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ブラックフライデー
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「べらぼう」 脚本・森下佳子「写楽は誰なのかより、なぜ蔦重は売れない写楽画を出し続けたのかが、私にとっての最大の謎」 江戸時代中期を舞台に、親なし、金なし、画才なしの町人・蔦つた屋や重じゅう三郎ざぶろう(横浜流星)が、時代の風を読み、やがて“江戸のメディア王”になるまでを描く、大河ドラマ「べらぼう~蔦つた重じゅう栄えい華乃がの夢ゆめ噺ばなし~」。 脚本を手がける森下佳子は、この作品で何を描こうとしているのか。森下の思いを紹介する。 大河ドラマは“祭り”という心意気を忘れずに、エンターテインメント作品にしたい ——執筆依頼の際、主人公が蔦屋重三郎と聞いて、どんな印象を持ちましたか? 「大河ドラマで?」というのが正直なところでした。合戦のない時代、もちろん蔦重は天下もとらないし、非業の死を遂げるわけでもありません。「脚気かっけで亡くなる本屋のおっちゃん」の人生で、何を描くのだろう、と(笑)。
「光る君へ」第38回の振り返り! ファーストサマーウイカ「まひろに対して余裕を見せたかったし、怒りなどの負の感情は見せたくなかったんです、本当は……」 ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、ききょう(清少納言)役のファーストサマーウイカさんから! ファーストサマーウイカさんの第38回振り返り ——まひろ(吉高由里子)と対たい峙じするシーンは、どんな思いで演じましたか? ききょうは『源氏物語』を読んで、自分と作家性は違えども、「うまい、面白い」と感じたんですね。だからこそ、危機感や怒りや悲しみや色んな感情が渦巻きました。このまま、まひろを左大臣(道長みちなが/柄本佑)の道具にさせてはいけない、と。 でも、女房、作家の先輩としてのプライドがあるし、のっけから言うなんて品がない。なのでまずは「引き込まれました」と正直な感
「虎に翼」脚本家 吉田恵里香インタビュー(後編)「難しい問題でも、今回の座組ならやれると確信して書けました」 実在の法律家・三淵嘉子をモデルに、主人公・寅とも子こ(伊藤沙莉)の半生を描いた「虎に翼」が、本日ついに最終回を迎えました。 8月末、全26週分の脚本を書きあげた吉田恵里香さんに、多数の社会的なテーマを盛り込んだ理由や、最終回の印象的なシーンに込めた思い、今後の展望などを語ってもらったインタビューの後編です(前編はこちら)。 エンターテインメントでもやれることがある ──特にドラマ後半では、選択的夫婦別姓やLGBTQの問題など、朝ドラで描くにはハードルが高いのではないかと思われるテーマが数多く盛り込まれていました。その意図は何だったんでしょうか? この国は、憲法十四条に書かれていることに則れば、みな平等な社会であるはずです。でもまだ、それが実現されているとはいえない部分があります。昔
最高裁長官となり、司法の独立と中立維持のために強権的なやり方を強めていく桂場等一郎。第1週から登場し、時に嫌味を言い、時に背中を押し、寅とも子こ(伊藤沙莉)の成長を見守ってきた彼の心の内とは──。 演じる松山ケンイチさんに、桂場の生き方について、また芝居の中で感じたことなどについて聞きました。 鼻血のせいで、桂場は航一に“刀を振り下ろす”ことができなかった ──最高裁長官となった桂場は、「司法の独立」にこだわるあまり、独裁的な人事を行うなどして、孤独を深めています。そんな桂場の心境をどのように感じていますか? 桂場にとって“正しい司法のあり方”とは、まず中立であり、1ミリも傾いておらず、汚れてもいないものなんです。まっすぐな視点で物事を判断することに、ものすごく執着している、潔癖というか、神経質な男ですから。 それが最高裁長官となって、裁判所全体の問題をジャッジしていかなくてはならない中で
