サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
TGS2024
www.4gamer.net
「Elin」が面白すぎて夏休みをミンチにした。βの時点で,あの「Elona」より深い沼にたたき込まれる 編集部:御月亜希 Lafrontierが2024年11月1日にアーリーアクセス版の公開を予定しているRPG「Elin」。ローグライクRPG「Elona」の後継作であり,現在はKickstarterキャンペーンのバッカーに向けたβテストを実施中だ。 Elonaは,20年近く前の2006年に無料で公開されたゲームであり,長い時間さまざまな人に遊ばれてきただけに,その後継が気になるお兄ちゃんもお姉ちゃんも妹も多いと思う。ただ,現在は触れるのがバッカーだけなので,「あの名作の続編が出るらしいけどどんなゲームなんだろう」といった状態ではないだろうか。 筆者は割と上位のバッカーなので,昨年末から行われているαテストから本作を追っているのだが,結論から言ってしまおう。むちゃくちゃ面白い。 αテストの時
「ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン」七英雄の再帰還を迎える前に振り返るシリーズの変遷(ゲームボーイ〜スーパーファミコン時代編) ライター:高橋祐介 「ロマンシング サ・ガ2」がフルリメイクされ,「ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン」として帰ってくる──2024年6月18日に配信されたNintendo Directでの初報で,いったいどれほどのサガシリーズファン,いやRPGファンが驚愕しただろうか。 サガは,1989年の1作目「魔界塔士 Sa・Ga」の登場から今年(2024年)で35年周年を迎える,長きにわたって愛されてきたRPGシリーズだ。メインであるコンシューマのゲームシリーズのほか,現在ではさまざまなプラットフォームに向けて移植作やリマスター,派生作品を展開している。 本企画は,そんなシリーズ35周年という記念すべき年にリリースされ,ある意味でサガの集大成的な作品とな
「ランス」シリーズ35周年記念のパッケージが予約受付開始。正史12タイトルの本編や,サントラ,ブックレットなどを収録 編集部:或鷹 アリスソフトは本日(2024年8月30日),「ランス」シリーズの正史をまとめた35周年記念パッケージ「Rance35th Anniversary Box」の予約受付を開始した。価格は2万9700円(税込)。予約受付は11月30日までで,発売は1月31日を予定している。 画像は公式サイトより 「ランス」シリーズは,1989年に発売された「Rance -光をもとめて-」を原点とするアダルトゲームシリーズだ。ダンジョンRPGだったり,シミュレーションRPGだったりと,シリーズを追うごとに,さまざまなジャンルに姿を変えながらも,地続きの世界観で主人公ランスの物語を描き続け,2018年に発売された「ランス10」でフィナーレを迎えた。 関連記事 「ランス」シリーズ全作品が
「Wizardry Variants Daphne」に,政府関係金融機関から5億円の投資が決定。激化する市場で日本のコンテンツ産業の挑戦を支援 編集部:或鷹 ドリコムは本日(2024年8月30日),開発中のスマホ向けダンジョンRPG「Wizardry Variants Daphne」(iOS / Android)に対し,日本政策投資銀行(DBJ,Development Bank of Japan)から5億円の投資を受け入れることを決定したと発表した。調達した5億円は,本作のプロジェクト投資資金として充当する。 ※「Wizardry」は,1981年にアメリカで発表されたRPGシリーズで,現在はドリコムがIPを保有している 近年,外資系企業の参入により,競争が激化するスマホゲーム市場で求められるクオリティレベルの上昇や,それに伴う開発期間の長期化などで,資金やリスクの負担が課題となっている。
3Dゲームをリアルタイムにまるごと生成する「GameNGen」が発表される。「DOOM」を“移植”ではなく“生成”する時代へ 編集部:或鷹 Google Researchの研究員ら4名は2024年8月27日,ニューラルモデルのみを搭載したゲームエンジン「GameNGen」を発表した。従来のゲームエンジンを一切使用せずに,プレイヤーの入力に合わせ「DOOM」をリアルタイムに描画できる。 画像は公開された動画(外部リンク)をキャプチャしたもの 「GameNGen」で特徴的なのが,プレイヤーがインタラクト可能という点だ。現在の画像から次のフレームをシミュレートするときに,プレイヤーの入力を含めて考える場合,前進したのか,後退したのか,視点を動かしたのか,銃を撃ったのかなど,各入力を受けて画面は複雑に変化する。それぞれの条件に対応するため,膨大なデータが必要になる。 「GameNGen」では,まず
