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TGS2024
nainaiteiyan.hatenablog.com
モーリス・ブランショ『終わりなき対話 III 書物の不在(中性的なもの・断片的なもの)』筑摩書房(2017) パトリシア・ヒル・コリンズ『インターセクショナリティの批判的社会理論』勁草書房)(2024) ユルゲン・ハーバーマス『討議倫理 〈新装版〉』法政大学出版局(2013) ジョナサン・ハイト『社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学』紀伊国屋書店(2014) 執行草舟『悲願へ 松下幸之助と現代』PHP研究所(2019) 成田大起『「批判」の政治理論: ハーバーマスとホネットにおける批判の方法論』勁草書房(2023) 新・読書日記121 – ラボ読書梟
柄谷 行人 (著), 中上 健次 (著)『柄谷行人中上健次全対話』講談社文芸文庫(2011) ジョン・スチュアート ミル『自由論』光文社古典新訳文庫(2012) 新・読書日記119 – ラボ読書梟 関連図書 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com
ユルゲン・ハーバーマス『討議倫理 〈新装版〉』法政大学出版局(2013) ジョン・スチュアート ミル『自由論』光文社古典新訳文庫(2012) ジョナサン・ハイト『社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学』紀伊国屋書店(2014) 新・読書日記117 – ラボ読書梟 関連図書 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com
ベッティーナ・シュタングネト『エルサレム〈以前〉のアイヒマン』みすず書房 ジョン・スチュアート ミル『自由論』光文社古典新訳文庫(2012) アルトゥール・ショーペンハウアー『随感録』白水社(2023) 新・読書日記115 – ラボ読書梟 関連図書 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com
落合陽一『忘れる読書』PHP研究書 (2022) シーラ・ジェフリーズ『美とミソジニー』慶應義塾大学出版会 (2022) 新・読書日記27 – ラボ読書梟 (旧 はてなブログ大学文学部)
マーク・フィッシャー『ポスト資本主義の欲望』左右社 (2022) 橋爪大三郎『小室直樹の世界』ミネルヴァ書房 (2013) 新・読書日記23 – ラボ読書梟 (旧 はてなブログ大学文学部)
読んだ本 戸谷洋志/百木漠『漂白のアーレント 戦場のヨナス』慶應義塾大学出版会 (2020) 小室直樹『日本人のためのイスラム原論 新装版』集英社インターナショナル (2023) 小田原のどか『モニュメント原論』青土社 (2023) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 引き続き昨日のつづきを読み進めた。 ・『漂白のアーレント 戦場のヨナス』 ・『日本人のためのイスラム原論 新装版』 (読書日記1286に収録) nainaiteiyan.hatenablog.com ・・・ 『漂白のアーレント 戦場のヨナス』 アーレントとヨナスの生涯が描かれる。 読みやすさと内容の深さに興味が涌き、100項までいっきに読み進めた。 アーレントのほうは『ハンナ・アーレント、三つの逃亡』と内容が重なる箇所もあり、さらっと理解することができた。 nainaitei
読んだ本 ビートたけし『ニッポンが壊れる』小学館新書 (2023) 戸谷洋志/百木漠『漂白のアーレント 戦場のヨナス』慶應義塾大学出版会 (2020) 小室直樹『日本人のためのイスラム原論 新装版』集英社インターナショナル (2023) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 『日本人のためのイスラム原論 新装版』 つづきを読み進めた。(読書日記1285に収録) nainaiteiyan.hatenablog.com 昨日はイスラム教の教えにおいて「宗教の寛容」と「自爆テロ」は両立すると小室直樹が述べたが、その理由を知るには遡っていろいろと考えないといけない為、話が広がっていき、その途中でストップした。 「救済」の意味をたどることによってイスラム教の本質がみえてくるというのが本書の流れであった。 今日はそのイスラム教の救済の意味について読み進め
