サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
CES 2025
www.aurora3373.net
Weekdayブロガーの漣です。週末はやることが多くてどうしても平日通勤時間/深夜中心の更新になりがち。毎日更新など夢のまた夢ですね。継続されている方々には頭が下がります。 さて、数日前の下記ホッテントリと、それに関連したwattoさんの記事にインスパイア (笑)されて今日も頭を整理しつつぶちまけます。 blog.goo.ne.jp www.watto.nagoya 自分は日本にいたときの立場は大学院生やいち臨床医で、こちらでも一介のポスドクなので巨視的な目線からは何も言えないのだが、lonelypenpenさん (下記リンク)が言われるように研究費のパイが小さくなったということが最大の問題だと思われる。その結果起こったこととして若い研究者の長期雇用がなくなり、常勤職をゲットしない限り5年で解雇されるようになった。wattoさんの考察に加えて何かが言えるとするならば、もちろん研究者自体の雇
…という記事をupしようと思うところが既に現実逃避なのですが。 自分は大学院生の時まではまず日本語で書いていた。論文の書き方も全く知らなかったので当然といえば当然か。教官に指導してもらったり (1歳しか違わないのだが、回り道+医学部+研修医を経た自分と、工学部から大学院を経て助教になった先生とは研究の経験値が全然違った)、いろいろなサイトを見たりして、書き方を習得していった。 英語で書き始めたのは院を出て最初の症例報告を書いたとき。症例報告は書式が決まっているし書くことも限られているので、単語だけ調べれば良かった。 その時は論文校正はここにお願いした。 英文校閲・英文校正の【KNインターナショナル】 ちゃんとした英文 (何だその上から目線)になって返ってきた。症例報告1報で1万円くらいだったので、リーズナブルだと思う。症例報告やちょっとした臨床研究ならそこで十分すぎる程じゃないかな。話が戻
日本はGWだそうですが、こっちは絶賛仕事中ですこんにちは。 週末、節句の写真を撮りにいってきましたが、子供の写真写りの悪さにガッカリ。親譲りなのでしょうがないです。写真撮影の後はお友達のBirthday partyへ。indoor playgroundで、子供達は皆楽しそうでした。アメリカーンな甘々のバターチーズケーキでした。 ・・・ 先日同僚と共著で、IF 6.5くらいの我々の分野ではかなり良い雑誌*1に投稿した論文が、Major rivisionにデータを揃えて回答したところRejectされてしまい若干落ち込んでいるところ。これも研究者の常なので、気持ちを切り替えて次に進むしかない。ボスからは追加実験の依頼が降ってきたので、来週時間を作ってやる予定。IF4くらいのところに再投稿かな。 それとは別のテーマで今論文を書いている。これは去年の秋頃からやってきた実験のデータが棚上げになった後、
大今良時さんの「聲の形」第1巻が刊行されてから3年以上経ち、ようやく読むことができた。耳の聞こえない転校生・硝子とイジメっ子の将也の物語。いち聴覚障害者としての読書感想文を綴りたい。 全巻セットがKindleでも買える。この広告より下はネタバレ含みます。 聲の形 コミック 全7巻完結セット (週刊少年マガジンKC) 作者: 大今良時 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2014/12/17 メディア: コミック この商品を含むブログ (10件) を見る スポンサーリンク twitterの難聴者界隈でもトラウマをグリグリ抉られるとの話題作で、逆にいえば難聴者が受けてきた諸々の体験を丁寧に描いたものだ。 主人公はツンツン頭の少年、石田将也。頭の中カラッポな感じのいわゆる悪ガキであるが、彼が耳の聞こえない転校生の西宮硝子 (しょうこ)をイジメるところから始まる。 小学生男子にとって1日はアラフ
タイトル通り、古いMacを延命した。 大学院に入った時、研究室は完全Macの環境だった。そういうラボは多い。 それまではWindows、もといVAIOユーザーだった自分も、林檎の森の中に足を踏み入れることになるのだが、その嚆矢がこのMacBookPro 15" (2008)だった。シルバーと黒をベースにするデザインに変わった最初のモデルで、Mac OS 10.5 Leopardが入っていた。 主なスペックは Core 2 Duo 2.53GHz 4GB メモリ 320GB HDD (5400rpm) GeForce 9600M 512MB Core2Duoとか聞くと既に隔世の感があるのだが、このマシンに色々手を入れて延命してきた。 CPUは交換しようがないが、メモリを8GBに、HDDを500GB/7200rpmに増設。4年ほど主力機として活躍してもらった。その間にはバッテリーの膨張事件もあ
