただけで、いつもにも増して気分が乗っているとでも言うか、躍動みをまずは感じずにいられない。直近のアルバム2作がいずれもコロナ禍に翻弄された部分が少なからずあったからなのだろうか、今作は素直に言って上向き。なんだかんだで世の中のムードを敏感に含ませ、焼き上げてきたKIRINJIという名の器は、さらに強度と深みを増したようである。
2025年9月、Perfumeが年内いっぱいの活動をもってコールドスリープ(活動休止)することを発表しました。これを受けタワーレコードはアニバーサリーロゴレシートを全店で発行するなど、3人の応援を続けています。そこで今回は、Perfumeの思い出や彼女たちへの感謝の言葉をPerfumeファンのタワレコスタッフに綴ってもらいました。あなたにとって〈Perfumeと私〉とは? それぞれの思いをお楽しみください。 *Mikiki編集部 三宅 晴(広島店) 私の人生初めてのライブは2012年に開催された〈Perfume 3rd Tour「JPN」〉広島公演でした。当時小学生だった私はこのライブで音楽の楽しさ、素晴らしさに初めて出会うことができました。一生忘れることのない大切な思い出です!! 武田まな(渋谷店) 2012年の〈ROCK IN JAPAN FESTIVAL〉。満員のGRASS STAG
家主の最新作であるEP『NORM』が通常盤CDと初回限定盤CD+ライブBlu-ray Discの2形態でリリースされている。本作を受けて、Mikikiは編集者/ライターの荒野政寿による田中ヤコブ(ボーカル/ギター)へのインタビューを実施した。田中のニューソロアルバム『にほひがそこに』の話題や音楽談義も交えつつ、彼の音楽観や歌詞世界の深層に迫るインタビューをお届けしよう。 自分を大きくも小さくも見せない、普通のことをただ普通にやる ――よく聞かれることだと思いますが、家主用の曲とソロ用の曲はどうやって分けているのでしょう? 「明確にあるのは、ピアノや多重コーラスが多く入る曲はソロにいきがちということです。バンドでやる曲は、バンド単位でできるもの、ライブで再現性があるものを選んでいます。もともと無意識で作っていたんですけど、最近は多少意識的になってきました」 ――家主のレコーディングは、オーバ
Is This The Real Life...? メジャー・デビュー20周年を迎えた3人が、SF世界とパーソナルな感情の交錯する物語を描いたコンセプト作の続篇『ネビュラロマンス 後篇』を完成! 新たな次元へ進化していったその先には…… どんな過去とも異なるノスタルジックな未来 2024年にリリースされた『ネビュラロマンス 前篇』に続く、コンセプト・アルバム2部作の〈後篇〉。〈前篇〉のレトロ・フューチャーな世界観を引き継ぎ発展させた作品で、とりわけサウンドの面における80s趣味の極めっぷりが凄い。このアプローチは2022年の『PLASMA』あたりから推し進めてきたものではあるのだが、気がつけば相当に遠いところまで到達している感があり、近年のPerfumeをしっかりフォローしていなかった向きは相当に面食らうのではないだろうか。導入を経ての“再起動世界”“ネビュラロマンス”ではエレクトロ・フュ
〈暗号のように見える面白さ〉から生まれたフォント ――〈TESTSETオリジナルフォント〉としてバンドのフォントをイチから作った理由を教えてください。 「使用したいと思えるフォントがなかなか見つからなかったことが大きな理由です。イメージしていたのは比較的シンプルなデザインだったため、手間や時間もそれほどかからないだろうと考え、ゼロから制作することを選びました」 ――砂原さんは、自作のリマスターCDとジャケットを作っていることを過去のインタビューで語っていらっしゃった記憶があります。そういった自作へのこだわりはオリジナルフォントの作成に繋がっていますか? 「直接の関係はありません。ただ、自分は昔から〈無ければ作った方が早い〉と考えるタイプなので、その延長として今回のフォント制作も自然な流れだったと思います」 ――〈TESTSETフォント〉は、『1STST』のジャケットのデザインがそうであるよ