ゲームの数が増え,大企業が保守的になる中,開発者はいかにしてキャリアを築くべきか? 日本在住のフランス人開発者が語る[CEDEC 2024] ライター:箭本進一 ゲームの数が増え,開発費も高騰する中,大企業はリスクを恐れてAAA作品も保守的になっていく。そんな中でゲーム開発者はいかにしてキャリアを築くべきなのだろうか? フランス人ゲーム開発者であり,Keywords StudiosのCountry Managerであるハンサリ・ギオーム氏が行ったCEDEC 2024の講演「Too many games. Now, what?/飽和状態のゲーム業界において,これから何をすべきか」をレポートしよう。 ハンサリ・ギオーム氏(Keywords Studios Country Manager) 過去に学び,未来のキャリアを築いていく ハンサリ・ギオーム氏はCEDEC 2021の講演「Is World
ファミ通VS.ファミマガの歴史。塩崎剛三氏と山本直人氏,レジェンド編集者がマイコン誌時代からファミコンブームまでを語る ライター:箭本進一 カメラマン:愛甲武司 12→ 元「ログイン」「ファミコン通信」編集長である塩崎剛三氏の書籍「198Xのファミコン狂騒曲」が2024年8月31日に出版される。この本では,「ログイン」のいちコーナーから始まったファミコン通信(以下,ファミ通)が,週刊誌として刊行されることや,リメイク版が発売された「オホーツクに消ゆ」など,さまざまなムーブメントが作られていく様子が語られている。 4Gamerではこの書籍の発売を記念し,塩崎剛三氏と世界初のファミコン誌である「ファミリーコンピュータMagazine」(以下,ファミマガ)の元編集長である山本直人氏との対談を掲載する。マイコン(パソコン)雑誌から家庭用ゲーム機の雑誌へ移る……というよく似た経歴の両氏が,ファミコン
アナログスティックとトリガーに磁気ホールセンサーを採用したワイヤレスゲームパッド「VADER4 PRO」が9月13日に発売 編集部:小西利明 2024年8月28日,サイズは,Shanghai Flydigi Electronics TechnologyCoのゲーマー向け製品ブランド「FLYDIGI」(フライディジ)のPCおよびNintendo Switch,スマートフォン向けワイヤレス&ワイヤードゲームパッド「VADER4 PRO」を9月13日に発売すると発表した。アナログスティックやトリガーボタンに,磁気ホール式センサーを採用するのが特徴だ。 税込の販売代理店想定売価は8980円である。 VADER4 PRO アナログスティックの位置が非対称なXboxレイアウトのゲームパッドで,付属のUSBワイヤレスアダプタを用いたワイヤレス接続と,Bluetooth 5.0接続,USB Type-Cに
HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」の新職業として「まもの使い」が登場。ルイーダの酒場では細かいカスタマイズが可能に 編集部:荒井陽介 任天堂が本日(2024年8月27日)配信した「Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ」で,11月14日に発売予定となっているHD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」の新情報が公開された。また,ニンテンドーeショップでは予約受付が開始されている。 情報は仲間に関するものが中心。まず新職業として,モンスターのようなスキルを使える「まもの使い」が登場。一部の職業では,オリジナル版になかった「特技」が使用可能になっているとのこと。 そして,ルイーダの酒場で仲間を作成する際にも,見た目や髪色など,細かいカスタマイズが可能になるようだ。 ※この画像は配信映像をキャプチャしたものです また,情報の最後には,モンスターが
未来の映画やドラマはゲームエンジンで作られる? 「王様戦隊キングオージャー」で使われた最新の撮影技術とは[CEDEC 2024] ライター:津雲回転 ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」で2024年8月21日,「『王様戦隊キングオージャー』 特撮×バーチャルプロダクション 〜ゲームエンジンを活用した映像表現の最前線〜」と題された講演が行われた。 本講演は,2023年3月から2024年2月にかけて放送された特撮テレビドラマ「王様戦隊キングオージャー」(以下,キングオージャー)の撮影の技術的な裏側を,制作陣自ら解説するもの。 登壇者は,監督を務めた上堀内佳寿也氏,ソニーPCL コンテンツクリエイション部 VPプロデューサーの遠藤和真氏,同じくソニーPCL ビジュアルエンジニアリング部 ボリュメトリックキャプチャテクニカルディレクターの増田 徹氏。モデレーターとして,セガ 第3
