【6-4】逆襲のシャアラストシーン解説④ 多くの人が「外していい」と思っているダブルゼータにこそあった逆襲のシャア解釈の鍵 「大佐の命が吸われていきます」とジェガン参戦 二つの現象が起きた。 アムロとごく至近距離で接触しながら、大量のサイコフレーム光を浴びて、いい感じに本音トークができそうなシャア。 その幼少期からの恨みが、アムロによって解放されていくのを、ナナイが感じ取って嘆く。これが一つ目。 「大佐、大佐の命が吸われていきます」 しかし、シャア自身からは、生命力がなくなって、死人や病人のようになっている描写はない。 命が吸われる、とは何だろう。 「機動戦士Ζガンダム」で、死に瀕したエマがカミーユに「私の命を吸って」と言ったことがある。 そうして人の意思がΖガンダムに集まって力となり、戦争を終わらせる、と。 本作で言えば、シャアの意思がνガンダムに(正確には、その受け皿となるニュータイプ