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『墨東ブログ』

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  • 2007年、南房総市白浜町−− - 墨東ブログ

    3 users

    molice.hatenadiary.org

    千葉県南房総市白浜町の野島崎には、「頼朝の隠れ岩」という史跡がある。かつて、石橋山の合戦に敗れた源頼朝が安房(房総半島)へと落ち延びた際に、風雨をよけて身を潜めたとされる海岸の岩屋である。 以下、この「伝説の岩屋」の前に掲げられている看板から由緒書きを転載する。 西暦一一八〇年 伊豆から安房に渡って来た源頼朝公は勢力的(ママ)に動き、この野島崎に立ち寄り矢鏃で大岩に野島山の三文字を刻んだ。伝説であるが史実でもあると云われている。この地で武運再興を願掛けている時、突然の時雨に近くの岩屋に身を寄せ雨を凌いだ。この岩屋を「頼朝公の隠れ岩」と称し、この場所に深海に棲む創造の大蛸の海神を祀った。海神は海面を鎮め豊漁を授け、そして人々に幸せをもたらす事であろう。 大蛸の廻りには鮑やサザエを配し、特に中央の大蛸の殻の中に願いを掛けた賽銭を投げて見事、貝の中に入れば開運間違いなしとの事。 なぜならば貝運は

    • 学び
    • 2024/05/18 07:46
    • 日本クトゥルー神学の黎明 - 墨東ブログ

      21 users

      molice.hatenadiary.org

      『ゲームシナリオのためのクトゥルー神話事典』にはH・P・ラヴクラフトとC・A・スミスの書簡に基づく、クトゥルー神話の神々の系図を掲載しました。青心社の『クトゥルー』シリーズにも掲載されていますが、従来訳では「悪鬼のヨガシュ」と書かれていたところを「〈食屍鬼〉ヨガシュ」に改めるなど、翻訳自体は最新のものです。 この他にもう一点、リン・カーターの諸作品で示されている設定をソースに、独自に描き起こした神々の系図を掲載しています。カーターといえば、彼が1957年にファンジンに寄稿した「クトゥルー神話の神神」が日本でも定番的資料として長年重宝されてきました。 しかしながら、彼はその後数十年にわたってクトゥルー神話設定の補完・整理・体系化を続けていて、70年代以降の作品に見られる諸々の設定は「神神」と全く違うものになっていたりします。 いくつか例をあげれば、〈ユゴスよりの菌類〉がハスターに従属していた

      • アニメとゲーム
      • 2013/11/08 07:36
      • クトゥルフ
      • SF
      • book
      • 小説
      • 2013-11-06

        39 users

        molice.hatenadiary.org

        世界各地の神話全般について言えることですが、ギリシャ神話の物語について今日我々が知っていることは実に断片的で、ホメーロスの『イーリアス』や『オデュッセイアー』をはじめ、古代の詩人や著述家たちの手になる文献中に散らばる矛盾に満ちた記述を手がかりに、後世の人間がどうにか再現したものです。 ヘシオドスの『神統記』や、アポロドーロスの『ビブリオテーケー』など、世界と神々の誕生の物語を描くギリシャ神話ガイドブックともいうべき文献も幾つか残存していますが、その内容は多くの部分で一致しません。これらはあくまでも著者の主観や信条に基づく記述であって、紀元前8世紀のギリシャに生きていたホメーロス本人が知る「ギリシャ神話」と異なっているのです。 のみならず、多くの人が「ギリシャ神話の物語」と認識しているエピソードの中には、ホメーロスの時代から数百年を隔てたローマ時代に生まれたものも、少なからず含まれます。21

        • 学び
        • 2013/11/07 01:48
        • 創作
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        • history
        • 研究
        • あとでみる
        • *あとで読む
        • 2012-12-14

          3 users

          molice.hatenadiary.org

          「弾はピストルから発射されたものだ。あの距離からピストルで人を撃ち殺すとはかなりの名手だ。手が少しでも震えれば命中しないだろうから、冷静で、暴力に慣れているが、ギリギリまで撃てなかったのは道義心が強い人物だ。つまり探すべきは軍隊に入っていたことがあり、鋼の心を……」 BBCのTVドラマ『シャーロック』において、ベネディクト・カンバーバッチ演じる現代のシャーロック・ホームズが、アフガン帰りのジョン・ワトソン(だと、彼は知らなかった人物)の人柄について推理するシーンのセリフだ。 ワトソンを演じるのはマーティン・フリーマン。英国出身の俳優にして、コメディアン。そして今回、『ホビット 思いがけない冒険』において、主役の座を射止めた人物である。 さて、彼が演じるビルボ・バギンズとはどのような人物だろうか? 映画『ホビット』におけるビルボのキャラクターは、『ロード・オブ・ザ・リング(以下、LotR)』

