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ロボットで職人の汗一粒の価値を高める 地方から果敢に建設DXにチャレンジしている男がいる。建ロボテック株式会社の眞部達也社長だ。 眞部社長が開発したのは、鉄筋の協働型鉄筋結束ロボット「トモロボ」。自らが鉄筋職人出身でもあることから、高度な機能を省き、使いやすさに特化したことが奏功し、すでに全国の建築現場で展開。さらに土木・インフラ系向けでも、株式会社富士ピー・エス社の協力を得て開発を進め、2021年1月から試行する。 また、「トモロボ」を改良した鉄筋上での荷物の運搬技術も開発。国土交通省 関東地方整備局は、昨年10月に同技術を現場3密対策に向けた省人化技術として選定した。 「職人を単純作業から解放し、汗ひと粒の価値を高めたい。そして、この技術を世界に広めたい」と大きな理想を追い求める眞部社長に話を聞いた。 ――建設業界に入職した経緯は? 眞部達也さん(以下、眞部さん) 実は、もともと料理
「StructionSite」で簡単に建設現場をデジタル化 建設現場のICT化が叫ばれて久しいが、未だ目に見える生産性向上・業務効率化には至っていない。その理由の一つに、建設業界は対象となる工程が分かれているため、中小建設会社の個々の企業努力では改善しにくい点がある。 こうした課題に対し、株式会社日立ソリューションズは、これまで蓄積してきたAIやIoT、画像解析、高精度位置測位などのデジタル技術を集約することで、建設現場の各工程を包括し、一気通貫で支援する「建設業向けソリューション」を今年8月に発表。 さらに10月からは同ソリューションにおける新サービスとして、米国発の「StructionSite」を提供開始。建設現場の360度画像を図面と紐づけてクラウド上で管理・共有し、施工進捗の管理や設備の調査・点検業務を抜本から効率化する製品で、米国では既に270社以上に導入されている。 「Stru
自衛隊施設は災害派遣の活動拠点 昨今の九州の豪雨や今後30年以内に生起するであろうといわれている南海トラフ地震等、日本は備えなければならない自然災害が常に脅威として我々の目の前に存在しています。 以前、海上自衛隊で勤務していた時に東日本大震災で災害派遣に従事したお話をさせていただきました。防衛省では自衛隊の駐屯地や基地は災害派遣の活動拠点として、災害が発生しても駐屯地・基地機能を維持できるように防災機能の維持・向上に努めています。私も実際に基地機能の維持・向上のために予算要求業務を中央の海上幕僚監部で従事させていただいた経験があります。 今回は海上自衛隊を中心に防衛省として、施設の耐震対策における当時の状況についてご紹介させていただきたいと思います。(あくまで私が勤務していた当時の話であり、現状は異なることご了承ください) 陸・空よりも遅れる海上自衛隊施設の耐震化 当時の防衛省の耐震対策に
地域ゼネコンに挑む小規模工務店 以前、「“大型パネル”が運んできた大工の働き方改革!」の記事で、新潟県・三条市の株式会社サトウ工務店の完全週休2日、祝日休日、年間5日以上の有給休暇制度など大工の労働環境を劇的に改善した取り組みを紹介した。 その後、同社は社員5人(事務所スタッフ2名、大工職人3名)という小規模な地域工務店にもかかわらず、大型パネルを武器に、8,000万円の中規模倉庫を受注。工務店の新たなビジネスモデルを模索している。 新設住宅着工戸数は、2019年度の88万戸から、2030年度には63万戸、2040年度には41万戸と減少していくとの予測がある。工務店大淘汰時代は必然と言える。 「従来、地域ゼネコンが受注してきた鉄骨造の倉庫等に参入することが、地域工務店の生き残り策の一つ」と語る、株式会社サトウ工務店の佐藤高志代表取締役に話を聞いた。 ――今回受注したのはどのような物件? 佐
