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ノーベル賞
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今回・次回と、社内評価について取り上げたいと思います。 かつては評価=出世だった なぜ評価が大事なのでしょうか? 伝統的な日本的経営での人事の仕組みをここでは仮に日本的人事とよびましょう。その特徴はたとえば以下のようなものです。 長期雇用&強い解雇規制 長期雇用とひきかえに会社側が人事権を握る 従業員は職種選択も勤務地もすべて会社の命令に従う (ほかにもあります) ここでは従業員の「こんな職種・仕事に就きたい」「ここで働きたい」といった主体的な希望は頻繁に無視されます。 すると私たち従業員に与えられた社内のキャリア形成の選択肢は2択しかありません。 1 仕事をがんばって出世する 2 仕事をがんばらず出世をあきらめる そして評価とはこの選択肢1をとる際に必要なものであっで、2の人には不要でした。 ところがこの状況が変わってきています。評価を高めることは、出世を望まない人にとっても大事になって
今回は前回からのつづきで、外資への転職で特にカルチャーとかの面でつまづくポイントを解説します。 前回記事はこちら↓ www.career-yoshinashi.com 働きやすい環境だったはずが ちょっと話をわかりやすくするために、私が一番慣れてる米系外資を例にとってみます。 ある人が米系外資に入ります。そしてウェブ会議や出張などでアメリカ人上司にレポートしたり、一緒に働く機会が増えてきます。 すると彼らの感じのよさ、ファーストネームで呼び合う習慣、オープンな意見交換を好む姿勢などに感銘を受けるわけです。 それで、 「外資って働きやすいなー」 なんて思います。 それでその調子で思ったこと感じたことをどんどん言っていくわけですが、そのうちに気がついたら上司が怒ってしまっている。あるいは「ビジネスの足を引っ張るやつ」みたいな評価がつけられてしまっている。 ・・・というのが私が外資の世界に入って
さて久しぶりに現在の転職マーケットの状況を見てみましょう。 企業のサイズ感や、たとえば同じ製造業の中でもさらに細かくわけた業種ごとの明暗が分かれている状況です。 そのためざっくりした業界ごとの求人倍率とかを見ていてもわからない面がありますね。ではどんな会社が採用しているのでしょうか? 現在どういうところが積極採用をしているか? この疑問に対する回答をダイヤモンド・オンラインの記事がうまくまとめています。これによると現在の採用動向は4つに分かれます。 ①コロナ直撃により採用どころではない会社 ②今後のビジネスへの悪影響を予想して様子見の会社 ③悪影響は予想しているが、チャンスと見てあえて採用している会社 ④むしろコロナが追い風になっている会社(医療系・ネット通販など) その上で、 "そうなると現実的な転職先候補となるのは、第3分類と第4分類の会社となります。その中でもしっかり利益を積み上げて
エージェントに登録して最初のころは、 登録するエージェント数を増やせばそれに比例して応募可能求人も増える気がするものです。 これは半分正しくて半分正しくありません。 実際のところは多くのエージェントが同じ求人を保有しています。 たとえば下図の状況を考えてみましょう。 (また殴り書きすみません) ここでは全体で12の求人(=●)があります。 エージェントAに登録するとそのうち7件に出会えるのでカバー率が約58%です。 そこでエージェントBにも登録すると新しく2件増えてカバー率75%(17%増)、 Cにも登録しても求人は1件増えるだけでカバー率が約83%(8%増)になります。 こんなふうに、 たしかにエージェント登録数を増やすと世の中の求人のカバー率(カバレッジ)は向上するが、伸びは次第にゆるやかになっていくわけです。 転職活動のやめ時の判断 このことを事前に知っておくことがなぜ大事か。 それ