1985年は筋肉少女帯、ばちかぶりがナゴムレコードからデビューするなど日本のインディーズシーンが大きな盛り上がりを見せ、様々なバンドが地下からメジャーにも食い込んでいった年だった。それから40年が経った2025年はザ・ブルーハーツの結成40周年が話題になっているが、1985年のトピックはもちろんそれだけではない。今回は当時何が起こっていたのか、音楽評論家・小野島大の視点から振り返ってもらった。 *Mikiki編集部 ★連載〈名盤アニバーサリー〉の記事一覧はこちら NHK「インディーズの襲来」の大反響 1980年代は、日本のロックが質的にも商業的にも社会的にも大きな発展を遂げた10年間だ。なかでも真ん中にあたる1985年は、1970年代末から始まった日本のパンク/ニューウェーブと、それに伴って出現したインディーズシーンの動きが〈インディーズブーム〉としてひとつのピークに達し、その後の空前の〈
魔暦紀元前14年(1985年)9月21日に発布(リリース)された聖飢魔IIの第一大教典『聖飢魔II~悪魔が来たりてヘヴィメタる』。地球デビューを果たした記念すべき本作が40周年を迎える。今回は、初期の音楽性から彼らがなぜ特異なバンドであるのか、また彼らの音楽的達成について「現代メタルガイドブック」を監修した和田信一郎(s.h.i.)に論じてもらった。 *Mikiki編集部 ★連載〈名盤アニバーサリー〉の記事一覧はこちら 聖飢魔IIはメタルの拡張をやってのけた最高級のバンドである 本稿の主旨は次のようなものだ。聖飢魔IIは、メタルの越境・拡張をそれが一般化する何十年も前にやってのけた最高級のバンドである。史上初のオルタナティブメタルのひとつと言ってもいい。そして、そういう音楽遍歴が実現した背景には、デビュー作である『聖飢魔II~悪魔が来たりてヘヴィメタる』の評価(特に、悪名高い〈0点〉レビュ
エルメート・パスコアールが死去した。 エルメート・パスコアールが亡くなったことは、彼のInstagramやFacebookアカウントで発表された。死因は発表されていない。89歳だった。 静寂と愛を込めて、エルメート・パスコアールが家族と仲間の音楽家たちに見守られながら、霊界へ旅立ったことをおしらせいたします。 彼が亡くなったまさにその瞬間、彼のグループはステージに立っていました。まさに彼の望んだとおり、音や音楽を奏でていたのです。 彼がいつも教えてくれたように、悲しみに囚われてはいけません。風の音、鳥のさえずり、水の音、滝の音に耳を傾けましょう。普遍的な音楽は生きつづけます。エルメートはよくこう言っていました。 「この歌は遠くから聞こえてくる。 その距離は、私には分からない。 生きる人々、そして他者に生きる居場所を与えるすべての人々に万歳。 さあ、私たちの温かい抱擁を。 音と知識をもって、
今、高中正義が世界中で注目されている。数年前より世界各地のラジオDJやネットのインフルエンサーが日本のシティポップやJフュージョンをこぞって紹介したことにより、海外で20代の若者の間で人気に火がついたのだ。その中でも高中正義の人気は凄まじく、SpotifyやYouTubeの再生回数では驚異的な数字を叩き出している。初期のアルバムがアナログLPで次々と再発され、日本よりもアメリカで先行リリースされている状況なのだ。 そんな背景から今年の3月9日と10日、米国ロサンゼルスのウィルターン・シアターで2デイズの公演が実現し、集まった現地のファン5,000人(2日共SOLD OUT)を熱狂させた。その模様を収録したBlu-ray「TAKANAKA SUPER LIVE 2025 BLACK SHIP in L.A.」が7月16日に発売されたばかり。 これを機に世界各地からコンサートのオファーが舞い込
日本中のファンが待ち望んでいたロバート・ワイアットの評伝(英本国では2014年刊行)の和訳書が遂に登場した。ワイアットの足跡をまとめた書籍の日本版としては、97年に「ロング・ムーヴメンツ」が出ているが、あれは英国での94年初版とそれに手を加えた翌95年のイタリア版を元にしたものだったので、その後のことは書かれていない。そして何よりも、「ロング…」がワイアットのファンジンに載った本人及び関係者の発言やコンサート記録などを断片的情報として年代順に並べたものだったのに対し、これは著者が本人以下関係者多数にインタヴューして書かれた初の本人公認評伝である。「ロング…」で羅列された膨大な情報の点と点の隙間を埋め、一本の太い線として結ばれた物語が、ここでようやく完成したと言っていい。簡潔な説明文付きのディスクグラフィや索引を含む約500ページの大著。 デイヴィッド・アレン・トリオやワイルド・フラワーズな
