【訪問日:2020年11月14日】 瀬見温泉を訪ねて 今回の山形遠征では「とにかく温泉地を回ってポカポカする」のが目的でしたが、ある旅館に泊まったことで肉体的ではなく気分が高揚する的な意味でポカポカできたのが一番の思い出です。今回はその旅館についてご紹介します。 山形県の北東部を流れる小国川。その左岸に開けた一角には静かな佇まいの温泉街が広がっていました。 温泉の名は瀬見温泉といい、伝説によればかの有名な武蔵坊弁慶による発見とされているそうです。源義経の子供、亀若丸の産湯を探していた際に、湯気が出ている小国川沿いの岩を長刀で割って温泉を発見したとのこと。 喜至楼遠景。木造3階建ての構造が特徴的である。 この周辺の主な街道は国道47号線であり、ふと川の向こうに視点を移してみればいくつかの旅館が立ち並んでいるのが確認できます。 そんな中でひときわ目を引く古びた建物、それが今回宿泊した喜至楼でし