ビッグサイトの使用制限延長で、小池都知事に嘆願書を提出 東京都は、東京五輪の開催決定後、東京ビッグサイト(東京国際展示場)の約半分(7万m2)を放送施設として2019年4月から20か月間、IOC(国際オリンピック委員会)に貸し出すことを決めている。これを受け、多くの展示会が中止・縮小となり、主催者や出展社、その支援企業(装飾施工、電気工事、警備、周辺ホテル等)ら8万3,760社が、2兆5000億円もの損害を被ってきたと言われている。 さらに、東京五輪の1年延期に伴い、2021年も引き続き放送施設として使用する計画を発表。その結果、東京五輪後に予定された展示会も相次いで中止・縮小となり、出展社・支援企業など5万260社が、さらに約1兆5000円の損害を被ることが想定され、一部の企業からは体力のあるうちに廃業、解散を検討する声も聞こえている。 こうした状況下で、日本最大の展示会主催会社・リード
何でも1人でこなす究極の多能工 設計や施工管理、施工から営業までをすべて一人で一気通貫で行う、昔の棟梁を思わせる大工がいる。 天野保建築の天野洋平専務は、「腕が良ければお客が来る時代は終わった。これからは多能工としての技術、そして集客の手法なども含めたマルチタスクを一人でこなす時代が来る」と語る。 天野氏に、これからの地域工務店と大工の在り方について話を聞いた。 木造建築は大工が施工管理を兼務すべき ――大工になったキッカケは? 天野 洋平氏 大学では特に建築を専門に勉強したわけではなく、ウエイトリフティングのスポーツ推薦で入学しました。大学卒業後も公務員試験を目指していたんですが、結果が芳しくなく、父から家業の大工の仕事を手伝えと言われまして。小さいころから、モノづくりは好きだったので、大工をやってみるのもいいかなと決断したのがキッカケです。 それに、大工の仲間から「お前のオヤジは腕がい
食い物にされる修繕積立金 「マンションの大規模修繕工事では、居住者が食い物にされている」と語るのは、株式会社ぷらす・あるふぁ代表取締役社長の阿部吉雄氏だ。 大規模修繕工事では、管理会社や設計事務所、コンサルタント、施工会社などのいわば「談合グループ」によって、管理組合の財産である修繕積立金が食い物にされている実態があるという。 そのため、「談合グループ」に属していなければ、コストカットや品質向上など企業としての社会的使命をまっとうしている会社でも、大規模修繕工事の入札に参加することすら困難になっているというのだ。 著書に『大規模修繕工事を必ず成功させる本(幻冬舎)』がある阿部社長が、”適切な大規模修繕工事”や実体験を踏まえた談合の実態について赤裸々に語った。 タワマンの大規模修繕工事はもっと安くできる 阿部 吉雄氏 若いころ、国際協力の一環としてアフリカなどで学校建設や井戸掘りに携わったこ
このままでは、建設職人の生活が成り立たなくなる? 『【新型コロナ】相次ぐ工事中断で、小規模建設会社は倒産・廃業か?』では、スーパーゼネコンや準大手などが工事を一斉中断したため、下請を担う小規模建設会社らの倒産・廃業を危惧する声、また建設職人らが一気に仕事を失っていることへの戸惑いの声を伝えた。 建設労働者の権利保護を訴えている全国建設労働組合総連合(全建総連)の各組合のもとには、小規模建設事業主、一人親方や請負で働く労働者から、「このままでは生活が成り立たなくなる」と日々、相談が相次いで寄せられている。 「先手を打ち、末端で建設現場を支える建設会社事業主、労働者、一人親方の救済を断行し、国からの何らかの補償について全建総連全体として要望する」と語る、全建総連 書記次長の奈良統一氏に、今の建設職人の苦境について緊急インタビューを行った。
