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皆さん、エネルギーとか代謝って意識したことがありますか? 一昔前は私たち治療家が「エネルギーを回しましょう」なんて言い出すと、何かうさん臭く思われたりしましたが、近頃は予防医学や分子整合栄養学が少しずつ広まってきたお陰で、それらの言葉が随分と一般的になってきました。 それでも「細胞レベルでエネルギー循環を意識しましょう」なんて言えば、まだまだ「???」って顔をされることが多いです。 実はそんなに難しいことでもないので簡単にお話ししてみましょう。 人は食事を摂り消化して、栄養を吸収して要らないものは排泄します。栄養は吸い込んだ酸素とくっ付いてぐるぐる回ってエネルギーを作ります。そのエネルギーが満たされているほど健康は保たれ、活動量に対してエネルギーが不足してしまえば疲れて元気がなくなってしまいます。そのぐるぐる回り出す感じを意識すればいいのです。 エネルギーがうまく回っていない時はどうなるで
長時間座って夢中になってパソコンをしていた後に立ち上がって、背中が丸まって伸ばせないなんて経験がありませんか?きっと多くの人が経験があると思います。 どうしてこうなってしまったのでしょうか。 背中を丸めた前屈みの姿勢は、肺が圧迫され、おなかに力が入らず呼吸が浅くなります。肩で呼吸をして、おなかに呼吸の波を伝える横隔膜が動かなくなるのです。立ち上がって全身運動をしているわけではないので、そんな浅い呼吸でやり過ごすことができても、全身に酸素や栄養が十分に届かなくなっていきます。それでも夢中になって休まないでいると、今度は脳の疲労がどんどんひどくなってしまいます。頭は通常、全血流量の15%が循環しています。頭を使い続けることは思っている以上にエネルギーを消費するのです。 では、何に気をつければ良かったのでしょうか。筋肉にフォーカスして考えてみましょう。 筋肉には大きく分けて2つのタイプがあります
遠い遠い昔、生き物は海から生まれました。初め単純な一つの細胞でできていた生物は、水の流れの中をゆらゆらと漂って、水の流れが栄養を届けてくれて、細胞から出た不要なものを運び去ってくれるのを待って暮らしていました。海に包まれ、その環境に身を任せて生きていたのです。 そして、様々な環境下でも安定して暮らし、子孫を残していけるように、自ら移動して栄養となる食べ物を探して生きる種属が生まれたのです。段々と進化して多細胞生物となり、移動するための運動器を発達させ、食べ物を取り込み消化する消化器官を発達させました。体を作る細胞が増えれば、それぞれの細胞に体外から栄養を届け、細胞から体外に老廃物を持ち出さなくてはいけません。そこで、それぞれの細胞と環境をつなぐ循環器が必要となりました。つまり、進化の過程で海の流れを、体の中に循環器という形で取り込んだのです。 その結果、体の中に海を作ったことで、生き物は乾
おはようございます。 今朝のタイトル、「なんて読むの?」と思う方もいらっしゃるかと思います。「ふかつ」または「ぶかつ」と読み、活力を与えること、活性化させることという意味です。私が行なっている内臓調整療法にも賦活法(ぶかつほう)というテクニックがあり、例えば肝臓賦活法というのは、施術をする人の両手で肝臓がある右側の肋骨を包み込むように軽く押さえ、細かな振動を送ることにより肝臓内の毛細血管の流れを促します。また、こういった一つ一つのテクニックを取り上げなくても、てあてすること自体が賦活をしていることと言えます。 勝美内臓調整療法院に通われる方は、活力を失い、何かしらの症状や不調にお悩みの方がほとんどです。それ以外の方は、以前は同じように悩んでいたのですが、調整やご自分の暮らしを整えることにより再びバランスを取り戻し、またバランスを崩さないようにお手入れとして通ってくださっています。 実は現在
