こんにちは、パオロ・マッツァリーノです。じつは私、予言者だったんですよ。2015年発売の『「昔はよかった」病』で、詐欺をキビシく取り締まると、もっと短絡的で暴力的な強盗に鞍替えするヤツらが出てきますよ、と予言してたんです。恐ろしいことに、私の予言は見事当たってしまいました。当時こんな予言をしてたのは、おそらく日本で私だけだったはずです。 という自慢を真に受ける人はいないでしょう。そんなのはたまたま当たっただけだろ、というかもしれませんが、正確にいうと当てずっぽうではありません。過去の犯罪統計や犯罪の歴史をいろいろ調べていたので、その知識をもとに立てた仮説をお話ししてたのです。 そもそも占いや予言と称するものは全部インチキです。当たったとしてもそれは偶然かトリックです。占い師はよく、占いは統計学だと主張するのですが、それもウソです。彼らのいう統計学とは、自分に都合のいいデータだけを都合のいい