          • エンタメ
          • 2012/12/15 05:00
          • 映画
          • スチームパンク:プロトタイプ - 墨東ブログ

            5 users

            molice.hatenadiary.org

            さて、既に『ジャイアニズム』を手に取られました方は、桜井光さんのロングインタビュー(第2部)中、スチームパンク・シリーズの〈前身〉として、桜井さんが一冊の同人誌に触れられているのを目にされたことと思います。『機動鋼鉄ウルメンシュ00(ダブルオー)』−−『ジャイアニズム』の発売を記念して、こちらについてざっくりご紹介させていただきます。 『機動鋼鉄ウルメンシュ00』は、コミックマーケット65(2003年12月)にて頒布された同人誌です。エンターブレインから刊行された『装甲騎兵ボトムズTRPG』のルール使用を前提とした、オリジナル世界のスチームパンクTRPG−−の予告編といった感じの本で、プレストーリー(小説)、世界概略、キャラクター紹介、年表、用語&兵器事典を含みます。サークル名は「真世界GCS」。イラストを漫画家のあきづきりょう氏(秋月亮名義)が担当。テキスト周りは合同ペンネームの「JMS

            • アニメとゲーム
            • 2012/09/29 15:18
            • ゲーム
            • 2012年におけるクトゥルー神話ブームについての所感 - 墨東ブログ

              75 users

              molice.hatenadiary.org

              フリーペーパーR25のweb媒体である「web R25」さんに、「クトゥルフ神話ブーム」についてコメントを求められました。記事の方はこちらにあがっていますが、実際に回答した内容を見てみたいというリクエストがありましたので、転載してみます。(質問文については適宜いじりました) 質問1:「クトゥルフ神話」とは何か? クトゥルー神話とは、20世紀前半にアメリカで刊行されていた『ウィアード・テールズ』などのパルプ・マガジン(粗悪なパルプ紙を用いた安価な読み物雑誌)で活躍した作家、ハワード・フィリップス・ラヴクラフトを中心とする一群の作家達が、自分達が創造した太古の神々や魔導書などの固有名詞を互いの作品で共有していくという楽屋落ち的なお遊びを通し、意図せずして作りあげた架空の神話体系です。 複数の作家が同じ世界観を共有する創作スタイルを「シェアード・ワールド」と呼びますが、クトゥルー神話の場合は必ず

              • アニメとゲーム
              • 2012/05/26 15:43
              • クトゥルフ
              • クトゥルー神話
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              • [お仕事] 『ゲームシナリオのためのSF事典』(ソフトバンククリエイティブ) - 墨東ブログ

                27 users

                molice.hatenadiary.org

                まず最初に、質問させていただきます。SF って、何でしょう? 僕の考えでは、この設問について全ての人間を納得させうる回答は存在しません。 「サイエンス・フィクション」そのものが、「空想(フィクション)・科学(サイエン ス)」「科学(サイエンス)・小説(フィクション)」という二重の意味をもちます。 では、共通項「科学」に着目すれば良いかというと、決してそうではありません。 −−『ゲームシナリオのためのSF事典』まえがきより抜粋 ソフトバンククリエイティブでの久々のお仕事は、『ゲームシナリオのためのSF事典』です。山北篤さんの『ゲームシナリオのためのファンタジー事典』に続くシリーズ2冊目ということになりますね。 このシリーズは、コンシューマゲームのシナリオライター志望者のための手引書です。「事典」というよりも「アンチョコ集」に近いですね。 ガチなSF作品というよりも、SFに余り親しんでいない人

                • アニメとゲーム
                • 2011/03/25 12:57
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                • 詳説「ダンウィッチの怪」第1章-3 - 墨東ブログ