「ストリートファイター6」の手法から学ぶ,初心者から上級者まで満足できる“人間らしい”対戦CPUの作り方[CEDEC 2024] ライター:津雲回転 ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」の2日目にあたる2024年8月22日,「『ストリートファイター6』初心者から上級者まで対応した人間らしい有機的な行動を行うCPU(AI)のしくみ」と題されたセッションが開催された。 本セッションは,「ストリートファイター6」(PC / PS5 / PS4 / Xbox Series X|S / AC)の対戦用CPU(AI)がどのように設計され,そしてどうやって初心者から上級者まで幅広く対応できる仕組みが実装できたのかを発表したものだ。 スピーカーは,カプコンのCS第二開発統括 開発一部 第一ゲームデザイン室の安原直宏氏。格闘ゲームでは,幅広いプレイヤーにゲームを楽しんでもらうため,“適度に
「ドラえもんのどら焼き屋さん物語」,Switch版の配信開始。ドラえもんたちと一緒に,日本一のどら焼き屋さんを目指す新作経営シム 編集部:さがさん カイロソフトは,新作経営シム「ドラえもんのどら焼き屋さん物語」の配信を,ニンテンドーeショップで開始した。これは2024年8月27日に配信された「Nintendo Direct ソフトメーカーラインナップ」でアナウンスされたものだ。 本作は,漫画「ドラえもん」の原作者である藤子・F・不二雄氏の生誕90周年を記念したタイトルだ。プレイヤーは,店舗の調理場や店内を自由にレイアウトしながら,どら焼きやたい焼き,いちご大福などのスイーツを販売し,日本一のどら焼き屋さんを目指していく。ダウンロード版の価格は2480円(税込)だ。 ※8月28日〜9月10日まで10%OFFの2232円で購入可能 ※画像は配信映像のキャプチャ 「ドラえもんのどら焼き屋さん物語
「ウィザードリィ」の原作者が設立したAnimEigoが,アニメ「カムイの剣」Blu-rayのクラファンを展開。わずか6時間で目標額を達成 ライター:箭本進一 「ウィザードリィ」の原作者として知られるロバート・ウッドヘッド(Robert Woodhead)氏は,アニメ「カムイの剣」のBlu-ray「The Dagger of Kamui Treasure Trove Edition」のクラウドファンディングをKickstarter(リンク)を開始した。開始からわずか6時間で目標金額の5万ドル(約725万円)を達成(リンク)し,2024年8月27日0:00時点では7万5000ドル(約1090万円)のプレッジ(支援)を集めている。プロジェクトの期日は9月24日まで。 「カムイの剣」は,矢野 徹氏の冒険小説をアニメ映画化し,1985年に公開したもの。主人公の次郎は親殺しの濡れ衣を着せられたあとに忍
“消費者庁コラボ”を起こさないためには。「過去の処分例から見る,ゲーム開発・運営における景品表示法のポイント」レポート[CEDEC 2024] ライター:箭本進一 近年のゲーム業界では主にガチャ絡みで景品表示法が話題になることが多い。では,景品表示法とはどういった法律であり,問題を起こさないためにはどうすればいいのだろうか。開発者向けカンファレンスのCEDEC 2024で,シティライツ法律事務所の弁護士である前野孝太朗氏の講演「過去の処分例から見る,ゲーム開発・運営における景品表示法のポイント」が行われたので,レポートしよう。 前野孝太朗氏(シティライツ法律事務所 弁護士) 前野氏は「逆転裁判」をプレイして弁護士を志したというゲーム好き。景品表示法で問題となった実例を挙げるものの,これは消費者庁のHPで既に公開されているものであり,特定の企業を貶めることが趣旨ではないと前置きしてから講演を
ゲーム開発的思考で生んだUI/UXで新市場開拓。元ゲームプログラマーが作った大ヒット教育アプリ「ロイロノート」の発想[CEDEC 2024] ライター:大陸新秩序 2024年8月21日,ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」で,セッション「ゲーム開発の知恵、教育アプリで花開く」が行われた。 同セッションでは,LoiLo CEOの杉山浩二氏がゲーム開発で培ったスキルや経験を生かし,同社の教育用アプリ「ロイロノート・スクール」がどのように開発され,運営に至ったのかの経緯が紹介された。 杉山浩二氏 教員と児童・生徒を双方向につなぐ「ロイロノート」 LoiLoが展開する「ロイロノート・スクール」(以下,ロイロノート)は,現在日本に存在する学校の約40%に導入されているという教育アプリである。2024年7月にはデイリーアクティブユーザー(DAU)が260万人に達するなど,教育界ではト
