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vmware toolsは、vmwareのゲストで デスクトップのリサイズ、 ホストOSとのクリップボード共有(文字列のコピペが出来るようになる)、 フォルダ共有 などを実現するもので、ゲストへのインストールはほぼ必須です。16.04のときと同様、vmware標準で提供されるものは無視してopen-vm-toolsを入れます。 sudo apt install open-vm-tools-desktop 再起動後、デスクトップのリサイズもクリップボード共有もうまく動作しました。 共有フォルダは、vmwareの「設定→オプション→共有フォルダの有効化」で共有フォルダを有効にして再起動。 sudo vmhgfs-fuse -o allow_other -o auto_unmount .host:/ /mnt/hgfs で/mnt/hgfs以下にマウント出来ました。永続的にmountするには、/
ローカルにwebサーバが立ってると何かと便利なので、apacheを入れます。素のapacheと違ってhttpd.confが細分化されていて、debianの作法に従って設定する必要があって知らないと難しいです。 sudo apt install apache2 いくつかのモジュールを有効化します。 sudo a2enmod userdir sudo a2enmod include sudo a2enmod cgid sudo systemctl restart apache2 これらは、実際には/etc/apache2/mods-availableにあるファイルから/etc/apache2/mods-enabledへリンクを張っていて、mods-enabled以下のファイルが設定に読み込まれるという仕組みです。 次に、自分のよく使う設定をしていきます。public_htmlの有効化とcgiの
ubuntu 18.04にリモートデスクトップを入れたときのメモです。まだ暫定版で、今後変わるかもしれません。 リモートのubuntuに何かさせたいとき、普通は単にsshで、GUIなアプリを使いたければssh -Xで済みますが、稀にデスクトップ全体を転送したいことがあります。それを実現するものとしては、windowsのリモートデスクトップとVNCが有名ですが、素のwindowsで使えるし速度も速いのでリモートデスクトップを愛用しています。 ところで、unityを採用していた最近のubuntuは、リモートデスクトップやVNCのサーバの設定がとても難しいことが知られています。代わりに標準で「画面共有」という機能があるのですが(プロトコルはVNC)、これは本体にログインしている状態でしか使えず、ログアウトしてしまうとリモートからログイン出来ないというとても不便なものです。 ubuntuは18.0
今年の7月に 精度保証付き数値計算の基礎 という本を出しました。私が執筆したのは、第4章「数学関数の精度保証」と、第7章「常微分方程式の精度保証付き数値解法」です。 で、今回、 「精度保証付き数値計算の基礎」チュートリアル で話させていただきました。そこで使ったスライドを上げておきます。内容は第4章の数学関数の精度保証の話で、発表時間は20分だったので、簡単な内容です。割と多くの方に来ていただいてとても嬉しかったです。 なお、今回のチュートリアルは6章までで、7章のODEと8章のPDEについては年末に別の機会を準備中です。
少し前(5月頃)、二重振り子のシミュレーション動画がtwitterで流行したことがありました。最初のtweetがこれ。 わずかに異なる初期値をもった50本の二重振り子のシミュレーションを動画にしたもので、途中まで完全に重なっているように見える振り子が一気にバラける様子がとても面白い。 次は、それを三重振り子にしたもの。 gmpを用いて高精度計算をしており、ねとらぼで記事にもなりました。 どちらも常微分方程式の計算にはルンゲクッタ法を用いています。わずかな初期値のずれが後に大きな違いをもたらすことがとてもよく分かる動画ですが、一方で、ルンゲクッタ法で計算された値も真値とはわずかにずれており、当然その誤差も同様に後で大きな違いをもたらすことになります。だとすると、果たして意味のある計算になっているのかという疑問が生じます。 そこで、二重振り子の軌道を精度保証付きで計算し、ルンゲクッタ法とどのく
数値計算は、さまざまな方程式を計算機で数値的に解く技術です。 我々人類は世界の仕組みを表現する方程式を発見し、それを利用することによって 便利な世の中を作り上げてきました。 そのような方程式のうちの多くは、 (少なくとも現時点では、恐らく将来も)解を表すきれいな 式の形で解くことができません。 しかしそれでもその解を知りたいという欲求に答えるため、 計算機で数値の形で解く技術 (= 数値計算) を発展させてきました。 これにより、 気象観測の結果を元に明日の天気を予測する。 建物や橋を実際に作る前に十分な強度があるかどうか計算する。 自動車や飛行機などの空気の流れを実際に制作する前に計算する。 のようなことが可能になっています。 数値計算の誤差 このように、もはや現代社会に必要不可欠なものになっている数値計算ですが、 さまざまな理由で誤差が混入します。 今の数値計算では、一つの実数を計算機
Windows10の夏の大型アップデート(Anniversary Update)で搭載された、Windows Subsystem for Linux (bash on Ubuntu on Windows)を使ってみたので、記録を残しておきます。 cygwinやmsys2など、Windows上でunixツールを使うためのものは以前からいろいろありますが、Microsoft本家が出してきたこいつは、「ubuntuのバイナリがそのまま動く」という点が今までと違います。使うための条件は、 Windows10の64bit版であること Windows10のバージョン1607以降であること です。バージョンは、「スタート→歯車アイコン→システム→バージョン情報」で確認できます。 8月のリリース以降、少しずつ時間をずらしながらWindows Updateを降らせていたようですが、そろそろほとんどのWind