鉄道高架工事のエキスパートにインタビュー 阪急電鉄京都線・千里線淡路駅周辺の連続立体交差事業(延長7.1km)は、淡路駅部で高さ約30mの2層構造の高架橋を建設するという大工事だ。事業期間も長く、2008年度から2027年度までの19年間に及ぶ。近隣に住宅などが密集し、4線から電車が乗り入れる線路のすぐそばという施工条件の中、工事を行っている。 淡路駅を含む第3工区の施工を担当するのは、大林組・ハンシン建設JV。現場所長の松下修さんは、過去に2度、他の鉄道高架化工事に携わった経験があり、今の現場に関わって12年目という鉄道高架工事のエキスパートだ。 鉄道高架工事のやりがい、施工管理上の留意点はなにか。松下さんのキャリアを含め、話を聞いてきた。
日本の耐震技術を母国・台湾へ 2018年2月6日。台湾・花蓮を最大震度7の巨大地震が襲った。 12階建てのビルや、41棟もの住宅が倒壊。17名の死者を出した。 この花蓮で生まれ育った一人の若い女性が、日本の建築現場で働いている。 許 雅筑(キョ・ヤツゥ)さんは、「スキーをするため」に2015年に来日。特に夢や目標もないまま来日したが、日本で過ごす時間を重ねるにつれ、日本の建築物の美しさ、そして高い安全性に魅了されていった。 そんな中、故郷を襲った巨大地震。日本でその知らせを受けた彼女は、日本の優れた耐震技術を学び、母国・台湾に持ち帰るため、日本で建築技術者になることを決心する。 愛くるしい笑顔の裏に隠された、故郷を愛する強い思いと確固たる決意に迫った。 大手企業を辞め、「スキーをするため」に来日 許さんが生まれ育った花蓮は、台湾の東部に位置する都市。 3,000m級の山々が海岸沿いに連なり
京大・土木学科OBが語り合う「土木の使命」とは? 以前、京都大学の藤井聡先生に取材した。記事は、本人の周囲からかなりの反響があったそうだ。 それ自体は喜ばしいことだが、中には「藤井は土木をはき違えている」などというそそっかしいのもいたらしい。記事は基本的に読者のものなので、筆者としては「致し方ない」と思っていたが、なんだか申し訳なくなった。 「この際、国土交通省、ゼネコンの方々と鼎談したらどうです?」と水を向けてみると、「やりましょう。ちょうど同級生に国交省、ゼネコンの人間がいるので」とまさかのGOサイン。 ということで、京都大学土木学科のOB同級生3名 藤井聡氏(京都大学大学院教授) 見坂茂範氏(福岡県県土整備部長・国土交通省から出向) 岡村正典氏(株式会社奥村組・社長室経営企画部長) による土木鼎談を収録してきた。 今の日本は「国民国家国土プロセスが溶け始めている」 ――鼎談に先立ち、
「デミーとマツ」のマツさんこと”松永昭吾”の素顔 マツさんこと、松永昭吾さんについては以前、「噂の土木応援チーム デミーとマツ」の記事で取り上げたことがある。 噂のドボク応援チーム「デミーとマツ」って何者? ただ、ふだんは九州の建設コンサルタント会社に勤めていること、デミマツのほかに様々な団体に名前を連ねていて、毎日のように全国を飛び回り超多忙らしいこと以外、マツさんの素性は謎だった。 土木技術者としてのどのようなキャリアを辿ってきたのか。土木技術者とはどうあるべきなのか。土木業界が抱える問題とはなにか。いろいろと質問をぶつけてきた。 日本初の長大橋「西海橋」に憧れ、土木の道へ ――土木に興味を持ったきっかけは? 松永 私は長崎県佐世保市という西の果ての僻地の出身ですが(笑)、島がたくさんあるので、橋がないと暮らせないような土地で育ちました。近くには「西海橋」という橋が架かっていました。