「ブタさんは?」「ブーブー」 「カラスは?」「カーカー」 「クロとダイコは?」「ワンワン」 また凪がなきまね遊びをしています。そして次に自分を指差してこちらを見つめるので、私が「凪」と言ってあげるとニコッとして、今度はこちらを指差すので、「父ちゃん」と言ってあげるとさらにニコッとします。自分が認識しているものと言葉がつながって嬉しいみたいです。 人と人は言葉を使って情報を交換します。私も治療の場面で「痛いですか?」「つらいですよね」と言葉をかけることがありますが、これがとっても難しいのです。共感してもらうことによって安心する人もいれば、「痛いのは分かっているわよ、だから来てるのよ」という顔をする人もいます。中にはこちらから「痛いですか?」と聞いてしまうと、余計に痛みを意識してつらくなってしまう人もいるのです。うまく言葉をかけられなかったときには、「言葉に頼りすぎてしまった」と後から反省しま
先日両親の暮らす家に治療用ベッドを持ち込んで、勝美内臓調整療法院の小さな分院を作りました。クライアントさんは父と母だけ。今のところ他の方のご予約は受け付けていません。 普段私が向かい合っているクライアントさんにも、それぞれ私には視えていない身近な人との暮らしがあります。そして身近な関係性の中にこそ起きやすい様々な葛藤があるものです。時には苦しくて苦しくて、逃げ出したいくらい苦しいこともあるでしょう。そこに少しだけ踏み込んでお話を聞かせてもらうこともありますが、私には聞いてあげることしかできません。私にできるのはその葛藤につぶされないように、負荷に負けない抵抗力やそれを保つための休息や気持ちの安定が得られるようにてあてをしてあげることです。 今まさに私にそんなことを感じる場面が起きていると、こんなにも苦しいことなのかと感じます。私が幼い時からの両親との思い出が、次から次に思い起こされて離れな
勝美内臓調整療法院の施術のほとんどは呼吸に合わせて行います。基礎代謝がしっかり保たれていれば、じっとしていても安定した呼吸が行われますが、内臓や姿勢のバランスが崩れてしまうと、何気ない動きの時も呼吸と動きが合っていなかったり、息を詰めて動き続けてしまったりします。それでは日常の暮らしの中でどんどん体は緊張していってしまいます。そうならないように内臓や姿勢を整えるとともに、バランスの良い呼吸も回復させるのです。 呼吸に大きく関わる横隔膜は、その下にある臓器の状態を常に感じ取って影響を受けています。例えばいつも食べ過ぎていて胃の動きが悪くなると、横隔膜の動きも悪くなってしまうのです。そしてうまく横隔膜を下げて息を吸えないため、無意識に肩を持ち上げて息を吸ってしまいます。そんな方は息を吸うことを意識し過ぎると、どんどん首や肩が緊張してしまうので、逆におなかをしっかり凹ませるぐらい息を吐くことを意
今日もいつもの一日が始まりました。我が家の一日はクロ(雄犬5歳)、ダイコ(雌犬4歳)、シロ(雄猫年齢不詳かなりオジー)のご飯、排泄の処理、散歩から始まります。その他にも、私たちの家族には与那国馬のミフ(メス24歳)がいて、有機農業をしている友人に預かってもらい、ミフの息子チョコ(雄18歳)と南の島で暮らしています。 とにかく私は動物が大好きです。動物だけではなく自然が大好きです。そして、動物や自然と触れ合う暮らしが大好きです。なんで好きかといえば、好きだから好きでいいじゃないかと言いたいところですが、きっと触れ合うことから大きな影響を受けているからなんでしょう。 人の体は絶妙なバランスでホメオスタシスを保っています。そして生き物と生き物の間では、触れ合うことによって分泌されるホルモンがあります。それだけではなく、お日様のリズムに合わせて分泌されるホルモンもあります。人は一人で生きているわけ
