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富士通がNVIDIA「Rubin」対応の国産AIサーバを今秋製造へ ソブリン需要に対応:製造ITニュース(1/2 ページ) 富士通は、ソブリンAIの需要に応える国産ハイエンドAIサーバやオンプレミス向け生成AI基盤を公開した。国内工場での一貫生産が特徴だ。2026年秋にはNVIDIAの最新GPU「Rubin」対応の新モデルの製造開始であると明かした。 富士通は2026年7月14日、データやAI(人工知能)時代の企業変革をテーマとした同社のイベント「Fujitsu Experience Day 2026」(一般公開:同月15~16日、TAKANAWA GATEWAY Convention Center)の開催に先駆けてメディア見学会を実施した。会場ではセミナーに加えて、テクノロジーや経営基盤、生活体験の変革などに分類された44の展示を披露する。国内で一貫製造するAIサーバや、2026年秋に製
Sceneは2026年6月30日、製造業向け統合ワークスペース「Scene Workspace」に、3D CADデータから組立工程(M-BOM)や組立手順書を作成するAI(人工知能)活用機能を、β機能として搭載したと発表した。デンソーの工機部と共同開発したもので、設計、生産技術、製造の連携を1つの基盤でつなぐ。 Scene Workspaceは、3D CADデータを起点に、組立設計から現場運用までを1つのワークスペースでつなぐ業務基盤だ。製品設計で作成した3D CADデータを設計、生産技術、製造の各部門でレビューし、課題を一元管理できる。さらに、3Dの組立工程やM-BOMの作成、組立工程のレビュー、組立手順書の生成、試作や量産試作時のフィードバック収集までを支援する。 今回搭載したAI活用機能は、設計後に発生する組立の工程検討や指示書作成を支援するものだ。従来、熟練者が3Dモデルを確認しな
関連記事 AIが下半身の動きをサポート 韓国発のウェアラブルロボット「WIM S」が日本に上陸 グロービズは人の歩行動作にリアルタイムで追従し、下半身の動きをサポートする韓国発のウェアラブルロボット「WIM S」の体験会を開催し、同ロボットの機能やユースケースについて説明した。 「歩くトレーニング」をロボットが支援、パナソニックが新サービス開始 パナソニックは2021年4月27日、歩行に不安を抱える人向けのトレーニングを支援する歩行トレーニングのロボットの量産モデルを開発し同ロボットによる「歩行トレーニング支援サービス」を開始することを発表した。 “着る”歩行支援ロボットを2021年夏に発売へ、人の動作を見極めて正しく支援 人に優しいウェアラブルロボットの開発を推進する信州大学発のベンチャー企業であるAssistMotion(以下、アシストモーション)は2020年10月28日、ビジネスイン
AIは設計者を置き換えるのか Autodesk幹部に聞くCADと設計データの未来:メカ設計インタビュー(1/2 ページ) AIの活用が設計/製造の現場にも広がる中、CADの操作や設計者の役割はどう変わるのか。米Autodesk 製品開発/製造ソリューション担当エグゼクティブバイスプレジデントのジェフ・キンダー氏に、AIが設計業務にもたらす変化、AI時代に求められる設計データの在り方、そして同社が描く設計/製造ワークフローの将来像を聞いた。 製造業におけるAI(人工知能)活用は、これまで定型作業の自動化や作業時間の短縮といった用途を中心に広がってきた。設計業務でいえば、CAD操作の補助、設計情報の検索、繰り返し作業の自動化/効率化など、個別タスクを対象とした活用が中心であった。 一方、生成AIやAIエージェントの進化により、AIの適用範囲は個別作業の効率化にとどまらず、設計から製造までのワー
前回は、国際通貨基金(IMF:International Monetary Fund)の最新データから、“われわれの豊かさ”を見る「1人当たりGDP」の国際比較を行いました。“失われた30年”の期間で、1人当たりGDPは、為替レート換算値でも購買力平価換算値でも相対的に日本の立ち位置は低下してきた様子が見られました。 今回は、経済協力開発機構(OECD)のデータベースを基に、日本製造業の「付加価値と投資の関係」について紹介します。 ⇒連載「小川製作所のスキマ時間にながめる経済データ」のバックナンバーはこちら 国民経済計算(SNA)における付加価値と投資 われわれの経済活動を国際比較できるように体系化された統計が「国民経済計算(SNA:System of National Accounts)」です。OECDではSNAの構造に基づいて各国の詳細な統計データが集計/公表されています。今回は、この