左から土木写真部・熊本支部長の阿部成二さん、八代白百合学園高校3年の池邉奈央さん、同3年の伊藤愛子さん、土木写真部・福岡支部長の松永昭吾さん 現役JKが撮る土木写真 以前、土木写真部を率いる岡部章さんについて書いた。この土木写真部が、熊本県八代市で第7回目となる写真展「NO DOBOKU,NO LIFE.Ⅶ 〜熊本の誇れる土木構造物~」を市立図書館で開催(8月16日〜9月21日)している。 今回の写真展では、地元八代白百合学園高校の写真部と禁断のコラボを敢行。ふだん土木と縁のないであろう女子高生による土木構造物の写真が並んでいる。 彼女らの目に土木構造物はどのように見えているのか。JK(女子高生)が撮る写真の被写体としてアリなのか? 土木写真部・福岡支部長の松永昭吾さん(株式会社共同技術コンサルタント)、熊本支部長の阿部成二さん(国土交通省九州地方整備局立野ダム工事事務所)が、八代白百合学
リフォーム現場でクレーム どの業界でも悪質な客はいるものです。 明らかな言いがかりや、理不尽な客が相手なら、毅然とした態度を示せば良いので簡単です。 しかし実際の現場では、白と黒の間の灰色のクレームが多く、落とし所を探さなければならないのが難しいところです。 今回はそんな、ちょっと黒に近い灰色のクレームを紹介しようと思います。 少し潔癖症のオバさんからのクレームです。 このオバさんは、潔癖症だからなのか、おっさんもお嫌いとのこと。 しかし、そんな態度は微塵も感じさせない態度をとります。育ちが良いのか悪いのかよくわからないオバさんです。 前置きはこのぐらいにして、クレーム対応の教材としてご活用いいただければ幸いです。 トイレ使用不可の工事依頼 事件の経緯はこうです。 オバさんからユニットバスの交換を依頼されたリフォーム会社の営業マンが、ユニットバス屋に施工を依頼しました。 営業マンは、ユニッ
現場で緊張感を維持させるために「怒鳴る」 曳家といえば、家がレールの上を動いてゆくわけですから、かなり面白い見世物です。 毎日、近所のジジイが現場に見学にやって来ては「おっ、今日はやっと持ち揚がったな」とか「いよいよレール敷いたな」などと話かけてきます。 もちろん近隣のご住民の皆様とは、揉めたくありませんので、愛想よくお話はさせていただきますが、いよいよ家が動く当日になりますと、多い時で20人くらいの見物人が集まります。 公道に面していると「見るな」とは言えませんが、近所のジジイが関係者面して、みんなに解説をはじめます。家が動いてくるセンター位置であるウインチの後方に仁王立ちして、監督のように見ています。 こういう時に自分は、ウインチを巻く担当の弟子に向かって大声で怒鳴ります。 「ごぉおらああ!飯田!ウインチの真後ろに人が立っちゅうじゃいか!ワイヤーが切れたら弓みたいにそこに飛んでゆくぞ。
土木系建築会社の内定を断ったのは、建設業が好きだから 野崎華弥さんは大学を卒業後、ハウスメーカーで設計・営業を担当し、ゼネコンでは現場監督としてビルの新築工事や改修工事に携わってきたバリバリの建築技術者だ。 建築畑を歩んできた彼女は、次のキャリアとして土木の領域も学びたいと転職活動を始め、すぐに土木系建築会社から内定をもらった。「勤務先は海外の現場で、1年も行けば日本の5年間に匹敵するほど経験を積めるのではないか、国づくりに携われるのではないかと期待に胸がふくらんだ」。 しかし、そこで思いがけない事件が起きた。 土木系建築会社の内定が出た頃、ある企業の社長から「ITで建設の世界を限りなくスマートにしたい」という一通のスカウトメールが転職サイトを通じて届いた。その文面をみた野崎さんは「雷に打たれた」。現場経験があったからこそ、心に響く言葉だったという。 スカウトメールの送り主は、株式会社フォ
2019年、スーパーゼネコンの月収・年収・ボーナス 私はスーパーゼネコンに勤務する土木技術者です。 保有資格は、技術士(建設部門:施工計画)、1級施工管理技士(土木・建築・管・建設機械)、1級舗装施工管理技術者などです。 そんな私の2019年のとある月の月収と、年収を公開します。 月間給与総支給額:1,241,000円 (手取り額:722,000円) <内訳> 基本給:461,000円 残業手当:442,000円 特別勤務手当:105,000円 別居手当:32,000円 帰省費:203,320円 ※帰省費は帰省してもしなくても貰える。 ボーナス:夏期賞与1,120,000円、冬期賞与1,240,000円 年収:約17,000,000円 こんな感じでありえないぐらい稼ぎました。下の源泉徴収の写真が証拠です。