増田 (anonymous diaryの略)で、こんな記事が。 そして、それに応えるid:fujipon先生やid:p_shirokuma先生の熱いメッセージも読ませて頂いた。 fujipon.hatenablog.com p-shirokuma.hatenadiary.com いろんな想いを抱えて医学部6年間を過ごし社会に出て行く医学生時代とその前後を思い出し、自分の経験からも何か伝えられないかと思って筆を執る昼休み。ボスとのミーティングが終わって気が緩んでいるのか。正確にはもう昼休みは終わっているが、そこは研究職の強みだ。 医学部医学科は1学年100人前後。同級生100人もいれば色々な人がいるので、成績が良くて医学部に入った人、親の跡を継ぐために仕方なく来た人などもちらほらいた。 自分はといえば医師は親族のどこを見渡しても1人もいない家系だったが、成績が良かったためか父から医師になれと
ご無沙汰しています。 留学中のデータを基にした最後の論文執筆にかかりきりで、ブログを書く心と時間の余裕が持てませんでした。 ボスとやりとりしていますが、あちらは今Easterの休暇なので、メールが返ってくるつかの間こちらも自由を満喫することができますw さて。 今日は補聴器の話。以前ブログでも取り上げたし、難聴者が題材の漫画のレビューも最近したところ。 (ブコメに質問があったので以下数行で本記事のまとめを追記します。) 補聴器は数年 (メーカー推奨は5年)に一度買い換える必要がある*1 健康保険はきかない (眼鏡やコンタクトレンズと同じ扱い) 身障者手帳を持っていれば、もしくは自治体・年齢によっては中等度難聴でも、補聴器購入には一定の補助がでる。しかしその金額は微々たるもので、最低ランクの補聴器を1個買えるだけの額しか出ない。 www.aurora3373.net www.aurora33
全日空系のLCC、バニラエア社の車椅子での利用を巡るトラブルがニュースになっている。社会的にはいち健常者であり*1、身体的にはいち障害者の立場から思うことをメモしておきたい。 togetter.com 木島さんという活動家然とした方が、おそらく体勢的に不可能だと知っていながら搭乗を強行して、会社の対応のまずさを広く知らしめるという事件である。これについては様々な意見があるようだが、肝要なことは、障害者というのは免罪符にはならないということである。 もちろん、健常者と比べるとハンディを背負っているわけであるし、社会生活を送る上で一定のサポートは受けられるべきだ。それは障害者の正当な権利である。ただしそれは、社会の一員としての責務を果たすという前提があってこそではないか。 その障害の程度に応じて、他者に不必要な迷惑をかけず、社会全体としての幸福の総量が最大化されるように振る舞うように努力はする
2016年5月27日、アメリカ合衆国のBarack Obama大統領が現職として初めて広島を訪問。原爆慰霊碑に献花をささげた。 献花後に、原爆慰霊碑の前で向き合うオバマ大統領と安倍首相 #オバマ大統領広島訪問https://t.co/aAIvZ2WsYl pic.twitter.com/KcTiCJANRk— ハフィントンポスト日本版 (@HuffPostJapan) 2016年5月27日 www.huffingtonpost.jp 英文全文書き起こしはTime誌にあった。 time.com 1945年からじつに71年が経った。当時を語れる被爆者も年々少なくなっている。 長崎県で生まれ育った自分にとっては原爆の日といえば8月9日。小学校のときの社会科見学で原爆資料館と浦上天主堂を訪れたのも記憶に残っている。県外に引っ越してまた戻ってきた時にも、原爆の爪痕を訪ねて歩いた。天主堂も片足鳥居も
先週金曜くらいから、話し声がいつにも増して聞き取りづらいなと感じていた。 8年目に入った補聴器の経年劣化かと思ったが裸耳でも同様だったので、今日外来と手術の合間に聴力検査をしてみた。 元々低音域だけ残った高度感音難聴*1なのだが、右の低音が少し下がっていた。 十代の頃は60dBくらいだったので、20年で約10dBの悪化。まぁ年齢相応かと思っていた。この数日間での低下幅は、平均聴力の計算式にはあまり関係ないが、残存する低音の聴力をフル活用している自分にとって実際のきこえ方には大きな変化がある。 正直、恐ろしい。 曲がりなりにも社会人として普通に仕事ができているのは矯正聴力が辛うじて人並み (実際は少し下回るが)だからで、まだまだ補聴器で対応できるうちは良いが、今後この難聴が進行すれば今みたいな働き方は難しくなるかもしれない*2。 何より困るのが手術室、会議、そして飲み会など、ノイズのある場面
