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note.com/jinbunxshakai
どうも、『人文×社会』の中の人です。 今回は、「ダッシュ」シリーズ第2弾(?)ということで、全角ダッシュに関する話をご紹介していきたいと思います。 全角ダッシュ(—)は、見た目の上では単なる横棒でしかありません。ですが、実は波ダッシュ(〜)に劣らず、組版上では混乱が生じる厄介な存在です。 ダッシュっぽいもの一覧 まず、PC上で表示されるダッシュっぽいものを確認しておきましょう。 エムダッシュ — エヌダッシュ – フィギュアダッシュ ‒ ハイフン - マイナス - 水平線 ―見た目だとあんまり違いを判別できないかもしれませんが、いちおうこの中で最もよく使われるのが、エムダッシュ(em dash)とエヌダッシュ(en dash)です。 ハイフン、マイナス、水平線にいたっては、見た目はダッシュっぽいですが、厳密に言うとダッシュではありません。 ですが
どうも、『人文×社会』の中の人です。 今回は、組版でよく話題になる「紛らわしい約物」についてご紹介したいと思います。 実はかっこやダッシュ等のいくつかの約物について、よくある間違った使い方というものが存在します。自分の使い方が正しいかどうか、ぜひチェックしてみてください! 約物とは「約物」とは、かっこ、句読点、疑問符、ダッシュ等の記号類のことです。英語のpunctuation markに相当します。アルファベット、漢字、かな文字と違って、文章を読む時に普通発音されない点に特徴があります。 約物の例としては、以下のようなものが挙げられます。 かぎかっこ、丸かっこ、山かっこ、角かっこ、波かっこ、隅付きかっこ、句点、読点、ピリオド、コンマ、コロン、セミコロン、クオーテーションマーク、ダブルクオーテーションマーク、疑問符、感嘆符、エムダッシュ、エヌダッシュ、ハイフン、アポストロフィ、3点リーダ、中
どうも、『人文×社会』の中の人です。 今回は、WindowsとMacで起こった「波ダッシュ」をめぐるドタバタ劇をご紹介したいと思います。 波ダッシュといえば、「〜」という記号。どこにもドタバタする要素がないように思えますが、実は今でも組版業界で問題となっている大混乱があります。 波ダッシュと全角チルダ「それ、不等号ですよ! 紛らわしい約物3連発!」の記事でもご紹介したように、見た目が「〜」に見える約物には、2種類あります。 「波ダッシュ」と「全角チルダ」です。 「波ダッシュ」は、日本語で範囲を表すときに使われる約物です。「明治〜大正」みたいな感じで使います。 「全角チルダ」は、半角チルダ(~)の全角版です。チルダは「漸近的に等しい」ことを表す数学記号として使われます。つまり、全角イコール(=)の仲間です。(他にも半角チルダは、コンピュータ上のホームディレクトリを表したり、プログラミング言語
どうも、『人文×社会』の中の人です。 今回は、欧文で使われる半角スペースに2種類のものがあることについてご紹介していきたいと思います。 「えっ、半角スペースって全部同じじゃないの!?」と思われるかもしれませんが、実は欧文では2種類の半角スペースが使い分けられています。これを知らないと組版でも困ることが出てきます。 2種類の半角スペース!?まずは次のフランス語の文章を見てください。 A:夏の間に彼と会ったかい? 君と話したがっていたと思うけど。 B:そりゃ明らかに無理だよ。だってここ2年間、彼は「家の中に」いるんだもん。まあ、内容はさておき、上の文章で2種類の半角スペースが使われていたことに気づかれたでしょうか? 試しに2種類の半角スペースを赤と青で色分けして囲ってみましょう。 あれ? なんだこりゃ? こんなの語学の授業で習ったことがないぞ……。 いやいや、でもこれってフランス語に特有のアレ
どうも、『人文×社会』の中の人です。 今回は、Microsoft Wordの便利機能「ワイルドカード」についてご紹介していきたいと思います。 ワイルドカードというと、なんかトランプを連想してしまいますが、実はれっきとした情報処理の用語でもあります。これをマスターすると、論文執筆にも役立てることができます。 ワイルドカードとは? 「ワイルドカード」とは、コンピューター上であるパターンの文字列を検索する時に使う特殊文字のことです。 全角ひらがなや半角英数字といった同じ種類の文字列、「第○回」「○番目」のような同じパターンの文字列は、このワイルドカードを使うと一括で検索することができます。プログラミングでよく使う「正規表現」と似ています。 論文執筆で普段使うMicrosoft Wordの検索・置換機能でも、このワイルドカードを使うことができます。 例えば、以下の文章を見てください。 ここから、「
どうも、『人文×社会』の中の人です。 今回は、「電子書籍・超入門」シリーズ第4回ということで、実際にEPUB形式の電子書籍を作ってみたいと思います。 EPUBファイルは通常、専用のエディターを使って作成しますが、今回はEPUBの仕組みをご紹介するため、あえて自力でいちから作ってみます! はじめに今回作成するのは、扉と本文だけの簡単な電子書籍です。サンプル文は前回と同じく、室生犀星『或る少女の死まで』の冒頭部分を使います。 作成にあたっては、日本電子書籍出版社協会が公開している「電書協 EPUB 3 制作ガイド」に準拠して進めていきたいと思います。 電書協 EPUB 3 制作ガイド http://ebpaj.jp/counsel/guide ここでダウンロードできるzipファイル「電書協 EPUB 3 制作ガイド ver.1.1.3 2015年1月1日版」の中に入っている「20150101-
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