読んだ本 高崎将平『そうしないことはありえたか?自由論入門』青土社 (2022) 柴田元幸/高橋源一郎『小説の読み方、書き方、訳し方』河出文庫 (2013) パウル・クレー『クレーの日記』みすず書房 (2018) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 メモ 『クレーの日記』 "民主主義というものは、中途半端な教養しか持たないものだから、せっせとキッチュを養い育てる。芸術家の力は、精神的であるべきだ。多数派の力はしかし物質的だ。ふたつの世界がぶつかり合うところには、偶然が支配する。スイスという国では、国民が正直になって、芸術を法律で禁じるべきだ。最高権力者たちが芸術の世界に足を踏み入れたことなどないのだから、ここの人たちは半分野蛮人だ。そして大衆は支配者たちを信じる。公の場で主張できる芸術家たちがいないからだ。まだ九九九人のキッチュ芸術家たちが
読んだ本 宮台真司『<世界>はそもそもデタラメである』メディアファクトリー (2008) 松本卓也『享楽社会論ー現代ラカン派の展開』人文書院 (2018) 山口尚『人が人を罰するということ:自由と責任の哲学入門』ちくま新書 (2023) フローベール『感情教育(下)』光文社古典新訳文庫 (2014) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 てきとうに手帳をパラパラめくっているとザミャーチンの言葉が書かれていたので、覚えるつもりで再度書き残したくなった。 ザミャーチン「真の文学は、勤勉で従順な役人からではなく、狂人、隠遁者、異端者、夢想家、反逆者、懐疑論者から生まれる」 今日は自分なりの小説の書き方の型ができてきたように思う。 自分は劇的に展開するミステリーは絶対に書けないことは分かっている。 自分には自分なりに考えたこと、感じたことがある。それ
読んだ本 松村圭一郎『旋回する人類学』講談社 (2023) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 人類学という学問は歴史的に優生学と同様に、差別の観点からスタートしている。 ジャンルを問わず、西洋の人々が自分達とは違う外見の人々を「人間ではない」と考えていた、あるいは発言していたと書かれている本は枚挙にいとまがない。哲学者ではエマニエル・カントがその代表格と言える。 人類学の発展は過去との断絶、あるいは乗り越えることを意味してきた。 従って、人類学は科学とは違い累積的な学問とはやや違う性質を持っている。そのようなことが書かれている。 とりわけその断絶に貢献したのは別の分野での研究であった。エドワード・サイード『オリエンタリズム』では、西洋人が非西洋人を描くことに権力性、暴力性があることを論じ、人類学者は異文化の研究をすることの正当性すら剥奪され
読んだ本 ユヴァル・ノア・ハラリ『ホモ・デウス』河出文庫 (2022) 大澤真幸『新世紀のコミュニズムへ』NHK出版新書 (2021) 佐々木中『踊れわれわれの夜を、そして世界に朝を迎えよ』河出書房新社 (2013) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 『新世紀のコミュニズムへ』を読み終えた。 内容は高度であり、全体をまとめるには力不足であることを痛感。 本書に書かれているのは、20世紀の考えとしては民主主義と資本主義が車輪のような関係にあり、それが資本主義の定石であるというのが通説であった。しかし中国が経済的に大きく成長しその定石を崩してしまった。 資本主義は民主主義と関係を保ちながらも権威を必要としている。という主旨のことが書かれていたが、本書における最後のあたりのヘーゲルとマルクスに関する理論と大澤氏の理論がいまいち掴めなかった。 力不
フリードリッヒ・ニーチェ『権力への意志 上』ちくま学芸文庫 (1993) J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』白水社 (2006) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』を無性に読みたくなった。 ひとまず今日は、学業に厳しい学校を退学させられ、先生と挨拶する場面まで読み進めた。 自分は、Youtuber銀歯が好きな時期が一時あり、銀歯がサリンジャーについて熱く語っていたこともあってか、急に読みたくなった。どんな物語なのか気になるところである。 ・・・ ニーチェは否定ばかりで読んでいて面白くないところもあるが、人間の意志について良いことを書いていると感じたのでメモをとった。 "高級な人間が低級な人間から区別されるのは、恐怖をいだかず、不幸に挑戦する点である。幸福主義的価値尺度が至上のものとみなされは