さてさて。 急性期病院勤務医として、やや周回遅れではあるけれどもTwitterを中心に紛糾している無給医問題について触れてみる。 弁護士のあらきん先生がこの問題に取り組んで下さっています。 無給医問題について私が書けること全てを書きました👩🏻💻 気づいたら7000字のボリュームに。お時間あるときに読んで頂けたら嬉しいです✨ https://t.co/qzivszvUrF— あらきん⚖️弁護士 👩🏻💻7/20メディBARコラボ勉強会(固定ツイ参照) (@arakin_1019) 2019年7月2日 医療は国が価格を設定しているので、病院の財源は無尽蔵ではない。 全ての医療行為には「保険点数」というのが設定してあり、例えば耳鼻咽喉科外来での耳処置 (耳垢除去、軟膏塗布、洗浄など)は25点だ*1。 1点=10円なので、耳処置は250円。多くの患者はその3割である75円を会計時に
1年前の記事で、2017年の目標を書いた。帰国してまだ4ヶ月だった当時とは色々なことが大きく変わった。 www.aurora3373.net 当時目標として掲げた、論文を通すこと、外科医として成長すること、そしてJALグローバルクラブの会員になること。そのほとんどは達成できた。 論文は、ひとつが2月にpublishされ、もうひとつは先日minor revisionが帰ってきた。あとは微調整だけでpublishされるだろう。と同時に、留学中のラボでやった実験で書けることはほぼ書いてしまったので、これからが研究者としての自分の、本当の旅立ちになる。 外科医としてメスを持つ以上はそちらが最優先なので、自分で手を動かす実験はもうあまりできそうにない。これまでの経験を活かし、大学院に行っている後輩たちと協力しつつ推進していければと思っている。コレスポもしくはラストオーサーとしての論文を書ければ上々だ
Twitterで某大学医学部准教授の先生 (医師ではない"純粋な"研究者)*1が、id:tsunaponさんとのやりとりの中で極めて重要なことを指摘されていた。この話は0を1にするタイプの天才とそれ以外についての話。 ブックマークしておきたいので、とりあえず貼る。 @tsunapon_ ただ、世の中には天才(?)というのもいて、最初から知ってるというか、なんというか・・・努力じゃないだろ、天分だろという感覚でものを考える人もいます。教授も誰も気が付かないことをすぐ指摘するんです。で、そういう人もほどほどに勉強している。・・勝てないですねえ。— pkm (@tkmpkm1) 2016年6月12日 @akihiro_hino @tsunapon_ たまたまだと思っていた人が、何度も発見したり成果を出していくのを見て、震えが来るんです。そして、本当にやばい人とは何かを少し知ることができたりしまし
ねんがんの iPhoneSEを てにいれたぞ! Apple Store店頭で、6sとSEで10分くらい迷って、SEに決定。モデルナンバーは想定通りA1723で日本仕様と同じ、技適マーク有。北米でも欧州でもアジアでも日本でも使える最強モデルだ。 右がSE、左が5s. エッジの処理は5sのほうが高級感あり。それ以外はほとんど同じで見分けがつかない。新しモノをゲットした感慨は少し薄い。しかし動作は5sよりずっと軽くスムーズ。CPUが2世代違うので当然か。 今回入手できたのはスペースグレイのみだったので、自分の5sからSIMとデータを全てSEに移動。カツカツの容量だったのが一気に27GBフリー。これで消したアプリ10GBくらいを入れられる。そうすると残りは15GBちょっとで、写真を撮りまくっていたらすぐに一杯になる。バックアップを取りつつ節約して使っていこう。Apple Careはつけなかったので
おなじみ発声練習さんからネタを頂きました。通勤中に下書きして昼休みに体裁整えて更新する、いつもの流れ。 next49.hatenadiary.jp ブクマにも書いたけれど、こちらはスギ花粉の存在を感じることがなく非常に快適*1。日本に帰るのが憂鬱な理由のひとつでもある。 今頃がちょうどスギ花粉のピークだろうから、需要があるかどうかわからないが自分用復習も兼ねて解説じみたことを試みる。使わない知識はどんどん忘れていくので、ブログで時々臨床ネタを放出するのはリハビリになっている。 花粉症による経済損失は馬鹿にならない。患者数の多さのため全疾患でトップクラス。GDPも数千億円押し下げているらしい。 http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/rashinban/pdf/et04_140.pdf 花粉症のメカニズム 原因は花粉です。…と言ってしまうと身も蓋もないので