経済産業省が公開しているリコール情報に基づき、2026年5月に公表された主なリコール対象製品とその実施理由をまとめた。対象製品の詳細情報については、本文内に記載の関連リンクから確認できる。 また、対象製品を所有している場合は、速やかに使用を停止し、各事業者の指示に従って対応してほしい。 ⇒ 先月のリコール情報はこちら 浴室暖房機で発火リスク マックスは2026年5月12日、同社が製造/販売した「浴室暖房・換気・乾燥機」の一部製品で不具合があり、まれに製品内部から発火する可能性があるとして、リコールを発表した。経済産業省のWebサイトでは、重大製品事故を契機としたリコール製品として公表されている。 対象は「BS-141H」「BS-141SH」「BS-141EH-CX」の一部製品で、製造期間は2006年3月~2007年6月。対象台数は合計1万9271台で、後継機種への無償交換で対応する。 同社
「稼ぐ在庫」と「死に資産」の境界線 キャッシュを生み出す在庫設計4つの鉄則:「稼ぐサプライチェーン」の作り方(2)(1/4 ページ) 在庫は減らすものではなく、設計するもの――。本連載では、実践的な知見をもとに「稼ぐサプライチェーン」の構築法を解き明かします。第2回となる今回は、在庫を「形を変えたキャッシュ」として捉えるB/S視点からさらに踏み込み、会社のキャッシュを最大化する「在庫設計」の4つの実践ポイントと、稼ぐためのマネジメント手法を取り上げます。 はじめに:その「在庫削減」は、本当に会社を強くしているか 「在庫を減らせ」。製造業の経営会議や改善活動の現場で、繰り返し語られる言葉です。もちろん、在庫そのものが悪いわけではありません。在庫はB/S(貸借対照表)上の資産でありながら、企業のキャッシュを固定化する存在でもあります。過剰在庫は、資金繰りを圧迫し、倉庫スペースを埋め、将来的な値
生成AI×3D CADでどこまでできるか試してみた:500mLのペットボトルを作成して!(1/2 ページ) 生成AIの活用は、文章や画像、動画だけでなく、3D CADの分野にも広がり始めています。自然言語で指示するだけで、3Dモデルのたたき台を作成できる環境も登場しつつあります。今回はAutodesk Fusionの「Autodesk Assistant」を使い、ペットボトルの3Dモデル作成を試しながら、生成AI×3D CADの可能性と課題を紹介します。 近年、生成AI(人工知能)の進化は目覚ましく、文章生成や画像生成だけでなく、3D CADの分野にも変化をもたらし始めています。X(旧Twitter)やYouTubeなどでも、「AIに指示しただけで3Dモデルができた」「テキストからCADモデルを生成できた」「設計者の仕事が変わるかもしれない」といった投稿を目にする機会が増えてきました。 こ
「日本がいないと成り立たない」世界へ、フィジカルAIが導く独自の交渉力:人工知能ニュース(1/2 ページ) Laboro.AIはメディア向けAI勉強会を開催し、2026年の業界トレンドや、日本の生存戦略となる次世代AIの動向を解説した。「SaaSの死」に伴うソフトウェア開発の変化や、グローバルなエコシステムで不可欠性を目指す「フィジカルAI」としての勝ち筋を語る。 AI(人工知能)を巡る開発競争の潮目が、大きく変わりつつある。これまでは大規模言語モデル(LLM)のパラメータ数やベンチマークスコアを競う「モデル単体の性能競争」が注目の中心であった。しかし、現在の主戦場はすでにそこにはない。実社会の複雑なシステムを自律制御する「AIエージェント」や、現実の物理空間に直接作用する「フィジカルAI」へのシフトが急激に進んでいる。 こうしたパラダイムシフトが進行するなか、オーダーメイドのカスタムAI