この仕事をしていてよく頂くご相談が、 「会社を辞めたいのだけど、今辞めると短期離職になってしまう。辞めることについてどう思いますか?」 というものです。前から書いているようにこれはケースバイケースなのですが、やはり典型的な「辞めるべきケース」「残って様子を見てもよさそうなケース」があります。 今日はこれを解説したいと思います。 特集:「会社をやめる」を考えよう①短期離職はどのくらいまで許容されるのか?【人事の本音】 ②短期離職・短期転職を繰り返した人が転職を成功させるには ③たとえ短期でも辞めた方が良いケース、残った方がいいケース ④転職活動で退職すべきか留まるべきかの判断の仕方 辞めるべきケース ではまず、早々に辞めるべきケースから見ていきましょう。 倫理的な問題・コンプライアンス面での問題がある場合 まず今の職場にコンプライアンス的な問題がある場合や、自分の倫理観と明らかにそぐわないこ
人材市場価値(マーケットバリュー)を高めるための戦略、第5回です。これまでの記事はこちら。 特集:市場価値を高める戦略 第1回:競争力のあるキャリアを作るのは難しくない、学ぶことさえ止めなければ 第2回:市場価値を高めるための、本当に有効な2つのパターン 第3回:特化と拡張の最適化:市場価値を高めるための、最大多数の最適戦略 第4回:転職市場で選ばれる人材になるための、2つの正しい戦略とは これまでの内容をまとめると、市場価値の向上を考える際には、 高年収をもたらす市場価値と安定をもたらす市場価値は別物 専門領域に特化したスキルをつける方向性は高年収を、専門領域を拡張する方向性は安定をもたらす この両者を最適化することが大事 という話をこれまでしてきました。前回は特に専門領域に特化したスキルをつける上でのポイントを解説しました。 www.career-yoshinashi.com 今回は専
口コミ・企業評価サイトはどの程度信頼すべきでしょうか? こうしたサイトで低評価がついている企業への転職は控えた方がいいのでしょうか? Open workをはじめとした企業を評価したりクチコミを書き込むサイト(以下クチコミサイト)がメジャーな存在になりました。 これはこれまで存在していた求職者と企業のあいだの情報の非対称性をある程度解消したという意味で画期的でした。 一昔前は応募する側は履歴書を書いて職歴書を書いて面接で根掘り葉掘り質問されてようやくオファーを得られたのに対して、だいたい応募者が得られる情報は企業のHPに書いてあることと面接の最後にオマケみたいにくっついてるQ&Aの時間で聞ける内容に限られました。 それがエージェントのビジネスが拡大したことで応募する側はもう少し企業の内情に近い情報を得られることができるようになりました。 ただしエージェントは基本的に入社してもらってナンボなの
バックグラウンドチェックとは、採用時に行われる経歴経歴調査です。今日はこれについて概要を解説します。 バックグラウンドチェックの基本 バックグラウンドチェックは専門的な調査スキルを要することと調査の客観性を担保するために基本的には調査会社に委託する形で実施されます。 これはどの調査会社に聞いても同じですが、業種ごとの割合は金融が一番多くて約1/3。続いてコンサル・IT・小売などが続きます。ほぼまんべんなくいろんな会社でやられていると考えてください。 また財閥系の大手や外資系企業でよく実施されます。後者が多いのはアメリカ等では非常に一般的だからです。 一回の調査費用として3万~15万程度かかるので、一般的には上級ポジション・管理職で行わることが多いのですが、特に金融機関など信用が重視される業種を中心に内定を出そうとする対象者全員に実施されることもあります。 どれくらい厳しく調査されるのか?