「ひまわり」(1996年)以来、朝ドラで法律を扱った「虎に翼」。法律家になる道すらなかった戦前の女性の生きづらさから始まり、現代社会に通じるさまざまな社会問題に光を当て、大きな話題を呼びました。 主人公の寅とも子こ(伊藤沙莉)をとりまく、よね(土居志央梨)をはじめとする明律大学の同窓生、桂場(松山ケンイチ)ら個性的な上司、母・はる(石田ゆり子)たち愛すべき家族など、多彩なキャラクターたちも人気を博しています。 8月末に、最終週まで全26週分の脚本を書きあげた吉田恵里香さんに、脱稿しての率直な思い、本作で描きたかったこと、執筆の裏話などを語ってもらったインタビューの前編です。 書き終えたばかりだけど、もう1クールくらいやりたかった ──吉田さんにとって初の朝ドラである「虎に翼」。書き上げた今のお気持ちをお聞かせください。 「もう終わっちゃうんだな」っていう気持ちです。後半に行くにつれて、終わ
「光る君へ」第35回の振り返り! 見上愛「ずっと表に出せなかった言葉が一気に解放された」 塩野瑛久「台本に書かれていた以上の感情があふれた」 柄本佑「自分をほめてあげたい(笑)」 ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、中ちゅう宮ぐう・彰あき子こ役の見上愛さん、一いち条じょう天皇てんのう役の塩野瑛久さん、藤ふじ原わらの道長みちなが役の柄本佑さんから! 関連記事:「光る君へ」第35回の振り返り!三浦翔平「ここで伊周は完全にイカレてしまう」 竜星涼「別の世界に行ってしまったな、兄貴」 見上愛さんの第35回振り返り ——彰子が一条天皇に、突然「お慕いしております」と告白しました。 一条天皇への告白は、これまでで、いちばん印象に残っているシーンです。リハーサルの時点でも、涙が止まりませんでした。まひろ(吉高由里子)の言葉が心
ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、星航一役・岡田将生さんから! ──今週、ついに寅とも子こ(伊藤沙莉)と思いが通じあいました。互いに亡くした大切な人のことも思い続けよう、という素敵な関係ですが、実は、寅子の夫・優三を演じた仲野太賀さんが、取材の際に「“優三ロス”と言っていただけるのはうれしいことですけど、きっと岡田将生さんが出てくるまでのことでしょ!(笑)」とおっしゃっていました。岡田さんから見て、優三さん、また仲野さんはどういった存在ですか? それがですね、太賀とは去年、映画で共演しているんですよ。一緒にご飯を食べたとき、2人とも「虎に翼」に出ると知って。それで、「何の役なの?」と聞いたら、「夫になる役」と言われて「え!?」となりました(笑)。 10代の頃から知っている仲で、すばらしい俳優だということもわかっ
「虎に翼」杉田太郎役・高橋克実インタビュー「空襲で家族を亡くすという悲劇に直面した人を演じるのは、やっぱり難しい。自分なりの向き合い方で演じるしかないと思っています」 新潟地家裁・三条支部の支部長兼判事として赴任した寅とも子こ(伊藤沙莉)の前に現れた、地元の弁護士・杉田太郎。温かく歓迎してくれたかと思いきや、一筋縄ではいかない人物で、寅子は赴任早々、杉田との付き合い方に悩まされることに。しかし第17週のラストでは、そんな“くせもの”の杉田が、実は大切な家族を戦争で失って、心に大きな痛みを抱えていたことがわかりました。 太郎を演じるのは、ご自身も三条市出身の高橋克実さん。ドラマへの思いや、地元のPRにかける意気込みを、高橋さんに伺いました。 太郎は太郎なりのやり方で、町の平和を守ってきた ――ドラマの前半をご覧になって、感想はいかがですか? 僕はこれまで、ほとんどの朝ドラを見てきたのですが、