メタルを愛するジャズピアニスト西山瞳さんの連載〈西山瞳の鋼鉄のジャズ女〉。第90回は、オジー・オズボーンが生涯最後のライブになることを宣言した特別イベント〈Back To The Beginning〉について。メタリカやガンズ・アンド・ローゼズら超大物が多数出演しただけでなく、ブラック・サバスのオリジナルメンバーも再結集したオジーの〈別れの挨拶〉は、まるでメタルの最終回のよう。歴史的パフォーマンスを生配信で目撃した西山さんが、感想をすぐさま綴ってくれました(当日のセットリストはこちらの記事をご覧ください)。 *Mikiki編集部 ★連載〈西山瞳の鋼鉄のジャズ女〉の記事一覧はこちら ヘヴィメタルの始祖、ブラック・サバス最後のコンサート〈Back To The Beginning〉が、7月5日に行われました。全世界に向けて配信があり、私もリアルタイムで見ました。 結論から言うと、これはヘヴィメ
「分断とか排除とか、そういうことを超えて人は繋がらなきゃいけないと思います」――寺尾紗穂は最後にそう呟いた。都議選前日、6月21日に東京・赤坂の草月ホールで行われたコンサートの、アンコール3曲目(君島大空“夜を抜けて”のカバー)の演奏前のMC。空気がじわりと変わるのを感じた。それまで傍観するように聴いていた音楽に、突如、自分も当事者の一人として巻き込まれていく感覚に陥った。〈あなたは分断や排除を超えて人と繋がれているか?〉と、静かに問いかけられているようでもあった。 シンガーソングライターの寺尾紗穂が古謡シリーズ第3弾となるアルバム『わたしの好きな労働歌』を完成させた。これまでわらべ歌をテーマとしてきた2枚に対し、新作は労働歌がテーマである。労働作業を行う際に掛け声のように口ずさむ歌。同じ歌であっても、地域によって、また歌い手によって、さらにはその日その時によって、歌の形は変化していく。生
ブラジル音楽と坂本龍一の縁で結ばれた3人による渾身のトリビュートアルバム 昨年12月、伊藤ゴローは自分のバンドに、パウラ&ジャキスのモレレンバウム夫妻を加えて、日本の4都市や韓国のソウルで坂本龍一へのトリビュート・コンサートを行なった。『TREE, FORESTS tribute to RYUICHI SAKAMOTO』は、その際に披露された坂本のカヴァーを中心としたスタジオ録音盤だ。一曲目は、YMOの『BGM』から選ばれた“Happy End”。詳細は省くが、当時の坂本はYMOに不満を抱いていて、その苛立ちが曲名にも表れている。このカヴァーでは、当時から曲を気に入っていた元YMOの細野晴臣がエレクトリック・ベースを弾いている。 「YMOの録音では、教授は自分のルーツにあったロマンチックな音楽語法をあえて排除したのでは、と思います。この曲はそんな教授を象徴しているようで、本来はメロディアス
説明不要のスターにして正真正銘の天才、スライ・ストーン。音楽シーンに革命を起こし、理想に押し潰されて長い余生を送りながら影響力を発揮し続ける偉人の歩みを、ドキュメンタリー公開を機に再確認してみよう! 現代においてスライ・ストーンが話題にされるとき、まず挙がるのは音楽界に及ぼした影響の大きさだ。最近アレック・パラオが編纂したカヴァー集『Everybody Is A Star: The Sly Stone Songbook』を聴いてもそれはわかるし、サンプリング例も無数にある。が、より大きな視点で見ると、60年代後半以降のポップ・ミュージックの構造そのものを形作ったのがスライだったとも言える。 ファンクのイノヴェーターとしてはジェイムズ・ブラウン(JB)と並ぶ存在。だが、異なる部分もある。例えば、バンドを厳しく統率したJBに対して、スライは自身が総帥となるファミリー・ストーンのメンバーには自由