世界観や設定をきちんと踏まえていない多様性は,コンテンツを不自然なものにしかねない。ゲームにおけるDEI表現の意義と重要性,そして導入する際の留意点[CEDEC 2024] ライター:大陸新秩序 2024年8月22日,ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」にて,セッション「『表現』でもグローバルを目指す! DE&Iに関する取り組み」が行われた。 このセッションでは,バンダイナムコオンライン 事業本部 品質保証部 大熊未来氏が,同社のオンラインゲームプロジェクトの海外展開を目指すうえで得たDE&I(DEI)表現に関する知見と,それを社内へ浸透させるために行った取り組みを紹介した。 大熊未来氏 なぜDEI表現を重要視するに至ったか セッションの冒頭,大熊氏はバンダイナムコオンラインがなぜDEI表現を重要視するに至ったかについて,「コンテンツの間口を広げ,多種多様なゲームプレイヤ
最終的に必要だったのは“気合い”。「FINAL FANTASY VII REBIRTH」のサウンド制作はなぜ“泥沼”にはまり,どうやって完成をみたのか[CEDEC 2024] ライター:津雲回転 2024年8月22日,ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」で講演「ミッドガルを飛び出せ! 『FINAL FANTASY VII REBIRTH』における泥沼サウンド制作秘話」が行われた。 同講演は2024年2月に発売された「FINAL FANTASY VII REBIRTH」(以下,FFVII REBIRTH)にて,前作「FINAL FANTASY VII REMAKE」で存在しなかった広大なワールドマップを舞台に,どうやってクオリティや密度を落とさずサウンドを作り込んでいったかを開発者自らが解説したものだ。 登壇したのは,スクウェア・エニックス サウンドディビジョンでサウンドデ
50周年を迎えた 「D&D」はどこへ向かうのか。2024年版最新ルールブックの秘密も語られた,プライベートイベント潜入レポート ライター:杉浦よてん 今年はロールプレイングゲーム,すなわち“RPG”という遊びが誕生して50周年の節目にあたる。いまやRPGはすっかり我々の生活になじみ,「レベルが上がった」「もうヒット・ポイントがゼロ」「経験値をかせぐ」などといったように,RPGから生まれたゲーム用語が一般の語彙にまで浸透している。そういう意味では“RPG”というのは,単なるゲーム的な新発明であっただけではなく,人々の物事に対する捉えかたや認識までも改変してしまった革新的な“概念”だったとさえ言える。 そのように“世界を変えた”RPGだが,この始祖にあたるのが「ダンジョンズ&ドラゴンズ」(以下,D&D)だ。D&Dはここ10年の「第5版」の展開で大躍進を遂げ,アニバーサリーイヤーとなる2024年
“説得力のある画作り”はここから生まれる。カメラから学ぶCGの表現手法「アーティストのためのカメラの仕組み講座」レポート[CEDEC 2024] ライター:柳 雄大 2024年8月23日,ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」にて行われたセッション「アーティストのためのカメラの仕組み講座」をレポートする。 当セッションは,撮影を行うためのカメラの仕組みを実演とともに解説し,それがCG上での表現とどのような関係にあるかを伝えるという趣旨で行われたもの。CGは現実世界の仕組みを元に作られており,現実世界のカメラの仕組みを知ることは,CGにおけるカメラの仕組みを知ることにつながる……というのが講義の狙いだ。 登壇者は,バンダイナムコスタジオ 技術スタジオ 第1グループ コアテクノロジー部 TEC/TAユニットの山口翔平氏,鈴木雅幸氏,溝口優子氏の3名だ。 セッションでは,「作りた
あの演出はそういう名前だったのか! 「明日から使える!海外文献に頻出するLevel Design用語の紹介」で13用語を学ぼう[CEDEC 2024] ライター:わさび 2024年8月21日,ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」で,ゲームデザイナーの知久 温氏によるセッション「明日から使える!海外文献に頻出するLevel Design用語の紹介」が行われた。 本セッションは開発者向けに行われたものではあるが,実例を交えてやさしめに解説されていたため,「あのゲームで使われていた演出はこういう名前だったのか!」と,ゲーマー目線でも楽しめる内容だった。レベルデザイナーの目線で見るゲームの世界をのぞいてみません? 知久氏は,ハクスラSTGや対戦TPSといったジャンルでレベルデザイン業務を経験した実績を持つフリーのゲームデザイナー。副業としてゲーム開発の研究家としても活動している