読んだ本 仲正昌樹『ヘーゲルを越えるヘーゲル』講談社現代新書 (2018) 仲正昌樹『マックス・ウェーバーを読む』講談社現代新書 (2014) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 宮台真司『崩壊を加速させよ』の深さ・面白さを感じるようになってきたので、自然とウェーバーに関する関心は高まった。加えて一回挫折した『ヘーゲルを越えるヘーゲル』をもう一度読み直そうと思うようになった。 宮台氏は『崩壊を加速させよ』のなかで、近代の合理化から手続主義が広がり、手続主義の外側がない状態を「鉄の檻」と説明していた。 『マックス・ウェーバーを読む』も同じような説明がなされていた。 "ピューリタンの作り出した合理的秩序は、禁欲の精神を喪失したにもかかわらず、依然として人々の生き方を規定し続ける、「鉄の檻 ein stahlhartes Gehäuse」と化してし
読んだ本 デューイ『民主主義と教育 上』岩波文庫 (1975) フリードリヒ・フォン・シラー『改装版 人間の美的教育について』法政大学出版局 (2017) 福嶋亮太『百年の批評:近代をいかに相続するか』青土社 (2019) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 つい最近まで本を理解しよう、理解しようという気持ちが先行し、読みながら自分で物事を考えるほうに重点を置けなくなってしまっていたように思われた。 今日は意識的にそのことに留意し、要所要所で時間を作り自分である程度深く考える、精読に近い読み方で読書を行った。 ・・・ 『書物というウイルス』などの著者、福嶋氏は文学について次のように語った。 「文学とは徹頭徹尾、自己形成的な「プロジェクト」なのであり、多元的なプレイヤーの相互批評によってはじめて相続できるものである。」 その後福嶋氏の夏目漱石論
読んだ本 仲正昌樹『マックス・ウェーバーを読む』講談社現代新書 (2014) 出光佐三『マルクスが日本に生まれていたら <新版> 』春秋社 (2013) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 『なぜ少子高齢化は止まらないのか』の立ち読みをきっかけに、もう少し広い視野で物事を考えられるようになりたいと感じた。 「経済成長は必要である」 という漠然とした回答(立ち読みなので論旨は勿論理解していない)に納得いかず(さすがにあれこれ本を買う余裕はなく)、立ち読みである程度カバーしながら今持っている知恵と本で自分なりの回答を出したいと考えた。 (今日読んだ本は勿論この問題と関連付けて読書を行った) ・・・ 今日は中野剛志『どうする財源』祥伝社 (2023) を立ち読みした。 さっと流れを掴んで結論だけ記憶した。歴史的には国債の発行がベストという回答であっ
久々の独り言です。 転売に関する考察 – 読書梟の独り言
読んだ本 宮川幸奈『自律を目指す教育とは何かー自然主義的な教育哲学の試み』春風社 (2022) 山本七平/小室直樹『日本教の社会学』ビジネス社 (2016) 古井由吉『連れ連れに文学を語る 古井由吉対談集成』草思社 (2022) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 『日本教の社会学』から感想を書いていくと話が広がっていくように思う。 まだ50ページほどしか読み進めていないが「空気」というものを徹底的に研究した山本七平と小室直樹の対談は非常に濃い内容であった。 そして昨日読みきった『パンとサーカス』とも多少内容の被るものであった。 本書の序盤は、内容としては「デモクラシー」とは何か、「自由」とは何かについて語られた。 アメリカと日本の決定的な違いは、アメリカは責任の所在を正確に定めるところから民主主義はスタートするが、日本において「民主的」と言
読んだ本 小室直樹『 [ 新装版 ] 日本人のための宗教原論』徳間書店 (2021) 島田雅彦『パンとサーカス』講談社 (2022) つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 110項まで読み進めた。 本書を読むことで、今まで考えられなかったことまで考えることが可能になってきたように感じる。 モリス・バーマン『デカルトからベイトソンヘ』において、現代は科学によって信仰心が削ぎ落とされてしまった旨が書かれている。 宗教の種類だけ行動様式があるので、行動様式の総数は宗教の数に比例する。 普通に考えれば、信仰心が無くなればそれは行動様式の減少を意味する。 究極的には、世界が全体的に似たような行動様式になればお互いが理解し合える確率が高まるのではないだろうか。 宗教の対立はお互い