おまきざる (id:browncapuchin)さんが言及されていた新卒フリーランスの人の生き方についての感想など。 browncapuchin.hatenablog.com 話題になっているフリーランスの人のブログはこちら。 www.jimpei.net 自分だけの秘密基地を持つという男のロマン 家ごと移動して、場所に縛られない生き方をしたい 早稲田大学卒23歳のプロブロガー、キャンピングカーでの車上生活をスタート - やぎろぐ というのが動機のよう。若いって素晴らしいなと思うと同時に、自由とは、責任とは何だろうかと考えさせられたので、アラフォーの戯れ言を書き綴ることにする。 自由を手に入れたい、というのは、フリーランスの人だけでなく「不自由」を感じている誰もが思うことだろう。では、自由とは、責任とは何だろうか。当然生きていくには食べていかなければならないし、そのためには稼がなければなら
ダウンタウンにある本学のイメージングラボに実験にきています。でかい画像をzスタックかけて撮ると10分くらいかかるので、その間に更新という初の試みをやってみる。 なんも見えねぇ… ちゃんとしたディスプレイだと見えた。赤い光は励起光のレーザー というのも、うちの研究所にはコレがないから。ライカの共焦点顕微鏡 SP5。研究所にはナイコン (Nikon)のなんかゴツいのがあるけどソフトウェアの使用感が雲泥の差で、デジイチはNikon派の自分だが浮気させて頂く。 というわけで、論文用の写真は専らライカの顕微鏡で撮っている。このブログのヘッダ画像もこれで撮ったやつ。 大学院のときのボスがライカ狂で、自前のフィルムカメラからラボの顕微鏡一式まで全部ライカだったから、操作に慣れているというだけの話かもしれないが、ユーザーインターフェイスって大事ですよね。そんな感じで実験中。 もうちょっと時期が遅ければキャ
聲の形、か… topisyu.hatenablog.com 聲の形という漫画の存在は、Twitterの難聴クラスタの間で話題だったので知っていたが未読である。クラスタのほとんどが難聴が原因でいじめに遭った記憶があり、リアルすぎてトラウマが蘇るというレビューが多かったのを覚えている。日本の学校では人と違う特徴を持った子ってかなり高確率でいじめられている気がする*1。 幼少期より難聴のあった自分も例外ではなかったが、クラスメイトに勉強を教えられる程度には成績が良かったのと、ドラゴンクエストIVの攻略法について番長 (そういう土地柄の中学で育った)の相談に乗るくらいには関係が良好だったことなどで変に一目置かれていたのもあっただろうし、転校も経験せず友達に恵まれてきたので、自分の場合はこの主人公とは違っていた。未読なので何とも言えないが、トピシュさんのレビュー (暖かく秀逸!)をみるかぎり、自分の
3月のある日、祖母が他界した。 もうずっと前から嚥下性肺炎で、経口摂取が困難な状態だった。点滴で生き長らえながらも意識はあり、少し認知症は進んでいたが会いに行くと喜んでくれた。 自分は祖母にとっての初孫であり、娘ふたりだった祖母にとっても初めての「男の子」だった。時代柄、それはそれは可愛がって育てられた。母は50代で亡くなるまでも病がちで、とくに自分が子供の頃はずっと入院していたので、祖母が母代わりとなって育ててくれた (そういうわけで、うちの父はマスオさんである)。今写真を見返すと自分と祖母は全然似てないんだけど、ちょっとマズいな、と思ったときに笑って誤魔化すところとかは似ていると言えなくもない。 人生の4割くらいを一緒に過ごした。あまり怒られた記憶がないが、それは自分が良い子だったわけではなく、ただ甘やかしてくれていただけだ。ちょっと濃すぎる味噌汁、毎日同じ弁当のメニュー、最高に美味し
こちらに来て1年半、今更Costcoの会員になった。 日本ではコストコというが、こちらではコスコと読む。コスコは日本では既に商標登録されていて、仕方なく本来読まないtを読んでいるらしい。iPhoneはアイフォンじゃなくてアイフォーン、なのと同じだ*1。 で、Costcoのパン。自分のお気に入りはディナーロール。 36個くらい入って5ドル前後。普通に保存しているとすぐ傷むので6個ずつジップロックに入れて冷凍し、食べる前日に冷蔵庫にいれて解凍している。半分にスライスして、トースターで焼いてもいいし、チーズやハム、レタスを挟んでもいい。なんか変な白い粉が入っているのではないかと錯覚するくらいハマってしまって、一時期こればっかり食べてた。アメリカーン。 コスコはVISAが使えない謎仕様。日本だとアメックスしか使えないってのは本当でしょうか?こっちはマスターカードが使えるので助かったけれども。 もし