中小デベロッパが「Roblox」のコンテンツ開発にチャレンジ。調査・検討の開始から約1年が経過した現在の成果はいかに?[CEDEC 2024] ライター:大陸新秩序 2024年8月23日,ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」にて,セッション「メタバースプラットフォームRobloxで日本のゲームデベロッパーが開発してみた」が行われた。 このセッションでは,サムライ・ソフトの代表取締役CEO 井上敬介氏が,メタバースプラットフォームとしての「Roblox」を取り巻く環境と,実際に「Roblox」向けコンテンツ開発に約1年間チャレンジした結果などを紹介した。 直近の既存市場(家庭用,PC,モバイル)の動向 セッションでは,まず2022年のグローバルなゲーム市場規模が紹介された。それによると,全体が26兆8000億円,そのうちモバイルゲームが16兆1500億円,PCゲームが5兆6
“トーレルーフ”の裏側で何があったのか。「ティアーズ オブ ザ キングダム」開発陣が語る,一貫した実装と効率化の重要性[CEDEC 2024] ライター:高橋祐介 ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」にて,2024年8月23日に開催されたセッション「『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』におけるフィールド制作とQA 〜トーレルーフの裏側で〜」を紹介しよう。 登壇したのは,任天堂の企画制作部でQAエンジニアリングを担当した大礒 琢磨氏と,エンバイロメントプログラミングを担当した朝倉 淳氏。そして地形リードアーティストの竹原 学氏だ。同セッションでは同作のプレイヤーなら必ずお世話になっただろう「トーレルーフ」をテーマに,本作の開発がどのように進められたかが,3人の登壇者によって解き明かされた。 任天堂の企画制作部の大礒琢磨氏(前列左)と朝倉 淳氏(前列右),竹原
膨大なコンテンツの中で埋もれないために。ゲーム開発者のためのメディア活用ノウハウとは[CEDEC 2024] ライター:高橋祐介 ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」で,2024年8月22日に「ゲーム開発者のための、コンテンツ価値を最大化するメディア活用ノウハウ集」というセッションが行われた。このセッションには,TBSテレビ 特任執行役員 ゲーム事業責任者の蛭田健司氏が登壇し,メディアの力を活かしてどのようにプロモーションを行うか,双方にメリットのある座組の作り方や相乗効果が紹介されていた。 蛭田氏 ご存じの人もいると思うが,氏はゲーム開発者としてキャリアをスタートし,「真・三國無双 Online」ではカナダにおける現地責任者として経営にも携わる。その後,いくつもの新規事業の立ち上げや戦略アドバイザーなどを経て,現在はTBSの事業責任者として幅広い事業に取り組んでいる。
“歩くぬいぐるみ”ことウォンバットさんの「Terminus Zombie Survivors」レビュー。えーあい!Steam広場 編集部:YamaChan 今週のライター:ウォンバット 筆者近影 こんにちは,ボクの名前はウォンバット。オーストラリアで暮らす有袋類の動物だよ。自分で言うのは恥ずかしいんだけど,丸っこい体と短い足が特徴で,人から“歩くぬいぐるみ”なんて呼ばれることもあるんだ。ちなみにボクのうんちは立方体の形をしてるんだよ。ちょっと変わっていて面白いでしょう? ※この記事は,編集者のゲーム体験メモをベースにClaude(3.5)が執筆したものです。AIが執筆するゲームレビューという趣旨に基づき,編集は最低限にとどめています。 今回ボクが紹介する「Terminus Zombie Survivors」は,ゾンビアポカリプスの世界を舞台にした見下ろし型のサバイバルゲームだよ。一見すると
世界に通用する作品を作るために。「国境を超えて輝くデザイン 〜UI/UXデザイナーのためのクロスカルチャー入門〜」レポート[CEDEC 2024] 編集部:Igarashi 2024年8月23日,ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」で,NetEase Gamesの末安 愛氏によるセッション「国境を超えて輝くデザイン 〜UI/UXデザイナーのためのクロスカルチャー入門〜」が行われた。 このセッションは,グローバル市場でUI/UXデザインを展開するために必要なクロスカルチャーやコラボレーションに興味を持つデザイナー,開発者,学生,さらにマルチカルチャーチームのリーダーを対象としたものだ。NetEase Gamesで日本と海外のクリエイターがどう協力しているのか,文化や言語の壁を超えて感動を生むデザインを実現できるのかなど,多様な文化が交わるチーム内でスムーズにコミュニケーショ