「虎に翼」タイトルバック制作 シシヤマザキインタビュー「ロトスコープという手法の面白さと豊かさが、画面上に結実したと感じます」 主題歌「さよーならまたいつか!」(米津玄師)に合わせ、アニメーションと実写で紡がれる「虎に翼」のタイトルバック。寅とも子こ(伊藤沙莉)の人生、彼女の内面や信念、ドラマのテーマなどが織り込まれ、多彩な筆致の絵が変化しながら、めくるめく映像が展開されます。放送開始以来、SNSなどで、その作り込まれた世界への賞賛が数多く書き込まれてきました。 この映像を制作したのは、アーティストのシシヤマザキさん。ロトスコープ*というアニメーションの技法を使った映像で知られるシシさんに、タイトルバック制作の裏側や、映像に込めた思いを聞きました。 *ロトスコープ……モデルの動きをカメラで撮影し、トレースしてアニメーションにする手法。マックス・フライシャーにより考案され、1919年に初めて
主人公・寅とも子こ(伊藤沙莉)の女学校時代からの親友であり、義理の姉となった猪爪いのつめ(旧姓・米谷)花江。夫の直道(上川周作)は戦死、義父の直言なおこと(岡部たかし)も亡くなり、さらに義母のはる(石田ゆり子)もこの世を去りました。寅子が仕事で多忙を極める中、花江は家事や子どもの世話を一手に引き受けることに……。 花江を演じる森田望智さんに、激動する猪爪家、そして花江本人について、現在の思いを聞きました。 花江とトラちゃんの関係も変化し続けている ――ドラマでは、はるが亡くなって数年が経ちました。花江にはどんな変化があったと思いますか? 夫、お義父さん、はるさんと、家を守ってくれていた人たちがどんどんいなくなってしまって、いよいよトラちゃん(寅子)と2人で頑張らなくてはいけなくなった。「私たちがこの家を、家族を支えていく」と決意を固めただろうと思います。 それがよく表れていると思うのが、2
美術スタッフが語る「虎に翼」セットの世界 「俳優さんのお芝居や華やかな衣装を際立たせるため、セットのトーンはグッと抑えています」 1931(昭和6)年から物語がスタートした「虎に翼」。主人公・寅とも子こ(伊藤沙莉)の自宅や明律大学、カフェー「燈台」、裁判所まで、さまざまな場所が舞台となり、ロケとセットで撮影が行われました。 今週(第8週)は、戦争により寅子たちが生家を離れることに。美術チームを代表して、日髙一平さん(美術統括)、川名隆さん(デザイナー)の2人に「虎に翼」でもなじみ深いセットの数々を解説してもらいました。 キャストの芝居と衣装が際立つセットに 「全体的なことで言いますと、まず、初期のセットはトーンをぐっと抑えています。というのも、脚本がとてもテンポが良いですし、寅子役の伊藤沙莉さんも感情豊かなお芝居をされる方。ドラマとしてはそれを生かした作りになると思ったので、セットのほうは
「光る君へ」第20回の振り返り! インタビュー 高畑充希「皆さん、涙が出てくるほど熱い熱量でお芝居を作ってくださって……」定子の出家に、ファーストサマーウイカ、吉高由里子は…… ドラマの出演者やスタッフが「この回のあの人、あのシーン」について語ったコメントを不定期で配信するコーナー。今回は、藤ふじ原わらの定さだ子こ役・高畑充希さん、ききょう役・ファーストサマーウイカさん、まひろ役・吉高由里子さんから! 高畑充希さんの第20回振り返り ——定子が自ら髪を下ろすシーンについて、いかがでしたか? 当時のことを勉強して、出家することは“死”に近いと言うか、自殺に近いような感覚で出家するものと学んではいました。でも、今の感覚だと「髪切っただけかいっ!」となりそうで、そうならないようにするには、どうしたらいいんだろうって考えていたんです。 そうしたら、伊周これちか(三浦翔平)さんや、いろんな人のドラマ
「虎に翼」轟太一役・戸塚純貴インタビュー「轟の中では絶対的な、“男だから・女だから”を超えた、人としての正義がある」 花岡(岩田剛典)の郷里の友、轟太一。初登場時こそ「男と女がわかりあえるはずがない!」と主張して寅とも子こ(伊藤沙莉)たち女子部メンバーから煙たがられていましたが、ほどなく評価は一転。暑苦しいところもあるけれど、ド直球で裏表がない轟は、寅子たちとも、志を同じくする“戦友”としての絆で結ばれていきました。 轟役の戸塚純貴さんに、役作りで気を付けたことや、花岡との関係性をどう捉えているのかなどを伺いました。 日常会話ではありえない声量でしゃべろうというのは、最初から意識していました ――明律大学法学部のメンバーの中でも、ひときわ個性的な轟ですが、戸塚さんは轟をどんな人物だと思われますか? 寅子たちと出会ったころの轟は、「男は男らしく、女は女らしく」という、当時としてはわかりやすい
