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TGS2024
shirokutsushita.hatenablog.com
絢爛豪華な大坂城に渦巻く黒い闇。 源次郎の追い詰められっぷりに見返すのが辛いほどでした。 真田丸 第十六回「表裏」 今週はだいぶ掻い摘んだ感想になっています。 千利休 お茶を立ててお花を引っこ抜いた以外にいまいち歴史上、何をやっていたのか認知度の低い千利休。 今週はその政治的な立ち位置が描写されました。 秀吉に物を売る場面と、三成と大谷の会話だけで、なんとなく「真田丸」で利休の置かれた立場が分かること、それと源次郎と一緒にそれに視聴者が気付けるところ、芸が細かい部分です。 茶々 奔放にして天真爛漫に見えた茶々も、表裏渦巻く大坂城において闇を隠していました。 「悲しむことをやめた」 大蔵卿局の言葉は、茶々の背景にどれほど辛いことがあったのか、一言で雄弁に語るものでした。 「ホーホケキョ」 彼女が登場するたびに囀る声が謎でしたが、籠の中の鳥ということなのかもしれないと思いました。 また「ホーホ
特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE 「人生において大事なことをこの一冊が教えてくれる」なんてうたい文句はあまり好きではない。 しかしミヒャエル・エンデ「モモ」について一文書くとしたらこの一文になる。 小学生の頃、学校の図書室で読んで、その後、クリスマスプレゼントに改めて買ってもらうくらい大好きになった本。 大人になった今読んでも、楽しい、考えさせられる、そんな本だ。 ヒロイン、モモは不思議な女の子。 いつのまにか現れて、その場所にとってかけがえのない女の子になった。 何をしてくれるでもないけれど、その子に話を聞いてもらうだけで、みんな心が軽くなる。 モモの冒険やジジの物語に胸を躍らせ、マイスターホラの不思議な空間を夢見て、ベッポじいさんの切実な行動・時間どろぼうの末路に心を痛める。 文字が紡ぐ鮮やかな世界は場面場面が記憶に刻まれている。 「時間どろぼう」というルール
「知的生産の技術」 内容が濃くて読み切れてないのでとりあえず気になった章からピックアップ。 「手紙」 1969年に発行された本書。 現在からみるとさらに縁遠い物となっている「手紙」だが、本書が書かれた時代でもすでに、日本におけるその扱いは微妙なものなようだ。 筆者に海外から送られてくる手紙の形式はだいたい世界共通だという。 日付や用件など、必要な情報をまず記す、というパターンがきちんと周知されているものだ。 それに比べて日本人の手紙はそういった形式が徹底されていないという。 プライベートの手紙に会社の便箋を使うことにも筆者は苦言を呈している。 たしかにそういうところはある。貧乏性というか、会社で手紙を書く機会がない人にとって、会社の名前入り便箋というのは、福利厚生の成果であり、個人の物となっているのかもしれない。 日本人は肩書を重視する、なんてのはよく言われることだと思う。 そういうものの
ちょっと前に知ったきのこ帝国。 最近アニメの始まった「僕のヒーローアカデミア」の堀越先生が執筆時に「桜が咲く前に」を聞いていらしたと目にして、聞いてみたらハマった。 www.youtube.com (公式によるアップロード) その、きのこ帝国の「eureka」というアルバムの中に、「夜鷹」はあった。 タイトル通り宮沢賢治の「よだかの星」を思わせる内容の曲になっている。 後から知ったが、作詞作曲の佐藤さんは宮沢賢治のお膝元・岩手の出身らしい。宮沢賢治は身近な存在だったのだろう。 虫を呑み込んで「生きる」=『細胞分裂をやめられない』、よだかの苦しみ。 「よだかの星」を読んだときの、虫を呑み込んだ「よだか」のようなぞっとした気持ちを、「夜鷹」を聞いて思い出した。 歌詞の中で繰り返される『ティコの星』は「よだかの星」のモデルではないかといわれているらしい。 歌の中には宮沢賢治を思わせるワードとして