大手4社の資料保存活動とは? キーマンたちが現状を報告した「ゲーム開発過去資料の保存の最前線を語ろう!」レポート[CEDEC 2024] ライター:箭本進一 ゲーム業界も歴史を重ね,過去の名作やその開発資料の保存が急務となっている。開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」の最終日となる2024年8月23日に行われたパネルディスカッション「ゲーム開発過去資料の保存の最前線を語ろう!」では,スクウェア・エニックス,タイトー,カプコン,セガといったゲーム保存に取り組むメーカーからキーマンたちが集まった。その様子をお伝えしていこう。 ●登壇者 三宅陽一郎氏(スクウェア・エニックス イノベーション技術開発ディビジョン リードAIリサーチャー) 外山雄一氏(タイトー EB開発2部 プロデューサー) 牧野泰之氏(カプコン CS制作統括 デジタルアーカイブチーム プロデューサー) 奥成洋輔氏(セガ
[インタビュー]進化するハンティングアクション「モンスターハンターワイルズ」,シームレスな狩猟体験を目指して[gamescom] 副編集長:noguchi ドイツで2024年8月21日から26日まで開催されているゲームショウ「gamescom 2024」では,「モンスターハンターワイルズ」(PC / PS5 / Xbox Series X|S)がプレイアブル出展されていた。出展されていたのは,「こちら」で紹介したハンズオンレポートとほぼ同じもの。多くの人たちが開場直後から行列を作り,新たなモンハンを楽しんでいた。 関連記事 「モンスターハンターワイルズ」メディア向けハンズオンレポート。変化に富んだフィールドで,新要素満載の狩猟を体験! 「モンスターハンターワイルズ」の国内メディア向けハンズオンイベントのレポートをお届けする。今回は「隔ての砂原」にて,纏蛙「チャタカブラ」,闢獣「ドシャグマ」
RTA in Japanはどのように生まれ,どんな影響を与えたか。RTAの現場から見たゲームコミュニティの“今と昔”[CEDEC 2024] ライター:津雲回転 ゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2024」の最終日となった2024年8月23日,「プレイヤー主導のゲームコミュニティ:RTAの現場から学ぶ」と題されたセッションが行われた。 同セッションはメーカー主導ではない,プレイヤー側から自発的に生まれてきたコミュニティがどのように活動し,どんなことを考えているかを紹介するもの。スピーカーは「RTA in Japan」をはじめとした,さまざまなRTAイベントの主催・運営を手がけている中村圭宏氏だ。RTAコミュニティを間近で見てきた,“RTAのゲンバ”を深く知る中村氏の発表を紹介しよう。 「RTA in Japan」公式サイト 「RTA」とは何か? 中村氏は,「RTAとは何か?」とい
「知る・創る・繋ぐ『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』で再構築した開発環境とサウンド制作事例」セッションレポート[CEDEC 2024] ライター:箭本進一 開発スタッフの全員がゲームのことを知り,職種に関わらずアイデアを出し合えるフラットなモノ作り。この理想を実現するために,開発環境を再構築するという英断が行われた。開発者向けカンファレンス「CEDEC2024」の最終日,2024年8月23日に「知る・創る・繋ぐ『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』で再構築した開発環境とサウンド制作事例」と題した講演が行われ,任天堂の取り組みが解説された。 ●登壇者 岡村祐一郎氏(任天堂 企画制作部 プログラミングリード) 長田潤也氏(任天堂 企画制作部 サウンドプログラミング担当) 日髙祥蔵氏(任天堂 企画制作部 ゲームツール開発担当) 左から,岡村 祐一郎氏,日髙祥蔵氏,長田
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『4Gamer.net ゲーム情報サイト オンラインゲーム、PCゲーム、パソコンゲーム、オン...』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く