読んだ本 島田雅彦『パンとサーカス』講談社 (2022) ヘレン・プラックローズ/ジェームズ・リンゼイ『「社会正義」はいつも正しい:人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて』早川書房 (2022) つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 『パンとサーカス』は5時間ほどかけて150ページ弱読み進めた。 「いまもっとも読まれている政治小説」ということでどういうものか気になるところであった。 時間はかかったが読みやすく、ストーリーや人物設定が頭にしっかりと入っていく小説であった。 ただ、政治に対するある程度の前提知識がない、例えば10代の若い読者がこれを読んで、「次にどんな本を読んでみたいと思うのだろう」と考えてみると方向性が見えてこない。 「政治家は国民のこ
読んだ本 小室直樹『日本人のための憲法原論』集英社インターナショナル (2006) つづきを読みすすめた。 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 頭に刻むにはアウトプットを繰り返すしかないように思われた。 まず「憲法と民主主義は本質的には無関係である」と小室直樹は述べている点。 ヨーロッパではじめて誕生した憲法は「マグナ・カルタ」であり、これはイギリスのジョン王が「慣習法」をあまりにも無視したために生まれたとされる。 小室直樹は、「憲法とは成文法ではなく、本質的には慣習法である」と19ページにハッキリと書いている。 つまり、憲法の精神は「慣習」に依拠しており、これが無視されれば憲法は効力を失うと憲法学者は考えている、と小室直樹は述べる
nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1. 松岡正剛『資本主義問題』角川ソフィア文庫 (2021) 2. 松岡正剛『感ビジネス』角川ソフィア文庫 (2019) 3. 仲正昌樹『ドゥルーズ+ガタリ<アンチ・オイディプス>入門講義』作品社 (2018) 4. 松岡正剛『感ビジネス』角川ソフィア文庫 (2019) 5. 松岡正剛『感ビジネス』角川ソフィア文庫 (2019) 6. 中沢新一『新版 はじまりのレーニン』岩波現代文庫 (2017) 7. 小坂井敏晶『格差という虚構』ちくま新書 (2021) 8. 小坂井敏晶『格差という虚構』ちくま新書 (2021) 9. 和田静香『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?国会議員に聞いてみた。』左右社 (2021) 10. 和田静香『時給はいつも最低賃
読んだ本 サラ・サリー『シリーズ現代思想ハンドブック:ジュディス・バトラー』青土社 (2005) 引用元:版元ドットコム ロージ・ブライドッティ『ポストヒューマン:新しい人文学に向けて』フィルムアート社 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ "主体とは、個人が理解可能性を達成し、再生産するための言語学的根拠であり、その存在と行為能力の言語学的条件である。" (『権力の心的な生』P20) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 バトラー『欲望の主体』に挫折してしまったが、『反「大学革命」論』のなかに書かれていたデリダの「パフォーマティヴ論」に触発されるかたちで再度読む意欲がわいた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ・・・ 読み込んでみると、バトラーという哲学者は「自分(主体)」と
読んだ本 ロージ・ブライドッティ『ポストヒューマン:新しい人文学に向けて』フィルムアート社 (2019) 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ "誇りをもつ人間は、他人によって投影された自分ではなく自分の中に充実した自分自身を感じることを好む。" (『ピェール 黙示録よりも深く (下) 』P115 ) "進歩的な政治信条として、人文主義は、連動する他の二つの考えと特権的な関係をもっている。その二つとは、平等の追求による人間の解放と、合理的な統治による世俗主義である。これら二つの前提は人文主義という概念から生まれたものであり、それはまるで古代の女神アテナがゼウスの頭から、戦闘のために完全武装した姿で生まれたかのようである。" (『ポストヒューマン:新しい人文学に向けて』P51) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