前内閣官房参与・藤井聡が語る「土木の本道」 京都大学に藤井聡という先生がいる。安倍晋三内閣の内閣官房参与として、昨年「国土強靭化基本計画」をとりまとめた土木の先生だ。 その存在は何年も前から知っていたが、テレビなどのメディアに出演し、政治や経済について論じている姿を見るたびに、「土木の先生っぽくないな」という印象を持ち続けてきた。 昨年ぐらいからは、「表現者クライテリオン」という思想誌の編集長に就任し、保守言論活動も始めた。今年7月には、アメリカの経済学者を招聘し、「MMT(現代貨幣理論)」に関するシンポジウムも主催した。 事ここに至って、「本当に土木の先生なのだろうか」という疑問すら湧いた。土木絡みの取材に携わるもの書きの一人として、「土木の先生なら、土木の話を聞きたい」という思いが募っていった。 ということで、藤井先生が考える「土木の本道」について話を聞いてきた。
カシメ屋の壮絶な度胸 絶滅した職人、カシメ屋にまつわる、うんちく話、第4弾です。 今回は前回よりも増して、うんちく度が高くなっています。 ついて来れるでしょうか? (過去の連載記事はこちら↓) 昭和の東京オリンピック前は、死の危険を伴う職人「カシメ屋」が工事現場にいた カシメ、カンカン、沖仲仕 昔、カシメ屋の親方に聞いた話ですが、「カシメ」「カンカン」「沖仲仕」というのがあって、気性が荒っぽい職種の代表を言ったそうです。 「カシメ」はこれまで話してきたようにリベット打ちのこと。 「カンカン」とは「かんかん虫」のことで、船やタンク・鋼製煙突の周囲に設置した足場のうえで、虫のようにへばりついて、ケレンハンマーでカンカンとたたいて、さび落としをする作業者のことです。 名前の由来は、その音からきたともいい、あるいは、昔は安全帽などなかったので、日射病除けと落下物除けに、皆カンカン帽をかぶって作業し
スーパーゼネコンの現場監督が斬る! スーパーゼネコンで働き、月収100万円以上を稼いでいる現役バリバリの現場監督さんに、休日を確保しながら現場を運営する極意や建設業界への不満を聞いてきました。 発言内容が過激であるため、匿名での掲載となってしまいましたが、現場監督にとっては非常に学びの多いインタビューとなっています。 全国の建設現場に「週休2日」を浸透させるためにも、日本の現場監督さん全員に読んでいただければ幸いです。 発注者の言いなりで「米つきバッタ」のような技術者 ——国は建設現場の「週休2日」を推進しているが、やはり土日の作業を望む作業員は多い? 作業員は別に土日に働きたいわけではない。給料が安いからという理由で働かざるを得ない状況にあるだけです。休めるなら休みたいと思うのが普通。なかには常に働きたいという人がいますが、ほんとに稀です。建設現場で休む環境を作るには強制力しかない。つま
派遣社員の施工管理技士に大切なのは技術と知識 施工管理技士が派遣社員として、国内、国外の建設現場で稼ぐためには、施工管理や図面作成などの基本的な技術力での勝負となるのは言うまでもない。 それ以外にも、現場での人間関係や、派遣先ゼネコンでの独自ルールもあるが、基本的な技術力がなければ、プロフェッショナルな派遣社員としては活躍できない。そうでなければ、ただの頭数合わせの派遣社員として、安くコキ使われるだけだ。 それぞれのゼネコンが持ってる個性に対応する必要もある。派遣先のゼネコンの現場にいる人間たちの常識や、技術に関する知識の差も結構大きいので、それに合わせてあげなければいけない。 しかも、大手ゼネコンの正社員たちは、その会社の中だけで自分のやり方が「絶対に正しい」「唯一無比だ」と思ってる。そういう「井の中の蛙」や「テング」になってる人たちが、うじゃうじゃ一杯いる中で一緒に働かなければいけない