「虎に翼」崔香淑役 ハ・ヨンスインタビュー「自分が試験に合格できないなら、せめて女子部のみんなが合格する姿を見届けたい――香淑は人のために頑張れる、本当にいい子なんです」 朝鮮半島からの留学生として、明律大学で法律を学ぶ崔さい香こう淑しゅく。流(りゅう)暢(ちょう)な日本語と丸メガネ姿が印象的です。演じるのは、本人も韓国出身で、故郷を離れて日本で勉強をするなど香淑との共通点も多い、ハ・ヨンスさんです。演じる上で大切にしていることや、物語の魅力などを伺いました。 香淑は空気を読むのが早く、その上で自分なりに深く考えて行動できる人 ──2022年に俳優としての活動拠点を韓国から日本へ移されました。出演が決まった時のお気持ちは? 正直、え⁉︎ なんで私が⁉︎ という気持ちでした。オーディションではなく顔合わせということで監督とお話をさせていただいたのですが、韓国語以外で演技をした経験がなかったの
秋山竜次「道長に対しては“できるヤツ”と、光を感じてる。だから最初から実資は道長を教育する感じで接しています」 一条いちじょう天皇(塩野瑛久)ほか代々の帝に仕えた藤ふじ原わらの実資さねすけは、政治や儀式のしきたりに詳しい学識者で、頑固一徹な正義漢。道長みちなが(柄本佑)にとっては尊敬できる先輩であり、また煙たい存在でもある。演じる秋山竜次に自分の役柄や、作品について聞いた。 僕もクラスの端っこにいて、人の様子をネチネチ見ているようなタイプだったんです(笑) ——初めての大河ドラマ出演ですが、依頼を受けたときの感想は? 「いや、そんなわけないだろ!」と思いましたね。自分が出演するなんて、1ミリも考えていなかったので、ドッキリじゃないかな、と(笑)。以前「小河ドラマ 織田信長」というコメディー作品に出演したことがあるんですが、「小河」じゃなくて「大河」。マジなほうかと思って、驚きました。でも、
紫式部の“ライバル”とも称される『枕草子』の作者・清せい少しょう納な言ごん。ドラマでは、自他ともに認める才女でありつつ、自己主張の強いキャラクターとして描かれている。演じるファーストサマーウイカに自分の役柄やまひろ、定子について、ドラマの印象などを聞いた。 ききょうは、“あえて空気を読まない”したたかさを兼ね備えている ――出演オファーが来たとき、どんなお気持ちでしたか? いつか出演できたらと夢みてはいましたが、まさか誰もが知る清少納言役で、とは思ってもみなかったので仰ぎょう天てんしました。でも特別大きな不安はなかったです。 というのも、正式オファーの前に、脚本の大石静さん、制作統括の内田ゆきチーフ・プロデューサー、チーフ演出の中島由貴さんとお話しする機会があったんです。思えばそれが“面談”だったのかもしれないのですが、女性ばかりの楽しいおしゃべり会みたいな時間でした。 なので、ある程度、
「虎に翼」猪爪はる役・石田ゆり子インタビュー「はるさんは、実は最初からわかっていたんじゃないでしょうか。寅子は諦めないって」 連続テレビ小説「虎に翼」で、主人公・寅とも子こ(伊藤沙莉)の母・はるを演じる石田ゆり子さん。はるは、法律を学びたいという寅子の前に立ちはだかる大きな壁となりましたが、第1週のラストでついに進学を認めました。 厳しくも優しく、娘の幸せを心から願うはるを、石田さんはどんな人物ととらえているのか。また伊藤沙莉さんとのお芝居や、第1週最大の盛り上がりを見せた第5回のあのシーンについても、語ってもらいました。 語尾の“キレ”には気を遣いました ――第1週、はるは、結婚せずに進学したいという寅子の前に立ちはだかる大きな壁として登場しました。かなり“強い女性”として描かれていますが、演じるうえで意識された点はありますか? そうですね……そもそもドラマ第1回の舞台は昭和6(1931
