※以下はTwitterでのやり取りに加筆修正を加えたものです。 正統医療とトンデモ医療の境界というのは、僕自身がいろいろ考えてきたテーマなわけですけど、科学と疑似科学の境界設定が困難なように、正統医療とトンデモ医療の境界設定もまた、かなり困難だなとは思います。 そんななか、最近たどりついた境地は、医療に関するあらゆる言説が、トンデモ性を兼ね備えているということです。トンデモというのは、結局のところ、種類の差ではなく程度の差なのかなと思います。一次予防に対するスタチンが正当化されるのと、花粉症に対する小青竜湯が正当化されるのは、どちらも程度の問題であって、いずれにもトンデモ性が含まれていると考えられる、というわけです。 あるいは、もう少し視点を広げて、西洋医療、東洋医療、呪術的医療を比べても良いかもしれません。もうどれが絶対的に正しいなんてことはなくて、僕の考えではすべてにトンデモ性があるの