こちらの写真は印刷した黒枠にクレヨンで色を塗ったものです。さて、何本のクレヨンで塗ったでしょう。 こたえは5本。 使ったのはこのクレヨン。 一本のクレヨンで、何色もの色が出せる文房具だ。 モネ展をやっていた頃に、モネっぽい絵の描けるクレヨンとしてテレビで取り上げられていた。モネ系のではなかったが、3パックセットだったのをAmazonで購入した。 絵を描く分には相応の能力が必要で、持て余していたが塗り絵ならどうだろうとやってみたら、けっこう気に入るものが完成した。 しばらく遊んでみよう。 枠をつくるのに使用したソフトについての記事。 shirokutsushita.hatenablog.com 商品へのリンク 買った方 ベステック 色で遊ぶクレヨン 3種セット (ベーシック/パステル/ジャパン) posted with カエレバ 島本画材 Amazonで検索 楽天市場で検索 Yahooショッ
信繁青春編の終了にして、六文銭の登場。 「死にざまは生き方を写す鏡」 前回の景勝の言葉が重くのしかかる13話です。 真田丸 第十三回「決戦」 戦の準備 兼続が真田に用意してくれていた援軍はまさに寄せ集め。 一見、兼続の嫌がらせとしか思えない光景ですが、これが上杉の懐事情の厳しさを反映しているのかと考えると涙が出そうです。 このものたちを死なせるわけにはいかないと、彼らを残して出立する源次郎と三十郎。 一方、徳川家では忠勝が家康に不満を漏らしていました。 「む~」と、子供か!といいたくなるような拗ね方をする忠勝。息もつかせぬ合戦の一服の清涼剤でした。 そして作兵衛も農村の仲間たちとせっせと城内の守りを固めます。 昌幸が考え抜いて、家康にお金を出させた砦が完成しようとしていました。 そこにおにぎりを差し入れにあらわれる梅ちゃん。 真田の次男坊の側室となっても彼女は変わらず兄の補佐をし、よく働き
文章に関する本を同時に二つ並行して読んでみた。 前者は文章を書くことの基本のキだ。どのような文章を書く人にも為になる。 文をはじめて書き始める人ならこれを参考にすれば最低限の文章は書ける。 今まで書いた自分の文章と照らし合わせて振り返ってみるのは勉強になるし、これから書く文章にも反映させていくといい感じ。 後者は、「頭がいい人」と銘打っているだけあって、 すこし進めた内容だ。 ブログなんかのテーマ選びから始まって、内容が多くて深い。 ある程度読み込まなければいけない たとえば今すぐかなければいけない人が読むには大事な部分を拾い上げるのに時間がかかってしまうと思う。 「文章」と一口にいっても切り口が違うとこうも違うんだなと思った。 文章力の基本 posted with ヨメレバ 阿部 紘久 日本実業出版社 2009-07-24 楽天ブックスで調べる 7netで調べる hontoで調べる e-
ディーン・R・クーンツ「ベストセラー小説の書き方」を読んだ。 ベストセラーを書きたい人へ、作法ももちろん、作家稼業の商売事情までつまびらかにされた本。 少し古いものだし、海外の作品だしで商売事情の辺りはあまり読んでていてもピンと来ない。 ただ、それを通じて作者が言いたいのは「作家になりたい」という人間が持つべき心構えだと思う。 第四章「ストーリー・ラインを組み立てる」ではクーンツの著作 「ハンギングオン」の冒頭から、便所の描写に蜘蛛を挿入することの効果について語っているところが興味深かった。 第七章「信憑性のある登場人物をつくりだす」では、キャラクターを掘り下げるために身上調査書を作ることとその項目について述べている。 それで思い出したのは「ジョジョの奇妙な冒険」の作者・荒木飛呂彦先生だ。昔、荒木先生がNHKに出演された時、ご自分が使っている「キャラクター身上調査書」を公開していらっしゃっ
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