スライ・ストーンが死去した。 スライ・ストーンが亡くなったことは、彼およびスライ&ザ・ファミリー・ストーンのInstagramやFacebookなどのSNSアカウントで発表された。死因は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)やその他の基礎疾患との長期に及ぶ闘病によるもの。82歳だった。 スライ・ストーンことシルヴェスター・スチュアートは1943年、米テキサス州デントン生まれの音楽家。スライが生まれたあとに家族でカリフォルニア州ヴァレーホに移住し、兄弟たちとともにゴスペルを教会で歌っていた。1956年にはザ・スチュアート・フォー名義でシングルをリリースしている。 スライは幼い頃から音楽の天才として知られ、キーボードやギター、ベース、ドラムの演奏を習得。高校時代はドゥーワップグループのザ・ヴィスケインズなど複数のバンドで活動し、シングルもリリース、ダニー・スチュアート名義でソロ曲も発表した。その後、ソ
近年、日本のロックシーンにおいて2000年代の楽曲や作品が見直される機会に多く出くわす。ミリオンセラーが連発し、J-POPという言葉が浸透した1990年代の余波を受けながらも、当時のバンドシーンは独自の発展を遂げていった。かつてをリアルタイムで知らないリスナーも〈下北系〉〈残響系〉なるワードを目にしたことはあるだろう。 ネットを中心に〈邦ロック〉という言葉の定着した時期について意見が飛び交ったことも記憶に新しいが、いずれにしても2000年代のロックシーンが現在の音楽に与えた影響は大きい。そこで、当時特に賑わいを見せていた〈下北系〉〈残響系〉のシーンについて、ライターの金子厚武に振り返ってもらった。 *Mikiki編集部 「ぼっち・ざ・ろっく!」のヒットで加速した2000年代〈下北系〉シーンの再評価 〈若い世代のオルタナティブなバンドシーンが面白い〉。僕の体感では、2023年ごろからライブハ
「スイッチインタビュー「角野隼斗×山下真由子」」がNHK Eテレにて2週連続で放送される。 ショパンコンクールのセミファイナリストにして、クラシック音楽の魅力を伝える大人気YouTuber〈かてぃん〉としても知られる東京大学卒のピアニスト角野隼斗。先日Eテレで放送された「クラシック音楽館 ピアニストは時空を超える -角野隼斗 in Tokyo-」も話題だったが、今回の「スイッチインタビュー」では角野と東大時代の同級生で数学者の山下真由子という異なる分野で活躍する天才2人の脳内に迫る。 角野が対談を望んだ山下は、学部3年生から大学院に飛び級し、23歳の若さで京都大学助教授に就任した異才だ。「EP1」では、これまであまり取材を受けて来なかった山下が、元同級生の胸を借りて研究・数学への思いを語り尽くす。 「EP2」では、音楽はまったくの素人という山下が〈現代にクラシックを演奏する意味〉〈生演奏と
名曲“サマージャム’95”を収めたスチャダラパーの5作目『5th WHEEL 2 the COACH』。1995年4月26日にリリースされた本作は、スチャダラパーのキャリア屈指の名盤であるだけでなく、日本語ラップ史上最高のクラシックの一つに数えられる傑作だろう。そんなアルバムについて彼らを現在も追いかけているライター/エディター高木“JET”晋一郎に論じてもらった。 *Mikiki編集部 ★連載〈名盤アニバーサリー〉の記事一覧はこちら “DA.YO.NE.”“ブギー・バック”のヒット、〈MASS対CORE〉が醸成された1995年 〈『5th WHEEL 2 the COACH』から30周年〉をテーマに、このテキストの依頼を頂いたのだが……30年! その時間経過に慄きつつ、『5th WHEEL 2 the COACH』(以下『5th~』)が未だに聴き続けられていることの凄味、分析を求められる
東京を拠点に活動する5人組バンド、Moon In June。ギターボーカルのmihoを中心に、3本のギターを交えながら、爽やかなメロディを多彩なアレンジの中で聞かせるプロジェクトだ。YouTubeのコメント欄を覗くと、欧米圏をはじめとした諸外国からのラブコールも多く、彼らのサウンドが国内のシーンを飛び越えるほどのポテンシャルを有していることが窺える。 そんなMoon In Juneが前作より1年半ぶりとなる2ndアルバム『色彩を持たないで』を発表する。轟音の中で歌を聞かせるという軸は残したまま、バンドの幅の広さを体現したという本作のリリースに合わせ、今回はメンバー5人へのインタビューを実施。様々な変遷を経て今の体制になるまでの経緯から、彼らが括られる〈シューゲイズ〉というジャンルへの簡単には噛み砕くことのできない想い、そして『色彩を持たないで』での試みまでたっぷりと伺うことができた。現在の