ANAが新卒採用の一時中断を発表しました。 ANAホールディングス(HD)は8日、グループの2021年度入社向けの採用活動を一時中断すると発表した。6月以降の面接などをいったん延期する。21年度は3200人程度を募集していた。航空需要は新型コロナウイルスの感染拡大で急減している。流行の収束時期が見通しにくく、新卒採用を含めた事業計画が策定できなくなっていた。 既に書類選考などを始めており、応募者には活動中断の連絡を行っている。活動の再開時期は未定とするものの、採用の凍結や内定の取り消しはしない方針だ。 新型コロナ:ANAグループ、21年度入社の採用活動を一時中断 (写真=共同) :日本経済新聞 先月末発表の3月末時点でのバランスシートを見ると現金が1094億くらい、昨年12月時点の1268億から170億円以上も減らしてしまいました。4〜6月期は数百億の赤字が出るでしょうしこれはかなり苦しい
市場価値を高めるための戦略特集、第4回です。今回は自分の専門性を磨き、転職市場で選ばれる人材になるための、状況に応じた2つの戦略を解説したいと思います。 前回は市場価値を高めるための基本的な指針として 【専門領域に特化する方向性】と 【専門領域を拡張していく方向性】、 この2つを最適化しましょう という話をしました。 今回は前者、特化をどうやってしていけばいいか?を詳しく見ていきます。 他の回はこちらから:市場価値を高める戦略 第1回:競争力のあるキャリアを作るのは難しくない、学ぶことさえ止めなければ 第2回:市場価値を高めるための、本当に有効な2つのパターン 第3回:特化と拡張の最適化:市場価値を高めるための、最大多数の最適戦略 第5回:プロが教える、絶対食いっぱぐれないキャリアの作り方とは 市場価値には分かりやすさが必要というはなし さて人材市場価値(マーケットバリュー)は社外の雇用市
パソナキャリアはパソナグループの人材紹介部門およびそのブランド名です。 2010年前後まで大変な勢いで伸びていました。2010年代後半以降はそこまで景気の良い話を聞かないですがひきつづき大手の一角といって間違いないでしょう。企業担当と求職者担当(キャリアアドバイザーとかキャリアコンサルタントとかいいます)があわせて400名以上ということで、この業界ではかなり大規模です。 【目次】 特徴 パソナキャリアに登録すると良いケース 並行して登録すると良いエージェント 持っている案件の特徴 おまけ 特徴 基本的にはリクルートエージェントやDODA(パーソルキャリア)などと同じくくりで、あらゆる業界・職種をカバーしている総合型エージェントということができます。 またこれもリクルートなどと同じですが、企業担当と求職者担当を分ける分業制を敷いています。 パソナキャリアに登録すると良いケース 上述のとおりパ
JACリクルートメントは良く知ってる会社の一つです。 一応人材紹介の大手3社の一角ということになってますが、リクルートエージェントやDODA(パーソルキャリア)とは明らかにターゲットが違うかんじです。 ここのコンサルタントもやはりロバート・ウォルターズなんかと競合することが多いと話してました。言い方を変えると、JACと異なるマーケットの求人をカバーしたいならロバート・ウォルターズやヘイズといった会社に登録してもダメで、リクルートエージェントなんかに登録した方がいいということです。 持ってる求人の特徴 基本的には30代以上の高年収帯の求人がメインです。 昔は若手求人の取り扱いもありましたが、リーマン後にターゲットをせばめているようです。チームにもよるようですが、基本的には低年収帯の求人は注力できないルールになっているようです。またここは日系ですがロンドン発祥のエージェントなのでバイリンガル系
ということで前回の続きです。前回記事はこちら↓ www.career-yoshinashi.com 前回のおさらいですが、世の業種は 労働集約度の高い・低い 現時点での労働生産性の高い・低い という2軸で分類することができます。 そして高年収を狙うためには【まずは上半分、労働生産性の高い業界に入ることを目指す】【それが無理なら③労働集約度の低い業界に入り、その会社の成長によって上半分にスライドしていくことを狙う】ことが大事だと書きました。 今回はこの各カテゴリーの特徴、どういう会社が含まれるか、さらにそのカテゴリーごとに高年収を狙っていくための就職・転職時の確認ポイントを解説していきます。 まずは早速ですが各カテゴリーの代表的な業種としてはこんな感じです。 ①【労働生産性高・労働集約度低】大手のソフトウェア・インターネット・製薬・投資銀行など。いわゆるレントの高い業界はここで、一番高年収が
年収が高い業界をどう見極めればいいのか?就活や第二新卒・バックオフィスの転職など、業界選びの選択肢がたくさんある時、何を基準に選んだらいいのか?出世に興味ない人はベンチャーに行った方が良いって本当?今日はこういった疑問に答えます。 【目次】 はじめに−高年収につながる業界とは まずは労働生産性の高い業界に潜り込もう それがダメならあとから生産性高いゾーンに移る あえて労働集約型の業界でいく場合には 出世に興味がないスローキャリア派なら、むしろベンチャーにいくべき? はじめに−高年収につながる業界とは 下記のエントリーでお話ししたように、私は基本的に若い人でやりたいことが分からないなら、とりあえず高年収を狙いにいくことをお勧めしています。 すくなくとも生活に困らない年収を確保して、他の要素はあとから満たせないかを考える方が簡単だからです。 今回はそこから一歩進んで、就活とかである程度はたらく
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