読んだ本 ジャコモ・レオパルディ『断想集』幻戯書房 (2020) マーク・ソームズ+カレン・カプラン=ソームズ『神経精神分析入門:深層神経心理学への招待』青土社 (2022) 宮台真司・苅部直・渡辺靖『民主主義は不可能なのか?ーコモンセンスが崩壊した世界で』読書人 (2019) 藤本夕衣・古川雄嗣・渡邊浩一『反「大学改革」論:若手からの問題提起』ナカニシヤ出版 (2017) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 少し前の日記に、自分は「凡人は欲望にしたがって、天才は好奇心から派生した信念で生きる」といった主旨のことを書いた。 また、執行草舟氏が強く働きかけ書物復刊に至ったマイケル・ヤング『メリトクラシー』と関連づけて再度競争の原理とその意義について考えさせられた。 宮台真司氏によれば、「自由放任主義」に依拠するフリードリヒ・ハイエクのいう「スポ
読んだ本 マイケル・ノース『一九二二年を読む:モダンの現場に戻って』水声社 (2021) 引用元:版元ドットコム 中井亜佐子『<わたしたち>の到来 英語圏モダニズムにおける歴史叙述とマニフェスト』月曜社 (2020) 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ "ベンヤミンは、芸術が大衆の娯楽として消費される時代には芸術の受容はきわめて政治的なものとなると指摘している。" (『<わたしたち>の到来』P85 ) →何故? →(ベンヤミンによれば)"新しい社会構造に対する不可避の欲求がひそかに少数の有産階級の都合によって搾取される" (『<わたしたち>の到来』P85 ) ・・・ "ウルフによれば、小説の映画化とは、文字を単純なイメージにおきかえてしまうこと(・・・)である" (『<わたしたち>の到来』P91 ) ーーーーーーーーー
読んだ本 引用元:版元ドットコム 引用元:版元ドットコム 引用元:版元ドットコム 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ "すぐれた資質に恵まれて、いきいきとしているひとりの人間に対し、十人は凡庸で生活力に乏しい。そしてすぐれた政治の目的は、後者が、自分よりすぐれている者が当然就くべき社会秩序における地位を絶対に奪わぬようにすることである。" (マイケル・ヤング『メリトクラシー』P50) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 執行草舟氏の働きかけによって本書が復刊されたとされる。 Amazonのレビューにはマイケル・サンデルの『実力も運のうち』が話題を呼んでいることから復刊に至ったのではないか、と見ている人間がいるが、恐らく関係ない。 執行草舟氏が本書を強く推しているのは平等主
読んだ本 引用元:版元ドットコム 引用元:版元ドットコム 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ "今日では民主主義の影響をうけて、協力の美徳が過去において服従の美徳が占めた位置に取って代わった。" P114 (『人生についての断章』) "協力という徳は理想としても不完全である。自分一人ではなく社会との関連において生きることは正しいが、社会のために生きることは、けっして社会がしていることをすることを意味しない。例えば劇場で火災が起り、観客が我先きに逃げ出して混乱状態になった場合を考えよう。いわゆる「協力」の美徳しか持ち合わせていない人は自ら立ち上がって群衆に抗しようとする気迫を持たないために、群衆と一緒になって逃げるだろう。戦争に突入する際の国民の心理状態は、すべての点でこれと同じである。" P115(『人生についての断章
読んだ本 永井敦子・畑亜弥子・吉澤英樹・吉村和明共編『アンドレ・マルローと現代:ポストヒューマニズム時代の<希望>の再生』上智大学出版 (2021) 引用元:版元ドットコム 引用元:版元ドットコム 池澤夏樹『楽しい終末』中公文庫 (2012) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ "『文学の新時代』においてプーライユは、この世には二種類の作家が存在することを示し、一方を人間的に読み手を感動させる作家、他方を知的に私たちに触れるだけの作家とし、前者は「まさにそうだ、その通りだ、まったくだ」と読者に感じさせ、後者は「善」、「美」を感じさせるだけで心に訴えかけるものはないとして、前者のタイプの作家を特権視している。(・・・)その意味において、『征服者』を刊行したマルローは、一九三0年代初頭のプーライユにとって輝かしい存在に見えたのだろう。" P34
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