凪は日に日に成長していくなと、見守りながら感じています。感受性を全開にしながらも、少しずつ育ちつつある意識を言葉にならない言葉で表現してくれます。人が持つ神経のネットワークというのは生まれたときに最も広く複雑に張り巡らされているそうです。そこから成長する過程である一部分の神経は鍛えられ太くなり、全く刺激されない神経は衰え退化していくのです。それが、命が全能を持って産まれてくるという故であり、育つ環境により形成されるものが大きく左右される故なのです。ですから、大人は成熟した能力を持っている反面、いつかどこかで必要ないと切り捨ててきたものがあるかもしれないのです。子どもは何も分かっていないと考え、大人が出来上がった自分の感覚に子どもを閉じ込めようとすると大変なことになってしまいます。 私にとって子育てとは、自分の出来上がった意識と向かい合う時間でもあります。知らず知らずのうちに出来上がって自分
薪棚が空っぽになると実に不安になるものである。貯金の底が見えてもここまで不安にはなりません。しかし、元気な体と里山があればまた一から集めればいいのである。2月8日を「こと始め」12月8日を「こと納め」と言うように、今は一年のスタートを切るのに打って付けです。 昔なら農作業の準備も今頃から始めたそうです。 冬の間体は、とにかく冷やさないことを優先します。交感神経が代謝を上げ、体温や血圧を上げてくれるのです。それが春になると交感神経は休み始め、代わりに副交感神経が優位になり消化器の活動が活発になってきます。冬に消耗したエネルギーをまた蓄わえるために体を一から作り直すのです。少しずつ動いては水分や栄養を摂り、また動いては水分や栄養を摂る。これを繰り返し、真夏の暑さに備えて体力をつけていくのです。 今年の薪集めには頼もしい助っ人がいます。一歳半の小さな体を上手に使って「うんとこしょどっこいしょ」と
季節は寒の入りを迎え大寒に向かっています。一年で一番寒い季節になりました。冬ももう少し、寒が明ける節分までの我慢です。 冬は何より体を温め、体温が下がらないようにしなければなりません。じっとしているときにも保たれる体温や血圧のことを基礎代謝と言いますが、基礎代謝は交感神経が亢進することにより高まり、夏より冬の方が高くなります。そうでなければ寒さに負けてしまうのです。それに反して消化器を亢進させる副交感神経は少し休んでしまいます。自然の流れでは冬には食べるものが少なくなるため、秋にしっかりと食べて冬には消化することよりも体を温めることを優先します。 それが春に向かうにつれて逆転し始めます。調整を受けに来てくれる皆さんの自律神経のバランスを観させていただいても、小正月の頃には多くの方が逆転し始めているのが分かります。一番冷える寒の内に交感神経がブレーキをかけ始めるのですから寒い訳です。一方で、
「うちの子は部活動でけがばかりしているんです。」 そんなご相談を、中高生の親御さんからよく頂きます。捻挫をしたり、膝が痛くなったり、何度も繰り返すそうです。では何故けがや筋肉疲労を繰り返すのでしょうか。 その原因の一つにおなかのバランスが関係していることがあります。 内臓と筋肉は非常に関係が深く、内臓に緊張が起こるとその内臓をかばうために筋肉が緊張して、くつろげる楽な姿勢を取ろうとするのです。これを筋性防御と言い、自らの身体を守るための防御反応です。しかし、明らかな内臓疾患がなくても筋性防御は起きます。食べ過ぎでいつも消化器が疲れているだけでも筋性防御は起きるのです。 けがを繰り返すお子さんも、おなかのバランスが悪くないか観てみる必要があります。体質的に弱いところがあるかもしれませんし、普段の食事に問題があるかもしれません。栄養の吸収に関わる小腸は、細胞の再生が1〜2日と非常に短いサイクル