「私も現場に連れてって」女性が安心して働ける土木の職場に 建設業界でも土木技術者(女性)の雇用を増やすために様々な政策が導入されている。しかし、現場目線からすると、そのほとんどが建設業の現場事情を理解されていない方々が机上で考えた「単純なハード面」ばかりに思える。 例えば、現場に設置する仮設トイレの美化。所詮どんな設備投資をしても仮設トイレという不安はぬぐえないのではないか。 専用シャワー(女性)も色々面倒だと思う。現場管理で多忙な中、いつ利用するのか。清掃はだれがするのか。公共の目にさらされている建設現場では、女性専用であることが却ってセキュリティーの面での心配もあると思わないか。 女性が求めているのは、お金をかければ解決するハード面だけの対策なのだろうか。他にやるべきことがあるのではないか。どうしたら日本の建設現場も、あまたの女性が働く姿を見ることができるようになるのか。 長年、土木業
【年収700万円以上】設備施工管理の高額求人[PR] タピオカにアパレル。異業種に参入し続ける水道工事会社 「タピオカ」と「アパレル」で躍進している水道工事会社がある。 株式会社オアシスライフスタイルグループ(東京都港区)は、長らくマンションの給水管メンテナンスを中心とした水道工事が本業だったが、たまたま台湾で出会った本場の”タピオカミルクティー”に魅了され、2013年に台湾カフェをオープンした。 まったくの異業種からの挑戦だったが、昨今のタピオカブームの火付け役として、若い女性たちから絶大な支持を得る超人気店に成長。今や、本業である水道工事の売上規模を超える会社の柱に成長した。 さらに、同社はアパレル業界にも参入。2018年に、世界初の”スーツ型作業着”「ワークウェアスーツ」を発表した。 従来の作業着のイメージからあまりにもかけ離れたデザインに、建設業界内外から多くの否定的な意見が寄せら
外国人の現場監督が、外国人の職人を育てる時代が来る 「外国人の現場監督が、外国人の職人を指導する時代が来るかもしれない」 こう語るのは岡田工業株式会社の岡田健太郎専務取締役だ。 1963年創設の岡田工業は、長らく戸建て住宅向けの鉄筋加工事業が主力だった。そんな岡田工業に、ある時ハウスメーカーや工務店から「CAD設計や住宅建て方ができる人材を紹介してくれないか」という声が相次いだ。 この声に応えようとした岡田工業はまず、2008年にCADセンターの子会社をフィリピンのマニラに設立。作図や積算業務のアウトソーシング事業を開始した。 さらには、フィリピンに住宅建て方などの研修を行う「海外実習生研修センター」を設立し、現地でフィリピン人技能実習生の研修も行っている。 フィリピンを拠点に、海外での業務を次々と拡大・多角化している岡田工業の岡田健太郎専務取締役に、日本の建設業における外国人活用の現状と
すべての建設会社にチャンスがある「i-Construction大賞」 国土交通省が建設現場の生産性革命「i-Construction」を掲げて4年目を迎えた。 ICT施工も土工だけでなく、舗装や港湾浚渫、建築分野まで次々と拡大し、建設現場の生産性は飛躍的に向上。石井啓一国土交通大臣は、2019年を「生産性革命 貫徹の年」に位置付けている。 「i-Construction」を普及促進していくための最大のポイントは、一部の大手ゼネコンだけでなく、地方の中小ゼネコンが取り組みやすい環境を整えていくことにある。 そこで、国交省は2017年度に「i-Construction大賞」を創設。建設現場の革新的な取り組みを表彰することで、地方への水平展開を目指している。 「i-Construction大賞」は、2017年度は直轄工事が対象だったが、2018年度からは地方公共団体等の発注工事や産官学民から構成