「光る君へ」#10 花山天皇退位! 寛和の変の直前に、道長とまひろが交わした和歌・漢詩の深い意味とは? 寛かん和なの変――寛和2年(986)、右大臣・藤ふじ原わらの兼かね家いえ一家による花か山ざん天皇を退位させんとする陰謀劇が起きたとき、藤原道みち長ながは数え年21歳でした。 ドラマでは、オリジナルストーリーとして道長とまひろ(紫式部)との恋が進行していますが、寛和の変の直前、権力欲にまみれた父たちに嫌悪感を抱いた青年道長は、まひろに駆け落ちを持ちかけます。二人が交わし合った和歌と漢詩が彼の心を駆り立てたのですが、そこにはどのような意味があったのでしょうか。 道長が和歌を贈るとまひろが漢詩の句を返す形で、二人は3度の贈ぞう答とうを交わしました。通常は男女ともに自作の和歌を詠み交わすもので、これはドラマ上の演出です。 道長の贈った和歌は、皆『古こ今きん和歌集』のものです。 思ふには 忍しのぶ
毎熊克哉「直秀が死ぬ第9回の台本を最初に読んだときは衝撃的でした。でも、すごくいいなと思ったんです。まひろと道長に強烈な影響を与えるなって」 表向きは散楽さんがくの一員の直秀。しかしその実体は、貴族宅に忍び込み、盗んだ品々を庶民に分け与える義賊だった。まひろや道長と偶然知り合い、いつの間にか不思議な絆さえ結んでいた彼が、この世を去った–––––。直秀なおひで役の毎熊克哉に役柄や作品について聞いた。 昼は陽気で、夜は悪い連中 でも、じつはやっていることは昼も夜も同じです ──大河ドラマは、去年の「どうする家康」に続いて2作目の出演です じつは先にお話をいただいたのは、「光る君へ」だったんです。ですので、自分としては、初めてオファーいただいた大河ドラマとして、しかもオリジナルキャラクターの役なので、「光る君へ」のほうが、ドキドキと不安とうれしさを感じましたね。 ──出演前に何か準備はしましたか
今から1000年の昔の日本は、いったいどのような社会だったのか? 天皇や貴族たちの生活は? はたまた、ドラマに登場する紫式部や藤原道長たちはどのような人物だったのか? 時代考証を担当する倉本一宏氏に、最新の研究成果も交えながら解説してもらった。その後編(前編はこちら)。 古記録から見えてくる紫式部、道長、そして晴明の実像は!? ――紫式部はどんな人物だったと思われますか? 私は歴史学者なので本当は専門外なんですけれども、一般的に歌集『紫式部集』から、ある程度少女時代と結婚・出産・夫との死別、つまり第1の人生は復元できるんです。すべてが本当の話じゃないとは思いますが。そして、夫と死別したのちに『源氏物語』と『紫式部日記』を執筆するという、世間でクローズアップされている第2の人生があります。 ですが、私はむしろ『源氏物語』を書き終わった後の人生の方が長いと考えています。これは第3の人生と言うべ
今から1000年の昔の日本は、いったいどのような社会だったのか? 天皇や貴族たちの生活は? はたまた、ドラマに登場する紫式部や藤原道長たちはどのような人物だったのか? 時代考証を担当する倉本一宏氏に、最新の研究成果も交えながら解説してもらった(後編はこちら)。 戦もなく、人々が比較的豊かだった平安時代はもっと評価されていい ――「光る君へ」の時代考証を担当することになった経緯を教えてください 2022年5月に「光る君へ」の内田ゆきチーフ・プロデューサーからご連絡をいただき、作品の内容について相談を受けて、それに応えるという日々が続いていたのですが、そのうちにスタッフのみなさんからも相談を受けるようになって、正式に時代考証を担当することになりました。 お引き受けした理由は、平安時代史、当時の政治状況や後こう宮きゅう(天皇のきさきや女官たち)の情勢、人々の生活を、より多くの方に理解してもらえる
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