人の体はゆらゆらと揺れています。時々不安定になりながらもゆらゆらと揺れながら、またバランスの良いところに戻ろうとします。 今より便利ではない時代野山を駆けずり回って遊び、大人になってからも体を使って暮らしてきた人たちは、体がバランスをくずし思うように動かせなくなっても、てあてをしてバランスをとってあげるとまた体が勝手にもとの元気なバランスに戻ろうとします。体がそのバランスを覚えているのです。それが命が持っているホメオスタシスという働きです。 しかし、中には戻るところがわからずに不安定なところから抜け出せなくなってしまった人もいます。例えば痛みを薬で抑えてばかりいる人です。炎症やそれに伴う発熱や痛みは体を修復するための自然治癒力のひとつです。それにより代謝を促進して傷ついた組織を修復します。正常に経過していれば体を休ませて治るのを待てばよいのですが、「体を休めて待つように」という痛みのメッセ
治療家としての私が一番大切にしていること。治療を受ける相手からフィードバックして返ってくるものを、私もちゃんと受け取ること。決して一方通行にならず、それでいて少しだけ強く力を与える。与える力が強すぎれば受け取るほうは苦しいし、弱ければ届かない。 しかしひどく弱ってしまった人は、健康を目指すための一歩を踏み出すことができずに、時には自分を変えない代わりに私を変えようとする。それには負けない。相手を負かしたいわけではなく、相手に少しだけ強くなってほしいと思っている。 全ては関連性の中で成り立っている。周りとの良い関わりが健康を作る。夕凪のように静かでも心地よく刺激が伝わり、相手が受け取りフィードバックして返ってくれば、心地よく何かが回りだす感じがする。そんな瞬間がたまらないから私は治療家をしています。 onaka-teate.jp
背骨を整える調整を今まで受けてこなかった方は長年凝り固まったところがあるため、当院を初めて訪れそこを解き放ってあげると、「今までどこに行っても良くならなかったんです」とびっくりするぐらい喜んでくれます。またギックリ腰などの急性の症状の場合は、可動域を超えて動いた背骨が原因で強い炎症を起こしていることがあります。その背骨を元の位置に戻さないかぎり、なかなか炎症は治りません。しっかりと原因の背骨を見極め調整すれば2〜3日は炎症が残っても、その後は楽になります。これらの症例は調整を受けた前後で体のリズムが大きく変わるため、劇的な変化を感じてもらえます。 その一方で慢性的な症状にお悩みの方には、時々こんなことを言われます。「調整を受けてから何日かは良いんだけど、またつらくなるんですよ。」例えば、長年自律神経のバランスが乱れていたために、基礎代謝や免疫機能がひどく落ちてしまった方です。そんな方は根気
人のからだは常に揺らぎながらも体内の水分や塩分、糖分の濃度や量、あるいは体温や血圧を「ある範囲内」に保っており、その範囲を外れなければ命が危険な状態に陥ることはありません。これをホメオスタシス(恒常性)といい、このしくみが備わっているために人は極寒の北極でも灼熱の砂漠でも生きていけるのです。そして、このしくみを支えているのが消化器や呼吸器などの内臓や血液の流れをコントロールしている自律神経の働きです。 しかし何らかの原因により自律神経の働きが乱れると、ホメオスタシスが保てなくなり、人は健康ではいられなくなります。そこで日常の生活で体の使い方を工夫することにより、自律神経の働きを鍛えることができる簡単な方法があります。ほんとうは簡単なようで簡単ではなく、人間以外の動物は常に当たり前に行っていることです。それは感覚を持って動くということ。 現代の生活では意識を働かせ頭ばかり使うことが多く、無意
みなさんお久しぶりです。 楽しく毎日子育てしてたら、あっという間に2ヶ月もブログをさぼってしまいました。 その間に凪は4ヶ月を過ぎました。 表情も豊かになり、我が家の仲間たちと楽しく過ごしています。 この2ヶ月私は子育て中心の毎日でしたが、久しぶりに先日の日曜日は一日中セミナー漬けで、朝から晩まで千葉と東京で過ごしました。 ハードな一日を過ごし日付が変わる30分ほど前に家に帰ると、いつものように犬たちは嬉しくて大はしゃぎ、そして凪は寝ていました。 このところは夜8時か9時には寝て朝までぐっすり寝ることが多かった凪ですが、奥さんの話によるといつもぐらいの時間には寝たのですがちょこちょこと目を覚ましていたそうです。 夫婦二人でそんな話をしているところにも凪は目を覚ました。 そして珍しく夜中にたくさんのうんち。 背中に回るほどたくさんの量だったので、こんな時間にかわいそうと思いながらも、さっとお