【年収700万円以上】 高収入の設備施工管理の求人[PR] 配管工事の常識を覆す、配管調査専用のAIロボ 山形に、配管工事の常識を覆そうとする設備工事会社がある。 ――今、配管工事をめぐっては、ある問題が起きている。時代の変遷により図面も喪失し、配管が施設のどこを流れているのか分からなくなっている事例が増えているのだ。ということは、配管工事のために壁や地面を掘り返して、大規模に工事を実施しなければならないことになる。 しかし、もし修繕箇所をピンポイントで把握できれば、工事費は安く抑えられ、工期も大幅に短縮できるようになる。 そこで、弘栄設備工業株式会社(山形市)は立命館大学と共同で、AIにより自律的に配管内を動き回り、配管が流れる場所や配管のどこが老朽化しているかを”見える化”する「配管調査ロボット」を開発。配管工事の新たなソリューションを提案している。
元請からの報復は日常茶飯事 建設業界では、一つの工事に何社もの会社が参加する。すると、当然会社同士の揉め事も生まれるが、中には明らかに理不尽なものも存在する。 簡単に言うと、元請会社からの報復行為だ。元請会社が下請会社の行為に逆上して、報復や嫌がらせをすることなど、建設業界では日常茶飯事となっている。 中には、下請会社がリークして大きな問題に発展することもある。 だが、多くの下請会社は元請との仕事関係を継続するために、元請会社からの不当な要求を甘受している。 なぜ、このような卑劣な状況が許されているのだろうか? 1の方の言うとおり、下請け側から請求書を出すのが常識です。会社に余剰金があれば、請求を遅れて出す業者も結構いますよ。小さい現場なら完工一括なんてのもありますよ。お金が必要なら、積極的にもらいに行けばいいじゃないですか。あなたは、おなかが減っても、我慢するタイプなんですか?そこに食べ
建設職人甲子園 決勝大会が開催 2019年4月14日、栃木県宇都宮市で「第4回 建設職人甲子園 全国決勝大会」が開催された。 建設職人甲子園は、建設職人の価値を高め、子供たちが憧れる建設業界にすることを目的に、2014年に設立された「一般社団法人 建設職人甲子園」が開催しているイベントだ。 (一社)建設職人甲子園では、東京・神奈川・埼玉・千葉・栃木・大阪・九州・群馬・東北と9地区で、日頃から経営者・職人向けのセミナーや勉強会などを開催している。 この(一社)建設職人甲子園が開催する最も大きなイベントが「建設職人甲子園 全国決勝大会」。 職人の技術を競う大会ではなく、職人たちが胸に抱いている仕事や会社、業界に対する想いを熱く訴えるプレゼンテーション大会である。観客たちにより多くの気づきと学びを提供した企業が優勝を勝ち取ることができる。(第3回大会の様子はこちら) 第4回大会では、セミファイ
土木の会社が建築をやった この建築現場は、建築の知識がないゼネコンの土木技術者たちによって進められていた。 建設コンサルタントが「そもそも建築用語が全く通じない!」と嘆くほどだった。 実際、私が現場に赴任した時も土木の工事だけが進み、建築は基礎の捨てコン以降、全く手付かずの状態だった。 私は現地に行く前から「建築はあまり進んでいない」と本社から聞いていた。「これから建築の人員を増やしていくので、まずは先兵として一人で行って下さい」と言われて、このガーナの現場へ単身赴任でやって来たのである(現場概要はこちら)。 しかし、現地の事務所では「あなたが来たので、当分、建築の人間を補充する予定はない!」と言われた。海外の現場経験は多いので、「現場に行ったら話が違う」ことには慣れているが、この現場は日本での話と違いすぎた・・・。
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