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認知症ケアで注目される「回想法」。 自宅や施設などで行える非薬物療法のひとつですが、効果ややり方などが分からないと悩んでいる人は多いのではないでしょうか。 回想法の定義や期待できる効果、具体的なやり方について、木ノ本景子先生(ヘテロクリニック院長)が解説します。 回想法とは|昔の記憶を引き出す心理療法回想法(Reminiscence Therapy)とは、これまでの人生を振り返りながら過去の記憶や思い出について語り合い、本人の自尊心や自己肯定感の向上などを目指す心理療法です。 1960年代にアメリカの精神科医ロバート・バトラー氏が提唱し、もともとは高齢者への心理療法の1つとして取り入れられていました。 回想法では、目的のない雑談ではなく、当事者の人生経験や価値観などに焦点を当てて語り合います。 当事者本人にとって昔の楽しかったことや家族とのエピソードなどを話してもらい、聞き手は当事者の話に
「親族にアルツハイマーの人がいるから、自分も発症するかもしれない」そんな不安や恐怖をひそかに抱えている人もいるのではないでしょうか? アルツハイマー病と遺伝の関係は、多くの人にとって気になるテーマであり、むしろあえて深く知りたくないテーマでもあります。しかし知らないからこそ余計に怖がってしまうという側面もあるようです。 今回、新潟大学脳研究所の菊地正隆先生に、アルツハイマー病と遺伝子の関係をはじめ、遺伝変異の発症リスクを評価できる「PRS(ポリジェニックリスクスコア)」について、わかりやすく説明いただきました。 アルツハイマー病における「原因遺伝子」と「リスク遺伝子」の違い 菊地正隆先生(新潟大学 脳研究所 生命科学リソース研究センター 遺伝子機能解析学 特任准教授) こんにちは。菊地正隆です。私は普段、新潟大学の脳研究所というところで、アルツハイマー病や精神・神経疾患のメカニズムを解明す
認知症を取り巻く環境は近年、劇的な変化を遂げています。 2024年には認知症基本法が制定され、アルツハイマー病の原因に迫る新薬が登場するなど、医療の最前線では日々新たな知見が報告されています。 今回、テヲトル編集部は、日本認知症学会の代表理事長である池内健先生(新潟大学)にお話を伺いました。池内先生のご専門は、血液や脳脊髄液を用いたバイオマーカー開発と認知症におけるゲノム医療です。 最新トピックの抗Aβ抗体薬や、その安全な治療に欠かせないAPOE遺伝学的検査、そして私たちが今日からできる脳の健康を守る習慣について、専門的な視点から解説していただきます。
「アルツハイマー病は40代から始まっている」と言われても、信じられない、あるいはピンとこない人も多いのではないでしょうか。 認知症の原因の多くを占める「アルツハイマー型認知症」。「自分には関係ない」と他人事のように捉えている人がいる一方で、「なったら終わりだ」と過度に怯える人もいるのが実情です。 医療の進歩により、アルツハイマー病は「早く気づいて正しく備える」ことで、その後の人生を自分らしく豊かに過ごせる病気へと変わりつつあります。 原因や進行メカニズム、加齢によるもの忘れとの違いなど、すべての人に知ってほしいアルツハイマー型認知症の基本について、岩田淳先生(東京都健康長寿医療センター)が詳しく解説します。 アルツハイマー型認知症とは? 認知機能の変化・認知症の種類(文献1を参考に編集部作成) 「アルツハイマー型認知症」とは、脳細胞の減少により脳が萎縮する「アルツハイマー病」という進行性の
「認知症は、予防も治療もできない」 認知症について、そんなイメージを持っている方は多いのではないでしょうか。しかし医療の世界では、日々認知症の予防や治療につながる研究が進み、明るい兆しも見え始めています。 今回は、脳神経内科の専門医であり、ご自身のブログで認知症や脳に関する最新研究について発信されている下畑享良(しもはた・たかよし)先生に、認知症の研究の最前線がどうなっているのかを伺います。 そもそも認知症はどのように引き起こされるの?発症を予防するために今できることは?治療薬の開発は進んでいるの?私たちの疑問に、わかりやすく答えていただきました。 認知症予防への取り組みは? 予測を下回った患者数はじめまして、脳神経内科医の下畑享良と申します。普段は神経疾患全般を診察しており、特に脳梗塞の患者さんに対する再生医療を研究のメインとしています。 認知症についてはメインの研究分野ではないのですが