さあ、みんな揃いました。 我が家にはいつも命の声が響いています。 クロは母ちゃんが留守の間に4歳になり、随分大人になったなと思っていたら、母ちゃんが戻ってきた途端に赤ちゃん帰り、甘ったれ全開です。 逆にダイコは母ちゃんが留守の間ちょっと甘えん坊になっていましたが、凪がやってきた途端に「私がしっかりしなくちゃ」といった具合に元のキリリとした顔に戻りました。 カギしっぽのシロはマイペースながら、今まで自由に歩き回っていたスペースを凪に奪われてしまったもんだから、居場所なく外に出かけることが増えました。 そしてエントランスでは秋が深まり、鈴虫が上手に音を奏でるようになり合唱しています。 そんな一つ屋根の下、毎日内臓調整療法を受けに多くの人がやって来ます。 生き物が多くてうるさいかと思えば、意外と心地よい空間だと喜んでいただいているようです。 凪はおなかにいる時から慣れているのか、クロとダイコが大
自律神経はほとんどが無意識のうちに働いているため、今ひとつイメージしづらいのではないでしょうか。 それに、神経と血管は全く別もののように思っている人もいるかもしれませんが、神経と血液の流れは切っても切れないものなのです。 神経は一本で存在するのではなくいくつかの神経がまとめられ束となって、体中隅々まで張り巡らされています。 そしてその束の中には多くの動脈が流れていて、常に神経に栄養や酸素を送っています。 神経細胞は体を作る多くの細胞と同じように、血液や酸素の供給が止まってしまうとあっという間に働かなくなり元には戻りにくくなってしまいます。 その代表的な例が脳梗塞などが原因となって起こる麻痺です。 しかし、そこまで大きな病気を経験していなくても 「なんとなく体が思うように動かせない」 「最近何か感覚が鈍いように感じる」 「胃腸の動きが悪くおなかが重いように感じる」 などの症状は感じたことがあ
治療家としての私が一番大切にしていること。 受けてくれてる相手からフィードバックして返ってくるものを、私もちゃんと受け取ること。 決して一方通行にならず、それでいて少しだけ力強く力を与える。 与える力が強すぎれば受け取るほうは苦しいし、弱ければ届かない。 心から健康になりたいと思っていない人は、自分を変えない代わりに私を変えようとする。 それには負けない。 相手を負かしたいわけではなく、相手に強くなってほしいと思ってる。 全ては関連性の中で成り立っている。 周りとの良い関わりが健康を作る。 細波のように静かでも心地よく刺激が伝わり、相手が受け取りフィードバックして返ってくれば、心地よく何かが回りだす感じがする。 そんな瞬間がたまらないから私は治療家をしています。 naizotyosei.info
おはようございます。 おいしく朝食を食べ終えましたか? 実は私は週に一度だけ、日曜日は朝食を食べません。 土曜日仕事を終え夕食を食べてから、週末ファスティングをしているのです。 この週末ファスティングを始めたきっかけは、年々筋肉の疲労が増してきて、色々セルフメンテナンスを工夫しなければと思ったことからです。 私がしている内臓調整療法は器機を使うわけではなく、すべて腕を使って行うため、週末にはかなりの筋肉疲労が起きます。 もともと、休業日の日曜にはあまり食欲がなく、かえって少食で過ごしたほうが疲労回復されるように感じていました。 そんなところに普段一緒に勉強している仲間からファスティングの話を聞いて、私も実践してみようと思ったのです。 私が実践している週末ファスティングは食べない時間が16〜18時間、日曜の朝食を一食抜くだけなので無理なくできます。 そして食べていない時間は傷んだ筋肉に血液が