石油化学産業の出発材料となるのが「ナフサ」 中東情勢の影響が、ポテトチップスのパッケージにも表れ始めています。 2026年5月、大手菓子メーカーのカルビーは、「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」など一部商品の包装について、使用する印刷インクの色数を2色に変更すると発表しました。対象は「うすしお味」「コンソメパンチ」「のりしお」などで、カラー包装の在庫がなくなり次第、5月25日以降の出荷分から順次切り替わるとされています。 背景にあるのが、原油/ナフサの調達懸念です。ホルムズ海峡の事実上の封鎖により海上輸送が制限されており、石油を原料とした化学製品のサプライチェーンに乱れが生じています。 ポテトチップスといった実際の商品は、中身だけで成り立っているわけではありません。店頭に並ぶための包装フィルム、そこに印刷されるインク、物流に使われる資材など、周辺には多くの石油由来の化学製品が関わっていま
自動車工場で見えるのに、食品工場では見えないモノ~今日何個作ると決めたか:元トヨタ生技が見た食品工場のなぜ(2)(1/2 ページ) 本連載では、トヨタ自動車で16年間、生産技術/現場改善に携わった筆者が、食品工場で感じる「自動車工場では当たり前なのに、食品工場にはないこと」を軸に、現場の生産性などに悩む食品製造業の経営者に向けて“問い”を投げかけ、改善のヒントを探ります。今回の問いは「あなたの工場では今日、何個作ると決めましたか」。 改善の土壌を確かめる問い 連載の第1回で書いた通り、私は40歳でトヨタ自動車を飛び出した。食品や物流など、「モノが違ってもよく改善できるね」といわれるが、原則は変わらない。前職で教わったのは方法ではなく思想だ。それを試行錯誤しながら実現していくだけである。 トヨタ自動車の改善というと、ストップウォッチ片手に1秒を絞り出す「人」の改善をイメージされがちだ。しかし
前回は、国際通貨基金(IMF:International Monetary Fund)の最新データから、2031年の各国のGDP(国内総生産)予測値について紹介しました。日本は長くバブル崩壊の影響を引きずっていましたが、最近は物価も上がりGDPも拡大傾向にあります。しかし、人口減少が進んでいることから、徐々に世界の国々に抜かされてきている傾向が見られます。 さて、今回は“総額”となるGDPではなく“われわれの豊かさ”を見る「1人当たりGDP」について、国際通貨基金(IMF:International Monetary Fund)の最新データを紹介します。 ⇒連載「小川製作所のスキマ時間にながめる経済データ」のバックナンバーはこちら 1人当たりGDPの変化 日本は近年物価が上昇し、GDPも拡大傾向が強まってきました。失われた30年と呼ばれる経済停滞から脱しつつあるように見えますが、一方で少子
ジャクエツは1916年に創業者の徳本達雄氏がグループの母体となる幼稚園を開設し、その教材作りを事業化したことから幼児教育用品の製造業として展開してきた。1949年に法人化している。社名は「若狭」と「越前」に由来する。 本社は福井県敦賀市若葉町だが、東京にも本社機能を構え、全国に約65の営業拠点を持つ。製品は、教材/教具や遊具、園児服にとどまらず、園舎の建築設計、リノベーション、ランドスケープデザイン、公共施設の遊び空間づくりまで多岐にわたる。全国の幼稚園や保育園を主要顧客とし、自治体や商業施設向けの幼児向けスペースの企画や運営に関する案件も増えている。 ジャクエツの事業の特徴は、企画、デザイン、製造、施工、アフターメンテナンスまでを一貫して担う体制だ。敦賀市の自社工場を中核に、安全性と品質を重視したモノづくりを続ける。近年は、発達心理学やデザイン分野の専門家と連携する研究拠点「PLAY D
イチから全部作ってみよう(32)PythonでSQLを実行してデータベースを操作する:山浦恒央の“くみこみ”な話(201)(1/4 ページ) ソフトウェア開発の全工程を学ぶ新シリーズ「イチから全部作ってみよう」。第32回は、さらに一歩踏み込み、PythonプログラムからSQLを実行してデータベースを操作する方法を解説する。 1.はじめに 山浦恒央の“くみこみ”な話の連載第170回から、入門者をターゲットとして、「イチから全部作ってみよう」というシリーズを始めました。このシリーズでは、多岐にわたるソフトウェア開発の最初から最後まで、すなわち、要求仕様の定義、設計書の作成、コーディング、デバッグ、テスト、保守までの「開発フェーズ」の全プロセスを具体的に理解、経験することを目的にしています。 興味がある方は、連載第170回からのバックナンバーをご覧ください。 ⇒連載「山浦恒央の“くみこみ”な話」