電気グルーヴのシングル“虹”が1995年4月21日にリリースされてから30周年を迎えた(初出は前年発表のアルバム『DRAGON』)。“虹”は、電気グルーヴのキャリアを代表する一曲として数多くのリスナーに愛され続けているのはもちろん、さまざまなアーティストがカバーやリミックスを手掛けたほか、世界中のDJたちによってかけられ、フロアを揺らしてきた歴史を持つ。そこで今回は、そんな“虹”がどんな軌跡を辿ってきたのかを簡単ではあるが振り返っていきたい。 ★連載〈名盤アニバーサリー〉の記事一覧はこちら 海外に飛び火し、90年代のテクノアンセムとなった名曲 前述した通り、“虹”はオリジナルアルバム『DRAGON』で初お披露目された。当時の電気といえば、1993年のアルバム『VITAMIN』で本格的な〈テクノ覚醒期〉に突入したものの、ファン以外の音楽好きからはやもすれば〈色物キャラ〉的な見られ方も少なくは
春、CD再生委員会の春。今回は100円CDの深淵を覗き続ける男、デラさんへのインタビューをお届けします。 歌謡曲、声優、企業ノベルティ、謎の自主制作盤……サブスク化されることもなく、リサイクルショップの100円コーナーで眠る、前世紀の忘れ形見のような中古CDたち。そんなCDを大量に買い占め、独自の高速ハウスミックスでスピンするベテランDJ、それがデラさんです。 XへのポストをまとめたZINE「100円CDガイドブック①」も評判を呼ぶ中、この謎多きDJの素顔を探るべく、関東某所のデラ邸宅へ突入。部屋という部屋はもちろん、廊下から階段まで、空間を埋め尽くすCD・CD・CDの山に圧倒される委員会。「いや~、わざわざ家までどーもどーも」。マニア・おたくにありがちな無愛想さ、刺々しさとは全く無縁のデラさんの笑顔は、反射するディスクのように、キラキラと輝いていた……。 ★連載〈CD再生委員会〉の記事一
想像力の血が1人で鳴らす多様性 佐藤優介「自分にとって、慶一さんの影響っていうのはやっぱりすごく大きくて……慶一さん自身の音楽はもちろん、慶一さんから教えてもらった音楽もたくさんあるので。ヴァン・ダイク・パークスだったり、ピーター・ガブリエルもそうだし……」 鈴木慶一「今回のアルバム、いろんな音がちょっとずつ出てくる感じは、ヴァン・ダイク・パークス的だね。『Song Cycle』の」 佐藤「『Song Cycle』、大好きです。何回聴いても聴いた気がしないっていうか……。 言われてみれば確かに、ちょっとずついろんなものが聞こえてくるっていう、そういう音の使い方が好きなのかもしれないです。異物を紛れ込ませるみたいな……それで異物まみれになっちゃうときもあるんですけど」 鈴木「ふつう、異物だらけだと、逆に平坦になってくるんだけど、そこがうまくできてる。異物の取り扱いが。想像力の血は」 佐藤「あ
谷村有美の名作群が現在ソニーミュージックから絶賛リイシュー中だ。オリジナルアルバムがLP/CDでそれぞれ新規カッティング/新規リマスター音源でパッケージし直され、特にLPは予約の段階から注文が殺到、入手困難なアイテムとなっているそうだ。 近年のシティポップブームの影響もあり国内外で再評価が進む谷村有美について、当時の〈ガールポップ〉の文脈も含め、その優れた音楽性などを音楽ライターの桑原シローに掘り下げてもらった。 *Mikiki編集部 シティポップブームがもたらした谷村有美の音楽的ルーツへの言及 シンガーソングライター谷村有美の全盛期作品の初アナログ化を含むリイシュー企画が粛々と進んでおり、盛況を博している。2024年6月、第1弾としてファーストアルバム『Believe In』に始まり、現在のところ4作目の『PRISM』まで進行しているが、愛すべき作品たちをアナログで聴ける日がくるのを手ぐ
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