                  3 users

                  molice.hatenadiary.org

                  ニューイングランド地方を背景とするラヴクラフトの小説作品は、多くの場合、その直前に彼が直接その地に足を運んだことが執筆のきっかけになっている。 不全麻痺を患い(実際には梅毒であったようだ)、精神に異常を来たしてプロヴィデンスのバトラー病院に入院した夫ウィンフィールドを亡くした後、感受性の強い女性だったラヴクラフトの母サラもまた神経を病み、精神を病み、度重なる奇行を繰り返した後に1921年5月21日に亡くなった。 ラヴクラフトを溺愛し、独占し、創作を含む精神活動を除く彼の私生活のあらゆる面を支配していた母が亡くなったことは(ラヴクラフトはそれでも母を深く愛していたようだ)、他人と親しく交わらず、本ばかり読んでいた天才肌の青年にようやくもたらされた〈解放〉の瞬間だった。 彼はボストンなどの町で活動していたアマチュア文芸愛好家グループに参加し、生まれて初めて得た同好の友人たちと共に、ニューイング

                  • 暮らし
                  • 2011/02/27 23:22
                  • ナチス政権下の南極探検 - 墨東ブログ

                    5 users

                    molice.hatenadiary.org

                    (本稿は、コミックマーケット78にて刊行した森瀬の個人サークル誌『夏冬至点』2010年夏号掲載コラムの再掲です。本来、PHP研究所のコミック『狂気の山脈』に寄稿した解説文に含める予定だったものの、ページ数の都合で割愛したテーマを扱ったものとなります。) ドイツ第三帝国を取り巻く、数多くの怪しからん伝説の中に、南極大陸における「ノイシュヴァーベンラント」にまつわるものがある。 連合国にドイツが降伏してから2ヶ月が経過した1945年7月10日、オットー・ヴェルムート艦長指揮下のドイツ海軍の潜水艦U-530がアルゼンチンのマルデルプラータ港に突然、その姿を現した。その1ヶ月後、8月17日にはハインツ・シェファー艦長指揮下のU-977が同じくアルゼンチンに現れる。 ドイツ海軍のU-ボートが南氷洋で活動していることについては、戦時中から幾度か報道されていた。作戦海域から遠く離れた場所で、彼らは一体何

                    • 世の中
                    • 2011/02/15 01:17
                    • ドイツ
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                    • 「クトゥルー神話」の由来について - 墨東ブログ

                      5 users

                      molice.hatenadiary.org

                      あれこれ作業が立て込んでいて、日記を書く時間がなかなかとれませんが、大至急報告しておきたいことがありましたので取り急ぎ更新します。 今回新たに確認された事実によって、過去、森瀬繚の携わったクトゥルー神話関連書における記述が更新されることになりますので、まずはこちらで告知致します。 本書の執筆にあたって多大なる御協力をいただいているクトゥルフ神話研究家の竹岡啓氏の指摘するところによれば、「クトゥルフ神話」という言葉が最初に確認されているのは、ラヴクラフトの盟友クラーク・アシュトン・スミスが、オーガスト・ダーレスに宛てて書き送った1937年4月13日付の書簡の中で、ラヴクラフトの作品群の総称として"the Cthulhu mythology"という文言が用いられているという。 この書簡の存在は、少なくともそれ以前から、スミスやダーレスなどのラヴクラフト・スクール関係者の間で「クトゥルフ神話」と

                      • 学び
                      • 2011/02/06 01:15
                      • 知識
                      • SF
                      • 永井豪とクトゥルー神話(補遺) - 墨東ブログ

                        5 users

                        molice.hatenadiary.org

                        早川書房『ミステリマガジン』1971年12月号〜1972年2月号に分割掲載されました矢野浩三郎氏の翻訳になる"Call of Cthulhu"について、1/21のエントリ中で下記のように記載しました。 この作品が初めて翻訳されたのは早川書房の『ミステリマガジン』。翻訳者は後に『定本ラヴクラフト全集』の翻訳に携わった矢野浩三郎氏です。1971年12月号から翌72年2月号にかけて分割掲載されたもので、ラヴクラフトを中心とする作家たちが固有名詞などを共有した架空神話体系についての解説もありました。 この時の邦題が、実に「クトゥールーの喚び声」です。近い! この記述について、朝松健氏より以下の御指摘をいただきました。 ・ちょっと待って。 ・当該号の目次は見ましたか? ・なんと目次には「クトゥルーの喚び声」となってます。 。 。 / / フタグン! ( ,,, ) 大慌てでミスマガの該当号を引っ張

                        • 世の中
                        • 2011/01/30 18:20
                        • 読者への回答、あるいは新たな探求 - 墨東ブログ