世界の人口は増加しており、2050年には100億人を突破すると見られている。人口増加に伴う食料需要の高まりに対して供給力の不足が懸念されている。そうした中、オムロンはこれまで培ったセンサーやコントローラーなどのFA技術を活用した“アグリオートメーション”に挑もうとしている。新事業の担当者に話を聞いた。 進む農地の大規模化、オムロンがFA技術で挑む“農業オートメーション” 日本など一部先進国で人口減少が進む一方で、世界全体では人口が増加しており、2050年には100億人を突破すると見られている。人口増加に伴う食料需要の高まりに対して、農業従事者の不足などにより、供給力に対する懸念が生じている。 国内では、農業従事者の高齢化、後継者不足による生産量などの低下が懸念され、海外では農業の大規模化が進む中で広大な農地を管理する人材不足が拡大している。気候変動に伴って頻発する自然災害も、作物に深刻な影
ニデックは2026年5月13日、東京都内とオンラインで会見を開き、家電用モーターを中心とする一部製品で判明した品質に関する不適切行為について説明した。一連の不適切会計問題に対応するため2025年10月30日に設置した「ニデック再生委員会」が、2026年1月8日から実施した品質総点検に対して、既に1000件以上の品質不適切行為の疑いが確認されているという。会見同日に開催した取締役会で、この品質問題の事実関係や原因の究明、改善策の検討を目的とする調査委員会の設置を決議した。調査委員会による調査は2026年8月末をめどに完了する予定だ。 ニデック 代表取締役社長執行役員 CEOの岸田光哉氏は「品質は製造業である当社グループの根幹であり、今回の問題は極めて重く受け止めている。会計不正問題に続き多大なるご心配とご迷惑をお掛けしていることを心より深くおわび申し上げる。顧客に対しては、順次連絡と説明をし
動かぬ検証機「SEIMEI」に純国産ヒューマノイド開発に向けたKyoHAの覚悟を見た:ロボット開発クローズアップ(1/3 ページ) 京都ヒューマノイドアソシエーション(KyoHA)が純国産ヒューマノイドの検証機「SEIMEI」を公開した。足首パーツの破損で動的デモを披露できないというトラブルを隠さず、未完成の現状をさらけ出したところにKyoHAの純国産ヒューマノイド開発に向けた覚悟が見えた。 2026年4月28日、平安神宮会館(京都市左京区)。新緑に包まれた歴史ある舞台で、日本のロボット産業の歴史に新たな1ページが刻まれた。京都ヒューマノイドアソシエーション(KyoHA)が、企画/設計/開発、そして構成部品の全てを国内で完結させることを目指す「純国産ヒューマノイド」の検証機を初めて報道陣に公開したのだ。 検証機のコードネームは「SEIMEI」。それは、知能と身体の融合を象徴し、日本の技術の
ソニーAIは2026年4月22日、一流およびプロレベルの卓球選手と現実世界で対戦できる自律システム「Ace」の研究成果が、国際科学誌「Nature」第8110号に掲載されたと発表した。 Aceは、ソニー独自のセンサー技術と強化学習、精密なハードウェアを統合したシステムだ。これまでAI(人工知能)はチェスや囲碁、ゲームなどのデジタル領域において超人的な能力を示してきたが、同研究では1000分の1秒単位の制御が求められる物理的なスポーツ競技へのAI応用を初めて可能にした。 認識面では、ソニーセミコンダクタソリューションズ(SSS)のイメージセンサー「IMX273」搭載カメラ9台で、ボールの3次元位置を正確に把握する。さらに、SSSのイベントベースビジョンセンサー「IMX636」と、パンチルトミラー、焦点可変望遠鏡レンズを組み合わせた3機の視線制御システムにより、ボールの回転の向きと速度をリアル
ソニーとTSMCが新たな合弁検討、半導体のファブライト化とフィジカルAI見据え:製造マネジメントニュース ソニーセミコンダクタソリューションズとTSMCは、次世代イメージセンサーの開発と製造に関する戦略的提携に向けて、法的拘束力を伴わない基本合意書を締結した。 ソニーセミコンダクタソリューションズ(以下、ソニー)とTaiwan Semiconductor Manufacturing Company(TSMC)は2026年5月8日、次世代イメージセンサーの開発と製造に関する戦略的提携に向けた基本合意書を締結したと発表した。なお、この合意書に法的拘束力はない。 今回の提携により、ソニーとTSMCは、ソニーが過半数の株式を保有し支配株主となる合弁会社の設立を検討する。加えて、熊本県合志市に新たに建設されたソニーの工場への開発と生産ラインの構築に向けた検討を進める。 今回の合弁会社を通じて、両社は
