恥ずかしい話だが、私は「アルバイト」というものを1種類しか経験したことがない。比較的裕福な家庭に生まれたことは紛れもない事実だが、厳格な父からは毎月5千円の小遣いのみが与えられていた。通っていた高校はアルバイトが禁止されていたため、当時練習していたエレキベースの機材費や、ゴリゴリにハマっていたアイドル(Berryz工房)のコンサートを全通するだけの資金を捻出するためには、食費の節制に加えヤフオクのチケット転売に手を染めることを余儀なくされていた。(正当化するつもりはないが当時は当たり前のようにチケット転売が行われていました。ごめんなさい) 大学生の夏になって初めて私は”労働する権利”を親から与えられ、「私の性癖の全てを歪めた女」(この人物についてもいずれnoteで記す)の紹介で、塾講師を始めることとなる。偏差値68以上の大学に通っていたこともあり、履歴書の提出のみで採用が通知された。塾講師