ある日突然、家族が自分のことを忘れてしまったら? 漫画家・イラストレーターの吉田いらこさんは、自身が16歳の頃、父親が脳腫瘍の切除に伴い高次脳機能障害になりました。失語症や記憶障害、半身麻痺などの後遺症とともに23年間の闘病を経て亡くなった父親との日々を、漫画にして発表しました。 2020年、SNSで公開された漫画は瞬く間に話題になり、2025年にはセミフィクション『家族を忘れた父親との23年間』(KADOKAWA)として書籍化。変わっていく家族に対する葛藤や不安を丁寧に描き、多くの共感を呼びました。 吉田さんがお父さんのことを漫画にして発信しようと決めた理由のひとつには、肉親にマイナスな感情を抱くことの罪悪感があったといいます。「前向きになれなくても、日常は続いていく」と語る吉田さんに、同じ痛みを知る人に伝えたいことを伺いました。 『家族を忘れた父親との23年間』あらすじ
飯塚正義さんは、61歳のとき、自転車との接触事故をきっかけに脳の精密検査を受け、「正常圧水頭症」と「若年性アルツハイマー型認知症」という2つの診断を受けました。 思いがけないかたちで「認知症の早期診断」を下された戸惑いを、いかにして乗り越えたのでしょうか? 2025年に「とうきょう認知症希望大使」に就任し、妻の道代さんとともに認知症に関する古い既成概念を次々とくつがえしている飯塚夫妻の行動力の背景には、「認知症はただの病気。隠さないで先手を打つ」という確固たる考え方がありました。 認知症で悩んでいる人も、そうでない人も、勇気づけられるインタビューです。
→「家族・介護者向けのチェックリスト」へ ※なお、この記事で紹介するチェックツール・チェックリストは、いずれも医療機器ではなく、医師による診断に代わるものではありません。あくまで「気づき」のための目安としてご活用ください。気になる結果が出た場合は、医療機関や地域包括支援センターへの相談を検討しましょう。 そもそも認知機能チェックツール・チェックリストとは?認知機能チェックツール・チェックリストは、記憶力や注意力などの認知機能の状態の目安を、質問や簡単な課題を通じて確かめるためのものです。重要なのは、チェックツールやチェックリストは認知症の「診断」をするものではなく、「気づき」の入口だということです。早めに状態を把握し、必要なら専門機関につなげるための最初の一歩と考えるとよいでしょう。 世の中には「認知症チェックリスト」や「認知症チェックツール」などと表現しているものも存在しますが、あくまで
「ちょっとしたもの忘れが増えてきた」、「料理や洗濯などの家事に以前よりも時間がかかる」・・・そんなことありませんか? ご自身やご家族が「またやってしまった / またやっている」と感じていながらも、生活はできているからと受け入れてしまっているささいなミスや失敗。それは、年齢によるものでも、認知症でもなく、「MCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)」という状態のサインの可能性があるのです。 認知症への一歩手前とも言われることもあるMCI。放置すると、1年で約5〜15%の人が認知症に進行すると考えられています1)。その一方、適切な予防をすることで現状が維持でき、さらには適切な対策により健康な状態に戻る可能性も十分にあることも特徴です。このサイトでMCIを正しく理解して、適切な予防や対策について知ってください。
認知症とは、脳の機能が低下し、日常生活や仕事に支障をきたすようになった状態のことをいい、日常生活に支障が生じるほどの大幅な低下でない認知症の一歩手前の状態をMCI(軽度認知障害)といいます。このページでは認知症に関する症状・原因・種類・メカニズム・チェックリスト・治療方法・認知症基本法など認知症に関連する情報を網羅的に専門家たちが解説しています。
くるねこ大和先生の漫画『身辺雑記:オトーチャンと認知症』が一気に読めます!【会員限定】 2026-05-14
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