前回記事と話が若干前後するが、2年間の研究留学を終えて帰国した。 研究 成果としては筆頭著者 (の1人)として論文1報 (PLoS One), 共著者 (3rd author)として論文1報 (Sci. Rep.)をPublish. IF的には10くらい増えた感じ。あと2つ書く予定で、うち1つは執筆の最終段階に入っていて、もう1つは年内に投稿予定。 正直、時間は全然足りなかった。せめてあと1年、いや半年でもあれば、未出版の2つをもっといいデータで形にできたかもしれない。最初の2報は実験技術として元々自分が持っていたものを、ラボで既に走っていたテーマに加えたものなので、そこまで時間を要しなかったが、こちらにきて新たに習得した技術で一定のものを形にするには、技術をモノにしてから2年は欲しかった。 最後の2週間は、最初からそうしておけば良かったのではないか、と思うくらい実験に没頭した。本来ならも
突然ですが、宇宙飛行士を目指そうと思います。 ・・・というのは嘘で、難聴持ちの自分にはそもそも応募資格がないのだが、小さい頃からずっと宇宙への憧れがあった。友人が「宇宙兄弟」を自炊したものを持ってて、少し借りて読んだら止まらなくなって、Amazonのポイントで残り数冊買って27巻まで一気読みしてしまった。kindle最高。 宇宙兄弟(1) (モーニングコミックス) 作者: 小山宙哉 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2012/09/28 メディア: Kindle版 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る 時代は2025年。小さい頃から兄弟で憧れていた宇宙飛行士に、弟だけがなって兄はしがないサラリーマン。その兄が会社をクビになるところから話が始まる。いろいろ就職活動をするも不採用の連続で落ち込む兄・六太。ひそかに応援する弟・日々人。 家族が勝手に応募したJAXAの宇宙
修行 (医学とJALのダブルネーム)の帰り道は、飛行機の1時間前に新宿駅で山手線に乗るというギリギリの旅程だった。 www.aurora3373.net のつづきになります。今日は写真多め。 いくつかの旅ブログで、HNDーFUK間の特等席は1Aだと見聞きしていたので、2か月前から予約していた。ついでに未体験領域であるダイヤモンド・プレミアラウンジに行くのもちょっと楽しみにしていたのだが、 ダイヤモンド・プレミアラウンジ(羽田空港国内線ラウンジ) −JAL国内線 品川で京急エアポート快特に乗り換え、空港に着いた時には既に搭乗が始まっていた。JALカードで予約してあるのでtouch and goで行けるとはいえ、チェックイン時間終了10分前だったので本当に焦った。思わず京急の車内で、1便遅い飛行機の空席を確認したほど。 なので (80,000FOPなど貯めようもない一般庶民にはファーストクラス
毎日実験の写真データが数十枚単位で増えていて、2年半前に480GBに換装したMacBook AirのSSDの空き容量が残り110MBまで減ってしまった。このままではデータ整理もできないので、他のこと全てそっちのけでお掃除。 お掃除中に出てきた縁起の良い写真。これもNikonD40かな このMacの中で一番容量がデカいのは写真フォルダ、特にApertureのライブラリなので、このソフトを使って重複ファイルを消していった。10GBくらいあった。さらに外付けSSD (元々入ってた換装前のやつ)に、当面必要のない写真を10GBくらい移した。 www.danshihack.com 作業が終わったらOnyxでキャッシュとかログファイルとかをお掃除。全部ソフトがやってくれるので楽ちん。 ONYXでMac OS 10.9をメンテナンス! | ダーフク.com OS 10.9なので ↑ と同じversion