空前のAIブーム!「猫も杓子もAI」な現状は今後も続くのか?【前編】:武田一城の「製品セキュリティ」進化論(5)(1/2 ページ) 近年「製品セキュリティ」と呼ばれ始めたセキュリティの新分野に関する事象を紹介し考察する本連載。今回は、連載テーマである「製品セキュリティ」から多少は逸脱するが、IT革命以来の世界を革新するものと世論に目されているAIのこれまでと今後について述べる。 ChatGPTの衝撃的な登場以降、世界はいまだかつてない「知の競争」に沸き立っている。さまざまな業種業態の企業が、あらゆるビジネスシーンでこの生成AI(人工知能)を使いこなし、圧倒的な優位性を築こうと競い合っている。それらの主導権を巡る「大騒ぎ」の様相は、もはや一時的なブームとしての「バズワード」を完全に超え、社会の構造を根底から書き換え始めたと言っても過言ではないだろう。 ⇒連載『武田一城の「製品セキュリティ」進
AIで脱属人化を加速! 日本ペイントGが技術情報検索時間を20分の1に:マテリアルズインフォマティクス最前線(8)(1/3 ページ) 製造業のDXを阻む属人化の壁。日本ペイントコーポレートソリューションズは、生成AIを活用した技術検索システム「Ai-Tech」を構築し、この課題を解消した。20年稼働した旧システムを刷新し、技術検索にかかる時間を最大20分の1へ劇的に短縮。こうした成果を生んだAIの活用方法とは――。 国内のメーカーでは、製品のニーズの多様化や開発期間短縮の影響で、扱う素材の高品質化と開発スピードの向上が求められている他、海外拠点でも国内製品と同様の品質を実現することが必要となっている。しかし、研究者や技術者のノウハウに依存したこれまでの手法では対応が難しい状況だ。 解決策の1つとして、材料開発の速度と精度を向上させるために、マテリアルズインフォマティクス(MI)やプロセスイ
東北大学は2026年4月1日、前眼部を観察する細隙灯検査が可能な小型AI(人工知能)搭載システムの開発したと発表した。独自開発の軽量なエッジAIを採用し、通信環境のない医療過疎地域や災害時でも高度な補助診断を可能にした。 白内障や緑内障のリスクとなる狭隅角などの前眼部疾患は、視力障害の主要な原因となる。しかし、その診断には、高額な大型装置と専門医の熟練した技術が必要だった。 今回開発したシステムは、デバイス内で完結するエッジAIが高度な医療機器に匹敵する精度で撮影し、状態を数値化する。これにより、専門的な知識がなくても安定した検査結果を得られる。また、従来の検査で用いる細隙灯顕微鏡と比較して、約6分の1の低コスト化が可能となる。 検査者が自身で操作できる自撮り機能を備えており、専門医が不在の健診施設や福祉施設、駅、商業施設といった公共空間でのスクリーニングが可能になる。スリット光を当ててス
欧州においてPHEV(プラグインハイブリッド車)が重大な転換点を迎えている。欧州委員会がPHEVのCO2排出量算定方法を2025年および2027年の2段階で変更する規制を導入しており、2027年以降は、PHEVのCO2排出量がガソリン車やHEVと同等、あるいは車種によってはHEVを上回るCO2排出量と評価される可能性が高く、環境対応車としての優位性は失われる。 欧州において、PHEV(プラグインハイブリッド車)が重大な転換点を迎えている。環境NGOなどの指摘を受けて欧州委員会が調査した結果、CO2排出量に関する公称値と実走行時の乖離(かいり)が平均3.5倍に達することが判明した。 背景には、PHEVの多くのユーザーが充電を行わずエンジン主体で走行している実態がある。このため、欧州委員会は実走行データを重視した規制体系へ移行し、PHEVのCO2排出量算定方法を、2025年および2027年の2
トヨタ自動車のエンジニアが気付いたこと 私は、トヨタ自動車の車両工場で改善をしていたエンジニアだ。16年間、主に自動車組立工場で品質管理、新車立ち上げ、レイアウト工事などを担当していた。そして、40歳の時にトヨタ自動車を辞めた。 きっかけは2つある。 1つ目は購入部品担当のとき、苦しい状況で経営する中小企業に、社員のままでは何もしてあげられなかったことだ。歯がゆい思いをした。 2つ目は、トヨタ自動車の歴史を改めて調べたときだ。この巨大企業は、もともとは私と同世代の技術者が立ち上げたベンチャーだった。社内の創業記念館で、その事実が強烈に突き刺さり、安定を捨てられない自分が恥ずかしくなった。挑戦せずにこの人生を終えられない。飛び出して自分のスキルを世の中に役立てたい。そう思って始めた工場改善の仕事である。 当初は自動車関連の工場からの依頼が中心になると思っていた。ところが意外にも、食品工場から
