中央酪農会議は17日、酪農家の85%が赤字経営で、58%が離農を検討しているとの調査結果を発表した。赤字経営の約4割は毎月の赤字額が100万円以上に上る。経営の継続に向けた対策では、高騰する飼料価格の抑制や、生乳・子牛の販売価格の上昇を訴える声が多かった。 同会議は今月2~13日に、酪農家157人にアンケートした。 過去1カ月間の経営状況を聞いたところ、133人が赤字と回答した。うち、赤字の金額が毎月100万円以上と回答した人は44%。赤字額が最高の経営では同2000万円に上る。借入金は135人があるとし、うち、累計額で1000万円以上が67%を占めた。 離農を考えることが「よくある」は25%、「たまにある」は33%で6割近くが離農を検討している。 経営継続に必要なことでは「飼料価格の抑制」(92%)が最多で、「生乳販売価格の上昇」(89%)、「子牛販売価格の上昇」(78%)、「燃料費・光