勝美内臓調整療法院の庭には小さな畑があります。 その他、暖房用の薪が山積みになっているので、「ここは何屋さん?」とよく言われます。 私の父方は代々大工の家系、母方は農家の家系で、特別意識することなく生活は自給するものだと思って育ちました。 家族で食べる野菜も全て祖父や母が作ってくれたので、私も畑が大好きで、少しですが20代に興味を持った自然農法の畑を続けています。 健康のために頭で一つひとつ何を食べたらよいのか考えるのは大変だと思い、自分で自然なものを作れば間違いないと考えたのも、自然農法を始めた理由です。 しかし、まだまだ畑や田んぼの多い私が暮らす地域でも、若い人たちはコンビニにも行くし、大型スーパーにも行きます。 そんな方々にどんなものを選んで食べたらよいのかアドバイスするのに、いちいち考えるのはめんどくさいとは言っていられません。 化学物質や重金属などの添加物、遺伝子組み換え食品など
近年のスポーツ理論において、「体幹を作り、軸がぶれないように動く」ということをよく言います。 ではこの体幹や軸というのは何のことでしょうか。 これはまさに背骨のことであり、背骨とそれを支える筋肉や靭帯が安定していながらも、いかにスムーズに動くかが重要になります。 背骨は頭蓋骨、骨盤とともに呼吸と連動して動きます。 そして頭蓋骨と背骨の中には脳と脊髄が通っており、そこから体のすみずみに末梢神経のネットワークを伸ばし、筋肉や内臓をコントロールしています。 ですから背骨がしっかりとしてスムーズに動かなければ、いくら体の表面の筋肉を鎧のように鍛えても、早く走ったり、高く飛ぶことはできません。 かえって、背骨に問題があるために特定の筋肉に常に緊張が続き、そのまま運動をすると筋肉の伸びに緊張した筋繊維が耐えきれず、けがを繰り返してしまいます。 最近のスポーツ理論で体幹とともに重要視されるのが自律神経の
人体の構造と機能は非常に密接な関係があります。 オステオパシーでは、構造すなわち骨格に異常が現れれば体の機能に変調を来たすと考えられ、構造が機能を支配すると考えます。 よって骨格の歪みを正せば、体の機能を回復させることができ、器質的な(病理学的な)疾患を予防できると考えます。 このようなオステオパシーの原理を内臓調整療法ではさらに発展させ、体の不調の根本原因が機能の乱れであることが多く、体の機能の乱れから構造の歪みが起こると考えます。 つまり、内臓から体は歪むのです。 現代の日本においてはこの傾向が強く、ある意味総体的に人が弱くなっていることを表しているのかもしれません。 あらゆる変化から起こるストレスに耐えきれない人が多いのです。 そんな人に昔の整体のイメージのように力任せの骨格の矯正をすると、刺激に耐え切れずかえって苦しくなってしまうことがあります。 体の歪みを改善するためには、必ず体
他の治療法がそうであるように、内臓調整療法は過去の優れた治療法をベースに、それを進化させています。 ベースとなった一つがオステオパシーです。 オステオパシーは19世期にアメリカのアンドリュー・テーラー・スティル医学博士によって創始されました。 人間の体は一つのユニットであり、構造と機能とは相互に関係を持ち、自らを防御し、自らを修復しようとする能力(自然治癒力)を備えているという考えをもとに、手技によって自然治癒力を導き出し、健康を回復する治療法です。 この原理は内臓調整療法と共通し、我々もオステオパシーの多くのテクニックを学んでいます。 薬と手術というイメージが強い西洋医学も元々は5つの流派がありました。 ホメオパシー(同種療法)・・・病気の原因となる物質を極端に薄めて与え、抵抗力をつけようとするもの。 ナチュロパシー(自然療法)・・・芳香療法、色彩療法などの自然界にあるものを活用して病を