ubuntu 16.04はvmware上で動かしているわけですが、デスクトップのリサイズ、ホストOSとのクリップボード共有(文字列のコピペが出来るようになる)、フォルダ共有などを実現するvmware-toolsをゲストOSに入れるのはほぼ必須です。vmware toolsを入れるのにやや苦戦したので、記録を残しておきます。 まず、普通のインストール手段を試してみました。vmware toolsのインストールをクリックすると、CDがマウントされてファイルブラウザが開くので、tar.gzをhomeにコピーして展開し、 sudo ./vmware-install.pl 後は質問には基本的にreturnを押すだけでいいはずですが、コンパイルエラーになってしまいます。カーネルモジュールのmakeを行なうのですが、カーネルが新しくなってソースコードが変化し、それにvmware toolsが追いついてい
ubuntu 16.04にリモートデスクトップを入れたときのメモです。大量にいろいろ突っ込むのであまりお勧めしませんが一応記録を残しておきます。 リモートのubuntuに何かさせたいとき、普通は単にsshで、GUIなアプリを使いたければssh -Xで済みますが、稀にデスクトップ全体を転送したいことがあります。それを実現するものとしては、windowsのリモートデスクトップとVNCが有名ですが、素のwindowsで使えるし速度も速いのでリモートデスクトップを愛用しています。 ところが、unityを採用している最近のubuntuは、リモートデスクトップやVNCのサーバになれません。代わりに標準で「デスクトップの共有」という機能があるのですが(プロトコルはVNC)、これは本体にログインしている状態でしか使えず、ログアウトしてしまうとリモートからログイン出来ないというとても不便なものです。 以下は
今回は、自分のプログラム(ソースコード)をなぜ公開しようと決心したかについてお話します。 我々は、精度保証付き数値計算という分野について日夜研究を行っています。精度保証付き数値計算は、数値計算をすると同時にその誤差を数学的に厳密に評価出来るような新しい数値計算法です。数学の証明の一部に使える信頼性を持ち、実際いくつもの問題が精度保証付き数値計算を援用して解かれています。 ところで、我々の分野の研究発表なり論文で、ソースコードを公開しているものは非常に少ないです。このことがこの分野の普及の妨げになっていると考えられ、それはそれで大変に大きな問題ですが、今回は少し違う観点で考えてみます。 精度保証付き数値計算の発表なり論文では、「精度保証付き数値計算を用いて○○という問題を解き、△△の範囲内に解が存在することが厳密に保証された。」というふうな言い方がよくされます。正直に申し上げると、本当に自分
ubuntu 14.04上でBLASをパッケージで入れて使ってみたのでメモを残しておきます。 BLASは、Basic Linear Algebra Subprogramsの略で、行列積などの基本的な行列計算のためのライブラリです。LAPACKなどの様々なプログラムから呼び出されます。行列計算は環境によって最適な書き方が違うので、行列計算の部分を差し替え可能なように分離しておきユーザが最適なBLASに差し替えて最高の性能を出す、ということを意図しています。 多くの環境で、デフォルトのBLASは単なるfor文で書かれたちっとも速くない「reference BLAS」と呼ばれるものになっています。自分の環境でも、reference BLASが入っていました。この場合例えばnumpyの行列計算は、全くCPU本来の性能を出せていません。 ubuntu 14.04では、atlasとopenblasとい
日頃、研究のための作業のほとんどをubuntu上で行っています。研究者の多くはunix系の環境で仕事をすることを好んでおり、 macを使う。 windowsでvmware等の仮想環境を作り、その中でLinux等を使う。 windowsでcygwinを使う。 Linux等をマルチブートで使う。 などいろいろあると思います。本当に素のwindowsで仕事をする人は少ない気がします。拙kvライブラリも一応Visual Studioでも動くもののunix系で開発している関係上やはりunix系OSが使いやすい気がします。研究室の学生を見ると、windowsでcygwinを使っている人が大半のようです。自分はLinuxを入れることを勧めているのですが、やはり不慣れなOSで生活するのはつらいようで。 さて、windows環境のままunix系コマンドを使えるようにするソフトウェアとしてはcygwinが有名
1. はじめに 本ページでは、精度保証付き数値計算を行うためにC++で作成した ライブラリ群を公開している。 特に非線形計算の精度保証を行うとき、template機能によって 複雑な数値型をすっきり記述でき、なおかつ "zero-overhead principle" で 計算速度が遅くならないC++は、非常に適していると言える (ほぼ唯一無二であると作者は考えている。)。 精度保証付き数値計算とkvライブラリの概要については、 このスライドを見て欲しい。 kv-intro.pdf (全84ページ) 2007年秋頃~2013年春頃の間は、区間演算を行うのにboostに含まれている intervalライブラリを用いて開発していたが、 boost.intervalは残念ながら不完全な部分が多く ライブラリ本体に手を入れざるを得なかった。 boost全体がアップデートする度にinterval部分
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