                          5 users

                          molice.hatenadiary.org

                          「それは、何だかわかりますか?」 昨日の日記でこのように出題していたわけですが、今のところブログ、Twitterともに回答なし。ちょっとしょんぼりしつつ、お約束通り「僕なりの考え」を開示します。 そもそも、「ラブクラフトの〈クトゥルー神話〉ですね」という発言しかないのに、ここから何を読みとれるというのだろう……石森章太郎作品にクトゥルーネタが紛れ込んでいて、その頃に永井氏がアシスタントをやっていたとかそういうことか……? これは、メッセンジャーでやり取りしていた友人のコメントですが、実はこの短い発言こそが最重要の手がかりなのです。 即ち−−。 永井豪氏は、1979年夏の時点で"Cthulhu"を「クトゥルー」と発音、表記している。 今日、「クトゥルフ」というのはTRPG発祥のゲーム文化圏に特有の読みで、原作小説から入った人間は「クトゥルー」「ク・リトル・リトル」と読む人間が多いように感じて

                          • 学び
                          • 2011/01/21 14:28
                          • SF
                          • 歴史
                          • "At the Mountains of Madness(狂気の山脈にて)"の予告編について - 墨東ブログ

                            3 users

                            molice.hatenadiary.org

                            ブログやTwitterなどで、youtubeにあがっているH・P・ラヴクラフト"At the Mountains of Madness(狂気の山脈にて)"のトレイラー(予告編)映像が紹介されているのを頻繁に目にするようになりました。 アップロード日:2008年4月12日 アップロード日:2008年9月2日 大変よく出来たムービーですが、これはギレルモ・デル・トロ監督が今後撮影するであろう"At the Mountains of Madness"とは何の関係もない、様々な映画のそれっぽいシーンを切り貼りしたファンムービーです。 昨今話題のデル・トロ監督の映画との関連性を装ったフェイクですらありません。これらの動画がアップロードされているyoutubeのページにおいて、製作者自身がはっきりとその素性について説明しています。以下、その一部を引用します。 This is actually a fa

                            • エンタメ
                            • 2010/09/16 23:20
                            • 映画
                            • youtube
                            • 2009-10-21

                              4 users

                              molice.hatenadiary.org

                              186x年、満座の観衆が見守る中で、轟雷と共に円錐型の巨大な砲弾が発射された。目標は──月! 「同志諸君。ここにおられる方で、まだ月を眺めたことのない方、月の話を聞いたことのない方はいないと思います。ここで私が月の話を始めたからといって驚かないで頂きたい。おそらくはこの未知の世界のコロンブスたることが、我々のために残された勤めなのです。御静聴くだされ、満腔の御支持を仰ぐことができるなら、私は諸君を月世界の征服者に致してみせましょう。合衆国三十六州に、さらに月の名前を加えてみせます!」(高山宏・訳) 南北戦争時に北軍の火砲局長を務めあげ、その財力と技術力をもってヘンリー・ハント将軍に伍する戦功をあげたインペイ・バービケイン──退役砲兵達が集い、メリーランド州に設立したボルチモア大砲クラブの会長の座にあった人物の獅子吼の如き演説によって、その空前にして絶後の大計画は幕を開けた。全長270メート

                              • 学び
                              • 2010/07/24 16:47
                              • SF
                              • 宇宙
                              • 墨東ブログ

                                8 users

                                molice.hatenadiary.org

                                6月17日発売の『宇宙(そら)の彼方の色』にて2箇所、初稿段階の訳注に修正を入れ損ねた箇所が見つかっております。 P95 巻頭の地図ではこれを参考に推測的な位置を示した。 → これを参考に巻頭の地図を眺めてみてほしい。 あまり意味がないと判断し、最終的に巻頭地図からセフトン療養所の推測的な位置を削除しましたが、訳注の対応箇所の修正抜けがありました。 P313 訳注23を以下の内容にまるまる差し替え。 本作の後の箇所でユゴスが末子とあるのは、太陽系最外縁の惑星というニュアンスだろう。 推敲に伴い、対応箇所の訳文が変化したことによる訳注の対応箇所の修正抜けです。 「ラブクラフトはチベット語の「Migou」を想像のアイディアにしたとしている。この語は現地で雪男、山岳部に現れる謎の類人猿のような妖怪という意味で使われる。ラブクラフトは『闇に囁くもの』の中でネパールの「Migou」とミ=ゴは、同一の

                                • テクノロジー
                                • 2009/10/23 21:01
                                • クトゥルー
                                • *あとで
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