凪が産まれてひと月が経ちました。 産まれたとき2,428gだった体重は3,634gになりました。 たったひと月で約1.5倍にも大きくなったのです。 大人の私からしたら想像もできないことです。 例えば60㎏だった人がひと月後に90㎏に増えていたらびっくりでしょ。 成長する時期のエネルギーは感動的です。 とにかくこのひと月は体を作り上げることを優先的に見守ってきました。 そしてこれからもそれを一番に見守っていくでしょう。 今はまだ視力も十分に育っていないので、妻の実家の少し暗くした部屋でいきなり強い光に当たらないように静かに過ごしてきました。 意外と視力はエネルギーを使うのです。 病院と違いクーラーのない部屋ですが、時々入ってくる自然の風に気持ちよさそうに眠っていました。 そして生後1ヶ月の検診がやって来て、初めての外出。 検診では、問題なく順調に育っているとのことで一安心。 その帰りに我が家
子ども達が夏休み中のある日、よく来てくれる高校生の女の子から電話がかかってきました。 中学生の時から何かあると、必ず自分で電話してきてくれる女の子です。 以前から股関節に痛みがあって、それでも無理して部活動を続けていたら、今朝太ももの方まで痛くなってしまい、前にも無理をしたら同じところを悪化させたので心配になったそうです。 母親もひどくならないうちに観てもらった方が良いのではと言っているそうなので、その日の夜に来てもらうことになりました。 観させてもらうとけがの方の問題もあるのですが、循環器系の疲れも強く観られます。 猛暑の夏、炎天下でスポーツをする子ども達にも相当な負荷がかかっていることでしょう。 大人が気づいてあげないと、暑い日でも子ども達は夢中になってしまいます。 今でもスポーツにすぐ根性論を持ち出すコーチがいますが、あまり医療に頼らず粗食を食べ、野山を駆けずり回って遊んでいたおおら
凪は生後2週間を過ぎて、目にみえて成長してきました。 出産後の生理的黄疸も消えてきて、随分と肌がきれいになってきました。 生理的黄疸はほとんどの新生児によく見られます。 黄疸は血液中のビリルビン(赤血球が壊れたときにできる黄色い色素)の値が高くなると起こります。 通常、出生時の赤血球数は多く、成人の赤血球より短い寿命しかありません。 そのため新生児では、古くなった赤血球が日々分解される量が多くなります(この過程を溶血といいます)。 通常、古くなった赤血球は脾臓によって取り除かれます。 赤血球に由来するヘモグロビン(酸素を運ぶ物質)の一部がビリルビンに変換され、血液によって肝臓に運ばれます。 さらに肝臓はビリルビンを変化させ、胆汁と合わせて消化管に送ります。 しかし新生児は、肝機能や消化管(腸内細菌叢)が未熟なため、ビリルビンが多く作られるにもかかわらず、排泄する速度が遅いのです。 しかし、
出産前後の毎日は、命そのものに強く触れる感覚で過ごすことができて幸せであり、良い経験になっています。 その経験から得たものを、忘れないように少しずつ言葉にして整理していこうと思います。 なぜなら、今私が治療を通して関わっている方たちも皆、胎児のときから少しずつ成長して今を生きているからです。 皆さんが今、悩んでいるその症状は、成長の時期にその原因が始まっていることが多いのです。 母体から出てきた凪も、これから大人になるまでの成長の時期を過ごしていきます。 その一日一日はとても大切です。 出産を通して、産科、小児科と関わっていますが、下手すると全て管理されたまま進んでしまうので、自分たちで何を考えて見守っていけば良いのか分からなくなってしまいます。 でもよく観ていれば答えは凪が教えてくれます。 先ずはよく観ることです。 毎日成長して変わっていくし、細かな表情に懸命に命を動かしているのが分かり
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