今日は前回の続きで、どうやったら自分の能力を100%引き出せるのかという脳内のグダグダを書き連ねる、独り言のような記事。 aurora3373.hatenablog.com 火事場の馬鹿力というけれども、試験前日とか、今でいえばプログレスレポート当番の日の午前中とか、極限の集中力ですさまじく仕事がはかどる瞬間がある。逆に、それ以外の時間帯は比較的ボーッとしていることが多いことに今更ながら*1気付いた。こんな感じかな。スイッチが入らないと平常時のパフォーマンスが低い。 仕事量=瞬間の回転数の時間積分だとしたら、どうやってピーク時以外のレベルを上げていくかがポイントになると思った。ピークの高さは能力なので簡単には変えられない。「ボーっとしている」通常時の回転数は上げられるはずだが、自分にはその方法がわからない。 睡眠を削って得られるのは精神的不安と頭の回転の遅さだけだ。東大合格者のほとんどは8
id:browncapuchin さんの野菜350g記事 browncapuchin.hatenablog.com で言及頂いたので。 ミネラル (ナトリウム、カリウム、鉄、カルシウムなど)やビタミンを豊富に含む種々の野菜を1日に350g食べることは健康の秘訣である。これらの栄養素は、身体を構成する部品となったり、生命活動に必要な酵素反応の触媒として働いたりして、生物が生きていくのを助けている。カリウムとカルシウムは筋肉の収縮、神経の活動に必須の元素で、これらの異常はいわゆる心臓麻痺に繋がったりする。鉄は酸素を運ぶのに必須だし、亜鉛は味覚などの化学受容体の構成因子だ*1。ちなみに筆者の専門である聴覚は、耳の中にあるカリウムイオン濃度の異なる2種類の液の濃度勾配を利用した電気刺激である。 350gの根拠は上記記事に譲るが、それにしても350gとはかなりの量である。もちろんこれらの元素が野菜に
医師登録制度「ANA Doctor on board」を開始します|プレスリリース|ANAグループ企業情報 日本航空に引き続き全日空も医師登録制度を始める。機内での傷病者発生時にドクターコールをしてから医師が手を挙げるまでのタイムラグをなくすのが狙いだとか。 JALについては以前書いた。 aurora3373.hatenablog.com 多くの医師がそうであるように、自分も目の前で急病人が出れば、おそらく自動的に身体が動くだろう。 しかし医師も万能ではない。難関の試験をパスして医師免許を取得しているが、多岐にわたり細分化された専門分野のすべてを修めることなど最早不可能な時代で、自分の専門分野だけで手一杯であるのも事実だ。 救命救急の専門医ならともかく、普通の医師が機内の急病に手を挙げるには相当の勇気が必要だ。特に自分など首から上が専門の人間にとっては。。 診断がつかなかったら?治療ができ
年末の忘年会シリーズで、久しぶりに職場関係の人たちに多く会って、表題のようなことを考えた。 留学中は職場 (またの名を医局ともいう*1 )の人と接する機会も少なく、いろんなしがらみを綺麗サッパリ忘れて過ごしたのだが、やはり帰ってきて今後の自分たちの将来を考えると色々思うところがあるものだ。 市内某所のとある会員制のお店で、大先輩にご馳走になった。 集まったメンバーは、60歳くらいの大先輩と、自分含む同期5人。この同期は5人中3人が海外研究留学、2人が国内臨床留学をしていて、今では自分以外は中間管理職兼実働部隊として重要な仕事をしている*2。その優秀な同期達を見て、また職場の先輩や後輩など数十人の、立ち位置とキャラと人望を観て、人生の曲がり角において考えることがあった。 大先輩は、月並みな表現になってしまうが多様な角度から物事をみることの大切さを再認識させて下さった。今の立ち位置からでは決し
科学的根拠に基づかない「反ワクチン」論が大勢を占め、70%の接種率が1%以下まで低下してしまったヒトパピローマウイルス (HPV)ワクチン。 子宮頸癌ウイルスとして知られるHPVだが、100以上のサブタイプがあり、特に悪性度が高いものが16型と18型。この2つで子宮頸癌の原因の多くを占める。 一部でニュースとして取り上げられているが、医師・ジャーナリストの村中さんが、「HPVワクチンによる有害事象」に対する啓蒙活動に対して科学雑誌の権威であるNature誌からマドックス賞を授けられた。 『ネイチャー』が世界100人以上の候補者の中から私を選んでくれました。そのお陰もあってやっと本が出ます。『10万個の子宮──あの激しいけいれんは本当に子宮頸がんワクチンの副反応なのか』(平凡社、予価税別1700円、2018年2月... https://t.co/yPLbojhyNp— 村中璃子 RIKO M
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『Beyond the Silence』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く