2031年の日本のGDPは世界6位に下落、成長しても順位が下がる理由とは:小川製作所のスキマ時間にながめる経済データ(46)(1/3 ページ) ビジネスを進める上で、日本経済の立ち位置を知ることはとても大切です。本連載では「スキマ時間に読める経済データ」をテーマに、役立つ情報を皆さんと共有していきます。国際通貨基金の最新データから、2031年の各国のGDP予測値について紹介します。
PFASの基礎知識やリスクなどを紹介する本連載。第1回はPFASの概要やPFOSやPFOAの問題とPFAS問題の違いなどについて説明する。 PFASとは何か? PFAS(ピーファス)とは「ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物」の総称のことである。PFASは、アルキル基(炭化水素)の水素の代わりにフッ素が結合している構造を基本としている。アルキル基の水素の全部がフッ素で置換されたものを「ペルフルオロアルキル化合物」、一部がフッ素で置換されたものが「ポリフルオロアルキル化合物」となる。基本構造である炭素とフッ素の結合は非常に強力であるため、以下のような極めて有用な化学的性質を持っている。 これらの優れた特性から、現代社会のさまざまな分野で使用されている。例えば、工業用途では、半導体製造や自動車製造、金属メッキ、泡消火剤などに活用されている。身近な製品では、フライパンのコー
英Armは2026年3月24日にハイブリッド形式で「Arm Everywhere」と題したイベントを開催。同社として初のCPUチップである「AGI CPU」を発表した。発表の模様はYouTubeで視聴できるが、この内容を改めてご紹介したいと思う。 ⇒連載「Arm最新動向報告」バックナンバー CPUの重要性が薄れてきているという見解を一蹴 まずは発表内容を簡単に説明したい。Arm CEOのレネ・ハース(Rene Haas)氏は、昨今のAI(人工知能)ブームの中で、CPUの重要性が薄れてきているという見解をまず一蹴した(図1)。 図1 マーク・トウェインの“The reports of my death are greatly exaggerated(実際は従兄弟が重体になっただけなのに、自身の死亡報道が流れたことに対して、新聞社に送った手紙の中の有名なフレーズ)”をもじって、CPUの重要性が
「デカ目」「美肌」なぜ生まれた? フリュー社長が語るプリ機30年の技術変革:イノベーションのレシピ(1/3 ページ) 誕生から30年を迎えたプリントシール機。「デカ目」や「美肌」に代表される技術は、いかにして生まれたのか。業界トップシェアを誇るフリュー 代表取締役社長の榎本雅仁氏に、ハードとソフト両面の技術変革の軌跡から、「推し活」需要を見据えた今後のグローバル戦略までを聞いた。 「盛る」「デカ目」「美肌」――プリントシール機は、若者の写真文化が激変する中、約30年にわたりカルチャーの最前線を走り続けてきた。 現在、プリントシール機業界のトップシェアを握るのがフリューだ。「ただ撮るだけ」の機械から「盛る」文化を生み出し、SNS投稿前提のエンタメ端末への進化をけん引してきた。2026年3月20日~4月5日には、プリ誕生30周年を記念して「ウチらのプリ展 ~Dear令和 By平成~」を開催した
脱炭素の救世主? バイオエタノールからプロピレンを生み出す触媒技術に迫る:材料技術(1/2 ページ) 化石燃料に依存するプロピレン製造は、大量のCO2排出が避けられず、脱炭素化の課題となっている。そんな中、三菱ケミカル発のスタートアップであるiPEACE223が、バイオエタノールを原料にプロピレンを連続生産する技術を開発した。同社が実証のために建設した「川崎ベンチプラント」の見学会をレポートし、この技術の仕組みと強みに迫る。 三菱ケミカルが開発したゼオライト触媒技術の実用化を担うスタートアップであるiPEACE223は2025年8月27日、神奈川県川崎市で、同技術などにより、バイオエタノールからプロピレンを連続生成する「川崎ベンチプラント」の見学会を開催した。【訂正あり】 0.38nmの微細な穴を有すチャバサイト型ゼオライト触媒を活用 エチレンとプロピレンは化学産業で主たる原料として使われ
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